【先週の振り返りと来週の相場見通し】

 MSQで下げた週ですが、家計調査の結果などからして、ファンダメンタルズ的にも厳しい日本経済の動向が垣間見えました。

 

 引き続きバリュー偏重傾向は強く、週間では石油石炭製品(+4.30%)、不動産業(+3.81%)、鉱業(+3.45%)が上位で、下位は精密機械(-1.73%)、空輸(-1.31%)、電気機器(-1.31%)。しばらく好調だった化学セクターは木曜・金曜で大きく下落し、-0.60%という結果だった。米国でもエネルギーや公益事業セクターが強く、これらの結果を踏まえると、まだインフレ傾向が続くと市場は動意づいていると見てよさそう。アメリカ株(特にナスダックやラッセルなど)はまだ波乱がありそうに思えます。日本も新興市場は厳しいかな。

 

 また、家計調査の結果から明らかに消費が減退している住宅設備やアパレル、教育などに関連する銘柄も勝ち組と負け組がはっきりしそうです。ゲームなどの娯楽も厳しいでしょうか。2度目の為替介入の効果はその場限りであるのが定石ですから、家計への圧迫はさらに高まる恐れもあります。この辺を市場がどう織り込むか(一時的な円高が到来し、インバウンドや自動車銘柄は押し目買いのチャンスになるかもしれない)。

 

 9/13夜に米国CPI、9/14は機械受注と鉱工業生産(日本)、夜間に米国小売売上高が出ます。個人的には機械受注に注目。

 

【今日のチェック銘柄】

【買い】

住石鹿島鉄建五洋Jフロントニックス(窓埋め)、トリケミカルHENNGE参天製薬AIメカテックタツモウェルビーユーピーアールSBIインシュアランスMUTOH三陽商会

 

【売り】

住友電設UTアルトナーエムスリーセリア北の達人モノタロートーカログリーチエルミライアルアミューズSBテクノロジーサイバーエージェントOSG石川製作所島精機製作所オカダアイヨン岡野バルブ西松屋ユナイテッドアローズ日本航空AITナガセ