●午後 6時プレーボール予定も、雨天により開始が遅延となっていた阪神ー東京ヤクルトは、午後 6時20分に中止が発表された。阪神にとって今季16度目。阪神の雨天中止は今季16度目。予告先発は阪神が大竹耕太郎投手(30)、東京ヤクルトは中村優斗投手(23)だった。前日から雨が降り続いており、内野をおおう巨大なシートは敷いていない。雨が上がり次第、水抜き作業に入る。セ・リーグの開始遅延は22年 9月24日東京ヤクルト-横浜DeNA(神宮)の 1時間30分が最長。中止が発表された。雨が降り止まず、午後 6時予定の試合開始を遅らせると発表されていたが、 6時を過ぎても強い雨脚が続き、やむなく判断が下された。阪神にとっては今季16度目の中止。優勝マジック4としている阪神はこの日からの甲子園3連戦で全勝すれば自力で本拠地胴上げを実現できたが、確率が減ってしまった。大竹耕太郎投手がまたしても登板日に雨に見舞われた。29日の東京ヤクルト戦(甲子園)で先発するはずが、試合前から降り続いた雨により、残念ながら中止になった。「大雨降太郎」の異名を持つことは、猛虎党なら誰もが知るところ。本拠地・甲子園での優勝につながる大事な1戦だっただけに、さすがに浮かばれない。最短での優勝は10月 2日になった。今回の甲子園3連戦で優勝が決まる可能性が消えた。 9月30日は阪神だけ試合があり、10月 1日は巨人と直接対決。2連勝してもマジックは1までしか減らない。同 2日は巨人だけが試合。阪神は試合のない日に優勝が決まる可能性もある。 3日はマツダスタジアムでデーゲーム。巨人は横浜DeNAと午後 6時から。
● 9月絶好調の近本光司外野手(31)は優勝争いが終盤までもつれても平常心を崩さない。月間打率は0.388、2本塁打、5打点とキャリア8年間の中では最高の 9月を過ごしている。現在、今季最長タイとなる17試合連続安打中で、さらに7試合連続マルチは自己最長を更新中。特に21日の横浜DeNA戦(甲子園)からの最近5試合は打率0.524と打ちまくっている。 9月は残り1試合。最高の形で締め、すべてが大一番となる10月に向かう。現時点で7試合が残されており、好調のリードオフマンがチャンスメークができれば、おのずと虎の勝利へと近づく。21年前のこの日、2005年 9月29日は阪神が甲子園で2年ぶりのリーグ優勝を決めた日。淡路島出身で当時10歳だった近本も街の熱狂を肌で感じた。憧れだったタテジマを着ている今、自分のバットで球団史上初のセ・リーグ連覇を手繰り寄せる。チームの7連敗中も毎試合打ち続けた。阪神打線はどこまで行っても近本、中野拓夢内野手(30)の出塁とクリーンアップトリオの打撃が攻めの形で変わりない。巨人との激戦が続く今年は、85年以来の「10月決着」が確定している。最短Vは試合のない10月 2日。その前日 1日には巨人との直接対決も待つ。近本が言うように阪神は「目の前」しか見ていない。
●中野拓夢内野手は雨天中止を受け、力を込めた。 9月はここまで打率0.320と好調で、13試合連続出塁中。30日の先発、東京ヤクルト・奥川には通算打率0.326(43打数14安打)と好相性を誇るが、冷静に次戦を見据えた。13戦連続出塁中の中野拓夢内野手がナインの思いを代弁した。これまでもチームの勝利のため、攻守で献身的なプレーを積み重ねてきた。残り7試合。「背番号7」がラストスパートをかける。
