【振り返り】

東京エレクトロンが凄すぎました。日経平均は+1,000円を超えるご祝儀相場。決算期待で大陽線を引いている銘柄も多く見られました(ただ、決算結果が思わしくなかった銘柄も少なくないようです)。一方、下落トレンドの銘柄の中には大陰線のものも見られました。

 

さて、今期の決算が出そろってきましたが、日経平均EPSは一ヶ月前とほぼ同水準になっています。念のための確認ですが、ニュースや報道ではこのEPSの算出、加重平均値が使われることが多いですが、世界標準は指数ベースでの算出です。概略は楽天証券トウシルよりご確認できます。こういう二重の基準、止めて欲しいですね…。こちらのデータを基に一カ月前との比較を行いますと下記のとおりです。

 

日経平均EPS 1/12 2/13 対比
指数ベース 1,671.07 1,670.95 99.99%
加重平均 2,276.21 2,330.51 102.39%

 

当然、PERやPBRも両者で全く異なります。PERは世界標準では23倍(加重平均だと16倍程度)近くですので、もはや割安感は全くないです。当然、新興国や欧州の方が割安ですので(少し古いですが、こんな記事もあります)、もしも円高に振れれば、海外資金が一気に抜けてしまう可能性があることには注意が必要のように思います。最近の値上がりがあまりにも急なので、自分への注意喚起として書いてみました。

 

各市場の値上がり率はプライム(76%)、スタンダード(53%)、グロース(55%)でした。

 

【買い目線】

四電工中電工新日本空調中外炉高砂熱学ニップン森永乳業アサヒサントリー(2/15決算)、日清オイリオ(大陽線)、日本マクドナルドJTシュッピン宮地(大陽線)、トーカロエア・ウォーター東京応化インテージアデカHENNGE(大陽線)、トレンドマイクロ(2/15決算)、ITFORSBIGAMインテリジェントウェイブエステー上村工浜ゴム(2/16決算)、日本カーボン(大陽線)、住友電気工業三和岡部東京製綱アイダ豊田自動織機石川オプトラン平田機工タツモローツェ荏原実業オルガノ栗田工(大陽線)、日立富士電機KOKUSAIホシデン(大陽線)、横河電コーセルフォーラムEJリーストヨタ豊田合成SPKSHOEI大日本印刷アシックスヤマハ蝶理三井物産東京エレク住友商事三菱商事岩谷ふくおかFG日証金京成セイノー(大陽線)、イエローハットミロク

 

【売り目線】大陰線銘柄は反発可能性も低くないのでカッコ書きに

ショーボンド清水飛島(決算明け)、長谷工(大陰線)、五洋テノックスライト工ミクシー(大陰線)、コシダカ寿スピリッツヤクルト明治カカクコムDeNA(大陰線)、ゲオ(大陰線)、IIJアバントコムチュアチェンジダスキンジャストシステム(大陰線)、早稲田アカビジネスエンジニアリングフルキャストジェノバ(大陰線)、古河機械金属リョービソラスト(RSI=21.88)、セラク(RSI=25)、オイレス工丸山テセックセガサミーアンビス萩原電ゼンショー(大陰線)、メニコン(大陰線)、ヨネックス三菱鉛筆(2/16決算)、コクヨ(大陰線、減益も増配)、オカムラ(大陰線)、加賀電子アルファポリスミスミ