🌸つむつむブログ全体の目次パート2です🌸https://ameblo.jp/5717-8507/entry-12800733550.html


🌸目次パート1にも、上のリンクから飛べます🌸

・*・:≡( ε:))))))))ばびゅーん✨️


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

🦷ある日突然死ぬかと思った🦷

🦷前話🦷https://ameblo.jp/5717-8507/entry-12853795252.html

🦷「第23話」🦷

🦷乳がんの手術と25回の放射線治療🦷


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

🦷ある日突然死ぬかと思った🦷

🦷第1話🦷https://ameblo.jp/5717-8507/entry-12834425886.html

🦷歯科検診🦷


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

 

 ●心身弱いとねぇ つむつむ🦷

「第24話(最終話)」 

● ある日突然死ぬかと思った🦷

  「や、やっぱり間に合わなかった...orz 」



✼••┈┈┈┈••✼

 やっと乳がんの手術と、放射線科療法が終わった。

 手術と、放射線科療法の間に、2、3週間、日にちがあいた。


 「術後すぐ 放射線療法をすると、術野の皮膚まで照射する事になり。

術野の正常な回復を妨げるから、ある程度日数を開けるものなんです」

と⋯乳腺外科の主治医に説明された。


 その間も乳腺外科だけでなく、歯科口腔外科にも通っていた。


歯科では、抗菌剤の内服が、まだ続いていた。

 放射線科療法が続いてる時、

歯科口腔外科の主治医は、私にあまり何も言われなかった。 

 私も何となく、聞いたらあかんのかなぁと思い 大人しくしていた。


と言うか、主治医も私も

現状維持しか出来ないと分かっているから

「どうですか?痛みとかないかな?」

「下唇から顎にかけての痺れと 冷たさはありますが。それ以外は落ち着いてます」

と言う状態確認の会話だけ続いていた。


そんな中でも、忘れられないやり取りは⋯。


私がYouTubeで「進撃の巨人(漫画)」を読んで。

「サシャ・ブラウス(登場人物)」が「ガビ(登場人物)」に殺されたのを見て。


『主治医も進撃好きって言ってたから、これは伝えねば!!』


と思い、診察の時に

「進撃の巨人の最新話で、サシャが死にましたね」

と伝えたら。

主治医は

「見た!見た!」


ではなくて


「あ、いやぁー、その。私はコミックで読んでるかね。ネタバレはあかんよ💦

えー!!サシャ死んだん?!

重要なキャラやったのにぃ!!」

と言われた事だ。


この時私は、慌てて謝った。

謝りつつ、主治医の

素の姿を見た気がして、なんか和んだ。

同時に笑いを堪えるのに、苦労した。


なんかまぁ

「平和」

な空気感があった。


とは言え、本心は言わない様にしていた。


本心を口に出したら、私はきっと、□□病院でする「高圧酸素療法」の事を聞いてしまうと思ったからだ。



まだ、がんが分かる前、主治医が、雑誌を見せながら説明してくれた「高圧酸素療法用カプセル」の写真と話し。


私の最大の希望となり、いつも心の拠り所にしていた。

本心は早く受けに行きたかった。

同時に、こんなに時間あいてしまっても大丈夫なのかな⋯と言う不安もあった。


でも放射線治療中 同時進行で「高圧酸素療法」は受けれない事が、薄々分かっていたので、グッとこらえて その件は話さなかった。


なので

放射線科療法が終わった日、私は歯科口腔外科の主治医に

「放射線療法、無事終わりました。これで□□病院さんの治療に行けますね」 

と堰を切ったように質問した。


 すると主治医の顔が歪んだ。

 そして小さな声で 


「いや、○○さん。それなぁ、時期がな、遅すぎたんや。

今もし治療を受けても、後遺症を改善させるのは難しいと思うねん。

 けど がんのが優先順位高かったしな。

それ優先せんかったら、転移したりして、命の危険が迫る可能性高かったしな。

後遺症については、これから〇〇〇病院で定期的に診察をして、フォローしていこう思うねん。ごめんな」 

と言われた。



『や、やっぱりそぉなったか💦間に合わへんかったぁぁぁ…orz』
とほんまに凹んだ。 


心の支えの「高圧酸素療法」の未来予想図が、ばりばりに破れて、上から降って来る様に感じた。


ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!

なんで?

なんで病気が、みんな集まって発病すんねん! 

