●「Family with Tigers Day×Joshin」として開催され、上新電機のCMキャラクターに起用されているNMB48の坂下真心さん(19)が始球式を務めた。 8月 2日に19歳となり、背番号「19」の「Family with Tigers」ユニホーム姿でマウンドに登場。セットポジションから投じたボールは左打席の方向に逸れ、ワンバウンドで広島・秋山翔吾外野手(36)の右足に当たってしまったが、元気いっぱいの投球に大きな拍手が送られた。広島3連戦は今年 3度目の「Family with Tigers Day」として開催され、阪神ナインは斬新な水色ユニホームを着用した。ユニホームはサイン入りでチャリティーオークションに出品。収益金の一部を「日本財団こどもサポート基金」に寄付する予定。子どもたちから感謝と激励のメッセージを受け取るなど交流した熊谷敬宥内野手(28)は笑顔で呼びかけていた。
●気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表したことを受け、京セラドーム大阪では試合前に注意喚起のアナウンスが流れた。
●阪神は首位広島に完敗。先発の村上頌樹投手(26)が試合を作れなかった。 2回に佐藤輝明内野手(25)の適時失策で先制点を献上した右腕は、 3回に2失点。 4回にも 1点を失った。 6回からは、中継ぎ要員としてこの日1軍再昇格した伊藤将司投手(28)がマウンドを託されるも、 7回に小園海斗内野手(24)に適時打を浴びて失点。勢いに乗る広島打線に、投手陣は計16安打を浴びせられた。逆に阪神打線は広島の先発・森翔平投手(26)を打ちあぐねて、 5回に中野拓夢内野手(28)の適時打で1点を奪うのがやっと。 8回に2点をかえしたが及ばなかった。阪神は重要な広島3連戦の初戦を落とし、ゲーム差を再び3に広げられた。 3位阪神が首位広島に敗れた。最短で11日にも自力優勝の可能性が消滅する危機となった。昨年の 8月は5戦全勝と無敵を誇った京セラドーム大阪で、大事な初戦を落とした。先発村上頌樹投手が波に乗れなかった。 5回4失点。今季7度目となった広島戦で攻略された。 2回には佐藤輝明内野手の適時失策で先制点を献上。佐藤輝はこれで12球団最多の17失策となった。2番手にはこの日1軍昇格した伊藤将司投手が登板。先発から中継ぎに配置転換された左腕は 2回1失点。こちらもピリッとせず、ビハインドは広がった。これで広島には3ゲーム差となった。10日は9連戦の5試合目。反撃に出たい。敗因を問われた岡田彰布監督(66)は 3度「そういうこと」と繰り返し、会見は今季最短の30秒で終了。勝てば1ゲーム差に迫れたが痛恨の3差に拡大。逆転リーグ連覇へここが踏ん張りどころだ。上位2強との6連戦で広島とは 2試合、1ゲーム差で追う2位巨人とは12日から敵地で3連戦が控える。岡田監督は手の内を隠した。残り40試合。踏ん張りどころが来たことは間違いない。「普通」を体現してコイに食らいつき、何としても今日10日の第 2戦は取りたい。
●佐藤輝明内野手が守備で村上頌樹投手の足を引っ張った。 0- 0の 2回二死 1、 2塁で、林晃汰内野手(23)の放った正面の 3ゴロを難なく捕球したが、 1塁送球が高めに浮き、大山悠輔内野手(29)も届かない大暴投となった。 2走・坂倉将吾捕手(26)が生還し、ピンチの場面で佐藤輝の今季17失策目で先制点を与えてしまった。今季17個目の失策は12球団最多。首位広島との3連戦初戦。立ち上がりに痛い適時失策となった。
●渡邉諒内野手(29)が新応援歌お披露目の打席で相手のミスを誘った。 4点を追う 5回一死 1塁、先発村上の代打で出場。右翼席を中心に初演奏がなされた。打球は 3塁へのゴロだったが、 3塁手・小園のファンブルを誘って出塁。中野の左中間への適時2塁打を呼び込んだ。
