●阪神は打線が才木浩人投手(25)の力投に応えられず、1点差で巨人に敗れた。才木浩人投手が先発し、一回に先制点を与えた。先頭の丸佳浩外野手(35)に 2遊間を破る初安打を許すと、続く吉川尚輝内野手(29)にはフルカウントから投じたフォークを見送られて四球となり 1、 2塁。一死後に岡本和真内野手(27)にはカウント 3― 1から真ん中付近の変化球をとらえられて左前にはじき返され、先制点を奪われた。さらに大城卓三内野手(31)には 3塁線を破る適時2塁打を打たれてもう 1点を失った。その後の二死満塁のピンチは断ち切ったが、 1回で投球数は38球に上った。才木が 1回に失点するのは 4月 7日の東京ヤクルト戦(神宮)、 5月19日の同戦(甲子園)に続き今季3度目。この日の横浜DeNA―広島(横浜)が雨天中止となったことにより、勝てば 5月27日以来50日ぶりの首位浮上となる一戦は、いきなり追いかける展開となった。打線は二回二死 1、 2塁で小幡竜平内野手(23)が左前へポトリと落とす適時打を放って1点差。才木に対して 6月16日の福岡ソフトバンク戦(みずほペイペイ)の 1回以来、実に30イニングぶりの援護点をプレゼントしたが、 2回以降は巨人の投手陣を相手に得点を重ねることができなかった。勝てば 5月27日以来50日ぶりの首位浮上となる一戦だったが、黒星を喫して一歩後退となった。蛇ににらまれた蛙のように立ち尽くすばかりでは、岡田彰布監督(66)も頭を抱えるしかない。奪首を狙った一戦でダッシュできない。冗談を言っている場合じゃない。情けない現状に、あきれかえった。スピード感あふれる攻撃も少ないチャンスから得点につなげる岡田阪神の強みだが、この日は 9安打を放ち、 2四球を選んでもまったくリズムを作れなかった。
●才木浩人投手が 3回に招いたピンチを乗り越えた。一死から大城に左前にはじき返されると、岸田行倫捕手(27)と岡田悠希外野手(24)には続けて右前打を打たれ、満塁のピンチを背負った。だが、今季の被打率0.429(7打数3安打)と苦手な門脇誠内野手(23)を低めへの変化球で空振り三振に仕留めると、打力に定評のある山﨑伊織投手(25)は直球でバットの空を切らせ、スコアボードにゼロを刻んだ。 1回に 3安打などで 2点を失い、この回も 3連打を食らうなど、 3回を終わってすでに今季ワーストタイの7安打を浴びており、粘りの投球が続いている。願した。 1回に38球を要しても、最後までマウンドを守った。前半戦のラスト登板。エンジンがかからず、何度も顔をしかめても、才木は気持ちで乗り切った。完投しか頭になかった。だから、結果が悔しかった。岡田監督は称賛。貧打や走塁ミスが目立ってチームの連勝は2で止まったが、才木は大黒柱としての矜持を示した。球界のお祭りをはさみ、羽をしばし休めて、勝負の秋へと挑んでいく。東京ドームでの 133球を絶対に忘れない。
●女房役の梅野隆太郎捕手(33)も才木の力投をねぎらった。初回の大乱調から 8回まで持ちこたえさせた。東京ドームで本塁打も警戒しながら追加点を防いだ。共同作業で 1回の 2失点のみでとどめ、後半戦も好投を引き出す。
●執念を見せた。先に点を取られてもひるまない。小幡竜平内野手が9打席ぶりの安打となる適時打で、悔しい敗戦に一矢報いた。才木が 2点を失った直後の 2回一死から、大山悠輔内野手(29)、前川右京外野手(21)の連打などで二死 1、 2塁となって打席へ。カウント 1― 1からのフォークをうまく拾った。逆方向に上がった打球は左前に弾み、大山が生還。反撃ののろしを上げた。試合前には岡田監督から直々に指導を受けていた。将が選手に直接指導することは多くないが、身ぶり手ぶり、打ちに行く際に右足を踏み込む動作を実践。小幡も何度も繰り返したのちに、確認するようにケージでバットを振り込んだ。正遊撃手だった木浪聖也内野手(30=亜細亜大學OB)が離脱した 6月16日から一人で遊撃を守ってきたが、木浪はこの日のウエスタン・オリックス戦(杉本商事BS)で実戦に復帰。岡田監督はすでに球宴明けから 1軍復帰させるプランを明かしている。後半戦もスタメンで出場を続けるために、小幡に求められるのは結果だ。 2球で投ゴロに終わった 6回の打席を悔いた。一打席も無駄にせずにアピールしていく。
●野口恭佑外野手(23)が猛省した。 5回二死 1、 2塁。打者大山の時に 2塁けん制にひっかかった。二死から自らの鮮やかな右前打で作った好機だった。3試合連続で3番に座って安打を放ったが、終始反省が口をついた。野口は14日の中日戦から3試合連続でスタメンに名を連ね、この回の一打で3試合連続安打と武器の打撃力で結果を出しているが、ここは悔しいプレーとなった。
●中野拓夢内野手(27)から久々の快音が生まれた。 7回二死で山崎伊から中前打を放ち、呪縛から解き放たれた。20打席ぶりの安打を好転のきっかけにしたい。
●佐藤輝明内野手(25)は2四球を選んだが、得点には結びつかなかった。 4試合連続で4番を任され、打撃の状態も上向き。 2回、 8回はイニングの先頭で凡退した。佐藤輝は同学年右腕・山崎伊を相手に、 3回二死 1塁はストレートの四球で歩き、 5回二死 1塁ではフルカウントから内角直球を見極めた。無安打ながら 2四球で出塁し選球眼も上々。カード勝ち越しがかかる 3戦目へ気合を入れた。
●渡邉諒内野手(29)は 8回二死で代打で出場し、中前打を放った。アルベルト・バルドナード投手(31)の 152キロをとらえ、〝直球破壊王子〟の力を発揮。13日の中日戦(バンテリンドーム)以来2試合ぶりの快音で存在感を示し決意を示した。

