6月最終日でした!
 
 蒸し暑い日でしたね(-_-;)
 
 
 
 
 元競輪選手の「運動家_ヤスタ」です!
 
 
 
 
 前々回の投稿に引き続き…
 
 
 
 「ヤスタが見た!名物競輪選手!?②」
 
 
 
 をお送りします。
 宮城登録(宮城:69期)のOさんという方がおりました。
 
 競輪競走で使用するギヤ倍数3.57(3.50という選手もいた!)が平均的だった良い時代に、彼は小柄ながら当時珍しかった大ギヤ(※記憶では3.85?先駆者だったのかな?)を駆使した選手でありました。
 
 ギヤについてはこちら↓
 
 大ギヤを駆使し、目標不在時は前(S)を取り、「来たラインの番手で勝負」といった選手間にもウケのいい選手であったと記憶しております。
 
 当時は大ギヤのことを、
 
 
 
 「漢(おとこ)のギヤ
 
 
 
 とか
 
 
 
 「mensギヤ
 
 
 
 と呼称されておりました。ヤスタには渋さが感じられました。
 
 
 
 Oさんのどこが名物なのか?
 
 と申しますと…あだ名であります!
 
 そのあだ名が…
 
 
 
 しゃちょう
 
 
 …
 
 
 
 「社長
 
 
 
 北日本地区の選手にはお馴染みであり、他の東日本(関東&南関東)の選手にも浸透していたであろうOさんの「社長」というあだ名でありましたが、
 
 同県の先輩に由来を伺うと…
 
 ある先輩「なんで社長なんだっけ?」
 
 ヤスタ「…。」
 
 
 
 不明でした(-_-;)
 
 
 
 事情通の選手(どなただったかは憶えておりません(-_-;))に解説いただいたところによると…
 
 スナックでのお会計の際に、支払いを巡る、
 
 A「俺払う!」
 
 B「いや、俺が払う!」
 
 といった、よく目にする光景が繰り広げられます。
 
 Oさんと御同伴の選手らももれなく同様のやりとりになります。しばらくお財布を出しながら、押し問答(揉みあった)した挙句、Oさんのお財布から紙幣がぶちまけられます。
 
 
 
 ひらひらと舞う諭吉の数々…。
 
 (※その現場に居合わせたわけではないため推測…。)
 
 
 
 「社長!
 
 
 
 ホステスさんたちが発したそうです。気前のいい人をそう呼ぶことがありますよね。揶揄する意味もあるかと思われます(-_-;)
 
 それ以降、Oさんの呼び名は、「社長」となったそうです。
 
 代表的なエピソードとしては、競走終わりの帰郷の新幹線にて、先輩選手が、Oさんに向けて、
 
 「社長、席取って(確保)おけ!
 
 「社長、弁当買ってこい!
 
 といった、公共の場で呼ばれる始末。周囲の方々の怪訝な表情が目に浮かびます…。
 
 現役の頃、先輩・後輩を重んじるヤスタはついぞ「社長さん」なんて呼ぶことはなく、終始、Oさんと呼んでおりました。
 
 (※おそらく社長と呼ぶのは、先輩か同期のみ?)
 
 
 そんなOさんは、数年前に事故でお亡くなりになったと、どなたかのSNS投稿で知りました。
 
 朴訥とした見た目とは裏腹に、よく話す印象のOさん。レースでは同乗したことはありませんが、いつも穏やかに話しかけていただいたのがいい思い出です。
 
 
 
 最後に、愛すべき名物選手…
 
 
 
 社長!
 
 
 
 勝手にネタにさせていただきましたよ!
 
 
 
 
 

カバーイラスト
 
 
 
 
 今回も最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございました♪