●中野が意地を見せた。 5回二死 1、 2塁の好機で森のスライダーを捉えて適時2塁打。 8回は自身の四球からチームは 2点を返す粘りを見せた。
●阪神ナインが、ラッキーな形で送りバントを防いだ。 4点ビハインドの 8回無死 1、 2塁。9番堂林はバントを行い、 1塁方向に弱いゴロを転がした。捕手梅野隆太郎(33)は打球を処理しようと前に出たが、堂林翔太内野手(32=妻は元TBSテレビアナウンサーでフリーアナウンサーの枡田絵理奈)と接触。堂林が梅野の上に乗る形となり、送球することができなかった。すぐに球審は守備妨害で打者走者のアウトを宣告。各走者は帰塁を命じられた。
●阪神先発の村上頌樹投手が 5回6安打4失点で降板した。 2回に二死 1、 2塁から8番林晃汰内野手(23)の 3ゴロを 3塁佐藤輝明内野手が 1塁へ悪送球。先制点を許した。さらに 3回一死 2、 3塁では4番で東洋大の先輩、末包昇大外野手(28)の遊ゴロ間に 2点目。5番坂倉将吾捕手の投手への適時内野安打で 3点目を献上した。 4回にも二死 2塁で秋山翔吾外野手に左前適時打を浴びた。試合前時点で広島に3連敗中だった村上。 5回裏の打順で代打渡邉諒内野手が送られた。ホームのはずの京セラドーム大阪も“鬼門”になってきた。 4月の横浜DeNA戦、 6月のオリックス戦と合わせて今季3戦3敗。いずれも 4点以上を失い、球場別防御率は4.50で今季ワーストだ。昨年の日本シリーズは第 1戦でオリックスに勝ったが、レギュラーシーズンは通算5登板で勝ち星がない。広島戦は今季、カード別で最多の7試合に先発しているが、完投勝ちした 4月30日(マツダスタジアム)を最後に白星が遠い。首位との大事な直接対決の先陣を任されたが痛恨の黒星。「広島&京セラ」の「天敵&鬼門」克服は、逆転Vに欠かせない課題になった。
●昨季の2ケタ勝利投手リレーにドームはどよめいた。阪神先発の村上頌樹投手が 5回6安打4失点で降板。 6回に2番手で、この日1軍昇格した伊藤将司投手がコールされ、虎党の大歓声が響いた。伊藤将は今季、先発で12試合に登板し4勝4敗、防御率4.02で 2度の2軍調整をしていた。レギュラーシーズンでのリリーフは 3年ぶり。中継ぎ登板は昨年のオリックスとの日本シリーズ第7戦(京セラ)以来。疲れの見えるブルペンの強化を期待される。昨年までの 3年間で29勝を挙げた先発型。今季は開幕から調子が上がらず4勝4敗、防御率4.03。救援で出直しをはかる。
●阪神は鯉キラーの大竹耕太郎投手(29)が10日の広島戦で今季8勝目を目指す。同カードは通算10試合に先発して無傷の8勝。今季も 3試合に先発し2勝0敗、防御率0.45と寄せ付けていない。京セラドーム大阪での広島戦は初めてで力を込めた。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 3- 6広島>◇17回戦◇阪神 7勝 8敗 1分◇ 9日◇京セラドーム大阪
 「Family with Tigers Day×Joshin」として開催され、上新電機のCMキャラクターに起用されているNMB48の坂下真心さんが始球式を務めた。
  8月 2日に19歳となり、背番号「19」の「Family with Tigers」ユニホーム姿でマウンドに登場。セットポジションから投じたボールは左打席の方向に逸れ、ワンバウンドで広島・秋山の右足に当たってしまったが、元気いっぱいの投球に大きな拍手が送られた。
 自身初めてとなる始球式を終え、「想像の何倍も何倍も緊張して、昔から見ていたマウンドに立って投球するというのが夢だったんですけど、それがかなってうれしい気持ちと、ノーバンで投げられなかった悔しい気持ちがあります。夢のような時間でした」と振り返った。


