●阪神は打線が沈黙し敗戦した。中日先発・小笠原慎之介投手(26)の攻略できず、6安打無得点。近本光司外野手(29)が12打席ぶりの安打を放つなどしたが、つながらなかった。先発の才木浩人投手(25)は 8回6安打1失点。 8回二死から田中幹也内野手(23)に 3塁打を浴びると、昨季まで阪神に在籍していた板山祐太郎内野手(30)に右前打を許した。打線の援護なく、 122球の力投もむなしく今季2敗目。自身の連勝も8でストップした。阪神は連敗で貯金は再び1。岡田彰布監督(66)の監督通算700勝はまたもお預けとなった。痛い! でも夜明けは近い…!? 阪神は中日に 0- 1で敗戦。8連勝中だった才木浩人投手を先発させたゲームを痛恨の今季10度目零封負けで落としたが、岡田彰布監督は悲観しなかった。2連敗で首位広島とは3ゲーム差。それでも打撃練習でもゲームでも捉えた良い打球は多かったと、虎将は兆しを感じ取った。 3万 417人が詰めかけた倉敷マスカットスタジアムに、見慣れたゼロとため息が充満した。重い足取りでチームバスへ引き揚げるナインに、今度は岡田監督がどんな厳しい言葉を浴びせるのか-。会見場の空気はピンと張り詰めたが、虎将の口から出てきたのは真逆の〝評価〟だった。両リーグトップ8勝を挙げてきた今季のエース格、才木を先発ローテーションの再編で日曜から週頭・火曜の登板に動かした。25歳の右腕は期待通りにゼロを並べたが、打線が今季10度目の零封負けで見殺しにした。痛恨の一戦に違いなかったが、それでも将は誰も責めなかった。むしろ、この先どうにか攻められる糸口を見つけたかのようだった。
●才木浩人投手が満塁のピンチをしのいだ。 0- 0の 4回一死から板山に中前打を許した右腕は突如、制球に苦しみ始める。続く細川成也外野手(25)に四球を与えると、アレックス・ディカーソン外野手(34)は捕邪飛も福永にも四球で二死満塁のピンチ。7番・加藤匠馬捕手(31)を打席に迎えた。カウント 0- 2から 3球目、フォークはベースから大きく手前でワンバウンド。梅野隆太郎捕手(33)が体を張って投球を止め、ホーム生還を許さなかった。フルカウントとした才木は、最後は 152キロ直球で空振り三振に仕留めてガッツポーズ。バッテリーで危機を乗り切った。開幕から日曜の先発を任されてきたが、23日の横浜DeNA戦(甲子園)が雨天中止となりローテが再編された。この日は順番通りなら村上頌樹投手(25)が先発だったが、岡田監督から大きな期待を寄せられ、今季初めて火曜のマウンドに立った。 0- 0の 5回、安打と 2四球で二死満塁とされたが、加藤匠を 152キロ直球で空振り三振に。マウンド上で右拳を突き上げた。奮闘だったが、 0- 0の 8回二死で田中に右翼線 3塁打を浴びたところから、落とし穴にはまった。これでチームは火曜に3勝7敗2分けで、平均得点は1.67だ。数字上は完封に近い結果を残せなければ勝てないことになる。連勝は止まったが、勢いは止めない。他球団がエースをぶつけてきても、虎の火曜には才木がいる。
●梅野隆太郎捕手が強肩で才木を再び救った。 7回、先頭の福永裕基内野手(27)に中前打を浴びると、加藤匠はバントの構え。その初球、 1走・福永がスタートを切った。すかさず梅野が矢のようなストライク送球。中日がリクエストを要求も判定は変わらずアウトに仕留めた。梅野は 4回のピンチでもブロッキングで才木を援護。女房役が力投する右腕を支えている。梅野隆太郎捕手は開口漆原大晟投手(27)が 0- 1の 9回のマウンドで無失点の好投をみせた。一死から福永に遊撃内野安打を許すと、犠打で二死 2塁とされたが龍空を左飛に仕留めた。これで7試合連続無失点。横浜DeNA戦が雨天中止となった23日には岡田監督も「オールマイティーでいつでも使えるんじゃない? 漆原は」と語っていたが、期待通りの奮投を続けている。一番、才木をねぎらった。
●漆原大晟投手(27)が 0- 1の 9回のマウンドで無失点の好投をみせた。一死から福永に遊撃内野安打を許すと、犠打で二死 2塁とされたが(土田)龍空内野手(21)を左飛に仕留めた。これで7試合連続無失点。
●近本光司外野手が久しぶりの快音を響かせた。 3回一死の第 2打席、 1ストライクから小笠原の 2球目の変化球を仕留め、ライナーで右前へ運んだ。これが近本にとって3試合&12打席ぶりの安打。 1回にも 2直、 5回は遊直を放ち、とらえた打球を連発した。試合後は足早にチームバスへ乗り込んだ。
