振り返りと展望
●概要

●セクター別週間騰落率ランキング

- 週間騰落率。日経平均(-2.61%)、TOPIX(-1.17%)、グロース250指数(-0.19%)。全て下落しましたが、バリューの方が良い感じ。グロース250指数は四季報の発売もあって色々な個別株が物色された結果、小幅な下落にとどまりました。日経平均先物は大きく上昇しています。
- 10年金利も2%を超えてきました。さて、直近では個人向け国債の利回りも結構魅力的な数字になってきました。また、小生が利用しているあおぞら銀行では普通預金金利が早速0.75%に上がるようです(あおぞら銀行リリース)。さらに、SBI住信銀行など取り組む仕組み預金においては、金利が2%を超えてきました(住信SBI銀行仕組預金)。このように、各銀行の金利合戦が再燃する可能性が高いです。それに対し、株価が上昇して配当利回りが下がってきた株式。こうした背景から、個人の資金が株式から国債や預金にシフトする可能性も少なからずありそうに思います。
- セクター。半導体関連は値動きが激しかったものの、基本的には下落基調。バリュー株が上位に入りました。
- 日銀の利上げが発表され、今は冴えませんが国策銘柄が特に重要になるかもです。というのも今後は物価上昇が落ち着く雰囲気があり(値上げ効果が抑制されます)、金利は上昇。実質金利が上昇するため、企業の設備投資が進まない可能性が高まった印象を持っています(※税制改正があれば別ですが)。一方、積極財政で政府の投資が活発になるようならば、やはり国策銘柄が非常に強くなるかもなーというざっくりとした感覚を持っています。新興市場には厳しい環境が継続か。
- 今週上昇した主な個別株。Aiロボティクス(+41.84%)、やまみ(+14.90%)、イオンFS(+12.68%)、石油資源(+10.70%)、Arent(+10.47%)、SHIFT(+9.62%)、エスコン(+8.32%)、東映アニメ(+7.87%)
- 今週下落した主な個別株。日本製鋼所(-15.23%)、大盛工業(-14.35%)、名村造船(-13.49%)、カウリス(-13.23%)、安川電機(-13.14%)、武蔵精密(-12.07%)、日東紡(-11.97%)、ジーデップアドバンス(-11.95%)、笑美面(-11.94%)、デクセリアルズ(-11.58%)、ハーモニックドライブ(-11.52%)、精工技研(-11.39%)、トリケミカル(-11.34%)、情報戦略(-11.24%)、QPS(-10.65%)、GENDA(-10.43%)、フジクラ(-10.11%)、三井E&S(-9.75%)、ファナック(-9.63%)、三井海洋開発(-9.23%)、任天堂(-9.21%)
- 来週末は年内損益通算最終日です(12/26)。損出し、益出しの売りが予想されます。先物が上昇していますが、戻り売りに注意です。経済指標カレンダー。米国GDP統計、日銀金融政策決定会合議事要旨に注目です。
指数チャート
●日経平均週足チャート

●TOPIX週足チャート

●グロース250指数週足チャート

- 日経平均は週末の上昇で13週線で反発する姿勢を見せています。TOPIXは上昇トレンドを維持、グロース250指数は650円付近で横ばいになりそうな雰囲気です。
- 年末の損出しあるいは益出しの売りが出やすい時期ですが、ここで押し目買いが実施されるかどうかが見ものです。また、グロース250指数については勝ち組と負け組がはっきりする可能性が高く、各個別株の取り組みが重要になりそうです。中でもAI関連の情報通信セクターは今後も注目かなーと。会社四季報や会社公式ホームページをざっくりとでも確認したうえで、狙いを定めたいところ。
買いチャート銘柄
- デイまたはスイング想定。
- 基本順張り目線。
- 5日線を割れたら基本撤退。
- 太字はPBR1倍割れ銘柄。
- △は価格帯出来高の壁が直上にあるもの。
- マドは窓埋め期待
1000~3000番台
アズパートナーズ(△)、大成、大林組、鹿島、イチケン(利3.87%)、矢作(利3.84%)、新日本建設、大成温調(利3.88%)、ユアテック、関電工、新日本空調、三機工、朝日工業社、ダイダン、日比谷総設、JAC、オープンアップ(利4.51%)、アルトナー(利4.08%)、山崎製パン、飛島(利4.34%)、サンエー、ハードオフ(利3.93%)、キューピー、令和アカウンティング、スターマイカ、クリエイト、ビックカメラ(△)、ZOZO(△)、物語コーポ、トヨタ紡織、ウインP、クリヤマ(△)、シップヘルスケア、JM、ワールド、セック
4000~6000番台
日産化学、プラスアルファ(△)、伊勢化学、リケンテクノス、恵和、カーリット、ウイングアーク、ヴィッツ、サカタインクス(利3.86%)、Artience、新田ゼラチン、日本農薬、日本BS、インフロニア(利4.04%)、クリエートメディック(利3.55%)、ヨシコン、S&J、ちゅうぎん、三和、アルインコ(利3.89%)、東京製綱(利4.28%)、日本動物高度医療(△)、ベクトル、トレンダーズ、SANEI、イワキ、やまびこ、オカダアイヨン、MSJ(利5.51%)、富士通、日本信号、能美防災、日本トリム
7000~9000番台
フィードF(12/25決算)、コーユーレンティア、西日本FH、日本車輛製造、イントラスト、トヨタ、愛三、ひろぎん、日本ライフライン、BuySell、タカラスタンダード、リンテック、三陽商会(12/26決算、利3.63%)、オンワード(利4.16%)、稲畑産業、丸井(利4.04%)、みずほリース(利3.54%)、東京センチュリー(利3.51%)、アイフル、アコム(利4.11%)、トーセイ、丸全昭和、澁澤倉庫(利4.29%)、鈴与シンワート(利3.60%)、AIT(利4.21%)、トランス・コスモス、メタウォーター(大陽線後)、カナモト、ハリマビステム、東テク、ベルク、ジェコス(利4.11%)