 始球式を務めたNMB48・坂下真心さん=京セラドーム大阪
 広島3連戦は今年 3度目の「Family with Tigers Day」として開催され、阪神ナインは斬新な水色ユニホームを着用した。ユニホームはサイン入りでチャリティーオークションに出品。収益金の一部を「日本財団こどもサポート基金」に寄付する予定。子どもたちから感謝と激励のメッセージを受け取るなど交流した熊谷敬宥内野手は「野球は楽しんでやるもの、楽しんで見るものです」なとど笑顔で呼びかけていた。


 近本光司外野手の夏休みに楽しかったこと=京セラドーム大阪
  9日からの広島3連戦(京セラドーム大阪)は「Family with Tigers Day」として実施され、ビジョンでは各選手直筆の「夏休みに楽しかったこと」が映し出された。 7回に代打で登場した前川右京外野手(21)は「ザリガニ取りしか勝たん!」と力強い文字で思い出を振り返っていた。
スタメン各選手の掲示内容は以下の通り

近本 花火大会
中野 友達とプール
森下 友達とプール


 木浪聖也内野手の夏休みに楽しかったこと=京セラドーム大阪
佐藤輝 友達とプールに行った事
大山 野球観戦
野口 カブトムシ採り
坂本 家族でBBQ
木浪 プロ野球観戦
村上 野球

 


 京セラドーム大阪で表示された南海トラフ「巨大地震注意」情報
 気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表したことを受け、京セラドーム大阪では試合前に注意喚起のアナウンスが流れた。
 ビジョンに「地震、火災などが発生しましても係員の指示に従って落ち着いて行動してくださいますようお願いいたします」と映され、同時に読み上げられた。

 


  2回表広島二死 1、 2塁、林晃汰内野手の打球を 1塁悪送球、適時失策する 3塁手佐藤輝明内野手=京セラドーム大阪
 阪神は首位広島に完敗。先発の村上が試合を作れなかった。 2回に佐藤輝の適時失策で先制点を献上した右腕は、 3回に2失点。 4回にも 1点を失った。 6回からは、中継ぎ要員としてこの日1軍再昇格した伊藤将がマウンドを託されるも、 7回に小園に適時打を浴びて失点。勢いに乗る広島打線に、投手陣は計16安打を浴びせられた。逆に阪神打線は広島の先発・森を打ちあぐねて、 5回に中野の適時打で1点を奪うのがやっと。 8回に2点をかえしたが及ばなかった。阪神は重要な広島3連戦の初戦を落とし、ゲーム差を再び3に広げられた。


  3回二死 3塁、坂倉将吾捕手に投手適時打を許した村上頌樹投手=京セラドーム大阪
 村上頌樹投手は 5回6安打4失点(自責3)で降板し、悔しさの残る一戦となった。 2回二死 1、 2塁で佐藤輝の悪送球で先制点を献上すると、 0- 1の 3回一死 2、 3塁では末包の遊ゴロの間に 2失点目を喫し、続く坂倉の高いバウンドの打球を捕球できず、投手への適時内野安打を許した。
  4回も秋山に左前適時打を浴び、 0- 4の 5回一死 1塁で代打・渡邉が起用され、ベンチへ下がった。打線はこの回に広島・小園がファンブルする失策もあり、二死 1、 2塁とチャンスを作ると、中野の左中間への適時2塁打で 1点をかえした。


  3回、坂倉将吾捕手に適時投手内野安打を許した村上頌樹投手=京セラドーム大阪
  3位阪神が首位広島に敗れた。最短で11日にも自力優勝の可能性が消滅する危機となった。昨年の 8月は5戦全勝と無敵を誇った京セラドーム大阪で、大事な初戦を落とした。
 先発村上頌樹投手が波に乗れなかった。 5回4失点。今季7度目となった広島戦で攻略された。 2回には佐藤輝明内野手の適時失策で先制点を献上。佐藤輝はこれで12球団最多の17失策となった。
 2番手にはこの日1軍昇格した伊藤将司投手が登板。先発から中継ぎに配置転換された左腕は 2回1失点。こちらもピリッとせず、ビハインドは広がった。
 これで広島には3ゲーム差となった。10日は9連戦の5試合目。反撃に出たい。


