タイの観光地で若い日本人女性が殺害されて
しまった。

わたしの小学校時代の同級生(家も近所だった)は
20歳くらいのときにフランスに留学し、卒業して
帰国直前にスペインへヒッチハイク旅行して命を
失った。

記憶違いでなければ、ご両親のもとへスペイン
旅行のことを告げた手紙が届いた後、行方不明に
なり白骨化して発見されたと思う。

ヒッチハイクと知って止めさせようにも、すでに
遅すぎたのだ。

わたしも大昔、渡米したことがあるが、日本で
英会話を教えてくれたアメリカ人女性と再会し
彼女の車に乗せてもらったとき、先ずドアを
ロックするように指示された。

交差点などで停止している時に誰が乗り込んで
くるかわからないからだ。

家の中に入ったらまずドアをロックする。
もちろん家に居る時も必ずロックしている。

この2点は帰国してからも直そうとしなかった。
当時は日本で、しかも田舎でおバカっぽい習慣
だったが今は変に思われなくなった。

それ以外はしばらく海外とは無縁で平和ボケの
生活だったが、20年ほど前、ツアーでシンガ
ポールへ行った。

シンガポールは清潔で治安もいいと聞いていた
ので、最初はお気楽気分で行った。

ところが滞在初日、ホテルの部屋をちょっと
出た間にメイドが掃除ではない目的で部屋に
入った形跡があった。

この時点で日本とは違うのだと完全に頭を切り
替えなければならなかった。

とにかく外出したと判ると当たり前のように
マスターキーで部屋に入り物色するのである。
ホテルが一流でもまったく油断できないのだと
知った。

ホテルのドアマンはドアマンでタクシー降車時に
ドライバーがお釣りをごまかして発進しようと
するのを手助けするためにいるというわけで、自由
行動で女子供4人のプチ添乗員をやったわたしは
神経がヘロヘロになった。

翌年、友人と二人で参加したパリ・ローマの
ツアーでも名所旧跡に必ずスリがいて追っ払う
のに閉口した。

さらに10年後、また2、3度欧州ツアーに参加
したが、とにかく観光地にはスリとかっぱらいが
セットされている。

それでも海外旅行は好きなので、機会があれば
ホイホイ出かけるであろう。

ツアーなら添乗員・ガイドさんの注意をまじめに
聞いて行動していればまず何事もない。

冬なら小さめのショルダーバッグの上からゆったり
したコートを着ていればスリは避けられる(手ぶらで
歩いているように見える)

治安のよいところを選んで、用心した行動を
取っていれば、強盗被害に遭う確率も低く
なるだろう。

できることなら、このトシでもいわゆるバック
パッカーの一人旅をしたいのだが、所詮夢で
終わりそうである。世界は物騒すぎる。

男に生まれていてまだ若かったら・・とも
思ったりする。

しかし、何しろ日本人というだけで狙われやすい
のは間違いないようだ。経済格差があるのだから
どんな日本人でも金持ちと思われてターゲットに
されるのだ。

今も昔も、日本人で、若いお嬢さんで、海外で
一人旅をしたいのなら余程の覚悟と用心が必要
なのではないだろうか。