「辛い・・」
「辛すぎて、もう、この堀に身を投げて死んでしまおう!!」
暗い真夜中に、青白い顔をした青年が、
真っ暗な大きく深い金沢の百間堀のふちに佇んでいた。
青年の名前は泉鏡太郎。
後の泉鏡花である。
鏡花19才の時に実家が焼失し、21才の時に腕のいい金工職人だった父を亡くし、
東京で尾崎紅葉家の下足番をしながら小説家を目指していた鏡花は、急遽金沢に帰って来ていた。
鏡花を待ち受けていたのは経済的な困窮だった。
祖母とまだ幼い弟を食べさせなければいけない立場だったが、鏡花にはまだ経済力が全くなかった。
金沢城と兼六園の間に、今は埋め立てられて道路になっているが、昔は広く深い百間堀と言う堀があった。
昼でも人があまり通らず、ましてや夜は
漆黒の暗い不気味な渕であった。
そこで投身自殺をするものも後をたたなかった。
(画像はお借りしました)
世の中に絶望し、身投げするしかないと自分を追い込んでいた鏡花を救ったのは、
従姉と、そして師匠の尾崎紅葉であった。
「汝の脳は金剛石なり。
金剛石は天下の至宝なり。
汝は天下の至宝を蔵むるものなり。・・」
と何通も金沢にいる鏡花に宛てて、紅葉は、鏡花が自殺をなんとか踏みとどまるようにエールの手紙を送っている。
金剛石とはダイヤモンド💎の事である。
君の脳はダイヤモンドであり、それをきわめるようにと、死の崖っぷちにいる鏡花に対して紅葉なりの精一杯の
愛であった。
鏡花66才の人生を終える3か月前に中央公論より、最後の作品となった「縷紅新草(るこうしんそう)」が発表された。
その中に、自分の身投げしかけた状況を元に小説にしている。
辛い体験を、いと不思議な、
いと妙なる小説に書き上げているところが鏡花の凄いところである。
高校3年の時に、私は泉鏡花の作品を初めて読んだ。
「高野聖」である。
山の大きなヒルがぽたぽたと、木の上から若い僧の上に降ってくる場面ぐらいから、
もう私は深い沼に引きずり込まれたように
小説の中に入り込んでしまった。
現代文と、昔の言い回しの文語体がいりまじった文は、オドロオドロしい魔界の妖しさを感じさせ、エロスさえも感じさせた。
この挿し絵の女性が大問題なのだ。
とびきりの美人のうえに、この世の者でない魔なのか神なのか妖怪なのか解らない
魅力があり、ひとたびこの魅力に陥ってしまうと、みんな獣にされてしまう。
この絵の馬も、猿らしきものも皆、この女性と関係を持ち獣にされちまった野郎だ。
2012年シネマ歌舞伎で坂東玉三郎さんが、この妖しい美人を演じられた。
この世でない魔界の世界やエロスを見事に表現されていて見応えがあった。
2008年には、玉三郎さんと海老蔵さん
が、歌舞伎座で演じられたそうだ。
是非又、再演してほしいなあ
(参考文献:角川文庫「高野聖」)
テレビをつけると、毎日毎日ワクチン、ワクチン、ワクチン・・
あまのじゃくの私は、何か裏があるのではないかと疑ってしまう。
ネットを見ると、ワクチンを作った本人が責任が持てないとファイザー社を退社して、ワクチンの副作用を警告している。
私は、愛犬の狂犬病のワクチン接種後、
愛犬に可愛そうな事が発生したので、
それ以来、ワクチン恐怖症になっている。
ましてや、今回のワクチンは遺伝子ワクチンという前代未聞のワクチンだ。
国会議員はなんやかやと理由をつけて、
打たないようだ。
やっぱり怪しい・・
納豆を食べまくっています

だめかなあ・・






