●アーロン・ウィルカーソン投手(32=ミルウォーキー・ブルワーズ)が「6回5安打1失点、1四球」の好投で 1カ月ぶりとなる「2勝目」を挙げた。序盤から持ち味である制球力を発揮。 140キロ台後半の直球にスライダー、チェンジアップなど変化球を織り交ぜた。 4回に先頭から 3連打を浴びて 1点を失ったが、いずれもチェンジアップで宮崎敏郎内野手(33)を遊飛、戸柱恭孝捕手(32)を左飛に抑えるなど落ち着いていた。バットを握っても仕事人だった。 2回一死 1、 2塁では、初球で犠打を決めて近本の「先制適時打」を呼び込んだ。 5回には一死 1、 3塁から 1塁方向に転がすセーフティースクイズ(記録は犠打野選)で「来日初打点」。中押しの好バントだったが、本人は忍者のように生還した糸井嘉男外野手(40)にビックリ。大喜びだ。
●糸井嘉男外野手が華麗な「超人技」で本塁を陥れた。 4点リードの 5回一死 1、 3塁。ウィルカーソンがセーフティースクイズを試み、 1塁方向へ転がした。 3塁走者の糸井は迷わず本塁へ突入。 1塁手ネフタリ・ソト内野手(33)の送球が少し 1塁側へそれ、捕手戸柱が時計回りでタッチしてきたが、上体をひねり、かいくぐって左手でホームを触れた。立ち上がると右腕を横へ伸ばし、セーフのポーズを決めた。さっそうとベンチへ戻り、祝福を受けた。貴重な追加点をたたき出した走塁を自画自賛し、笑顔で大きな胸を張った。この日は近大の後輩、佐藤輝明内野手(23)が 2発の大暴れし、糸井はアーチ共演を望んだ。「帰ってきた最年長の超人」が、チームを押し上げていく。
●港町の風は心地いい。その風に乗って聞こえてくるファンの声もまた、格別だ。佐藤輝が横浜でヒーローになった。佐藤輝明内野手が昨年 8月以来の「1試合2本塁打」と大暴れだ。横浜DeNA戦の 3回に「5月初アーチの8号ソロ」を放ち、右翼席上段に持っていった。 6回も「9号ソロ」。横浜スタジアムで今季打率は「驚異の5割で、3本塁打」。得意舞台でチームを今季初の「2試合連続2桁安打」へと引っ張った。横浜DeNA東克樹投手(26)の 141キロを近畿大學 1年時の17年 4月 1日。大學デビュー戦は「3打数無安打、2三振」。その相手が立命舘大學の 3学年先輩の左腕、東だった。今季自身最長ブランクとなる「12試合、52打席ぶりのアーチ」。得意舞台をきっかけに量産の予感が漂う。昨年 5月以来の「1試合3発」への期待が高まった 5打席目は中飛に終わったが、反省も忘れなかった。前回対戦で「3連敗」した借りを返し、「5月初の連勝」で「5位」横浜DeNAと「2.5差」。「最下位脱出」が見えてきた。「最下位脱出」へ声を張り上げ、帰りのバスに乗り込んだ。佐藤輝明内野手はこの日から登場した新しい「虎メダル」に興奮しきりだった。いつもよりも大きく、メダル部分が回転する仕様。本塁打を放ってベンチ前で矢野燿大監督(53)から首にかけられると、無邪気にぐるぐると回して遊んでいた。製作した大阪市在住の女性は感激。昨季は坂本誠志郎捕手(28)が製作し、今季はファンから募っている「虎メダル」。選手愛と創作意欲たっぷりのアイテムが、虎ナインに力を貸している。
●糸原健斗内野手が、ダメ押しの“ランニング本塁打”を放った。 6点リードの 9回一死。横浜DeNA山崎康晃投手(29=亜細亜大學OB)の低めの変化球を捉え、右方向へ。右翼手の楠本泰史外野手(26)がスライディングキャッチを試みたが、後逸してフェンス側へ転がる間にダイヤモンドを激走。捕手のタッチをかいくぐり、 8点目の本塁を踏んだ。しかし結果はヒットと楠本の失策がつき、「ランニング本塁打」は幻となった。
●浜地真澄投手(23)が、16日に「出場選手登録を抹消」される見通しとなった。横浜DeNA戦の 8回に「3番手」で登板。先頭関根大気外野手(26)に 4球を投じた直後に顔をしかめ、ベンチに戻り治療を受けた。マウンドに戻り、関根を 1ゴロに仕留めたものの、楠本、ネフタリ・ソト内野手(33)に連打を浴び、一死 2、 3塁としたところで降板した。
記事をまとめてみました。
<横浜DeNA 8- 1阪神>◇ 7回戦◇阪神 3勝 4敗 0分◇15日◇横浜スタジアム