●30日の東京ヤクルト戦(甲子園)には髙橋遥人投手(30=亜細亜大學OB)が先発する。この日は登板に向けて甲子園の室内練習場で調整。優勝へのマジックナンバーを減らし、自身も今季16勝目をつかむ。ここまで22試合に先発してリーグトップの15勝を記録。勝率(0.833)とともに投手2冠を手中に収め、2週連続で東京ヤクルト戦での先発で4試合で3勝0敗、防御率1.32と好相性。29日の試合前時点でマジック「4」と連覇が目前に迫る中、チームに勢いを与える投球を披露する。29日に行われた西勇輝投手(35)の引退会見にサプライズで登場し、花束を手渡した左腕。お世話になった先輩を優勝という最高の形で送り出すべく、頂点に歩を進める白星を目指す。百戦錬磨のベテラン右腕を、無双左腕が送り出した。今季限りで現役を退くことを決めた西勇の引退会見に、サプライズで髙橋が登場。花束を渡して抱き合うと、固い握手を交わした。西勇の会見が終盤に差し掛かったころ、髙橋のほかにも伏見寅威捕手(36=北海道日本ハム)、梅野隆太郎捕手(35)、岩崎優投手(35)、村上頌樹投手(28)が登場。チームメートに愛された西勇らしい、笑顔の会見となった。けがに悩まされ、ファームでも長い時間を過ごした髙橋。残留練習などで西勇と話す時間も多く、数々の学びを授かってきた。2024年オフに開かれた焼き肉での投手会では、同じテーブルで肉を焼いてくれたこともあり、何気ない気遣いを間近で見てきた。ただ優しく接するだけではなく、後輩のためを思って叱咤(しった)する先輩の姿は、髙橋の心に刻まれている。長年第一線で戦ってきたことに対しての尊敬も大きい。度重なるけがに悩まされながらも幾多の手術を乗り越え、今季初めてタイトルを手中に収める髙橋。1軍でローテを守り続けてきた西勇こそ目指すべき姿だ。背番号16の背中を忘れず、これからの虎投を背負っていく。1年間マウンドに立ち続け、頂はすぐそこに見えてきた。応援してくれるみんなのために、そして、西勇のために―。髙橋が感謝の思いを投球で表現する。
●西勇輝投手が29日、兵庫・西宮市内で引退会見を行った。08年ドラフト3位でオリックスに入団。FA移籍で19年から阪神でプレーし、通算127勝を挙げた。ユニホーム姿で登壇すると、晴れやかな表情を浮かべながら素直な思いを語った。チームはリーグ連覇、日本一を目指す戦いのまっただ中。最後まで戦力として、準備を続けるつもりだ。引退を決めた理由の1つは、後輩への感情だった。経験を惜しみなく伝えながら、自らの引き際が来ることを感じていた。公私で親交のある先輩、オリックス岸田護監督(45=第30代監督)には、決断前に食事の席で思いを伝えていた。「好きで始めた野球なんで、最後まで好きで終わりたかった」と最後まで自らの美学を貫いた決断。スーツではなくタテジマのユニホームに身を包み、胸の内を語った右腕は、最後までチームの一員として戦う覚悟を示した。10月 7日の広島戦(甲子園)が引退試合となる予定。晴れやかな表情で、胸の内を言葉にした。18年の現役生活にピリオドを打った西勇。人生をともに歩んできた野球への愛情を胸に、引退会見に臨んだ。昨季は15年ぶりに勝利なしに終わったが、今季は8試合に先発して3勝4敗、防御率3.29。まだマウンドに立てる-。そんな思いを抱えながら、それでもユニホームを脱ぐ決断を下した。会見後は甲子園の室内練習場で行われた試合前練習に参加した右腕。球団史上初のセ・リーグ連覇を目指すチームの一員として、残された登板機会へ向け黙々と汗を流した。頼れる後輩たちとともに最後まで頂点を目指す。18年間の集大成を、最高の景色と笑顔で締めくくる。
記事をまとめてみました。
※実際の中止時間とは異なります。
<阪神 - 東京ヤクルト=雨天中止>◇第24回戦◇29日◇阪神甲子園球場
午後 6時プレーボール予定も、雨天により開始が遅延となっていた阪神ー東京ヤクルトは、午後 6時20分に中止が発表された。阪神にとって今季16度目。阪神の雨天中止は今季16度目。予告先発は阪神が大竹耕太郎投手、東京ヤクルトは中村優斗投手だった。

