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🦷前話🦷ある日突然死ぬかと思った「第12話」https://ameblo.jp/5717-8507/entry-12847026287.html

「排膿手術」🦷🦷🦷


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 ⚫︎心身弱いとねぇつむつむ 

⚫︎ある日突然死ぬかと思った。 

「第13話」洗浄と消毒&早朝の院内売店


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 少しおさらい🙇‍♀️ (飛ばしてもいいよ🙆‍♀️)


何の症状もなかった私が、当時かかりつけの歯科の定期検診を受け、その日から歯(?)歯茎(?)のどちらか分からない範囲。てか下の口全体を激痛におそわれた。検診の翌日、痛みの為その歯科を受診したが、歯科医師は「何も悪いところないですよ。腫れてないしそんなに痛いですか?なら歯の神経抜きましょうか」と言って、う歯でも無い歯の神経を抜いた。その後、午後から高熱が出た。
3月とはいえ、38℃越えは、別の病気(インフルエンザ※当時はコロナはなかった※)
の可能性もあり、私は内科受診しインフルエンザの検査を受けた。インフルエンザは陰性。しかし激痛と炎症反応(CRP)が8と高く。白血球も上がっていた為、〇〇〇病院に紹介状を書いてもらい、痛みにふらつきながら受診した。最初は異常なしと言われたが、2回目に受診した時の血液検査で、炎症反応(CRP)が30代を超えていた為、歯科口腔外科の医師(後の主治医)は
「こんなん帰されへん。緊急入院してもらう」と言った。

○○○病院では、異例の夕方入院だったと思う。

または、第3次救命救急病院だから、許された入院だったのかもしれない。
つまり私の状態が

「入院しないと死ぬかもしれない状態だった」という事だ。


病棟で、痛み止めと抗生剤(当初は)と栄養剤の点滴が、持続で開始。主治医からは「出血したら死ぬから、転けたりしないように!」と言った。
以後〇〇〇病院の診療科の中で、私の今の状態に関係ありそうな診療科を、片っ端から受診及び検査を受けた。それでも激痛の原因が分からなかった。
次第に顔が腫れ、口が開かなくなり、痛み止めの効かない痛みで、私は死ぬのかな···と思った。主治医にも言われた「死ぬぞ」と言う言葉に、私は『まだ死にたくない!ガ○スの仮面の最終回も見てないし!フラメンコの発表会も出てない!絶対死なない!その為にしなあかん事は、全力でやり抜く!』と思っていた。

色んな検査をしてもはっきりとは原因が分からず。それでも毎日受診と検査を受け続けた。
そのうち主治医は「もしかしたら、下顎両側の蜂窩織炎かもしれない。それを調べる為 骨シンチ検査をしようと思う」
と言った。確か入院して数日経っていたと思う。
「骨シンチ」の結果、私の下顎は真っ黒になっていた。そして痛みの酷さから「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と診断名が確定された。
もっと言うと「下顎両側の骨髄炎。及び下顎両側の蜂窩織炎」と言われた。
それでもまだどこから菌が入ったのかは分からなかった。
おさらい おしまい🙇‍♀️ 


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🦷本編 第13話🦷洗浄と消毒&早朝の院内売店 🦷

私は「骨シンチ」の検査は受けた事がなかった。痛いのかな···と思っていたが、全然痛くなかったので、ほっとした。
「骨シンチ」には特殊な薬液を使う。全身に薬液が回ってから、排尿を済まし、MRIで使った薬液がどの臓器(又は場所)に多く残った跡があるかを観る。
薬液が集まる所が、今炎症(又は病的変化)してる所と判断されると説明を受けた。
私の顎には、薬液が集中しており、黒1色に染まっていた。
自分のフィルムを見て、私は驚いた。
顎が進撃の巨人出てくる鎧の巨人の顎の様に見えた。そして真っ黒だった。

これだけ黒かったらそりゃ痛いわな⋯と思った。

持続点滴で定期的にしてた痛み止めの点滴も、効果がなかったのはこのせいか!と私は思った。
主治医は「この黒い所は、菌にやられてしまった事を示してる。これから抗菌剤で叩いていくが、ここまで染まると言う事は、下顎の骨全体がやられてしまってる事を示すので···。歳をとっても多分入れ歯は使えないよ。下顎がもろくなってるからね。最悪胃チューブか、胃瘻で栄養素を流し込む事になるだろう」と言われた。

私は、主治医の言葉を聞いて、正直腹が立ってきた。こんな目に合わせたかもしれない(その可能性の高い)人物の顔がふっと 頭に浮かんだからだ。

けどその事を考えるより、少しでも良くなる為に出来る事を考えようと、私は頭を無理やり切り替えた。

主治医は「安静と食事をちゃんと摂ること。そして点滴から内服薬に変わったら、薬をきちんと内服する事。そして歯磨きとうがい。特にうがいはマメにする事。あと毎日歯科検診する事。後は膿のある所の排膿手術をしようと思う。その後の処置も毎日きちんと受ける事。これらを頑張って欲しい」
と言われた。

