母が仕事の関係で家を留守にしている時、実家に行くと、生前の父の夕食は決まって肉だった。
分厚い豚肉を、自分でソテーして、それに
豚カツソースをかけて、好きなテレビ番組を見ながら、辛口の酒「立山」を飲んでいた。
テーブルの上には野菜らしきものは一切ない。夕食はトンテキと酒だけだった。
ポンキーは、見るに見兼ねて、レタスやキャベツ等を買って来て、サラダを作り父に出すと・・
「こんな
ウサギのえさみたいモンいらん
」 と言い、せっかく作ったサラダをテーブルの隅に追いやった。
ウサギのえさみたいモンいらん
」 と言い、せっかく作ったサラダをテーブルの隅に追いやった。ウサギのえさ・・そう言われてみれば、ウサギのえさに見えなくもないが、こんな食生活をしていれば、いずれ父は病気に成るなと思っていた。
そして・・それから数ヵ月後、やはり父は脳梗塞になった。
病気に真っ先に気づいてくれたのは近所の人だった。
ふらふらと歩く父が何か変だと思い、話しかけると、ろれつが回らず、何時ものように話しができない。
これは大変
と思った近所の人が、
家にいた母に、玄関から「〇〇さ~ん!あんたんところのお父さん、なんか変やわ‼
救急車🚑呼んだほうがいいがでないけ
」
と、声をかけてくれた。
救急車に乗って病院へ行き、軽度の脳梗塞と診断され点滴をしていた。
が・・・父は変人だった。
医師や看護師さんのいない隙に、サッサと点滴中のはりを自分で抜き、タクシーで自宅に帰ってきてしまった
。
そのまま最後まで点滴をして、おとなしく治療を受けていれば、治っていたと思う。
次に病院に運ばれた時は、もうマヒが相当進み、2度と自宅に帰る事が出来ず、何年か寝たきりに成り、そのまま帰らぬ人になった。
父を見ていると、いくつか脳梗塞になる原因が見えてくる。
☆医師からどれだけ注意されても、タバコ
止められなかった。体のマヒが始まって いてもタバコ🚬をすっていた。
☆両刀使いだった。饅頭や羊羮が大好きで、そうめんにも砂糖をかけて食べていた。そして酒も好きで、長く糖尿病を患 っていた。
☆人の言う事を聞かない頑固者だった。
医師の言う事も、ましてや母や子供の注 意は一切聞かなかった。
☆肉好きだった。栄養のバランスがわるす ぎた。
この肉好き
と言うのは、しっかりポンキーに遺伝している。
疲れたな~って思ったら肉
元気がないなと思ったら肉
トンテキもいいし、豚カツも好き。
チキンより牛肉のかたまりが好き
たまの贅沢はステーキ。
ただ、父と違うのは、サラダが大好き。
野菜料理は必ず作り、バランスよく食べている。
サラダのグリーン色は、テンションが上がる色。
毎日、一生懸命バランスよく栄養を考えて、料理したり、食べたりしているんだけど・・
はてさて人間の運命なんてわからないわね
バランスのいい食生活送っていても、
父と同じく脳梗塞に成るかもしれんし・・


