【振り返りと展望】今日は長めです。
- 日経平均は-128.39(-0.34%)。前場は上昇でしたが、先の日銀金融政策決定会合にて利上げ容認のタカ派意見が多かったことが判明し、後場で400円くらいの下落に。TOPIXは(+0.26%)、グロース250は(-0.29%)でした。
- 年初から3月までは日本株の一人勝ち状態でしたが、ここにきて逆の雰囲気が漂っています。欧州は利下げ実施がほぼ確実に、米国もその可能性が出てきましたので。ここで日銀が利上げを容認するようならば世界各国との金融政策の違いにより、一人負け状態が顕著になりそうです。怖いのは夏枯れ薄商いの状況下での利上げの実施(6月、7月)。となると必要以上に下げそうですし、現在のグロース250指数の底堅さも幻に。今の流れなら普通にあるかな。とは言え、利上げ幅は0.1%とかでしょうけど。
- 為替については日本人のドル買い需要は変わらないとしても、日米の金利差が縮小するならば為替は145~150円前半で落ち着く、あるいは少しずつ円高基調になるかもですね。ここから米国債を買うなら、「ヘッジありを選択すべき」局面にあるような気がしています。
- GW明けということで、投資主体別売買動向は金曜日発表です。
- セクター別騰落率。その他金融、保険、銀行など金融系、そして資源系に優位性。金属類や食料品などの商品価格も上昇基調にあり、インフレ警戒は継続。
- 任天堂やトヨタ、コマツなど、今期(2025年3月)業績予想を減収とする銘柄も多く、日経平均EPSは下降気味。
- トヨタをはじめ、ホンダ、日産、スズキ、スバル、マツダ、三菱自動車と自動車メーカーのチャートは軒並み頭を抑えられそうに見えます。本日のホンダの決算は重要。
- 本日の材料。
- 決算カレンダー(678件)。主な場中決算は大同特殊鋼10:40、東洋水産12:20、NTT13:00、明治14:00、大和ハウス14:00、引け後はホンダ、東京エレク、三井不動産、三菱地所、住友電気工業、セコム、しずおかFG、千葉銀行、長谷工、マツココ、島津製作所、アシックス、レンゴー、日ハムなど多数。
【買いチャート銘柄】
JPX400銘柄:ミライト(5/13決算)、パーソル(5/13決算)、JT(決算明け)、東ソー(5/13決算)、エア・ウォーター(決算明け)、ダイセル、ADEKA(5/14決算)、資生堂(5/10決算)、リンナイ(決算明け)、竹内、IHI、全国保証(決算明け)、オリンパス(5/10決算)、パイロット(5/10決算)、稲畑産業、メイテック、イオンディライト
グロース:ITbook、UUUM、サイバートラスト、monoAI(決算明け)、NOTE、モンラボ、サイバーダイン、グローム、WTOKYO
【売りチャート銘柄】
JPX400銘柄:カルビー、日鉄sol、マクドナルド、神戸物産、フード&ライフ(5/10決算)、イビデン、信越化学、武田(決算明け)、HUグループ(5/10決算)、AGC、TOTO、日本製鉄(決算明け)、JFE、ソニー(5/14決算)、デンソー、ローム、京セラ、太陽誘電、村田、三菱重工、トヨタ、ホンダ(5/10決算)、PPHI(5/13決算)、芙蓉リース、ヤマト、SG、光通信、ニトリ(5/14決算)、ファストリ、SBG(5/13決算)