アーロン・ウィルカーソン投手が「6回5安打1失点、1四球」の好投で 1カ月ぶりとなる「2勝目」を挙げた。序盤から持ち味である制球力を発揮。 140キロ台後半の直球にスライダー、チェンジアップなど変化球を織り交ぜ、「今日は全体的によかった。しっかりとした良いフォームで投げることができた」。 4回に先頭から 3連打を浴びて 1点を失ったが、いずれもチェンジアップで宮崎を遊飛、戸柱を左飛に抑えるなど落ち着いていた。
5回表阪神一死 1、 3塁、ウィルカーソン投手はスクイズバントを決める。投手は入江大生投手=横浜スタジアム
バットを握っても仕事人だった。 2回一死 1、 2塁では、初球で犠打を決めて近本の「先制適時打」を呼び込んだ。 5回には一死 1、 3塁から 1塁方向に転がすセーフティースクイズ(記録は犠打野選)で「来日初打点」。中押しの好バントだったが、本人は忍者のように生還した糸井にビックリ。「糸井さんのようなベテランの方が頭脳的というか、すばらしい走塁で 1点を取れた。すばらしいプレー」と大喜びだ。
6回裏横浜DeNA無死、関根大気外野手を投ゴロに打ち取り笑顔を見せるウィルカーソン投手=横浜スタジアム
趣味は釣り、ギターに絵を描くこと。来日後もギターショップを訪れたり、長女エヴァちゃん( 5)と一緒に絵を描くなどプライベートを充実させている。次回は20日からの巨人 3連戦(甲子園)で登板予定。矢野監督は「もうちょっといいと思う。それが次の登板には見たい」と期待する。登板 5試合はいずれも「2失点以下」で「防御率2.22」。信頼度は高まっている。
糸井嘉男外野手が華麗な「超人技」で本塁を陥れた。 4点リードの 5回一死 1、 3塁。ウィルカーソンがセーフティースクイズを試み、 1塁方向へ転がした。 3塁走者の糸井は迷わず本塁へ突入。 1塁手ソトの送球が少し 1塁側へそれ、捕手戸柱が時計回りでタッチしてきたが、上体をひねり、かいくぐって左手でホームを触れた。立ち上がると右腕を横へ伸ばし、セーフのポーズを決めた。さっそうとベンチへ戻り、祝福を受けた。
「いやもう、『神走塁』です。キャンプでああいう場面を想定して練習もしていたので、いいスライディングができました」
5回表阪神一死 1、 3塁、ウィルカーソン投手のスクイズで生還する 3塁走者糸井嘉男外野手=横浜スタジアム
貴重な追加点をたたき出した走塁を自画自賛し、笑顔で大きな胸を張った。 3回は攻撃をつなぐ中前打。「ぎっくり腰」から復帰後は「3戦連続安打」で、計「9打数4安打3打点」と好調を保っている。「僕も必死でやるだけだと思うので」。死球、安打、四球と 4打席で 3出塁して 2得点。つい最近まで実戦を離れていたとは思えないハッスルプレーで、連勝に貢献した。矢野監督もそんなチーム最年長の働きぶりを称賛した。「(腰が)万全ではないんで。その中で精いっぱいやってくれてるし、四球を選んだり、つなげたりしてくれてるっていうのは、ヨシオらしさが出てると思う」。
5回表阪神一死 1、 3塁、 3塁走者糸井嘉男外野手はウィルカーソン投手のスクイズバントで生還。捕手は戸柱恭孝捕手=横浜スタジアム
この日は近大の後輩、佐藤輝が 2発の大暴れし、糸井は「僕も打ちたかった。テルとアベックしたい」とアーチ共演を望んだ。17日からのヤクルト 3連戦へ向け「『昨年の覇者』なので、そこに勝っていかないと。まだまだ上を目指しているので、頑張ります」。「帰ってきた最年長の超人」が、チームを押し上げていく。
3回表阪神一死、右越えに本塁打を放ち、矢野燿大監督(右から 2人目)にメダルをかけられる佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
ハマスタ大好き! 佐藤輝明内野手が昨年 8月以来の「1試合2本塁打」と大暴れだ。
DeNA戦の 3回に「5月初アーチの8号ソロ」を放ち、 6回も「9号ソロ」。横浜スタジアムで今季打率は「驚異の5割で、3本塁打」。得意舞台でチームを今季初の「2試合連続2桁安打」へと引っ張った。前回対戦で「3連敗」した借りを返し、「5月初の連勝」で「5位」DeNAと「2.5差」。「最下位脱出」が見えてきた。
◇ ◇ ◇
港町の風は心地いい。その風に乗って聞こえてくるファンの声もまた、格別だ。佐藤輝が横浜でヒーローになった。 2点リードの 3回。DeNA東の 141キロを右翼席上段に持っていった。近大 1年時の17年 4月 1日。大学デビュー戦は「3打数無安打、2三振」。その相手が立命大の 3学年先輩の左腕、東だった。
