振り返り

 

 

  • 日経平均はトレンドレス、グロースは底値で揉みあい。あまり特筆することはない相場になりました。米国の経済指標や金利の動向を見ながらの値動きがしばらく続きそう。米国雇用統計についても就業者数や平均賃金は強かったものの、失業率が上昇するというちぐはぐな結果でしたので、パウエルFRB議長らの発言待ちという状況に。来週はCPI、FOMC、日銀金融政策決定会合、メジャーSQと盛りだくさんですので、引き続き難しい展開になりそうです。特にグロース市場、銀行、不動産セクターは値動きが激しくなることを想定すべき。
  • 週間で最も上昇したのは意外にも倉庫・運輸関連でした。輸送用機械が最下位となり、自動車メーカーの品質不正問題の影響が明らかになったように思います。工場の稼働に影響があり、GDPを押し下げる大きな要因になるという話もあるゆえ、日銀や政府の対応への注目度は今まで以上に高くなりそう。利上げや増税(税という名の付くものだけでなく、政府が行う民間からのあらゆる徴収金を含む)は、さらなる民間経済の弱体化をもたらすでしょう。

 

 直近弱い銘柄のうち、長期で狙いたい銘柄候補。

 

※JPX400銘柄のうち、今期業績や配当はプラス予想も、週足RSIが低調かつ割安感もある銘柄。

※()内の数字は週足RSI。

※大文字は個人的に狙ってみることを検討している銘柄。

ショーボンド(31.3)、日本M&A(25.94)、UT(25.86、配当ばらつきあり。)、SMS(23.77)、ヤクルト(28.38、需給はまだ)、日ハム(28.25)、エムスリー(26.01)、ウエルシア(7.05、需給改善傾向)、ツルハ(18.36)、IIJ(21.39、需給×)、ラクス(23.82)、日産化学(22.83、利3.5%)、東京応化(28.88、需給は悪化)、扶桑化学(25.83、リンゴ酸)、中外(26.21)、オービック(28.64)、大塚商会(28.63)、ジャパンマテリアル(19.55)、SMC(31.6)、住友重工(38.3)、ダイフク(35.35)アンリツ(22.5、利3.6%も配当性向63.5%と高め)、アドバンテスト(24.35)、SCREEN(29.71)、カチタス(28.63)、ヤマト(23.43)、SG(22.83、利3.50%)、スクエニ(26.53)、ニトリ(26.73)

 

 

 今週触った銘柄

 

シャープ大和証券のみ。