記事をまとめてみました。

 

 

 <巨人2―1阪神>◇14回戦◇阪神 6勝 7敗 1分◇16日◇東京ドーム
 才木浩人投手が先発し、一回に先制点を与えた。
 先頭の丸に 2遊間を破る初安打を許すと、続く吉川にはフルカウントから投じたフォークを見送られて四球となり 1、 2塁。一死後に岡本にはカウント 3― 1から真ん中付近の変化球をとらえられて左前にはじき返され、先制点を奪われた。さらに大城には 3塁線を破る適時2塁打を打たれてもう 1点を失った。その後の二死満塁のピンチは断ち切ったが、 1回で投球数は38球に上った。
 才木が 1回に失点するのは 4月 7日の東京ヤクルト戦(神宮)、 5月19日の同戦(甲子園)に続き今季3度目。この日の横浜DeNA―広島(横浜)が雨天中止となったことにより、勝てば 5月27日以来50日ぶりの首位浮上となる一戦は、いきなり追いかける展開となった。


  1回、マウンドでさえない表情の才木浩人投手=東京ドーム
 阪神は打線が才木浩人投手の力投に応えられず、1点差で巨人に敗れた。
 力強く投げ抜いた。先発の才木は 1回、一死 1、 2塁で岡本に左前適時打、大城には 3塁線を破る適時2塁打を打たれて2失点。それでも 2回以降は立ち直り、球数が 100球を超えている中で 8回も続投した。二死 2塁のピンチを招くも 2安打を許していた丸を右飛に打ち取り、 133球で 8回2失点と試合を作った。
 打線は二回二死 1、 2塁で小幡竜平内野手が左前へポトリと落とす適時打を放って1点差。才木に対して 6月16日の福岡ソフトバンク戦(みずほペイペイ)の 1回以来、実に30イニングぶりの援護点をプレゼントしたが、 2回以降は巨人の投手陣を相手に得点を重ねることができなかった。勝てば 5月27日以来50日ぶりの首位浮上となる一戦だったが、黒星を喫して一歩後退となった。


  8回、 2ゴロに倒れた佐藤輝明内野手=東京ドーム
 蛇ににらまれた蛙のように立ち尽くすばかりでは、岡田彰布監督も頭を抱えるしかない。奪首を狙った一戦でダッシュできない。冗談を言っている場合じゃない。情けない現状に、あきれかえった。
 「そんなんミスばっかりやん。どんだけミスしてんの、このゲームだけで。何回、サイン出しても走らん。ええ? ひどいな。何にもでけへんもん。変わらん、変わらん、ずっと一緒やん。何百回言うても変わらん」


