少し前ですが1月15日、東証が「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する開示企業一覧表を公表しました(リンク)。この一覧から今後魅力的な配当戦略や、自己株式取得などを提示してくる可能性が十分にあるんじゃないかと思う企業を勝手に予想。

 

【条件】

①開示状況が「検討中」であるプライム市場銘柄のうち、PBRが1.2倍以下。

②バフェットコードにてEPSやBPSが安定的に成長していること(主観あり)。

配当性向30以下が目安。

利益剰余金に余裕がある。

 

【結果】

業種 企業名(予定利回り) PBR 利益剰余金 有利子負債 現預金 過去10年
増配回数
建設業 若築建設(2.3) 0.9 25,213 6,265 273 8
建設業 ライト工業(3.1) 1.2 76,378 1,589 29,605 10
建設業 関電工(2.5) 0.9 281,288 12,743 61,015 6
建設業 きんでん(1.7) 0.9 436,700 14,382 1,794 10
建設業 新日本空調(3.2) 1.0 37,858 1,532 24,927 7
食料品 森永乳業(1.7) 1.0 241,612 85,956 209 7
卸売業 三洋貿易(3.4) 0.8 39,125 5,713 6,900 9
ガラス土石 ノリタケ(3.2) 0.8 84,038 6,462 12,008 5
鉄鋼 栗本鐵工所(2.8) 0.6 32,439 18,484 20,275 4
非鉄金属 CKサンエツ(1.8) 0.7 38,157 12,669 1,030 4
精密機器 愛知時計電機(2.3) 1.0 33,247 885 8,847 6
その他製品 リンテック(3.2) 0.8 170,529 9,856 338 6
その他製品 グローブライド(3.4) 0.9 42,600 23,882 12,107 10
小売業 イズミ(2.6) 0.9 228,974 64,312 103 9
小売業 ケーズ(3.3) 0.9 236,931 36,300 106 7
卸売業 PALTAC(2.0) 1.1 216,817 0 459 10
陸運業 ハマキョウレックス(2.7) 1.0 67,576 24,591 23,062 10
陸運業 C&Fロジ(2.0) 0.9 40,120 19,278 8,168 5
倉庫・運輸 日本トランスシティ(1.9) 0.5 61,563 42,688 19,515 4
卸売業 加藤産業(2.4) 1.1 116,442 5,646 83,491 8

 

※太字は是非とも、と強く感じた企業(笑)

※金額の単位は百万円。

※配当利回り、PBRは1/26現在。

※既に対応策を公表している企業があるかもしれません。

 

その他、倉敷紡績アルファシステムズ淀川製鋼所ホーチキ三菱倉庫なども有力だと感じました。