  3回表広島二死 3塁、坂倉将吾捕手に適時内野安打を浴び悔しそうな表情を見せる村上頌樹投手=京セラドーム大阪

 阪神が11日にも自力Vが消滅する危機に立たされた。首位広島との直接対決は 2回に佐藤輝が先制決勝の適時失策を犯し、打線も今季初登板の森に白星を献上するなど見せ場なし。先発村上も 5回 4失点と踏ん張れず完敗した。敗因を問われた岡田彰布監督は 3度「そういうこと」と繰り返し、会見は今季最短の30秒で終了。勝てば1ゲーム差に迫れたが痛恨の3差に拡大。逆転リーグ連覇へここが踏ん張りどころだ。
            ◇   ◇   ◇
 岡田監督はぶぜんとしながら「そういうこと」と 3度繰り返した。「佐藤輝の失策が痛かった」と問われると「そういうことやろ」と即答。「取れるアウトを確実に取らないといけない」の問いにも「そういうことやろ」。さらに「村上も無失点か 1失点かでは変わってくる」にも「そういうことやんか。それだけやん」と続けた。囲み取材は今季最短の約30秒で終了。静かに会見場を後にした。


  4回裏阪神二死、大山悠輔内野手は内野安打を放った=京セラドーム大阪
 指揮官が同調したのは自滅したシーンだ。 2回の守備。二死 1、 2塁で林の 3ゴロを佐藤輝が 1塁へ悪送球。大山が触れることすらできない大暴投になった。ボールは 1塁側のスタンドへ飛び込み、 2塁走者が生還。村上は先制点を献上した。佐藤輝は後半戦13試合で7失策とミスが多発。17個目の失策も12球団ワーストだ。指揮官は普段から「普通のことを普通にやるだけ」と何度も言ってきた。長期ロード中の京セラドーム大阪は昨年5戦全勝で、22年から7連勝中だったが、この日はその「普通」ができなかった。
 打線も今季初登板初先発の広島左腕、森の前に空転した。 0- 4から中野の適時打で 1点を返した 5回。なお二死 2、 3塁で3番森下が左飛に倒れた。一打出ていれば勝敗も分からなかった場面にファンは大きなため息吐息。森下は 8回に適時打を放ったが、時既に遅しだった。逆に虎の投手陣は村上や伊藤将らが攻め続けられて被安打16。6失点という数字以上に圧倒された。勝てば1ゲーム差に迫れた広島との直接対決だったが3差に広がり、11日にも自力優勝の可能性が消滅する危機に立たされた。


  8回裏阪神一死 1塁、森下翔太外野手は適時2塁打を放った=京セラドーム大阪
 上位2強との6連戦で広島とは 2試合、1ゲーム差で追う2位巨人とは12日から敵地で3連戦が控える。岡田監督は「いろいろ言うたらお前、まだ明日あさって試合あるから、分かってしまうやんか」と手の内を隠した。残り40試合。踏ん張りどころが来たことは間違いない。「普通」を体現してコイに食らいつき、何としても今日10日の第 2戦は取りたい。
▼佐藤輝明内野手( 2回に悪送球で先制点を献上)
 「反省してしっかり練習します。切り替えて集中して頑張ります」

○…阪神は11日にも自力優勝の可能性が消滅する。
 条件は10、11日に広島に対して
●●もしくは●△のとき。いずれの場合も、広島が阪神との直接対決残り6試合に全敗しても、それ以外のカードに全勝すると、阪神が残り試合に全勝しても勝率で上回れないため。

 


  2回表広島二死 1、 2塁、林晃汰内野手の打球を 1塁悪送球、適時失策する 3塁手佐藤輝明内野手=京セラドーム大阪
 佐藤輝明内野手が守備で村上頌樹投手の足を引っ張った。 0- 0の 2回二死 1、 2塁で、林の放った正面の 3ゴロを難なく捕球したが、 1塁送球が高めに浮き、大山も届かない大暴投となった。 2走・坂倉が生還し、ピンチの場面で佐藤輝の今季17失策目で先制点を与えてしまった。