 戦況を見つめる岡田彰布監督=東京ドーム
  4回から5イニング連続で二死から走者が出た。 7回に左前打で出た中野も足が自慢で、 8回は代打・渡邉が中前打を放つとすぐに代走・植田を起用。指揮官はどの場面かを明言しなかったが、走者はいずれも企図すらなかった。しかも、ベンチからは「走れ」のサインが出ていたというが…。
 今季のチーム盗塁数27はワーストの中日の26に次ぐ、セ・リーグ5位の少なさ。昨季は同リーグトップの79盗塁を記録し、近本は28盗塁で盗塁王、2位の中野も20盗塁をマーク。スピード感あふれる攻撃も少ないチャンスから得点につなげる岡田阪神の強みだが、この日は 9安打を放ち、 2四球を選んでもまったくリズムを作れなかった。

 


 力投した阪神先発の才木浩人投手=東京ドーム
 才木浩人投手が 3回に招いたピンチを乗り越えた。
 一死から大城に左前にはじき返されると、岸田と岡田には続けて右前打を打たれ、満塁のピンチを背負った。だが、今季の被打率0.429(7打数3安打)と苦手な門脇を低めへの変化球で空振り三振に仕留めると、打力に定評のある投手の山崎伊は直球でバットの空を切らせ、スコアボードにゼロを刻んだ。
  1回に 3安打などで 2点を失い、この回も 3連打を食らうなど、 3回を終わってすでに今季ワーストタイの7安打を浴びており、粘りの投球が続いている。


  1回を終えた才木は悔しそうな顔でベンチに戻る。悔しい2失点となった=東京ドーム
 意地の 133球-。阪神は巨人に 1- 2で敗れた。勝てば4位から一気に首位浮上だったが、才木浩人投手が 1回に 2失点。打線の援護に恵まれず、今季3敗目を喫した。前半戦ラスト登板で9勝目はお預けも、志願の8回完投。産みの苦しみと信じたい。大黒柱が歯を食いしばる姿をムダにしない!
 志願した。 1回に38球を要しても、最後までマウンドを守った。前半戦のラスト登板。エンジンがかからず、何度も顔をしかめても、才木は気持ちで乗り切った。完投しか頭になかった。だから、結果が悔しかった。
 「初回に 2点、取られたのが結果的にすべてになっちゃったので」


  3回の窮地を脱出した才木浩人投手=東京ドーム
 今季ワーストの 9安打を浴びながら 2失点に踏ん張った。気がつけば2018年 8月30日の東京ヤクルト戦(甲子園)の 1322球を超え、自己最多の 133球。勝てば4位から 5月27日以来となる首位だったが、同じ兵庫県出身で同学年の山崎伊に投げ負けたことが「すべて」だった。
 今季39試合登板の桐敷が積極的休養のためベンチを外れ、石井は3連投中。岡田監督は15日に「才木と岩崎の 2人でいけんかな」と青写真を描いた。しかし、才木は立ち上がりから制球が定まらない。先頭の丸に中前打。吉川に四球を与え、一死後、岡本和にスライダーを左前に運ばれて先制を許すと、大城卓に 3塁線にはじき返された。


  6回裏巨人一死、門脇誠内野手の打球に捕球を試みるも尻もちをつく才木浩人投手=東京ドーム
 「( 2回以降は)真っすぐの走りがだんだんよくなってきた」
  3回一死満塁も、 7回二死満塁もしのいだ。首脳陣から「最後、どうする?」と聞かれても「行きます、行きます」と続投を要求。 8回二死二塁からは丸を 151キロ直球で右飛に仕留め、味方の援護をひたすら待った。
 岡田監督は「初回に38球か。(最後まで)よく投げたと思うよ。そら、凄い、凄い」と称賛。貧打や走塁ミスが目立ってチームの連勝は2で止まったが、才木は大黒柱としての矜持を示した。


