●阪神は打線が効果的に得点を重ね、東京ヤクルトに勝って4連勝とした。 1回に森下翔太外野手(24)の適時打で先制すると、 1- 1の 2回に近本光司外野手(29)が勝ち越しの適時打。 5回には大山悠輔内野手(29)、佐藤輝明内野手(25)の適時打などで 5- 1とリードを広げた。さらに 6回、二死満塁から佐藤輝が今季初の満塁本塁打。クリーンアップがそろって打点を挙げ、大差をつけた。先発のジェレミー・ビーズリー投手(28)は 1回にサンタナに適時打を浴びるも、以降は立ち直って得点を許さず。 3回には打球を足に受けるアクシデントがあったものの、 5回まで投げて 1失点で7勝目を挙げた。チームはこの日試合がなかった首位巨人とのゲーム差を2.5に縮め、敗れた2位広島とは1.5ゲーム差になった。阪神の「ドラ1カルテット」がそろって打点を挙げた。今季は球団史上初めて、ドラフト1位が 4人同時に100安打をマークしている。
●阪神が13安打9得点の猛攻で4連勝を飾った。森下翔太外野手が2試合連続の先制打を放った。 1回、一死から中野拓夢内野手(28)の打球を東京ヤクルト外野陣がお見合いするラッキーな 2塁打で得点圏に走者を進めると、勝負強い森下が打席へと向かった。 2球目、サイスニード投手(31)の直球をはじき返すと、打球は 2塁手・武岡龍世内野手(23)のグラブをはじき、中前へ。中野が先制のホームを踏んだ。森下は 5日の中日戦(甲子園)に続く2夜連続の先制打。3試合連続安打&打点と絶好調だ。試合前の時点で今季は神宮球場で打率0.304と好相性。得意の舞台で若虎が輝いた。ヒーローインタビューには森下が呼ばれた。
●近本光司外野手が勝ち越し打を放った。 2回、先頭の梅野隆太郎捕手(33)が中前打を放つと、木浪がたたきつけるように進塁打。ビーズリーは三振も、二死 2塁と好機を作った。近本が打席へ。カウント 1- 2から、サイスニードのチェンジアップに食らいついた。右前に運ぶ一打で阪神が勝ち越し。近本は 5日の中日戦(甲子園)で連続試合安打が17でストップしていたが、再び量産体制に入った。リーグトップの安打数はこれで139本に。タイトルを争う東京ヤクルト長岡秀樹内野手(22)との差をこの時点で「2」に広げたが、中日細川成也外野手(26)が広島戦で 3回までに 2安打。暫定的に近本とトップに並んでいる。
●阪神が 5回、大山悠輔内野手、佐藤輝明内野手の適時打などで 3点を追加した。毎回走者を出しながらも、 2回以降追加点が奪えず 2- 1で迎えた 5回。中野がこの日2本目の安打となる中前打で出塁すると、森下も右翼線へポトリと落ちる 2塁打で無死 2、 3塁と好機を作る。大山を迎えたところでサイスニードの暴投で中野が生還。攻撃の手を緩めず、大山は痛烈に 3塁線を抜く適時2塁打で加点した。さらに佐藤輝も2番手・原樹理投手(31)から中前適時打。 4日の中日戦(甲子園)以来となるクリーンアップ打点そろい踏みで、 5- 1とリードを広げた。 1回一死 2塁でも中前に運び5戦連続安打。この5試合で3度目のマルチ安打と好調をキープし、得点圏打率3割6分4厘もリーグトップのままだ。
●甲子園での中日戦3連勝に続き、強い虎を東京でも見せつけ4連勝に導いた。佐藤輝明内野手が満塁本塁打を放って東京ヤクルトを突き放した。 5- 1の 6回。3番手・尾仲祐哉投手(29)を攻め立て、二死満塁のチャンスで打席へ。カウント 1- 1から 3球目の直球を仕留めた。高々と打球は左翼スタンドへ一直線。左翼手・ドミンゴ・サンタナ外野手(31)も諦めるほどの豪快な打球が突き刺さった。佐藤輝は今季初、通算4本目となるグランドスラム。 1試合5打点の大暴れで 9- 1とリードを広げた。これで通算打点は301となり、入団4年目にして大台に乗せた。 4点リードの 6回二死満塁。東都の虎党が待つ左翼へ12号を届けて勝負を決定づけた。 5回にも中押しタイムリーを放ち、今季初の5打点の大活躍だ。チームは試合のなかった首位巨人に約 1カ月ぶりの2.5差以内に再接近。残り18試合での大まくりへボルテージは最高潮だ。神宮は大好物だ。 