3回表阪神一死、佐藤輝明内野手は「右越え本塁打」を放ちベンチのナインと笑顔でタッチする=横浜スタジアム
「プロでリベンジできたのはすごいうれしい」。捉えたのは、しつように攻められてきた内角高め。「今季9発」のうち「4発」がそのコースを仕留めたもので、もはや「内角攻め」は苦にしていない。「5月初アーチ」となる「8号ソロ」が、初対戦から「1870日分の進化の証し」になった。
「ちょっとありましたね、ホームランだけは負けてられないって」
脳裏に浮かんでいたのは、前日14日に「プロ初2発」を放った同期の中野。「僕を刺激しましたね」。“ちょっと”どころではない意識があった。 6回の「9号ソロ」で通算 3度目、昨年 8月以来の「1試合複数本塁打」。「今季3発」の中野とは再び「6本差」となった。お株を奪われてから 1日。ホームランはやっぱり佐藤輝の象徴だ。
3回表阪神一死、佐藤輝明内野手の右越え本塁打着弾地=横浜スタジアム
無類のハマスタ好き。昨季は特大の場外弾を打ち込み、今季は「球場別トップの打率5割」。「横浜のおいしい食べ物です(笑い)。納豆卵ご飯を食べています」。中華街でも赤レンガ倉庫でもない。宿舎で頬張る素朴なエネルギーチャージが、潜在能力を引き出してくれるという。
今季自身最長ブランクとなる「12試合、52打席ぶりのアーチ」。得意舞台をきっかけに量産の予感が漂う。昨年 5月以来の「1試合3発」への期待が高まった 5打席目は中飛に終わったが、「凡退してしまったので練習します」と反省も忘れなかった。チームは「5月初連勝」でDeNAに「2.5差」。「最下位脱出」へ「勝ちたいんや!」と声を張り上げ、帰りのバスに乗り込んだ。
6回表阪神無死、佐藤輝明内野手はこの試合 2本目となる「中越え本塁打」を放った=横浜スタジアム
▽阪神矢野監督(「2本塁打」の佐藤輝明内野手に)
「 1本目、あれをファウルにしない、仕留めるっていうことができたバッティング。 2本目はテルらしい。誰でも波は多少あるけど、去年に比べたら本当にそういう部分では成長している」
○…「5番」大山が「12試合ぶりのマルチ安打」をマークした。 3回に佐藤輝のソロの直後、東の 142キロの直球を捉えて右翼線へ 2塁打。攻撃をつなぎ、 4点目のホームを踏んだ。 5回は先頭で入江の直球を捉え中前に運び、こちらも梅野の犠飛で生還した。雨天中止の12日に井上ヘッドコーチは「やっぱり働いてもらわないといけない。スタメンはまだ続ける」と話しており、期待に応える仕事だった。
○…「1番」近本が先制の「2点適時打」で快勝への流れをつくった。 2回二死 2、 3塁、東の 144キロをはじき返し左翼へ 2塁打。「(直前に)ウィルカーソンがきっちりバントを決めてくれましたし、なんとしても先制点を取りたいと思っていた」。 5回の中前打と合わせ「3試合連続マルチ安打」で、打率を「2割7分1厘」まで上げた。
6回表阪神無死、中越えに本塁打を放った佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
○…梅野が攻守で連勝に貢献した。 4回二死 1、 3塁の守りでは、宮本への 3球目に 1走・牧がスタートを切ると「梅ちゃんバズーカ」で 2盗を阻止。リードでも先発ウィルカーソンを 6回 1失点ともり立てた。打っては「5回無死満塁」で入江から右翼への犠飛。「6試合無安打」が続くが「最低限ランナーをかえすことができてよかったです」と胸をなで下ろした。
○…「7番」糸原が“ランニング本塁打”を含む 3安打と気を吐いた。 9回一死で山崎の 2球目変化球を右翼へ。打球が右翼手のグラブ下を抜けて転がる間に大激走で本塁を陥れた。「ランニング本塁打」かと思われたが、右前打と敵失が記録された。それでも、 2回の左前打、 3回の適時内野安打と合わせ、「今季2度目の猛打賞」。 2塁守備でも 6回に難しい当たりをアウトにした。開幕から苦しんでいた男は「まだまだ試合あるので、まだ 5月なので、しっかり状態を上げていけるように頑張ります」と反攻を誓った。
6回表阪神無死、「ソロ本塁打」を放った佐藤輝明内野手(中央)は矢野燿大監督にメダルをかけてもらう=横浜スタジアム