  8回裏巨人二死 2塁、丸佳浩外野手を右飛に打ち取りガッツポーズをする才木浩人投手=東京ドーム
 球宴にファン投票で初出場する。ここまで16試合に登板してハーラートップタイの8勝(3敗)。防御率1.20はセ・リーグ 2位。開幕から日曜日の登板だったが、6連戦の頭でエース級との対戦が多くなる火曜日を 6月25日の中日戦(倉敷)から任されるようになった。「最初は運よく、パパッと勝てた試合もありますけど、火曜日に入ってから勝てていない。きょうみたいな展開をできるだけなくしていきたい」。山崎伊も防御率1点台。 1点が命取りになり、4試合連続で白星はつかなかった。「運」だけでは勝てない。


  8回、マウンドの才木浩人投手に声をかける安藤優也投手コーチ=東京ドーム
 2020年11月に右肘靭帯再建術を受けた。育成枠を経験し、そこからはい上がり、昨年は8勝。当時は病院から「中 6日はまだ時期尚早」とストップがかかっていたが「今は、お医者さんにも行っていない。もう完治です。何の制約もありません」という。強い精神力で乗り越えてきた。自己最多の9勝目はお預けも、才木の中で後半戦の道がはっきり見えた。
 「 1点が勝負になる試合が多い。そういう試合で勝ちきれるようにやっていきたい」
 球界のお祭りをはさみ、羽をしばし休めて、勝負の秋へと挑んでいく。東京ドームでの 133球を絶対に忘れない。


 立ち上がりこそ乱れたが、才木は徐々にリズムを取り戻した=東京ドーム
◆才木について阪神・安藤投手コーチ
 「よく踏ん張りましたね。ちょっと初回から球数をかなり使っていて、 5回までくらいかなと思っていましたが、最後までいけましたね」

■データBOX
◉…阪神・才木が自己最多の 133球。今季チーム最多タイ。 6月27日の中日戦(甲子園)で村上が 133球(8回 1/3、8安打1失点)を投じた
◉…才木の巨人戦での連勝は3でストップ
◉…阪神が先制を許したのは 4試合ぶり。12日の中日戦(バンテリンドーム)以来。今季の1点差試合は20勝12敗

 


  8回を 2失点で終えた才木浩人投手は梅野隆太郎捕手と会話を交わす=東京ドーム
 女房役の梅野隆太郎捕手も才木の力投をねぎらった。
 初回の大乱調から 8回まで持ちこたえさせた。東京ドームで本塁打も警戒しながら追加点を防いだ。「ボール先行で球数が増えたのがバッテリーとしての反省点。でも勝負にいった結果でもある。あの 2点だけで 8回まで投げることができた。いい粘りでした」と苦しい共同作業を振り返った。


  8回を終え、梅野隆太郎捕手と話をする才木浩人投手=東京ドーム
 梅野はリードした才木の粘投をねぎらった。「ボール先行になってしまったのは、バッテリーとしては反省点。だけど勝負にいっている結果。 8回まで投げることになったけど、いい粘りを見せてくれた」。東京ドームの狭さも考慮し、厳しいコースを突くことを意識。共同作業で 1回の 2失点のみでとどめ「負けちゃったけど、次回以降、頑張りたい」と、後半戦も好投を引き出す。

 


  2回、適時打を放った小幡竜平内野手=東京ドーム
 執念を見せた。先に点を取られてもひるまない。小幡竜平内野手が9打席ぶりの安打となる適時打で、悔しい敗戦に一矢報いた。
 「自分も後ろにつないでいこうと思って打席に入りました。当たりはよくなかったけど、すぐに 1点を返すことができてよかった」
 才木が 2点を失った直後の 2回一死から、大山、前川の連打などで二死 1、 2塁となって打席へ。カウント 1― 1からのフォークをうまく拾った。逆方向に上がった打球は左前に弾み、大山が生還。反撃ののろしを上げた。
 試合前には岡田監督から直々に指導を受けていた。将が選手に直接指導することは多くないが、身ぶり手ぶり、打ちに行く際に右足を踏み込む動作を実践。小幡も何度も繰り返したのちに、確認するようにケージでバットを振り込んだ。