中止が決まった阪神甲子園球場
午後 6時予定だったプレーボールの遅延が発表された。
「ご覧のような天候ですから試合開始を遅らせて行う予定でございます。あしからずご了承くださいませ」とアナウンスがあった。
午後 5時すぎ、雨はまだ降っているが今後弱まる見通し。

開門はしたものの未だ雨が降り続く阪神甲子園球場
前日から雨が降り続いており、内野をおおう巨大なシートは敷いていない。雨が上がり次第、水抜き作業に入る。
セ・リーグの開始遅延は22年 9月24日東京ヤクルト-横浜DeNA(神宮)の 1時間30分が最長。
阪神はこの日から甲子園3連戦。すべて勝てば自力で本拠地胴上げがかなう。

水たまりからはねが上がる強めの雨が降る阪神甲子園球場
中止が発表された。雨が降り止まず、午後 6時予定の試合開始を遅らせると発表されていたが、 6時を過ぎても強い雨脚が続き、やむなく判断が下された。
阪神にとっては今季16度目の中止。
優勝マジック4としている阪神はこの日からの甲子園3連戦で全勝すれば自力で本拠地胴上げを実現できたが、確率が減ってしまった。

降り続く雨とグラウンドコンディション不良により中止が発表された阪神甲子園球場
大竹耕太郎投手がまたしても登板日に雨に見舞われた。29日の東京ヤクルト戦(甲子園)で先発するはずが、試合前から降り続いた雨により、残念ながら中止になった。
「大雨降太郎」の異名を持つことは、猛虎党なら誰もが知るところ。本拠地・甲子園での優勝につながる大事な1戦だっただけに、さすがに浮かばれない。
大竹は福岡ソフトバンク時代の19年、1試合に登板して1勝。阪神では23年、4試合に登板して3勝負けなし。24年も4試合に登板して4戦全勝。対東京ヤクルト戦は8連勝中だった。2年ぶりの東京ヤクルト戦で18日広島戦(甲子園)以来となる今季7勝目を狙っていただけに、無念の中止となった。

雨が降り続き中止となった阪神甲子園球場
阪神は今季16度目の雨天中止となった。巨人が勝ったため優勝マジックは減らず4のまま。巨人とのゲーム差は1.5に縮まった。
最短での優勝は10月 2日になった。今回の甲子園3連戦で優勝が決まる可能性が消えた。 9月30日は阪神だけ試合があり、10月 1日は巨人と直接対決。2連勝してもマジックは1までしか減らない。
同 2日は巨人だけが試合。阪神は試合のない日に優勝が決まる可能性もある。 3日はマツダスタジアムでデーゲーム。巨人は横浜DeNAと午後 6時から。

室内でダッシュする近本光司外野手=阪神甲子園球場室内練習場
9月絶好調の近本光司外野手は優勝争いが終盤までもつれても「目の前の試合を勝つだけです」と平常心を崩さない。
月間打率は0.388、2本塁打、5打点とキャリア8年間の中では最高の 9月を過ごしている。現在、今季最長タイとなる17試合連続安打中で、さらに7試合連続マルチは自己最長を更新中。特に21日の横浜DeNA戦(甲子園)からの最近5試合は打率0.524と打ちまくっている。

試合前練習でダッシュを行う近本光司外野手=阪神甲子園球場室内練習場
9月は残り1試合。最高の形で締め、すべてが大一番となる10月に向かう。現時点で7試合が残されており、好調のリードオフマンがチャンスメークができれば、おのずと虎の勝利へと近づく。
21年前のこの日、2005年 9月29日は阪神が甲子園で2年ぶりのリーグ優勝を決めた日。淡路島出身で当時10歳だった近本も街の熱狂を肌で感じた。「2003年と同じく関西がすごく盛り上がっていたことを覚えています」。憧れだったタテジマを着ている今、自分のバットで球団史上初のセ・リーグ連覇を手繰り寄せる。

室内で打撃練習する近本光司外野手=阪神甲子園球場室内練習場
近本光司外野手がラストスパートの号砲を鳴らす。29日は室内練習場でいつものように試合前の調整をこなした。東京ヤクルト戦(甲子園)は午後 6時すぎに雨天中止となったが「目の前の試合を勝つだけです」と悠然と話した。
1番打者として、正念場でこれ以上ない輝きを放っている。17試合連続安打中で、マルチ安打も7試合続けている。 9月の無安打は1試合だけで、月間打率は3割8分8厘、出塁率は4割3分7厘と破格の数字。チームの7連敗中も毎試合打ち続けた。阪神打線はどこまで行っても近本、中野の出塁とクリーンアップトリオの打撃が攻めの形で変わりない。