もっとばらけてくれてたら、下顎の後遺症、解消されてたかもしれんのに(泣)
と心底悔しかった。 


 その後は2週に1度 歯科口腔外科に通ったと思う。

 合間を縫って、月2度程 乳腺外科にも通った。


 そのうち、どちららも診察の間隔は開いて行ったが、継続診察はまだ続くようだった。 


  そんなある時、手術に付き添ってくれた友達が私を見て言った。 

「なんかさ。甲状腺腫れてない?」

 と。


 「へ?」 

私は何かな?と思い首を触ってみた。

そう言われたら、少し首の前⋯甲状腺が腫れてるようなぁ⋯。 


そこで私はかかりつけ医の内科の先生の所に行った。 

私を〇〇〇病院に紹介してくれた先生である。 


先生は 

「うーん、少しですが腫れてますね。まだ〇〇〇病院を紹介しますね。早く診てもらった方がいいですからね」 

と言いつつ、紹介状を書いて私に手渡してくれた。


 これを機に私は
〇〇〇病院の

 歯科口腔外科

乳腺外科 

耳鼻咽喉科

の3科に通うようになった。


やっと放射線科が無くなったのに

すぐに代打の耳鼻咽喉科が増えた。



 同じ日に予約の取れる時は、強烈に長い待ち時間を過ごし。


 連日予約の時は、「毎日通う」と言うお仕事の様な勢いになった。


 バラバラの予約の時は、その月に何回も通った。


 話戻して。
内科の先生からもらった紹介状を手に、初めて耳鼻咽喉科に行った時の事。



 まず血液検査と、確かエコー下による、針生検検索がされた。 

何と、麻酔無しだった💦 


 先生に麻酔をお願いすると 

「麻酔で刺すのと、生検で刺すのとで、計2回も、痛いですよ。

少しだから我慢してください」

 とあっさり言われた。


 そらそうやけど。

乳腺外科の針生検の時はキシロカインしてくれたのに⋯と思った。


 耳鼻咽喉科の主治医は、軽い調子で私の首に注射器を刺した。

そして、ぎゅるるるると細胞を吸い取った。


 更に続けて、もう一本。

グサッ!ぎゅるるるる!と細胞を吸い取った。 

 そして私に

「はい終わり。痛くなかったでしょ?」 

と言った。


 私は涙目で

「いえ、痛かったです💦(てか2回刺したやん😵‍💫)」

と小さな声で答えた。

 こいつとんでもない先生や‼️と思った。


痛いに決まってるやん‼️ と内心怒りつつ私は、溢れる涙と鼻を拭き、診察室に戻った。


 耳鼻咽喉科の主治医は 

「この針生検で全てがわかると言う分けてはないんです。

全体に針を刺してる訳では無いので。

刺した所が運良く 何も無い細胞と言うことも考えられます。

これから月に1度の間隔で様子を診ていきましょう」

 と言った。


 私はそれでも

 「悪性ですか?」

 と聞いてしまった。


耳鼻科の主治医は嫌な顔もせず

「今は断定出来ません。血液検査の結果からしたら、多分良性の腫瘍だと思います。

この腫瘍が4cmになったら手術が必要です」

とさくっと教えてくれた。


 私はふっと不安になって 

「今は何cmなんですか?」

 と聞くと。


すると

 「うーん、3cm〜3.5cmですかね。

もし早い期間で大きくなるなら、すぐ手術です」 

と耳鼻咽喉科の主治医は言った。


 私は
『取るならさっさと取って欲しい』
と思った。


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

 ※この「甲状腺腫瘍の手術」については。
心身弱いとねぇ つむつむ(7)から、数回にかけて書いています。
良ければこちらも どうぞ💉🫡 https://ameblo.jp/5717-8507/entry-12650010663.html