 小幡竜平内野手=東京ドーム
 14日の中日戦(バンテリンドーム)で11試合連続安打がストップ。そこから2試合無安打だったが、ようやく快音が響いた。勢いのままに 4回の第 2打席でも痛烈な投手強襲安打を放ち、3試合ぶり5度目のマルチヒット。岡田監督からのアドバイスを結果で示した。
 正遊撃手だった木浪が離脱した 6月16日から一人で遊撃を守ってきたが、木浪はこの日のウエスタン・オリックス戦(杉本商事BS)で実戦に復帰。岡田監督はすでに球宴明けから 1軍復帰させるプランを明かしている。後半戦もスタメンで出場を続けるために、小幡に求められるのは結果だ。
 「まだ(成績を)残しているというような数学じゃないので、まだまだ打ちたい。 3打席目とかすごく淡泊になってしまったと思うので」
  2球で投ゴロに終わった 6回の打席を悔いた。一打席も無駄にせずにアピールしていく。

 


  5回表阪神二死 1、 2塁、山﨑伊織投手の二塁けん制に戻りきれずアウトとなった野口恭佑外野手=東京ドーム
 野口恭佑外野手が猛省した。 5回二死 1、 2塁。打者大山の時に 2塁けん制にひっかかった。
 「絶対ミスをしてはいけないところ。そこが命取りになった。油断はしていなかったけど、よっぽど強い意識を持たないといけない。 2度とないように」。二死から自らの鮮やかな右前打で作った好機だった。3試合連続で3番に座って安打を放ったが、終始反省が口をついた。


  5回二死 1、 2塁、投手けん制で 2塁で憤死した野口恭佑外野手=東京ドーム
 阪神が 1― 2の 5回に、痛恨のけん制死で好機を逸した。 1点を追い、二死から野口が右前打で出塁。4番・佐藤輝はフルカウントから四球を選び、得点圏に走者を進めた。しかし、打席に大山が入る中、 1ボールで巨人・山崎伊は素早く 2塁へけん制。大きくリードを取っていた 2走・野口は帰塁しきれず、頭から戻るもタッチアウトとなり、一瞬にしてチェンジとなった。野口は14日の中日戦から3試合連続でスタメンに名を連ね、この回の一打で3試合連続安打と武器の打撃力で結果を出しているが、ここは悔しいプレーとなった。

 


  7回、安打を放った中野拓夢内野手=東京ドーム
 中野から久々の快音が生まれた。 5回の第 3打席まで凡退し、12日の中日戦(バンテリンドーム)の第 3打席から今季ワーストの19打席無安打だったが、 7回二死で山崎伊から中前打を放ち、呪縛から解き放たれた。20打席ぶりの安打を好転のきっかけにしたい。

 


 試合前、話し込む佐藤輝明内野手と巨人井上温大投手=東京ドーム
 佐藤輝明は2四球を選んだが、得点には結びつかなかった。
  4試合連続で4番を任され、打撃の状態も上向き。「(山崎伊は)際どいところ攻めてきたんじゃないですか。 2個、四球を選べたのはまあまあ(投球が)見えているんじゃないかなと思います。明日勝てるように頑張ります」と落ち着いて振り返った。 2回、 8回はイニングの先頭で凡退した。


 佐藤輝明内野手=バンテリンドーム (2024年 7月14日撮影)
 佐藤輝は同学年右腕・山崎伊を相手に、 3回二死 1塁はストレートの四球で歩き、 5回二死 1塁ではフルカウントから内角直球を見極めた。無安打ながら 2四球で出塁し「まあまあ見えてるんじゃないかなと思いますけど」と選球眼も上々。カード勝ち越しがかかる 3戦目へ「勝てるように頑張ります」と気合を入れた。

 


  8回、安打を放った渡邉諒内野手=東京ドーム
 渡邉は 8回二死で代打で出場し、中前打を放った。「何とかチャンスメークをしなくてはいけないところだった。しっかりと(安打が)出たのはよかった」。バルドナードの 152キロをとらえ、〝直球破壊王子〟の力を発揮。13日の中日戦(バンテリンドーム)以来2試合ぶりの快音で存在感を示し「しっかりと打つべきボールを打てている。継続してやっていきたい」と決意を示した。

 

※ 7月17日の予告先発は、巨人・井上温大投手(23)―阪神・大竹耕太郎投手(29)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 交流戦最終順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(06月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(07月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(08月)

 

 

 

 

 

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