あっという間に4月ですね。今日はエイプリルフール。

 

【振り返りと展望】

先週の日経平均は-1.3%の下げ、TOPIXは-1.6%、グロースは-1.2%と全体的に調整気味の相場になりました。そんな中、公示地価の上昇ニュースで不動産セクターは非常に強かったです。

 

個人的には今週の注目点は3つ。まずは①経済指標と商品価格。本日は日銀短観、夜間には米国の景気指数が、週末にかけては雇用関係の統計が続きます。マクロ経済的には日本経済は良い方向に進んでいる(苦しい方も多いでしょうけど…)思いますので、今回の日銀短観、株式市場にはプラスに作用すると言うのが基本シナリオです。米国については何とも言えませんが、金利はなかなか下がりそうにないですね。先週末急騰した小麦やコーンなど、商品の価格動向次第ではインフレ懸念が再燃するかもしれません。となると、米国の利下げシナリオが崩壊する可能性もあります。②財務省の為替介入の動向も懸念事項です(まあ茶番介入になるかと)。そして最後に、③購買力。これまで日本相場が盛り上がった大きな要因に「配当」がありましたが、それがひと段落付いた今、活況な商いが続くのかどうか。それゆえ、日経平均の出来高や売買代金の動向にも注視したいところです。

 

【2024年相場のシナリオ】

アノマリー的には4月は上がりやすく、海外勢の買いが期待できる点は◎。ただし、序盤の益出し売りは要警戒。日経平均月足を見ると小泉政権(2005年8月~2006年1月頃)やアベノミクス(2012年12月~2013年5月頃)では6ヶ月くらいは強い陽線が並んでいます。これらの状況を踏まえると、今年の日経平均は夏枯れ前の6月までは一貫して強い相場になる可能性は低くないと思います。夏枯れ相場になるとトランプリスクなどでやんや騒いで調整、11月の大統領選挙後に新たな相場展開。そんな感じが基本でしょうか。

 

【買い目線】

〇JPX400:プレサンスケイアイスターサイバーエージェント住友ゴムディスコ三菱重工IHIシマノ良品計画(4/12決算)、SCREEN岩谷イオンFS(4/9決算)、スターツUSEN

〇その他:日本アクア藤田E北陸電気工事E.JNJS平安レイくら寿司、ユニネク、フィックスターズ神島化学カーリット日本空調サービスkeyholderCACニチリンオハラフジクラGCジョイコ野村マイクロTOWA日機装前澤工シンフォニア東光高岳古野スタンレーDN佐鳥東京計器タカラスタンダード三陽商会(4/12決算)、オンワード(4/4決算)、トレイダーズ日テレ北電アイネット吉野家イエローハット東テク

 

【売り目線】

〇JPX400:シップヘルスケアコーエーネクソンデンカ武田小野薬品H.U.G日本ペイントインフロニアキーエンス朝日インテックピジョン任天堂マネックス郵船NSユナイテッドカプコンミスミG

〇その他:さくらインター東邦システムアイチダイコク電機アバールデータ極東貿易JR東海メディア総研ダイセキ(4/4決算)

※太字はPBR1倍割れ銘柄です。