4月の決勝弾を含む今季4本塁打、打率3割5分3厘はセ本拠地別でベストの成績。満塁弾は通算4本目だが、昨年 9月13日の巨人戦、優勝マジックを1にしたV弾以来というのもあの熱狂を思い起こさせる。 5回の適時打も含めて今季最多5打点の荒稼ぎ。巨人岡本和真内野手(28)に7差に迫る61打点で、タイトル争いにも加わってきた。開幕から苦悩の日々を送った。仕事を忘れリラックスに専念する自宅で、ふと体を起こしてバットを握った。夜中に思い立って打撃のビデオを見たこともあった。かみ合いだした歯車。岡田彰布監督(66)は手応え。試合のなかった首位巨人と2.5ゲーム差に詰めた。首位から2.5差以内は、 8月 8日の2差以来。すでに自力2位も復活しており、敗れた2位広島とは1.5差で、鯉の尻尾もつかまえた。球場の去り際、ファンの大声援が背番号8に届いた。この男抜きで、逆転Vはあり得ない。
●富田蓮投手は23歳のバースデー登板を無失点で飾った。大量リードの 7回に登板。登板直前にはレフトスタンドの虎党からバースデーソングも贈られ、 1イニングを1安打無失点に抑えた。
記事をまとめてみました。
<東京ヤクルト 1- 9阪神>◇20回戦◇阪神12勝 8敗 0分◇ 6日◇明治神宮野球場
阪神は打線が効果的に得点を重ね、東京ヤクルトに勝って4連勝とした。 1回に森下翔太外野手の適時打で先制すると、 1- 1の 2回に近本光司外野手が勝ち越しの適時打。 5回には大山悠輔内野手、佐藤輝明内野手の適時打などで 5- 1とリードを広げた。さらに 6回、二死満塁から佐藤輝が今季初の満塁本塁打。クリーンアップがそろって打点を挙げ、大差をつけた。先発のジェレミー・ビーズリー投手は 1回にサンタナに適時打を浴びるも、以降は立ち直って得点を許さず。 3回には打球を足に受けるアクシデントがあったものの、 5回まで投げて 1失点で7勝目を挙げた。チームはこの日試合がなかった首位巨人とのゲーム差を2.5に縮め、敗れた2位広島とは1.5ゲーム差になった。
6回、満塁本塁打を放った佐藤輝明内野手を迎える中野拓夢内野手、大山悠輔内野手、森下翔太外野手=明治神宮野球場
阪神の「ドラ1カルテット」がそろって打点を挙げた。
初回に森下翔太外野手が先制中前打。
1- 1の 2回に近本光司外野手が勝ち越し右前打。
5回には暴投で加点したあとに大山悠輔内野手が左翼線 2塁打、佐藤輝明内野手が中前打と連続タイムリーが飛び出した。
4人はいずれも阪神にドラフト1位で入団した。今季は球団史上初めて、ドラフト1位が 4人同時に100安打をマークしている。
1回一死 2塁、中前適時打を放った森下翔太外野手=明治神宮野球場
森下翔太外野手が2試合連続の先制打を放った。 1回、一死から中野の打球を東京ヤクルト外野陣がお見合いするラッキーな 2塁打で得点圏に走者を進めると、勝負強い森下が打席へと向かった。 2球目、サイスニードの直球をはじき返すと、打球は 2塁手・武岡のグラブをはじき、中前へ。中野が先制のホームを踏んだ。森下は 5日の中日戦(甲子園)に続く2夜連続の先制打。3試合連続安打&打点と絶好調だ。試合前の時点で今季は神宮球場で打率0.304と好相性。得意の舞台で若虎が輝いた。「打ったのはカットボール。初回から作った先制のチャンスだったので、なんとか1本出すことができてよかったです。追いつかれてしまったので、また勝ち越せるように次の打席も頑張ります」とコメントした。
1回一死 2塁、中前適時打を放った森下翔太外野手=明治神宮野球場
森下翔太外野手が止まらない。今季初めて1試合4安打をマークした。
初回に先制中前打。 3回と 5回はともに右翼線に落ちる、運も味方した 2塁打。 6回にも痛烈な左前打を放った。
ヒーローインタビューで笑顔を見せる森下翔太外野手=明治神宮野球場
阪神が13安打9得点の猛攻で4連勝を飾った。
佐藤輝明内野手が 6回に左翼越えに12号のグランドスラムを放り込むなど今季最多の5打点。
森下翔太外野手は先制打を含めて、今季初の4安打をマークした。初回に先制中前打。 3回と 5回はともに右翼線に落ちる、運も味方した 2塁打。 6回にも痛烈な左前打を放った。