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


 さて。ずっと書いてきた

「ある日突然死ぬかと思った」

の後遺症は。

実は現在でも 医療機関のフォローを受けている。


 夏はまだましだが、冬など温度が下がると、下唇から下顎にかけて、鈍い痛みが強く出てくる。

 その度、私は
最初に抜髄した病院への、怒りが膨らむのだ。


 結局嫌になってそこには行ってない。

 ので、その病院には、私がどんな診断を受け、どんな闘病をして、今だに苦しんでる事は知らせていない。 


そこの人達が、何も知らずに変わらず過ごしてはると思うと、やはり腹が立った。


 地味だけど、ずっと続く顎の痺れと、冷感を感じる度、その気持ちが蘇った。

そして伝えられない怒りと、やるせなさがつのっていた。


 そんな想いを抱えて 約6年近く経った時。


私が携帯をいじってるとその病院が出てきた。そして「クチコミ」が書けるようになっていた。


 悩みつつ。

 本当に悩みつつ。


 自分が怒りや怨みに翻弄されない様、深呼吸しながら、私は私が体験したと思う事を書いた。


 それは私の様な目に、誰もあわない様にと思ったのと。

 病院の人達に、私の苦しさを知って欲しかったから、書いた。


 数日後その病院からいきなり電話が来た。


 私は出るのを悩んだが、逃げも隠れもしたくなくて電話に出た。

 数十分話すも、平行線だった。

 年数が経ちすぎていた。


 病院の方は
クチコミ消さないと、○○アカウントを止めることになる的な事も言われた。

 「?」
クチコミと、○○アカウントがどう関係するのか分からなかった私は、その言葉を最初はスルーした。


 中々引かない私に、病院の方は 

 「気持ちはわかりますけど。うちでは適切な治療をしてました。こうクチコミを書かれると、名誉毀損で訴える可能性もありますよ」

 とも言われた。


 が。


私も、まじに痛くて死にかけ。
その時から今までずっと、痺れや違和感等の後遺症に苦しんできてたので、そんなにすぐ引けない気持ちだった。


 また、話していて気がついたが、私の心の奥底には、謝って欲しいと言う気持ちがあった。

 謝ってもらっても、後遺症が無くなるわけではないが、怒りはおさまる様な気がしていた。


そもそも 私は、それらを知って欲しかったからクチコミを書いた。

 なので「はい、そうですか。消しますね」とすんなり言えなかった。


 逆に
名誉毀損で訴えるなら

 多くの人に知ってもらえるから 

それでもいいと、その時の私は思った。

 ので私は 

「訴えられても良いです。

その方が原因とかはっきりする。

出るとこでた方が、沢山の人に知ってもらえる」 

と答えた。 


 「いや、私は○○さんは長年通ってくれてましたし。
こうやって話して言葉が通じるので、○○アカウント停止処分とか

名誉毀損とかで訴えたくないんです。

 お話しの食い違いはあるけど。
うーん。

うち保険会社に、調べてもいましょうか。適した処置だったかどうか」

 と言われた。



そうして貰えたら真実が分かるかも。

 私はそう思った。

まさに願ってもない申し出だったから、お願いしますと答えた。


 その保険会社の方からもお電話があり。

 私は当時診察してもらった事を、細かく伝えた。


 約1ヶ月後に、結果を聞いた。

予想通り、その病院よりの回答だった。


 医療裁判も含め、医療過誤を争う時、大抵は病院よりの回答が多く示される。

 この病院限定の事ではなく、どの医療現場でもそうなる事が多いと聞いた事があった。


 医療の世界は、専門性が高くて難しいから、素人では太刀打ち出来ないのが、悔しいけど現実である。


 これが医療裁判となると、その傾向は強くなる。

 闘っても、お金と時間がかかるだけで、素人の勝訴は難しい。

 いわゆる泥沼の戦いになる。


 とわかってても、あれだけ苦しんだし。

 今も尚後遺症がある。

 さらに将来、下顎がボロボロだから入れ歯作れず、流動食の生活が待ってる⋯可能性が高い。
これだけ背負った私は、やはりクチコミ消す気にはなれなかった。 


 もしお金あったら

私は間違いなく司法の場で闘っていただろう。


 でも私はしがない庶民。司法で闘う余裕は無かった。


 保険会社の担当の方から 

「こちらのした処置は、100%ではないが、的確だった。

それでもあなたが、私達を悪いと言うなら、100%の証拠を持って来ないといけない」

 と言われた。


 病院側は100%ではないけど⋯と言う事実でOKなのに。 

私には100%確実な証拠を出せ⋯でないとダメなん? 


私は単純に
「不公平」
だと思った。


 さらに数日後、病院から私に電話が来た。

 私の勘違いも1点有った事で
「あなたの発言も曖昧でしょう」
と言われた。 


 そしてあの気になるフレーズを、病院の方は繰り返された。

 「私はあなたの○○アカウントを潰したくないんですよぉ」 

「カキコミそのままなら、○○アカウントを停止させないとねぇ」 


 前にも書いたが
何故クチコミの話しに 、「○○アカウント」の話しが出てくるのか? 

