【日経平均週足チャート】
38,646。先週比 -141.27(-0.4%)
●上の日経平均週足チャートですと、過去9週間の中値である転換線とほぼ同値の現在の価格は均衡点のように見えます。三役好転も壊れておらず、再浮上のタイミングを図っているようにも。ただ、夏枯れ相場が近づいていますので、この均衡点付近で迷いながらしばらくは動くと考えています。
●一方、下の移動平均線のチャートですと、9週線と13週線のデッドクロスが発生し、上髭もありますので、頭を押さえられそうに思えます。いずれにしても38,000円を割らないことが重要といえましょうか。
【グロース250週足チャート】
先週比 -3.9%
●グロース市場の週足は良いところなしです。2022年6月、2023年10月の安値水準にあり、ここを割るようでは2020年3月のコロナ禍の安値、527円まで特に抵抗ラインはありません。金利の上昇局面にあり、グロースには向かい風ですが、AI関連銘柄などが風向きを変えてくれないかなという淡い期待を持っています。
【振り返り】
- セクター別騰落率は好決算の保険業がトップ(5日で+4.82%)。最弱は不動産(-4.09%)。10年物国債金利のジワ上げによる影響が大きいですね。
- 投資主体別売買動向。海外の買いはやや一服感。個人は現物は売っていますが、信用買いは相変わらず膨らんでいます。信用倍率も高水準。
- 経済指標カレンダー。利下げ実施の有無に大きな影響を与える、米国GDPが5/30(木)21:30に発表されます。翌31日には米国PCE(個人消費支出)もあります。
【今週触った銘柄】
メディアシーク、テックファーム(損切り)、全保連、トリプルアイズ、東京電力、西部技研、シリウスビジョン(損切り)、ランシステム、コンコルディア、北海道電力、エーアイ