ヒーローインタビューには森下が呼ばれた。
2回二死 2塁、右前適時打を放った近本光司外野手=明治神宮野球場
近本光司外野手が勝ち越し打を放った。 2回、先頭の梅野が中前打を放つと、木浪がたたきつけるように進塁打。ビーズリーは三振も、二死 2塁と好機を作った。近本が打席へ。カウント 1- 2から、サイスニードのチェンジアップに食らいついた。右前に運ぶ一打で阪神が勝ち越し。近本は 5日の中日戦(甲子園)で連続試合安打が17でストップしていたが、再び量産体制に入った。「追い込まれてから上手くチェンジアップを捉えることができました。追いつかれてすぐに勝ち越すことができたので、しっかり流れを掴んでいけるように頑張ります」とコメントした。
2回二死 2塁、右前適時打を放った近本光司外野手=明治神宮野球場
近本光司外野手がライバルの前で勝ち越しの適時打を放った。
2回二死 2塁でサイスニードのチェンジアップに食らいついて右前に運んだ。
リーグトップの安打数はこれで139本に。タイトルを争う東京ヤクルト長岡秀樹内野手との差をこの時点で「2」に広げたが、中日細川成也外野手(26)が広島戦で 3回までに 2安打。暫定的に近本とトップに並んでいる。
5回無死 3塁、 3塁線を破る適時2塁打を放った大山悠輔内野手=明治神宮野球場
阪神が 5回、大山悠輔内野手、佐藤輝明内野手の適時打などで 3点を追加した。毎回走者を出しながらも、 2回以降追加点が奪えず 2- 1で迎えた 5回。中野がこの日2本目の安打となる中前打で出塁すると、森下も右翼線へポトリと落ちる 2塁打で無死 2、 3塁と好機を作る。大山を迎えたところでサイスニードの暴投で中野が生還。攻撃の手を緩めず、大山は痛烈に 3塁線を抜く適時2塁打で加点した。さらに佐藤輝も2番手・原から中前適時打。 4日の中日戦(甲子園)以来となるクリーンアップ打点そろい踏みで、 5- 1とリードを広げた。大山は「打ったのはカットボール。チャンスの場面でしたし、どんな形でもランナーを還すことだけを意識していました。次の 1点が大事になってくる試合展開でしたし、結果的にタイムリーになってくれてよかったです」とコメントした。
5回表阪神無死 3塁、適時2塁打を放った大山悠輔内野手=明治神宮野球場
阪神の4番大山悠輔内野手は痛烈な適時2塁打で貴重な追加点をたたき出した。
2- 1と 1点リードの 5回無死 2、 3塁で打席へ。サイスニードの暴投で 3点目が入った直後の無死 3塁、甘く入ったカットボールを逃さず 3塁線を破った。「 1球ストライクに余裕があったので、狙い球を絞るなど準備をして、思い切っていきました」。 1回一死 2塁でも中前に運び5戦連続安打。この5試合で3度目のマルチ安打と好調をキープし、得点圏打率3割6分4厘もリーグトップのままだ。
佐藤輝明内野手が満塁本塁打を放って東京ヤクルトを突き放した。 5- 1の 6回。3番手・尾仲を攻め立て、二死満塁のチャンスで打席へ。カウント 1- 1から 3球目の直球を仕留めた。高々と打球は左翼スタンドへ一直線。左翼手・サンタナも諦めるほどの豪快な打球が突き刺さった。佐藤輝は今季初、通算4本目となるグランドスラム。 1試合5打点の大暴れで 9- 1とリードを広げた。これで通算打点は301となり、入団4年目にして大台に乗せた。
6回表阪神二死満塁、左越え満塁本塁打を放った佐藤輝明内野手。投手は尾仲祐哉投手=明治神宮野球場
大逆転アレンパいけるぞ! 佐藤輝明内野手が、今季初のグランドスラムで9得点大勝&4連勝を導いた。 4点リードの 6回二死満塁。東都の虎党が待つ左翼へ12号を届けて勝負を決定づけた。 5回にも中押しタイムリーを放ち、今季初の5打点の大活躍だ。チームは試合のなかった首位巨人に約 1カ月ぶりの2.5差以内に再接近。残り18試合での大まくりへボルテージは最高潮だ。
◇ ◇ ◇
神宮の虎党は、目の前にかかった放物線に夢の逆転Vを確信した。佐藤輝は黄色に染まった左翼席に目をやった。 5- 1の 6回二死満塁。元阪神尾仲の真ん中直球を逆方向へ。ツバメの戦意を完全に打ち砕いた。
