今年も早や8月1日の八朔。

右肩、インピジメント症候群は外科手術で石灰を除去し、既に3カ月経っている。

しかし石灰を取れれば ハイ オシマイ、ではないと身に沁みている今日この頃。

↑ 確かに石灰はキレイに消えているが..。

 

手術前は、眠るのも苦痛なくらいのヒドイ痛みに悩まされた事もあった。

ヒアルロン酸やキシロカインは気休めだったが、ステロイド注射し安静にすると、翌日から1~2週間は軽快することもあり、そんな時は手が頭の上まで上げられたりもした。

だが普通の生活で肩を使いだすと痛み始める、そんな繰返しだったので、手術を決意したのだ。

勿論、石灰取ってもリハビリは必要と聞いてはいた。それは、石灰沈着性腱板炎の手術は即ち腱=インナーマッスルを傷つけ=切開して石灰を摘出するので、多かれ少なかれ切って縫付けた腱の術後ケアが必要との事なのだが、楽観視しすぎていたかも知れない。

と言うのも、3ヶ月経てもなかなか肩の可動範囲が広がらないからで、今は正直、リハビリで本当に良くなるんかい?と思うくらい。ゆえに手術を人に勧める自信もない。

 

私の場合、石灰が無くなった今でも内部で炎症と癒着がみられるとの事で、先週注射でステロイドを入れて癒着部分を剥がしてもらった。

エコーでチェックしながら注射針をいれてくれたので、見た目にも癒着部分が拡がったのが分かったし、それは優秀な主治医のおかげと感謝している。

それでも翌日は、100度のまで動きが105~110度になった程度の改善なのだ。

 

まぁクヨクヨしても始まらないし、工作室でオモチャ制作に没頭するよりは外にでた方が良いだろう。

と、まぁ孫のいない侘びしい我が身ながら、今日は隣家のお嬢様方をお連れし両手に花の 映画鑑賞と相成った。

”ゴーストブック”は、童話”おばけずかん”を元に山崎貴監督が映画化された作品。


一反木綿や百目など、日本人なら誰もイメージを持っているお化けをゲットし、主人公達がそのお化けの得意技で守ってもらうのはポケモン的だが、単なる遊びでもコレクションでもなく、最後には大切な願いをかなえるために彼らが命がけで立ち向かう姿はいいモンだ。

少年少女ならではの世界観、ほのかな微笑ましい恋心は、もしかしたら薄汚れた大人の感性をもオーバーホールしてくれるかも知れない。

そんな自分の心の奥底をくすぐられるような感覚はALWAYS三丁目の夕日と共通の不思議なもので悪くない。

あまりにアメリカンなマーベルモノや、若いイケメン男女が非現実的なCGアクションで見栄切りながら(観ているコッチが恥ずかしくなるような)学芸会的セリフ廻しの最近のジャパニーズムービーよりハルカに心地よく、オススメだ。

 

老体に付き合ってくれたお嬢様は8才と12才。

若すぎるくらい若い(^^;)彼女達と一緒に映画を観ると、笑うトコロや身体を乗り出して観ている場面など、この老体とは違うことに気が付いたのも新鮮な感覚だ。

自分の幼少期は大家族の中で育ったのだが、こうしてみると世代を超えて時間を共有する事は、お互いにプラスなのだろうと実感した次第。