 私は最初関係性が分からず、スルーしていたけど。

 こう何回も 

「あなたの○○アカウントつぶしたくないんですよ」

 と繰りされるので⋯。

 私は段々、不安になった。


 私は 

「何故ここで、○○アカウントの話しが出てくるんですか?」

 と聞いてみた。

 すると 

「いや、あまり過激なクチコミ書いてる人は、○○アカウントが閉鎖されるんですよ。 

私は、あなたにそんな目にあってもらいたくないんですけどね。

 だからクチコミ消して欲しいんです」 

と、弾んだ声で言われた。


 私は 

「それは○○アカウントを扱う所が、数あるクチコミを見張ってると言うことですか?」

と聞いた。


 病院の方は 

「いや私が『不適切なカキコミがあります』とか。『虚偽のカキコミがあります』と○○にメールするんです。
そしたら調べてくれる。

 過激な内容だとわかると、書いた人の○○アカウントを強制停止できるんですよ」 

と言われた。


 私はさらに確かめた。

 「病院側が○○にメールして知らせるのですね。今までも気に食わないクチコミの人の○○アカウント、止めた事あるんですか?」

 と。


 すると

 「はい、何人か。話しあってもダメな時とか。

話しにならない時などは。

 ○○アカウント止まるとすごく大変なんですよね。携帯のほとんどが動かなくなる(笑) 

だからあなたには
○○アカウントを止めないとダメな事を、しないで欲しいんですよ。

 出来ればクチコミ消して欲しいんですよね。

消したら○○アカウント止まることないですしね」

 と言われた。

 私は正直「脅迫されてる」と感じ

怒りが燃え上がった。 



私は

「クチコミ消さないと、○○にメールして、あなたの○○アカウント止めるよ」と言われてると受け止めたからだ。


 その方はとても機嫌が良さそうに話し続けていた。


 私は 

『この人、今までも自分に都合の悪いクチコミを、こうやって潰してきたんだ。

○○アカウント止まるから、カキコミ消してと。

従わない人達は、本当に○○にメールしてその人の○○アカウントを消してきたんや。

そして今私にも、消さなかったら、○○アカウント止めるぞ!とさりげなく脅してるんや。てか何の為のクチコミなんやろ』

と思った。


正直、 ○○アカウントをこんな病院の為に止めたくない。 

 

でも、クチコミ消すのは⋯

私が体験した事を無かった事にされてる気がするから嫌だ⋯。 


悩んだ末、とりあえず、その方から聞いた事と、調査してくれた事等を加えた文章に変えて、クチコミを書き直した。


 そして、教えられたメールに 

『言われた事も含めたクチコミに書き換えました。不備ありますか?出来れば電話で教えて下さい』 

とメールを出した。


 すると翌日電話が来た。 

「書き直してくれて、ありがとう」

 と開口一番に言われた。


 私は

 「いえ。ところで。このお電話録音させてもらっても良いですか?じっくり判断する為に、後から繰り返し聞きたいんです」

 と言ってみた。

すぐ了承された。 

 

私は

 「先の電話で言われてた事は、間違いないですか?クチコミでトラブって、話し合いが上手くいかない場合、相手の方の○○アカウントを止められたんでしたっけ?」 

と聞いてみた。

○○アカウント停止処分の事を、もう一度詳しく知りたかったからだ。

 

その方は 

「その通りですよ。私は○○の関連会社の方と知り合いが居るんですよ。

 だからこれまでも、きつい事を書いた人には、その人と話してみて。

ダメなら○○にメールして、○○アカウント停止処分にしてました。

 これは私だけでなく他の医院の方もされてる方法ですよ。

 なので、心配ならカキコミ消すのが1番いいんですよね」

 とよどみなく話された。


 その後  約1時間程話した。 


○○アカウント停止処分については、聞く度に 

「○○アカウント停止処分されたくなければ、クチコミ消せ!」

 と言うメッセージに変換されて、私の頭に入入り続ける様になっていた。


 悪いけど、やはりこれは脅迫だ!と思った。


 電話が切れた後、私は何度も録音を聴き直した。


 そして私は、あの時もったいない事をしたと思うようにもなった。


 あの時、痛みが激しかった私を診て。 

 『うーん。少し右の歯の歯茎がぶよぶよしてるかな?内圧を下げる為、神経抜いてみよう。液は出てこない。これはガスかな?数日様子みよう。万が一、腫れが酷くなったら、緊急搬送しよう』 

