この訃報は普通なら、叔父からわたしにもたらされる
はずなのに、おかしいと思った。
函館の兄がたまたま新聞のお悔やみ欄で見つけて、
わたしに知らせてきたので(わたしは日経なので、
道内のお悔やみ欄を目にすることはできない)、
お通夜にかけつけることができたのだが。
早めに着いて、遺族控え室で従姉妹とン十年ぶりの
再会を果たしたが、叔父の姿はなかった。
従姉妹は、叔父は耳がかなり遠いので、静かな会場で
大声で話したりはできない。冬道なので転んで骨折
する心配もある。夫の親族にも迷惑がかかるから・・
と言い訳した。
更に、未だ自分の夫が亡くなった事実を伝えてない
ことも明かした。高齢なので、ショックを与えない
ように、落ち着いたら会って、ゆっくり話すつもり
だと。
従姉妹の言うことは尤もだとも思うのだが、ちょっと
叔父をないがしろにしているような気もした。
先に亡くした次女のご主人や、めったに会えない
親戚が集まっているのだから、老い先短い人には
なるべく"イベント"には参加させてあげるべきでは
ないかと思った。
確かに耳は遠くなったが、昨年、別な従姉妹のお墓
参りに小樽まで連れ出したときなど、気質はともかく、
頭はしっかりしたものだった。
「おじさん、今から会社を出て車で向かうからね」と
電話すると
札幌に移り住んで3年しか経ってないのに、わたしの
会社の所在地をだいたい把握しているのか、
「じゃあ、40分くらいで着くなぁ。その時間に
なったらロビーに降りて待ってるから」
と、94歳の老人が答えたので”ごりっぱ!”と
感心したものだった。
帰りに小樽のお寿司屋に寄ったとき、従姉妹夫婦に
少し以前にも別なお寿司屋に連れてきてもらったと
話していたっけ。
その娘婿が、すでに亡くなったことを叔父はまだ
知らされてない。葬儀がすべて終わってしまってから
知らされた方が、もっとショックではないだろうか・・
と帰り道ずっと考えてきた。
はずなのに、おかしいと思った。
函館の兄がたまたま新聞のお悔やみ欄で見つけて、
わたしに知らせてきたので(わたしは日経なので、
道内のお悔やみ欄を目にすることはできない)、
お通夜にかけつけることができたのだが。
早めに着いて、遺族控え室で従姉妹とン十年ぶりの
再会を果たしたが、叔父の姿はなかった。
従姉妹は、叔父は耳がかなり遠いので、静かな会場で
大声で話したりはできない。冬道なので転んで骨折
する心配もある。夫の親族にも迷惑がかかるから・・
と言い訳した。
更に、未だ自分の夫が亡くなった事実を伝えてない
ことも明かした。高齢なので、ショックを与えない
ように、落ち着いたら会って、ゆっくり話すつもり
だと。
従姉妹の言うことは尤もだとも思うのだが、ちょっと
叔父をないがしろにしているような気もした。
先に亡くした次女のご主人や、めったに会えない
親戚が集まっているのだから、老い先短い人には
なるべく"イベント"には参加させてあげるべきでは
ないかと思った。
確かに耳は遠くなったが、昨年、別な従姉妹のお墓
参りに小樽まで連れ出したときなど、気質はともかく、
頭はしっかりしたものだった。
「おじさん、今から会社を出て車で向かうからね」と
電話すると
札幌に移り住んで3年しか経ってないのに、わたしの
会社の所在地をだいたい把握しているのか、
「じゃあ、40分くらいで着くなぁ。その時間に
なったらロビーに降りて待ってるから」
と、94歳の老人が答えたので”ごりっぱ!”と
感心したものだった。
帰りに小樽のお寿司屋に寄ったとき、従姉妹夫婦に
少し以前にも別なお寿司屋に連れてきてもらったと
話していたっけ。
その娘婿が、すでに亡くなったことを叔父はまだ
知らされてない。葬儀がすべて終わってしまってから
知らされた方が、もっとショックではないだろうか・・
と帰り道ずっと考えてきた。