【振り返りと展望】

2月相場が終わりました。日経平均は1月、2月と続けて3,000円程度の上昇になりました。月足RSIが86とかなり高い水準ですが、明確な上昇トレンドは継続中。電力、その他金融は冴えませんでしたが、九電九州リースは手堅く、銀行系も西日本FHはとりわけ強かったです。まぁ、迷ったら九州銘柄を買っておくという手は今後も有効かもしれません。一方、生成AIブームもひと段落しましたので、グロース株は再び金利上昇リスクへの警戒で上がりにくい環境になったように感じました。

 

さて、3月は財務省の為替介入と、日銀金融政策決定会合、為替と金利の動向に注目が集まるでしょう。今のところ、新NISAのドル買い需要で月初(3/3位までに)は1.5円~2円程度円安に振れ、財務省が何らかの形で介入するというのが私が持つ基本シナリオです。とは言え、経団連など財界は円安の方を望んでいるでしょうから、1$が151円~152円位なら介入しない、あるいは神田さんが声に出すだけの極めて軽い介入になる可能性も十分にあるでしょう。月初は為替に注目です。

 

また、忘れてはならないのは3/5の米国大統領選挙、スーパーチューズデー。共和党はトランプさんが強そうですから、市場がどこかで警戒心を持つのではないかと。もしそうなれば、ポジションの持ちすぎは痛い目を見る、あるいは我慢の時を迎える可能性もあります(個人的には安くなれば、大型成長株をNISA成長株枠で買いたいかな)。

 

市場区分 値上がり率
プライム 41%
スタンダード 37%
グロース 30%

 

【買い目線】

大東建託関電工テクノ菱和アルトナーシンワワイズ東エレデバイス神戸物産DCM7&i宮地コーエー(出来高激増)、ラック王子テイカ日本曹達四国化成(目線転換)、塩野義日本特殊塗料日本空調サ綜研JCUニチリンタクマディスコストライクオプトランイワキオカダアイヨンTOWA三菱化工機荏原オルガノTHKベイカレントMSJ(3末一括配当、4.51%)、アビオニクス三菱ロジネクストFPG九州FGヒロセ通商西日本FHウェルスナビ三菱食品良品計画パンパシ(△)、長野計器(目線転換)、HOYAタカラトミーきもと中央自動車クレディセゾンUFJ岩井コスモ松屋フサンドラッグ

 

【売り目線】

カネコ種苗長谷工明治SFOODSアサヒアダストリア味の素ビックカメラCRETSIガンホーPCI住友化学(出来高急増も上値は重そう)、住友精化デンカ三菱ケミカルビジョナルウルトラファブ久光日本ペイントSBテクノ東計電算サイボウズミルボンファンケル東海カーボン住友金属鉱山小田原E島精機ナブテスコ大和冷機ホシザキオムロンアズビルウシオヤマハ発動機信越ポリマー4℃三陽商会オンワードゴールドウインイオンモールヤマト船井日伝(7連続陰線)、スズケン