「みんながつないでくれたチャンスで、いい打撃ができてよかった。ビーズリーを援護できてよかった。いい状態だと思います」
6回二死満塁、満塁本塁打を放った佐藤輝明内野手=明治神宮野球場
甲子園での中日戦3連勝に続き、強い虎を東京でも見せつけ4連勝に導いた。
4年間歩むスラッガー道の節目にもなった。満塁弾で通算80号と通算300打点をダブルでクリア。それでも謙虚に言った。「僕だけじゃ無理なこと。しっかり走者に出てもらっている人たちのおかげです」。
神宮は大好物だ。 4月の決勝弾を含む今季4本塁打、打率3割5分3厘はセ本拠地別でベストの成績。満塁弾は通算4本目だが、昨年 9月13日の巨人戦、優勝マジックを1にしたV弾以来というのもあの熱狂を思い起こさせる。 5回の適時打も含めて今季最多5打点の荒稼ぎ。巨人岡本和に7差に迫る61打点で、タイトル争いにも加わってきた。
開幕から苦悩の日々を送った。仕事を忘れリラックスに専念する自宅で、ふと体を起こしてバットを握った。夜中に思い立って打撃のビデオを見たこともあった。「普段は野球から離れればそんなに深く考え込むことはないんですけど…。でもそういうのも普通ですよ、普通」。
6回表阪神二死満塁、左越え満塁本塁打を放った佐藤輝明内野手=明治神宮野球場
5月には2軍落ち。「我慢や、我慢」。耳にタコができるほど2軍首脳陣から声が飛んだ。手を出してしまう高い直球、低い変化球をいかに見極めるか、突き詰めた。長い苦しみが 8月の6本塁打、21打点と 9月の好調につながっている。
かみ合いだした歯車。岡田監督は「みんなそら分かってるからな、 9月が勝負になるっていうのは。打線もある程度、点を取れる。そしたら投手もええように回るよな。ええ回りの相乗効果やな」と手応え。試合のなかった首位巨人と2.5ゲーム差に詰めた。首位から2.5差以内は、 8月 8日の2差以来。すでに自力2位も復活しており、敗れた2位広島とは1.5差で、鯉の尻尾もつかまえた。
テ~ル! テ~ル! 球場の去り際、ファンの大声援が背番号8に届いた。この男抜きで、逆転Vはあり得ない。
6回表阪神二死満塁、佐藤輝明内野手に左越え満塁本塁打を浴びた尾仲祐哉投手=明治神宮野球場
▼佐藤輝がプロ4年目で通算80号本塁打を放った。503試合目での到達で、阪神の生え抜き選手では田淵幸一342試合目、掛布雅之471試合目に次ぎ3位。岡田彰布の550試合目より47試合早い。また、この日で通算301打点をマーク。300打点到達は、田淵523試合目、掛布544試合目、岡田568試合目を越えるハイペースだ。
▼佐藤輝の満塁本塁打は、23年 9月13日巨人戦以来、プロ4本目。過去はいずれも甲子園で、他球場では初となった。
▼阪神の満塁本塁打は今季3本目。 5月11日横浜DeNA戦の近本、 6月16日福岡ソフトバンク戦の前川以来。
▼阪神打者の東京ヤクルト戦の満塁本塁打は、20年 7月28日(神宮)以来。この試合ではボーアとサンズが、プロ野球史上初となる来日1年目外国人のグランドスラムそろい踏みを記録した。
▼阪神のドラフト1位入団の近本、森下、大山、佐藤輝の打点そろい踏みは通算6度目。昨季は1度で今季は5度目で、チームは6戦全勝だ。
阪神3番手の富田蓮投手=明治神宮野球場
富田蓮投手は23歳のバースデー登板を無失点で飾った。
大量リードの 7回に登板。登板直前にはレフトスタンドの虎党からバースデーソングも贈られ、 1イニングを1安打無失点に抑えた。
「バースデーソングはいつ歌っていたか分からなくて…」と照れ笑いも「やっぱり自分の投球ができているから抑えられている。そこを曲げずに続けていけたら」と気を引き締めた。
※ 9月 7日の予告先発は、東京ヤクルト・高橋奎二投手(27)―阪神・才木浩人投手(26)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』
リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。
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