この間友達から、「のっぴきならない事情でこの日はNG」と言われてから、
いつかどこかで使いたいと思っている私です。
「のっぴきならない」って言いたーい♪
けど、「のっぴきならない」状態なんてそうそうならないから、残念ながら今のところ出番なし。
いやないほうがいいのか・・・。
なので、こうして書くことで楽しんでいます。関係なくてゴメンナサイ。
さてさて、やお屋の二かいを後にした私たちは、そのまま錦市場を後にします。
本当はもうちょっとのんびりしたかったんだけどね。。
四条から電車に乗って、北上して出町柳の駅に降り立ちます。
「出町柳」という駅は、前にもころころ日記に登場しましたね!
そうなんです。
夏のリベンジで貴船にGO!!!だったのです~。
でも「出町柳」の駅付近で実は行きたいお店が。
緑寿庵清水
http://www.konpeito.co.jp/
金平糖やさんです。
日本で唯一手作りをしているということを、以前TVのドキュメンタリーを見て、
是非行ってみたいなーと思っていたのです♪
、、、が、私たちが出町柳の駅に着いたのはもう3時を過ぎた頃・・・・。
ここで、金平糖やさんに寄っては、貴船神社を駆け足で通り抜けなければいけなさそう。。。
(なぜなら、お夕飯のお店の予約が18時だったからね・・・。)
後ろ髪引かれる思いで、金平糖やさんへの想いを胸にしまいこみ、叡山電車に乗ったのでした。
日差しも心地よく、また電車の中の暖房も程よく効いてぬくぬくとした上に、心地よい列車の揺れ。。
私たちはあっというまに夢の中へ・・・・Zzzzz
ふっと目が覚めると外はちらほら雪が。
!!!
と、目がパッチリ覚めました。
うわ~♪雪だーーー!!
と、この後の事など全く頭に思い浮かぶことなくのんきなものでした。
貴船に降り立ったら雪は降っていなくて、ちょっとがっかり。。
でも、、、電車を降りて、バス停に向かった頃から、旅の雲行きは怪しくなります。
終バス・・・・。終わってました・・・・(/TДT)/
でも、私たちは、ランチをたーーーっぷり食べたから、夜への腹ごなしに歩こう~!と、片道2キロの道のりの一歩を踏み出します。
まだこの頃は周りも明るくて、歩くことに迷いはありませんでした~。
周りの木々を見渡しながら、歩いていると顔に当たるものが・・・。
雪が降ってきたのです。
最初はちらちら降っていた雪は、あっという間に存在感を増し、周りは雪に囲まれていきます。
私は帽子を被っていたから、あんまりなんとも思っていなかったんだけど、
Sちゃんは帽子を被っていなかったので、、、、、、大変。。。
傘を二人して置いてきたことを大後悔。
どっちかが持ってくればよかったのに、二人の傘は仲良く京都駅のロッカーで私たちの帰りを待っています。
旅行前に見た天気予報は雪でした。
そして、雪でしたよ・・・・・。はぁ・・・・・・。雪、見たかったよね?私たち・・・・・。
雪にわくわくしてたはずだったのに、全く嬉しくありませんでした。笑。
Sちゃんはストールをマチコ巻きにし、すこし重くなった足取りで神社を目指します。
少しずつ少しずつ日が落ち始めて、気がついたことがありました。
それは外灯の少なさ。
確かに人通りが多いわけではないし、車で通っちゃうだろうからそんなに必要ないのだろうけど、
とにかく外灯がすくない道でした。
向かいながら帰りは暗闇の中帰らなくてはいけないかも?!と二人で話しましたが、戻ろうという選択肢はありませんでした~。
2キロ=歩いてだいたい30分強ってところでしょうか??
緩やかな上り坂だったし、雪の勢いはドンドン増してきたし、さらになれない道だからとにかく長く感じました。
だから、最初に建物が見えたときはすごーく安心感があったし、嬉しかったです。
夏は川床でにぎわっていたところ、さすがに冬はシーズンオフで、寂しい道のりでした。
やっと、神社のふもとについた時は、またこれた~♪と嬉しくなりました。
1年に2回も行くなんて、、、、ね。
貴船神社
http://kibune.jp/jinja/
夏に訪れたときは、あんなに行列していたのに、今回の神社はひっそりとして人気がなくてよい感じでした♪
前回行列を目の前に諦めたお参りもできて、よしよし。
そして、もう一度水みくじを・・・・・・。
!!!!!!!!!
神様、私たちはここに来ては行けなかったのでしょうか???
なんとSちゃんも私も方角は「西は凶」だったのです。
更には二人とも「旅行は控えるべし」と。。。
Sちゃんのご両親の「西はダメ」という言葉が蘇ります。なんてこった!!
それぞれ、Sちゃんが「小吉」、私が「末吉」でした。
吹雪いている中、2キロも歩いてきたのに、、、、残念すぎる私たち。涙。
しかもこれから来た道を帰らなくていけないのに、、、、一気に気持ちが下降します。
さらに夏にいけなかった奥宮と、結社に行きたかったので、まず結社へ向かうと・・・・・。
まさかまさかの「改装中!!!」
簡易的なキレイなお社の後ろに白い壁があって、改装中の現場は見えないように。。。
はい。奥宮へ行く気力はここで潰えました・・・・・。
辺りは暗くそしてまだまだ雪は深々と降っておりましたよ。
脱力した私たちは思い足取りで、貴船駅を目指して歩き始めます。
「タクシー乗りたいね」
ということになり、近くのお店に入って、タクシーを呼んでもらおうとすると、、、
「タクシーは、ここから京都市街へ行くのでなければ来てくれませんよ」
とのこと・・・・。電車で30分の距離、、、タクシーに乗ったらおいくらなんでしょうか?!
残念だけど、、歩くことに。。。つらいよー。寒いよー。
外灯も少なく暗闇の中、雪に降られながら、てくてくてくてくてくてく。。。。
このカーブを曲がったら駅かな?このカーブを曲がったら駅かな?と、期待しては裏切られ期待しては裏切られ。(全く道を覚えていない私たち・・・)
駅の明かりが見えたときは、山で遭難して民家を見つけたかのような喜びが。←おおげさ。
でもね。。小さなことだけど、駅で、また悲しい思いをするのです。
叡山電車は扉はあるけれど、開く扉と開かない扉があるのです。
夏に来たとき、貴船の駅では乗るときも降りるときも全ての扉が開いたから、もちろん今回もそうだと思って、
屋根のないところで並んでしまった私たち。。。。
いざ電車がついて、開いた扉から乗ろうとしたら、運転手さんに「そこからは乗らないでください」って注意されて、屋根のあるところの行列の一番後ろに並びなおす羽目に。。
結構待っていたし、傘もないし、ぬれねずみなところへ、ガーーン。。。
ルールをわかっていなかった私たちがいけないのだけどね。
帰りの電車も暖かくて座ったら、あっという間に眠ってしまいました。
電車のあの揺れ効果はすごいですね。
くたびれ果てた私たちを乗せて、叡山電車は優しく京都市街へと走り出したのでした。