 と思っていたんですと、その病院の方は言われてたからだ。


 だけど実際の説明は 

 「腫れてないよ。そんなに痛いなら(神経)抜いとく」 

「数日後来て下さいね。薬出しとくから」
と言う軽いものだった。


もしここで、私の状態を詳しく聞いてたら。

すぐに紹介状を書いてもらい、私は次の日にでも、大きな病院に行ったと思う。


そして、いち早く治療を開始され、後遺症が残らなかったかもしれない。


後遺症が出たとしても、早く「高圧酸素療法」を受けれて、後遺症を改善できたかもしれない。


嗚呼、6年前のあと時、もっと食い下がって症状の説明受ければ良かった。


更に言うと、痛みでイラついてた当時の私が、もう少し冷静だったら。

もっと私が、その病院の方を信頼してたら、痛みが出た時に、相談とかもしてただろう。


これらは全て「たられば」だから。

言ってもしょうがないけど。

電話の録音を聴き返しながら、私はそう思った。


 録音の中に

私が

「もっと説明して欲しかったです」

と食い付いてる箇所があった。


病院の方は

「いやぁ。どこまで説明するのがいいか難しいんですよ。あまり言いすぎると患者さんを不安にさせるから。 

けどあなたの場合、もっと詳しい説明をしてれば良かったですね」

 と話された。 

 そして

 「私のせいでは無いけれどね。不運な状態が重なったせいで。後遺症まで残して。⋯申し訳ないと思いますよ。確かに私の説明が少なかったから」

 と言われた。


 この言葉を私は、謝ってくれたと受け取った。 


 謝られる事はないと思っていたから、私は耳を疑ったが。 


その方は 

「数年来経った時でも、きちんと話して貰えて良かった。

私も自分を振り返る事も出来た。

これからは、こんな症例もあるんだと思って、患者さんと向き合うよ。

勿論スタッフにも話すね」 

とまで言われてた。 


 クチコミ消さないと、○○アカウント停止処分にすると言うところは引っかかっけど。


 私が願ってた 

「謝罪」

「私みたいな人を出さない」 

「説明は、こんな状態で、今後こうなる可能性がある。のでなにかあればこうしてください⋯と言うように詳しく話す」 

「スタッフ間で共有する」 

等の事は、今後 そうして行くと

その方は言われていた。 


 あのなんの痛み止めも聞かない激痛。

 あれを感じる人が出ない事。

 その為の取り組みをされると言う言葉が聞けて、本当に良かったと私は思った。


 うーん。後は。
クチコミ⋯。 


ここまで言われても。

心の炎が落ち着いても。

それでもやっぱり、クチコミを消すのが嫌だった。 


 大切な私の実体験。
苦しみ。
それらが無かったことになりそうで。

 嫌だった。


 けど○○アカウント停止処分は本当に困る。


 そこで○○に電話してみた。けど電話では対応されてないようだった。 


 私は次に弁護士事務所に電話してみた。 

 弁護士さんは 

「消さないと、あなたが損害賠償請求されるかもですよ。

あなたにとって、そこはそんなに大切な病院と違うでしょ。

クチコミ、消した方が安全ですよ」

 と言われた。

 

そうやなぁ〜。

私も、すごくすんなりそう思った。


 弁護士さんの言葉が、最後に私の肩を押してくれた様だった。 


弁護士さんは

「その病院に、どうなって欲しいって、もうないでしょ。 

そんなんかまって、あなたに良いことない。

 あなたも行かないでしょ、その病院には。

 クチコミは、消すんやったら早い方がいいよ」

 と本当に淡々と言われた。


 聞いてて私も、段々

淡々とした気持ちになった。


 電話を切った直後、私はクチコミをあっさり「削除」した。 


 なんかスッキリした。

 顎は冷たく、ヒリヒリ痺れたけど。 



 この病気の後遺症とは、死ぬまで闘っていかなあかんけど。

 けど私は、1番症状が重い時に死ななかった。

その時、 色んな病院や、そこの先生と看護師さん、またヘルパーさんや友達に助けてもらった。 


今後を考えると、本当は怖いけど。 

何かあったとしても、きっとまた色んな方々が助けてくれると、私は確信していた。


病弱な私は、そんな方々のおかげで救われて、今日まで生きてきたのだから。


 後遺症は、痛くて冷たくて嫌だけど。

なったもんは しゃーない。

私は、この後遺症と辛抱強く、闘っていこう。 


そして再発とかあれば、また懸命に治療を受け生き抜こうと 再度決意した。 


 出来れば、おばあちゃんになった時、経管栄養にだけは ならないように⋯と祈りつつ。 


最後に、助けて下さった皆様にこの言葉を伝えたい。


本当に ありがとうございました。

助けていただいた命、大切にして生きていきます🌸


【完】