私は手術して排膿したら
『これで症状が消えるかも』
とほっとした。
しかし、それも甘い考えだった。

手術以後、主治医が言われてた通り 私は毎日消毒を受けた。

手術の時、膿は何故か痛みが最初に起こった右側ではなく、左頬から出た。
麻酔しても効いてるかよく分からない中で、メスでスパッツと切られた。
正直痛くなかった。
痛かったのは、「洗浄」と「消毒」だった。 





 私の左頬の内側に。直径1〜2cmの穴で、深さ約数cmの細長い空洞が出来た。
ので、私は毎日処置を受けなければならなかった。
毎回処置後に、滅菌ガーゼを生理食塩水に浸し、滅菌鑷子(ピンセット)で処置後に細長い穴に入れて蓋を閉めて。翌日、それを引っ張り出し。
注射器で、生理食塩水を注入して、吸引器で吸うのを繰り返し穴を洗浄したと思う。正直あまりよく覚えてない。
処置が意外と突然痛むので、私は警戒しながら処置を受けていた。その為、処置中はすごく緊張して身構えていた。いつ強い痛みが来るか分からないからだ。
あと休みの日は当直の先生が病棟の処置室(手術受けた所)で、処置された。
別の医師だと微妙にやり方が違い、その都度緊張していた事を覚えている。

この頃になると、血液検査の結果も少しずつ良くなってきた。

そして1日3回だった点滴も、数が減り。最終的には内服で痛み止めや抗菌剤を飲むようになった。
ちなみに栄養素は食事から取るようにと言われた。
下顎(歯?)の痛みはかなりひいていたが、相変わらず口は半分しか開かず。噛む力も弱かった。
書いたかもしれないが。この当時の食事はお粥(7分粥)の重湯が一番好きだった。
一番の天敵は、千切り大根の煮物だった。痛くて噛みきれないからである。
ただ、栄養素の飲み物は、上手く吸える様になっていた。
食事にかかる時間は、やはり1時間超えだった。
それでも全量食べれる様になっていた。


 痛みが引いてる時間が出来、点滴も抜けた為、私は看護師さんに内緒で、院内にあるコンビニ(院内売店)に1人で行くようになった。
お昼間もだが、真夜中や、朝4時頃にこっそり病棟を抜け出していた。



私が入院してる歯科口腔外科病棟は、別館にあり。コンビニ(院内売店)は本館にあった。
後にバレて看護師さんから怒られる事になったが、私の様にこっそりコンビニ(院内売店)にくる人は、結構いてた。特に朝の4時頃。来てるのは、どちらかと言えば男性が多かった。

東の大きなガラスから、さぁーと入り込むまだ淡いオレンジ色の朝日が、病院の夜の蒼を押しのけている様に見えた。とても神秘的な静けさがただよっていた。

けどよく見たら、人影が見えた。 

お昼間、外来患者さんのひしめき合う椅子に、ゆったり座り 食べ物と飲み物を置いて、ポリポリ食べながら、(多分)朝刊を大きく広げて読んでるおじさんや。コーヒー飲みながら、スマホを見てる兄さんなどが、一定の間隔をあけて、慣れた感じの患者さん達が 座っていた。とてもくつろいで居るように見えた。

コンビニの中は、当たり前ながらめっちゃ空いていた。
私は飲み物と、アイス(○ーリッシュ)とお菓子を買って、ゆっくりとお部屋に戻った。
コンビニの所では朝が来てる雰囲気があったが、病棟はまだ蒼い真夜中の雰囲気だった。


私は『嗚呼、家やったらなぁ。起きた時点でご飯食べるのに🍚みんなを起こしたらあかんから動けない』と○ーリッシュを手で温めながら 思っていた。
こんなふうに思えるのは、回復に向かってるかなと少し嬉しくなっていた。

やっとこの痛みとかが全部無くなるんやなぁ。良かった⋯とこの時は思っていた。

しかしそれも甘い夢となった。

痛みや痺れが大半薄れても、下顎の骨の前面の違和感と痛み、 下唇から下顎にかけての「扇型」の場所の痺れは、後遺症として残る事になった。主治医は「オトガイ神経麻痺です。そして下顎両側の骨髄炎も残ってます。長期間抗菌剤を飲んでもらいますね。悪化したらすぐうちに来てくださいね」と言われた。
また、口の開きはかなりの間半分しか開かなかった


口の開かないのもしんどかったが、やはり「オトガイ神経麻痺」と「下顎前面の違和感〜痛み」の方が辛い。
後々まで残ったし、特に冷たいし時期がきつかった。
元々蜂窩織炎で神経系と血流が滞りがちなのに。気温が下がると、物凄く痛みを感じた。また下唇から下顎の所に、厚さ1.5cm〜2cmぐらいの鉄板が入ってるような気がするのだ。しかもその鉄板は外気温に合わせて冷たくなる。痛いし冷たいし。けど見た目なんともないから分かってもらいにくい。
すごく寒い日は
なんで私だけこんな目に合わなあかんの?と思わずにはいられない。 


 続)