DIYで防音するには多少の道具が必要です
DIYで防音するということは作業は自分でするということなのでいくつかの道具が必要になります。
ショッピングサイトやホームセンターなどで購入するような手間の少ない防音グッズでも多少の道具は必要ですし、効果の高い防音対策をしようとすればそれなりの道具が必要になってきます。
そこで今回と次回は、手間のかからない対策から初心者でも可能な少し本格的な作業をする対策まで、基本的に必要な道具の紹介をしたいと思います。
自らの手で防音施工を長年やってきていろんな道具を使ってきたので、その中から初心者が使いやすいものを選んでみました。
このブログ内専用のアフェリエイト(Ameba Pick)を登録してみたので勉強がてらやってみます。笑
ブログ専門で収入を得ている人たちのようになんでも紹介するのではなく、実際の経験の中で良いものしか紹介しないので安心して参考にしてください。
なので防音材は自店で扱っているものが一番なので紹介することは永遠にありません。(ショッピングサイトに存在しない特別な防音材のため)
通常は当店で防音対策をするお客さんには使う道具を直接伝えて揃えてもらっているので、このような形で商品紹介をするのはおそらく次回で最後だと思います。(経験しておきたいだけでやってます)
自分が施工技術者なので良いものは紹介できると思うので、DIY初心者で興味のある人だけ次回までお付き合いください。
直近の壁と床、ドアの防音対策をしたお客さんにもこのページで紹介しているものとほぼ同じものを勧めました。
寸法を測る(建築作業用メジャー)
防音に関係なくあらゆる場面で寸法を測ることがあるため持っている人も多いと思います。
スケールやコンベックスの呼び名もありますが要は長さを測る巻尺です。
防音に限らずDIYの作業で使う場合は正確に測る必要性も多々あるので精度の高いものがよいです。
そのようなことから建築作業用のメジャーをオススメめします。
私が実際に使っているもの(タジマ)
●選ぶポイント
・テープ幅(目盛りの付いた帯の部分)
テープ幅が狭いと長い距離を測る時にヨレたり折れたりして測りにくいので、ある程度の幅があるほうが使いやすいです。
10ミリ以下の細いものから27ミリまでありますが、初心者が1人で使うなら19〜25ミリが使いやすいと思います。
・測れる長さ
一般的な6畳〜8畳の部屋で考えると5〜5.5メートルあれば十分です。
・目盛
目盛は一般的なメートルと尺相当目盛が一緒になったものがあるので、尺寸目盛が不要ならメートルのみの方を選ぶ。
・メーカーやテープ部分の素材などで価格はまちまちですがJIS規格1級のものなら安いものでも問題ありません。
ですが長く使うなら信頼のメーカーのものを選ぶのがよいでしょう。
♦️寸法を測る時の注意点
爪部分は触らないように測る。
爪の部分は引っ掛けて測る/押し当てて測るがあるので、爪の厚みの誤差を調整するために僅かに動くようになっています。
そのため長い距離を測るなどで誰かに持ってもらう際は爪の部分は触らずにテープ部分を持って支えてもらいましょう。
材料をカットするための定規とカッターナイフ
材料を真っ直ぐにカットするにはカッター定規が必要になります。
プラスチックやステンレスの薄いカッター定規がありますが、防音材となると紙を切るようなわけにはいかないし薄いものだと誤って怪我をすることもあるので厚みのあるものを使うほうが安全です。
特に初心者は慣れないと力が入ってしまって危ないので、しっかり押さえてカットできる厚みのあるアルミ製の定規がオススメです。
私が実際に使っているもの(シンワ)
カッターナイフは刃幅18ミリの大きいサイズ(本体に替刃のストックができる)
●選ぶ時のポイント
・しっかりと押さえられる幅の広いもの。
・カッターナイフの刃が乗り上げない厚みがあるもの。
・長さは建材の規格や取り回しやすさから1本持つなら1メートルが最適です。
♦️カットする時の注意点
定規から手がはみ出さないように真上からしっかり押さえる。
力を入れすぎないようにカッターナイフを沿わせる。
厚みのあるもの/硬さがあるものをカットする時は1度でカットしようとせずに何度か刃を入れてやる。
材料をカットするためのハサミ
カッターナイフでカットできないものはハサミを使ってカットする場合もあります。
デコボコした吸音材や絨毯、カーブした部分などの複雑な形をカットするにはハサミのほうが作業しやすいことも多いです。
そんなときに必要なのがラシャ鋏(裁ち鋏)で、吸音材など厚みがあっても簡単にカットできるように刃渡りの大きなものを選ぶのがオススメです。
私が実際に使っているもの(貝印)
上のハサミはステンレス製で研ぎ直してもすぐに切れ味が落ちる。
下のハサミはモリブデンパナジウムステレンレス鋼で切れ味と耐久性が抜群。
鋼のハサミも切れ味は抜群で研ぎ直しもできる。
●選ぶ時のポイント
・厚手のものを切るのに刃渡りが大きいほうが良いのでサイズは24センチ以上のものがよい。
・ハサミの先は尖っているものにする。(先が丸いと切りづらいことがある)
・研ぎ直しが出来るものを選べば一生使える。
♦️選ぶ時の注意点
無理に高いものを選ぶ必要はないが100均で購入できるようなものは品質が低いので避けたほうがよい。
2000円前後の安いものでもOK。
選ぶのに迷ったら貝印の7000シリーズの動画を見てください。
今回はここまでにして次回はタッカーと電動ドライバー(インパクトドライバー)などを紹介したいと思います。
▼DIY防音に必要な知識
▼本物と偽物の違い