振り返りと展望
- 前日のNVIDIA、SOX指数の急反発の影響が大きく、東京市場は3指数ともに上昇しました。日経平均は7日続落からの大きな反騰に。ただ、7日間で3,000円ほど下がっていますので、自律反発と言って差し支えない範囲の上昇と言えるでしょう。
- 東京エレク、信越化学、アドバンテスト、TDKなど日経平均寄与度が大きい半導体主力株がW底っぽいチャートにはなっています。東京エレクやディスコなど、まだ需給が重い銘柄もあるので、本格的な上昇にはもう少し時間がかかるようには思います。
- 加えてさくらインターネット、ソフトバンクGなど生成AI関連主力株も強く、関連銘柄もしっかり上昇しています。
- 全セクターで上昇。しばらく下げ続けていた半導体関連、輸送用機器、海運などが急反発しました。小売業は相変わらず強いです。
- 投資主体別売買動向では外国人が大きく売り越し、個人、投資信託、GPIFなど信託銀行が海外の売りを買い支えた格好になっています。
●日経平均日足チャート
- 5日線と36,000円を超える陽線となりました。価格帯出来高を見ると、38,000円近辺までは大きな抵抗帯は見られませんので、案外するするっと上昇する可能性はあります。本日、来週初までは手堅く上昇し、週末の日銀金融政策決定会合、FOMCに向けて少しずつ調整していく流れが基本でしょうか。
- 日経平均ですが、移動平均線の並びはいまいち。一方、一目均衡表では三役好転。
●グロース250指数日足チャート
- グロース市場はさくらインターネットなどの急騰の影響もあり、AI関連などハイテク株が物色されました。
- チャートも25日線と75日線がゴールデンクロスし、日銀の利上げがなければという条件付きでしょうが、中長期的な上昇トレンドを形成する土台はできたなという感じ。
買いチャート銘柄
※太字はPBR1倍割れ銘柄
JPX400
住友林業、ABCマート、ZOZO、ティーガイア、ラインヤフー、大塚商会、東映アニメ、ベイカレント、NEC、富士通、シスメックス、IHI、ノジマ、ゼンショー(需給〇)、UNEXT、東宝(需給〇)、NTTデータ、カプコン、トランス・コスモス(需給〇)、コナミ(需給〇)、ニトリ
その他
SBIレオス、コシダカ、カンロ、YED、パルG、円谷フィールズ、物語コーポ、グリムス、すかいらーく(需給〇)、あさひ、旭化成、ジェイテック、セーレン(需給〇)、ビリングシステム、セルシス、さくら、アバントG(需給〇)、シンクロフード、シェアリングテクノロジー、住友精化(利3.78%)、神島化学、網屋、セプテーニ(利6.94%)、グローバルセキュリティ、ウイングアーク、ラウンドワン、リゾートトラスト(需給〇)、東計電算、ドリームアーツ、ウェザーニューズ、クミアイ化学(利3.69%)、KeePer、キャリアリンク(利4.66%)、IBJ、シンメンテ、シグマクシス、ストライク、セラク、JRC、鈴茂器工、フジテック(需給〇)、山洋電気、アイモバイル(利5.27%)、戸上電機(利3.60%)、HIOKI(需給〇)、第一興商(需給〇)、トランザクション、粧美堂(利3.51%)、エフピコ、東陽テクニカ(利4.02%)、丸井G(利4.18%)、イオン(需給〇)、アニコム、JR九州、ANA、アルファポリス