  2回二死 1、 2塁、林晃汰の打球処理後、 1塁に悪投する佐藤輝明内野手=京セラドーム大阪
 佐藤輝明内野手が痛恨の悪送球で先制点を献上した。
  2回二死 1、 2塁。林の 3ゴロをさばくと、余裕を持って 1塁に送球。これが大きくそれた。 1塁大山悠輔内野手がボールに触れることもできず 1塁側のスタンドへ。ボールデッドとなり 2塁走者が生還した。今季17個目の失策は12球団最多。首位広島との3連戦初戦。立ち上がりに痛い適時失策となった。

 


  5回裏阪神一死 1塁、渡邉諒内野手の打球を失策した小園海斗内野手=京セラドーム大阪
 渡邉諒内野手が新応援歌お披露目の打席で相手のミスを誘った。
  4点を追う 5回一死 1塁、先発村上の代打で出場。右翼席を中心に初演奏がなされた。打球は 3塁へのゴロだったが、 3塁手・小園のファンブルを誘って出塁。中野の左中間への適時2塁打を呼び込んだ。
 渡邉の応援歌は 5日に完成が発表され、この日から運用が開始。「まずは阪神に来てから、自分の応援歌を作ってもらうのが夢でもありましたし。うれしさがありますね」と語っていた。

 


  5回、適時2塁打を放った中野拓夢内野手=京セラドーム大阪
 中野が意地を見せた。 5回二死 1、 2塁の好機で森のスライダーを捉えて適時2塁打。「早めに 1点を返していきたかった。ズルズルと相手に離される展開だけは避けたかった」。 8回は自身の四球からチームは 2点を返す粘りを見せた。「簡単に終わらないことが大事。今後まだ戦いがある。チームとして粘り強く戦うことを大事にしたい」と力を込めた。

 


  8回表広島無死 1、 2塁、堂林翔太内野手の送りバントは梅野隆太郎捕手への守備妨害となる=京セラドーム大阪
 阪神ナインが、ラッキーな形で送りバントを防いだ。 4点ビハインドの 8回無死 1、 2塁。9番堂林はバントを行い、 1塁方向に弱いゴロを転がした。
 捕手梅野隆太郎は打球を処理しようと前に出たが、堂林と接触。堂林が梅野の上に乗る形となり、送球することができなかった。すぐに球審は守備妨害で打者走者のアウトを宣告。各走者は帰塁を命じられた。
 その後に球審は球場アナウンスを使って説明。「打者走者が捕手の守備を妨げましたので、守備妨害で、打者アウト、走者を戻して一死 1、 2塁で試合を再開します」と発表された。

 


 力投した阪神先発の村上頌樹投手=京セラドーム大阪
 阪神先発の村上頌樹投手が 5回6安打4失点で降板した。
  2回に二死 1、 2塁から8番林晃汰内野手の 3ゴロを 3塁佐藤輝明内野手が 1塁へ悪送球。先制点を許した。
 さらに 3回一死 2、 3塁では4番で東洋大の先輩、末包昇大外野手の遊ゴロ間に 2点目。5番坂倉将吾捕手の投手への適時内野安打で 3点目を献上した。 4回にも二死 2塁で秋山翔吾外野手に左前適時打を浴びた。
 試合前時点で広島に3連敗中だった村上。 5回裏の打順で代打渡邉諒内野手が送られた。


  3回表広島二死 3塁、坂倉将吾捕手の投手強襲をはじき失点、座り込む村上頌樹投手=京セラドーム大阪
 村上頌樹投手が、またもコイにのみ込まれ、8敗目を喫した。今季の対戦は2連勝後4連敗。黒星の半分は広島で、新たな“天敵”になってきた。
 村上 粘れなくて苦しい展開になった。そこが反省点です。
  2回に 2本の安打で二死 1、 2塁のピンチを招くと、佐藤輝の悪送球で先制点を献上。同イニングは最少失点で踏ん張ったが、 3回にも連打で一死 2、 3塁とされ、坂倉の自身のグラブをはじく適時内野安打などでさらに 2失点。 4回にも秋山に左前にタイムリーを浴びた。 5回6安打4失点(自責点3)で無念の降板。ファウルでしぶとい粘りにも遭い、99球を要した。