○…加治屋が完璧な火消しを決めた。 8回一死 2、 3塁。右下肢の張りを訴えた浜地に代わって登板し、「4番」牧を空振り三振、「5番」宮崎も 2ゴロに片付けた。「いつも任された場面でしっかり仕事ができるように準備しています。今日のような結果を続けられるように、できることを継続していきたい」。これで「8試合無失点」を続けている。
▼阪神佐藤輝が今季初の「1試合2本塁打」。横浜では今季 5戦して「18打数9安打3本塁打」で「打率5割」と得意にしている。新人だった昨季も場外弾を放つなど「2割7分6厘、2本塁打」と苦にしていなかったが、 2年目はさらに打っている。打者の指標のひとつ「OPS(出塁率+長打率)」は「10割超え」で超一流と言われるが、横浜での佐藤輝は「1.683」と抜群。DeNAにとって佐藤輝は“ハマの脅威”となっている。
6回表阪神無死、佐藤輝明内野手はこの試合 2本目となる「中越え本塁打」を放ち、メダルのロゴマーク部分が回転することを見せてくれた=横浜スタジアム
佐藤輝明内野手はこの日から登場した新しい「虎メダル」に興奮しきりだった。
「すごい回っていたんで。よく作ってくれたなと」。いつもよりも大きく、メダル部分が回転する仕様。本塁打を放ってベンチ前で矢野監督から首にかけられると、無邪気にぐるぐると回して遊んでいた。
ヒーローインタビューを終え笑顔を見せる佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
製作した大阪市在住の女性は「イチ推しの佐藤選手にかけていただけて、びっくりしかないです。佐藤選手も矢野監督もめっちゃ回してくれて、うれしかった」と感激。「ご本家パドレスの大きなメダルも回るし、仮面ライダーベルトも回るし、ヒーローは回転系! と思って、目立つように。ダイヤモンドを回って、次の打者にもホームランを回してほしいという願いも込めました」と説明した。
ヒーローインタビューを終え笑顔を見せる佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
昨季は坂本が製作し、今季はファンから募っている「虎メダル」。選手愛と創作意欲たっぷりのアイテムが、虎ナインに力を貸している。
9回表阪神一死、右安打を放ち、楠本泰史外野手が後逸する間に本塁に戻る糸原健斗内野手=横浜スタジアム
糸原健斗内野手が、ダメ押しの“ランニング本塁打”を放った。
6点リードの 9回一死。DeNA山崎の低めの変化球を捉え、右方向へ。右翼手の楠本がスライディングキャッチを試みたが、後逸してフェンス側へ転がる間にダイヤモンドを激走。捕手のタッチをかいくぐり、 8点目の本塁を踏んだ。しかし結果はヒットと楠本の失策がつき、「ランニング本塁打」は幻となった。
ベンチに戻って「恒例の虎メダル」をもらったが、首にはかけなかった。
9回表阪神一死、右安打を放ち、楠本泰史外野手が後逸する間に生還した糸原健斗内野手は矢野燿大監督(右)からメダルを受け取る=横浜スタジアム
浜地真澄投手が、16日に「出場選手登録を抹消」される見通しとなった。
DeNA戦の 8回に「3番手」で登板。先頭関根に 4球を投じた直後に顔をしかめ、ベンチに戻り治療を受けた。マウンドに戻り、関根を 1ゴロに仕留めたものの、楠本、ソトに連打を浴び、一死 2、 3塁としたところで降板した。
8回、阪神「3番手」の浜地真澄投手(左端)は、治療のため、ベンチに戻る=横浜スタジアム
球団は「右下肢の張り」と発表し、矢野監督は「もともとちょっと足の状態があまりよくなくて、間を空けてたりしたんだけど。ちょっと抹消になるかなと思う」と明かした。
今年は行けるぞ!ファイトだ!タイガース! 夢を掴んで欲しいですね。頑張れ!我らのタイガース!
2022年チームスローガン「イチにカケル!」 1を意識し、1にこだわる、その思いを1に「カケル」という言葉にしました。 また赤い数字の1は、イノチをかけて勝利を目指す執念を、また「カケル!」の「ル!」には「心」という文字も表しています。
ファンの皆さん、このスローガンで共に一番を獲りに行きましょう!
※このスローガン・デザインは2022年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2022年 オープン戦 最終順位表
2022年 公式戦 順位表
2021年 交流戦 順位表
2022年 公式戦日程表と結果(04月)
2022年 公式戦日程表と結果(05月)