スマホにメッセージを知らせる①のマークに気づき
開いてみると1時前に夫からメッセージが来ていた。
ちょうど昼食の準備をしていて気づかなかった。
”令和だって
慣れないね”
仕事中に時間ができてメールしてきたのだろう。
”そうだね、午後も頑張ってね”
もう3時になるけど。
胸のしこりに気づいて健康診断を申し込み、
その後クリニックで診察を受けることも、
夫には話していなかった。
夫に話したところで結果は変わらない。
結果は2年前と同じように問題はないかもしれないし、
わざわざ不安にさせることもない。
いや、不安に思ってくれるならまだいいか。
2年前と同様、健康診断の再検査なんてだいたい何でもない、
今回もどうせ平気でしょ大丈夫だよ、
という態度を取られたくなかったというのも大きい。
もしかすると励ますつもりだったのかもしれないが、
自分が再検査と言われた時には、
病気かもしれないとガンかもしれないと
見た目にもはっきり落ち込むタイプなのに、
私が再検査となったらその軽い態度にものすごく腹がたった。
前回も今回も、私は根拠のない楽天的な希望は持たないし、
だからと言って悲劇に見舞われた気持にもならない。
もちろん不安はあるが、ただ粛々と検査結果を待ち、
その結果を受け入れるしかない。
無駄に負の感情を持ちたくない。
もし悪い結果となったらその時に今後を考えればいい。
結果がでるまで夫には言わないつもりだった。
しかし検査結果が1週間後と言われ状況が変わった。
1週間後の月曜日、夫は出張に出かけ、
その週末まで帰ってこない。
もし月曜に悪い結果を告げられ、
夫が出張から戻る前に
大学病院かどこか専門機関にかかって、
すぐに手術の日程が決まったりしたら…?
さすがに夫に黙っているのはいかがなものか。
二人暮らしで逃げ場のない生活、
夫婦関係が悪くなるのは避けたい。
そうは言っても出張に行った初日に、
突然妻が乳がんでしたと知って仕事に支障がでても困る。
考えた末、乳がんの疑いがあり
検査を行ったことを伝えることにした。
ただし、検査結果が出るのは2週間後とした。
そうすれば出張中はあまり余計なことを考えずに済むだろう。
治安の悪い地域へ行くので、
少しの油断が命取りになるかもしれない。
***
遅めの夕食をとり、片付けが済んだところで
話があると切り出し検査についてかいつまんで話した。
良性の可能性もあるみたい。
出張から帰った翌日、2週間後に結果が出る言うと、
休んで一緒に検査結果聞きに行こうか?という。
決して悪い人ではないのだ。むしろよい夫なのだ。
大丈夫、もし早く検査結果が出たら電話くれるみたい。
出張から戻る頃には結果は既にわかっている。
もし良い結果だったら、その時は連絡してあげよう。