室内でアップする近本光司外野手=阪神甲子園球場室内練習場
「9.29」は05年の第1次岡田阪神のリーグ優勝決定日でもあった。兵庫出身で小学5年生だった近本は「03年と同じく、関西がすごい盛り上がっていたことを覚えています」と振り返った。その年は藤川監督がセットアッパーとして大活躍。03年に続く熱狂を巻き起こした。近年では最も遅い優勝日だった。
巨人との激戦が続く今年は、85年以来の「10月決着」が確定している。最短Vは試合のない10月 2日。その前日 1日には巨人との直接対決も待つ。近本が言うように阪神は「目の前」しか見ていない。

試合前練習でノックを受ける中野拓夢内野手=阪神甲子園球場室内練習場
中野拓夢内野手は雨天中止を受け「プラスに捉えられるように、残りの試合も頑張ります」と力を込めた。 9月はここまで打率0.320と好調で、13試合連続出塁中。30日の先発、東京ヤクルト・奥川には通算打率0.326(43打数14安打)と好相性を誇るが「毎試合、自分のやるべき仕事をやるだけ。目の前の試合、1打席を大切に頑張ります」と冷静に次戦を見据えた。

室内でリラックスした表情をみせる中野拓夢内野手=阪神甲子園球場室内練習場
13戦連続出塁中の中野拓夢内野手がナインの思いを代弁した。
29日東京ヤクルト戦が雨天中止となったが、やるべきことは変わらない。「プラスにとらえるように、残りの試合も頑張ります。目の前の試合、1打席を大切に。毎試合、自分のやるべき仕事をやるだけです」。
これまでもチームの勝利のため、攻守で献身的なプレーを積み重ねてきた。残り7試合。「背番号7」がラストスパートをかける。

室内でキャッチボールする髙橋遥人投手=阪神甲子園球場室内練習場
30日の東京ヤクルト戦(甲子園)には髙橋遥人投手が先発する。この日は登板に向けて甲子園の室内練習場で調整。優勝へのマジックナンバーを減らし、自身も今季16勝目をつかむ。ここまで22試合に先発してリーグトップの15勝を記録。勝率(0.833)とともに投手2冠を手中に収め、2週連続で東京ヤクルト戦での先発で4試合で3勝0敗、防御率1.32と好相性。29日の試合前時点でマジック「4」と連覇が目前に迫る中、チームに勢いを与える投球を披露する。

試合前練習でキャッチボールを行う髙橋遥人投手=阪神甲子園球場室内練習場
髙橋遥人投手が30日東京ヤクルト戦(甲子園)に先発する。23日に続いての同戦だが「全体的に若いので、勢いがつかないように一人一人きっちり抑えたい」とアウトを重ねる。
お世話になった先輩、西勇が引退を表明。会見にサプライズ登場し「寂しい。色々教えてもらったので本当にありがたい」と感謝した。野球だけでなく、相手を思って厳しい言葉をかけることができるところにもすごさを感じたといい「西さんだけじゃないですけど、みんなが喜んでくれるようしっかり結果につなげたい」と勝ちへ導く。

西勇輝投手と話す髙橋遥人投手=阪神甲子園球場室内練習場
髙橋遥人投手が30日の東京ヤクルト戦(甲子園)に16勝目を懸けて先発する。29日に行われた西勇輝投手の引退会見にサプライズで登場し、花束を手渡した左腕。お世話になった先輩を優勝という最高の形で送り出すべく、頂点に歩を進める白星を目指す。この日の同戦は雨天中止。2位巨人が勝ったため、ゲーム差は1.5に縮まり、阪神の優勝マジックは「4」のまま。最短優勝決定日は10月 2日となった。
百戦錬磨のベテラン右腕を、無双左腕が送り出した。今季限りで現役を退くことを決めた西勇の引退会見に、サプライズで髙橋が登場。花束を渡して抱き合うと、固い握手を交わした。
「今までいた人がいなくなって、やっぱり寂しい。いろいろ教えてもらったんで本当にありがたいな、って思います」

