陽子線治療は

放射線外照射療法のひとつで、

小児がんに対する陽子線治療は

2016年に保険収載されました。


 X線は体を透過してしまうため

広い範囲に放射線が照射され、

副作用が生じます。

陽子線は、ある一定の深さまでしか

到達しないため、

目的とする範囲以外の照射を減らすことが可能です。

正確な照射を行うため

乳幼児の場合には鎮静が必要ですが、

小児の対応が可能な施設は限られています。


世界的にも数施設で

治療されているだけであり、

X線と比べた治療効果、

副作用はまだはっきりとわかっていません。

陽子線という特別な治療が

あるわけではなく、

前提として放射線治療を行う必要があるのか、

その上で腫瘍や眼球の状態を考えて

X線と陽子線のどちらがより良いのか、

主治医と相談して選択することが必要です。


「すくすく」網膜芽細胞腫の家族の会 

↑↑↑↑こちらから引用しました。