 村上頌樹投手の夏休みに楽しかったこと=京セラドーム大阪
 村上 (粘られるのは)分かっていること。仕留め切れなかった自分が悪い。そこで球数が増えて早めに降板してしまった。
 ホームのはずの京セラドーム大阪も“鬼門”になってきた。 4月の横浜DeNA戦、 6月のオリックス戦と合わせて今季3戦3敗。いずれも 4点以上を失い、球場別防御率は4.50で今季ワーストだ。昨年の日本シリーズは第 1戦でオリックスに勝ったが、レギュラーシーズンは通算5登板で勝ち星がない。
 広島戦は今季、カード別で最多の7試合に先発しているが、完投勝ちした 4月30日(マツダスタジアム)を最後に白星が遠い。首位との大事な直接対決の先陣を任されたが痛恨の黒星。「広島&京セラ」の「天敵&鬼門」克服は、逆転Vに欠かせない課題になった。

 


  6回、2番手で登板した伊藤将司投手=京セラドーム大阪
 昨季の2ケタ勝利投手リレーにドームはどよめいた。
 阪神先発の村上頌樹投手が 5回6安打4失点で降板。 6回に2番手で、この日1軍昇格した伊藤将司投手がコールされ、「お~」と虎党の大歓声が響いた。
 伊藤将は今季、先発で12試合に登板し4勝4敗、防御率4.02で 2度の2軍調整をしていた。レギュラーシーズンでのリリーフは 3年ぶり。昨年の日本シリーズでも救援の経験があり、試合前には「不安はない」と意気込んでいた。


  3回、2番手で登板した伊藤将司投手=京セラドーム大阪
 伊藤将司投手が 6回から登板した。先頭の坂倉に中前打も、菊池を 3ゴロ併殺。矢野は中前打、林は投手強襲の内野安打で二死 1、 2塁のピンチを背負ったが、代打・堂林を 3ゴロに打ち取った。伊藤将は 7月14日に今季2度目の登録抹消も、この日1軍再昇格。中継ぎでの起用が見込まれていた。中継ぎ登板は昨年のオリックスとの日本シリーズ第7戦(京セラ)以来。「経験させてもらっているので不安はない」と話していた左腕が劣勢の流れを変えたい。

  3回、2番手で登板した伊藤将司投手=京セラドーム大阪
 伊藤将司投手がレギュラーシーズンでは 3年ぶりに中継ぎ登板した。
 出場選手登録され、 1- 4の 6回に2番手で登板。 6回は 3安打されながら何とか無失点。 7回も 3安打され1失点と、広島の勢いを止める役割は果たせなかった。「先発と違って 1人目からどんどん攻められるようにしないと」と被安打6を反省した。昨年の日本シリーズでリリーフ経験があり、疲れの見えるブルペンの強化を期待される。昨年までの 3年間で29勝を挙げた先発型。今季は開幕から調子が上がらず4勝4敗、防御率4.03。救援で出直しをはかる。

 


 京セラドームの外野をランニングする村上頌樹投手(右)と大竹耕太郎投手=京セラドーム大阪
 阪神は鯉キラーの大竹耕太郎投手が10日の広島戦で今季8勝目を目指す。
 同カードは通算10試合に先発して無傷の8勝。今季も 3試合に先発し2勝0敗、防御率0.45と寄せ付けていない。それでも「今まで抑えているとか打たれているとか、そういうのはあんまり気にする必要はないかなと思う」と冷静。京セラドーム大阪での広島戦は初めてで「新鮮な気持ちで投げられれば」と力を込めた。

 

※ 8月10日の予告先発は、阪神・大竹耕太郎投手(29)―広島・森下暢仁投手(26)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 交流戦最終順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(07月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(08月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(09月)

 

 

 

 

 

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