サプライズで登場した髙橋遥人投手から花束を受け取る西勇輝投手=兵庫県西宮市内のホテル
西勇の会見が終盤に差し掛かったころ、髙橋のほかにも伏見、梅野、岩崎、才木、村上が登場。チームメートに愛された西勇らしい、笑顔の会見となった。
けがに悩まされ、ファームでも長い時間を過ごした髙橋。残留練習などで西勇と話す時間も多く、数々の学びを授かってきた。2024年オフに開かれた焼き肉での投手会では、同じテーブルで肉を焼いてくれたこともあり、何気ない気遣いを間近で見てきた。
「いろいろな人に対しての接し方とかは、優しさではなく厳しい言葉とかもかけているところを見たことがある。自分もかけられた。なかなかできないことなので、そういうのを見習いたい。そこが一番すごいなって」

引退会見で髙橋遥人投手から花束をもらう西勇輝投手=兵庫県西宮市内のホテル
ただ優しく接するだけではなく、後輩のためを思って叱咤(しった)する先輩の姿は、髙橋の心に刻まれている。
長年第一線で戦ってきたことに対しての尊敬も大きい。西勇は高卒で入団して18年間で、1軍だけでも351試合に登板。昨年は右膝内側側副靱帯(じんたい)の変性に苦しんだが、それまでけがというけがはほとんどなかった。
「自分はたくさんけがをするので。西さんはそういうこともなく、投げ続けてきているので。いや、ほんと、『すごいな』って感じです」
度重なるけがに悩まされながらも幾多の手術を乗り越え、今季初めてタイトルを手中に収める髙橋。1軍でローテを守り続けてきた西勇こそ目指すべき姿だ。背番号16の背中を忘れず、これからの虎投を背負っていく。

現役引退の西勇輝投手に言葉をかける梅野隆太郎捕手=兵庫県西宮市内のホテル
30日の東京ヤクルト戦に向けては「一人一人きっちり抑えたい。(優勝争いの中で)メンタルはブレても、技術がぶれなければ大丈夫。自分のパフォーマンスを発揮できるようにしたい」と力を込めた。チームは勝てば優勝マジック「3」。連覇へ近づき、お世話になった先輩の花道を整えることにもつながる。
「(優勝が)西さんのためになるか分からないですけど。しっかり西さんも、いろいろな人のためにも、チームのためにも、応援してくれている人もそうなので。みんなが喜んでくれるよう、しっかり結果につなげたいな、という感じです」
1年間マウンドに立ち続け、頂はすぐそこに見えてきた。応援してくれるみんなのために、そして、西勇のために―。髙橋が感謝の思いを投球で表現する。

仲間たちがサプライズで登場し念撮影する西勇輝投手。左から岩崎優投手、村上頌樹投手、梅野隆太郎捕手、一人おいて伏見寅威捕手、才木浩人投手、髙橋遥人投手=兵庫県西宮市内のホテル
★村上頌樹投手「23年G戦完封」見習いたい
村上と才木も西勇の引退会見にサプライズ登場。村上は西勇の印象的な登板に2023年 9月12日の巨人戦(甲子園)で完封勝利した試合を挙げた。「2時間ぐらいで試合が終わった。そういうテンポの良い投球が自分もできれば」。同じ高卒右腕として多くの教えを授かってきたという才木は「いろいろいただいたアドバイスを思い出しながら、自分のこれからの野球人生に生かしていけたら」と誓った。

現役引退の記者会見をする西勇輝投手=兵庫県西宮市内のホテル
西勇輝投手が29日、兵庫・西宮市内で引退会見を行った。
08年ドラフト3位でオリックスに入団。FA移籍で19年から阪神でプレーし、通算127勝を挙げた。ユニホーム姿で登壇すると、晴れやかな表情を浮かべながら素直な思いを語った。チームはリーグ連覇、日本一を目指す戦いのまっただ中。最後まで戦力として、準備を続けるつもりだ。
◇ ◇ ◇
すがすがしい笑顔だった。西勇はいつもと同じよく通る声で、からっと言った。「本当にあっという間の18年間でしたし、いろんな思い出もありますし、今はすっきりしています」。

