一昨日は、久しぶりのツーリング。帰ってからMARVELの🎥ベノムを視てきた。
客席はほぼ満員。キャラクターデザインは不気味でもグロテスクなシーンはなく、両隣の女性も時折クスクス笑っていた。
ベノムの名は50年前からスパイダーマンの敵役と知っていたが、スピンアウトして主人公になったのも面白い。
だが、私にとってベノムとはエイボンタイヤの思い出だ。
当時Z750GPに履いていたミシュランからエイボンのロードランナーに代えたら、ハンドリングは軽くなったが、ハードブレーキではすぐに鳴きだすようになってしまった。
これをヴェノムにしたら、ベタベタのクリングコンパウンドは悪魔的なグリップをみせた。ライフはロードランナーの60%というところだが、素晴らしいバイアスタイヤだった。

さて、今 履いているエイボンは輸入1便めのスピリット。、まる1年約7000キロ走ったのでインプレでも…

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3分割コンパウンドは色がハッキリ違うので見た目は好みが分かれるだろう。
しかし、これだけ走ってもラウンドシェイプはキレイなまま、今まで履いたタイヤの中で偏摩耗は最も少ない。
昔のタイヤを知る身には信じがたいウェットグリップ、高速でバンクした時も車体にヨーイング等のきっかけを与えないユニフォーミティにコシのある踏ん張り。値段は高いが、性能面では文句つけようもない。

他と比較すると…
例えばT30、ショック吸収とダンピング感が絶妙でハンドリングもナチュラル。濡れた路面も何のそのだが、摩耗してくると操作感にクセが出てきてウェットの安心感もなくなってくる。

AngelGT、タイヤ自体が重いのか直進性の良さか、回転マスが増えたようなかんじでショック吸収も穏やか。履き替えてからフォークシールを高級品にしたら段差が綿か絹のよう。
プラスチックやマンホールの上はズルッとくるが、コンクリなら雨も心配なく、Gが掛かったときの安定感もグリップも十分。しかしハンドリングはの重さは今日的ではないような気がするし、取り回しも空気圧間違えたかと思った。

GPR300、何より安くてハンドリングも軽い。段差等通過はゴトっと下品なので安定性より操作性に振ったデザインは凸凹が大きいとヒドイかと思いきや、さほどの心配はなかった。それなりにショックを吸収してくれてるのだろうが、例えば80km以上でステップをかすめるような高Gになると、今度は逆に腰くだけを感じて不安。それなりには持ったが、リヤ側センターの減りは明らかに早かった。

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他のタイヤも、勿論いいところあるが、コイツと比べたら私でさえこれだけネガをグチれる。
ターンパイクみたいなキレイな舗装路なら過激なスリックライクなのでもいいだろうが、久しぶりに走った埼玉の林道は、小ジャリにコーティングされた土埃、落葉に伐採のおがクズ、小枝に木の実とバラエティにとんでいたが、パターンの多いエイボンは全く不安なく、最高の一日になった。