結婚したら、良い妻になるのが当たり前だと思っていました。私の母は、きっと良い妻だったから。
子供が産まれたら、良い母になるのが当たり前だと思っていました。第2の私を作りたくなかったから。
私の人生なのに、沢山沢山気を遣って生きてきました。
夫を支え、家庭を守り、しいては家族の未来を守る。それが私の役割だと思っていました。
子供達には、一人で何でも出来るようにと、口うるさく療育のようなことをしてきました。忘れ物をしないように先回りして…なんて出来れば楽だけど、それじゃ本人の為にならないから。忘れ物をしないような工夫だけ提案し、行動するのは子供達自身。日頃の全ての行動に対して自主性を育てるのに必死でした。
ゲームの時間、テレビの時間、勉強、明日の準備、寝る時間、起きる時間、、すごく遠回しにコントロールしてる感じ。
もう疲れました。沢山教えたから、ここから先どうするかは、子供たち次第。
良い母は辞めます。
時間になっても遊びを優先しているようなら、私が全部用意する。片付ける。それで、自分のことが出来なくなる?知ったこっちゃない。私は十分に頑張った。
家事もやること全部終わったら、ママのテレビの時間。やっと座れるんだから、誰にも何も言わせない。見るもの見たら寝室に行ってしたいことをする。もう誰にも気を遣いたくない。みんな好き勝手してるんだもん、私も私の人生楽しむわ。良い妻も辞めます。
家事はやりたい順番にやります。
ご飯食べたら食洗機が当たり前だった。片付け担当の両親が早く洗ってほしそうだから。
そんなこと知るか。私がご飯食べるの早いから、皆を待ってるの二度手間なんじゃい。私は先に風呂に入りたいんじゃい。
週末の掃除。私がやりたいからやる。義務じゃなく、綺麗な部屋が好きだからする。おでかけも、行きたい時に行く。子供達と行きたければ誘うし、夫と行きたければ誘う。あくまでも、自分で決めること。
私は一人暮らししてる時は、自由だった。規則正しい生活ではあったけれど、誰にも縛られることなく、毎日を過ごしていた。きっと我慢することも無かった。
寂しい日もあったけど、今は夫が隣にいるから。甘えたければ甘えればいい。一人でいたければ一人でいればいい。
きっと私が私らしく生きて笑顔でいる方が、夫も子供達も居心地がいいはず。