現役引退の記者会見をする西勇輝投手=兵庫県西宮市内のホテル
引退を決めた理由の1つは、後輩への感情だった。「純粋に後輩を応援している自分がいました。困っているところを見たら助言している自分がいたんで、あーもう潮時なのかな、っていうふうには思いました」。経験を惜しみなく伝えながら、自らの引き際が来ることを感じていた。
公私で親交のある先輩、オリックス岸田監督には、決断前に食事の席で思いを伝えていた。
「岸田監督とか平野さんには『ボロボロまでやれ、それが美学だ』という教えをずっと言われていた。僕はやっぱりいい状態で辞めたいっていう思いを伝えて。本当に元気な状態で辞めたかったっていうのが一番最初にありました」

引退会見を行う西勇輝投手=兵庫県西宮市内のホテル
今季限りで現役を引退する西勇輝投手が29日、兵庫・西宮市内で引退会見に臨んだ。「好きで始めた野球なんで、最後まで好きで終わりたかった」と最後まで自らの美学を貫いた決断。スーツではなくタテジマのユニホームに身を包み、胸の内を語った右腕は、最後までチームの一員として戦う覚悟を示した。10月 7日の広島戦(甲子園)が引退試合となる予定。
晴れやかな表情で、胸の内を言葉にした。18年の現役生活にピリオドを打った西勇。人生をともに歩んできた野球への愛情を胸に、引退会見に臨んだ。

サプライズで多くの選手が登場し笑顔を見せる西勇輝投手=兵庫県西宮市内のホテル
「あっという間の18年でしたし、今はすっきりしています。14年間ローテで投げられて、これで悔しかったという言葉は出てこない。納得できるまでやり切ったと一番に出てくる。本当に幸せでした」
2009年に三重・菰野高からドラフト3位でオリックスに入団。3年目に2桁勝利を挙げて、先発として確固たる地位を築いた。18年オフにはFA権を行使して阪神へ移籍。1年目から10勝を挙げ、自身初のゴールデングラブ賞にも輝いた。
昨季は15年ぶりに勝利なしに終わったが、今季は8試合に先発して3勝4敗、防御率3.29。まだマウンドに立てる-。そんな思いを抱えながら、それでもユニホームを脱ぐ決断を下した。

サプライズで登場した仲間達のねぎらいの言葉を聞く西勇輝投手=兵庫県西宮市内のホテル
「やっぱり好きで始めた野球なんで、最後まで好きで終わりたかった。だからボロボロになるまでやりたくないし、もう心が疲れたので。キャンプに行きたくないと思ったことがあって。それって本当に野球に失礼なんで。引退を決めました」
入団当初から胸に刻んでいた目標は「いい状態でやめたい」「けがせずにやめたい」。18年間プロの世界で戦い続け、ついに自らが思い描いたタイミングを迎えた。
引退を決断した後、オリックス・岸田監督や、今季限りで現役を退く平野からは「ボロボロまでやれ。それが美学だ」と言葉をかけられた。それでも周囲の声に流されることなく、自らの信念を貫いた。そして、この日まとったのはスーツではなく、18年間の現役生活の最後を飾るタテジマのユニホームだった。

岩崎優投手、村上頌樹投手、梅野隆太郎捕手、西勇輝投手、伏見寅威捕手、才木浩人投手、髙橋遥人投手=兵庫県西宮市内のホテル
「チームがまだ優勝を目指してやっているわけだから。ボロボロで、引退試合も一人しか投げられないような状態であればスーツでもよかったんですけど。チームのピースとしていける自分がまだいるので。ユニホームを着たいと思いました」
会見後は甲子園の室内練習場で行われた試合前練習に参加した右腕。球団史上初のセ・リーグ連覇を目指すチームの一員として、残された登板機会へ向け黙々と汗を流した。
頼れる後輩たちとともに最後まで頂点を目指す。18年間の集大成を、最高の景色と笑顔で締めくくる。
※ 9月30日の予告先発は、阪神・髙橋遥人投手(30=亜細亜大學OB)―東京ヤクルト・奥川恭伸投手(25)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
2026年シーズンスローガン
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2026年 公式戦日程表と結果(10月)




















