●森下翔太外野手(23)が 4回の第 2打席、先頭で東海大相模高の先輩・小笠原から中前打を放った。左腕に対しては昨季、打率0.625(8打数5安打)をマークしたが、今季は前回の対戦で4打数無安打に抑えられていた。先輩からの今季初安打で出塁したが、続く大山悠輔内野手(29)が遊ゴロ併殺。前川右京外野手(21)、佐藤輝明内野手(25)の連打で二死 1、 2塁のチャンスをつくったが、梅野は遊ゴロに倒れて先制できなかった。交流戦明けの練習から岡田監督に指導を受けており、試合前の打撃練習後には水口栄二打撃コーチ(55)から話しかけられる姿も。試行錯誤を続けていく。
●佐藤輝明内野手が 9回二死から望みをつないだ。中日の守護神ライデル・マルティネス投手(27)に追い込まれたが、 4球目を左前にはじき返した。 4回にも右前打を放っており今季8度目のマルチ安打。打席内容も良く前を向いた。
●大山悠輔内野手が守備で魅せた。 8回、先頭の代打・大島洋平外野手(38)の打球はふらふらっと 1塁ファウルゾーンへ。 1塁手・大山は猛ダッシュで追いかけると、最後は頭から飛び込んでキャッチ。打撃では第 3打席までに 2併殺を喫していたが、守備で存在感を発揮した。昨季ゴールデングラブ賞を獲得した好守で、好投を続けていた才木をもり立てた。しかし、打撃では 2つの併殺打など再昇格 3戦目で初の無安打に終わり、試合後は無言で球場を後にした。
●前川右京外野手がしぶとく地方球場初安打を放った。 4回、二死から左腕小笠原の内角直球を、打球は 3塁手のグラブをはじき、内野安打。これが倉敷での初安打で、地方球場でも初。
●植田海内野手(28)が緊迫の場面で自慢の快足を見せつけた。 9回二死 1塁から代走で起用されると、渡邉諒内野手(29)への 2球目でスタートを切った。タッチをかいくぐって 2盗を決め、今季初盗塁をマーク。中日サイドからはリクエストが要求されたが判定は覆らず、最後の好機を演出した。今季2度目の企図での成功にうなずいた。同点のホームは踏めなかったが、勇気ある 2盗で好機を演出した。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 0- 1中日>◇10回戦◇阪神 6勝 3敗 1分◇25日◇倉敷マスカットスタジアム
 阪神は打線が沈黙し敗戦した。中日先発・小笠原の攻略できず、6安打無得点。近本が12打席ぶりの安打を放つなどしたが、つながらなかった。先発の才木は 8回6安打1失点。 8回二死から田中に 3塁打を浴びると、昨季まで阪神に在籍していた板山に右前打を許した。打線の援護なく、 122球の力投もむなしく今季2敗目。自身の連勝も8でストップした。阪神は連敗で貯金は再び1。岡田監督の監督通算700勝はまたもお預けとなった。
 痛い! でも夜明けは近い…!? 阪神は中日に 0- 1で敗戦。8連勝中だった才木浩人投手を先発させたゲームを痛恨の今季10度目零封負けで落としたが、岡田彰布監督は「今までの『0』とはちょっと違うよな」と悲観しなかった。2連敗で首位広島とは3ゲーム差。それでも打撃練習でもゲームでも捉えた良い打球は多かったと、虎将は兆しを感じ取った。


 阪神先発・才木浩人投手=倉敷マスカットスタジアム
  3万 417人が詰めかけた倉敷に、見慣れたゼロとため息が充満した。重い足取りでチームバスへ引き揚げるナインに、今度は岡田監督がどんな厳しい言葉を浴びせるのか-。会見場の空気はピンと張り詰めたが、虎将の口から出てきたのは真逆の〝評価〟だった。
 「今までの『0』とはちょっと違うよな」
 両リーグトップ8勝を挙げてきた今季のエース格、才木を先発ローテーションの再編で日曜から週頭・火曜の登板に動かした。25歳の右腕は期待通りにゼロを並べたが、打線が今季10度目の零封負けで見殺しにした。痛恨の一戦に違いなかったが、それでも将は誰も責めなかった。むしろ、この先どうにか攻められる糸口を見つけたかのようだった。「いやいや、きょうはアレや、内容的には最近ではまだ良かったよ」とうなずいた。


  8回表終了時、ベンチの岡田彰布監督(中央)ら=倉敷マスカットスタジアム
  0- 0の 4回には先頭の森下が右前打で出塁したが、続く大山が痛い遊ゴロ併殺打に終わった。この凡打も「うん。まあな、あんまそんなな、悪い打球じゃなかったけどな、大山のもな」と受け止めた。大山はこの日 2併殺。この 4回は 3安打を集めても 1点も奪えなかったが、結果だけを見てこき下ろすことはしなかった。
 前日に見せていた厳しさからも一変した。試合前練習から打撃投手のボールに差し込まれ、まともに捉えられない野手陣に対し、岡山への移動日となった24日には「ピーピー笛吹いてるけど、うちの打球はみんな反対方向の内野席の打球やないか」と独特の言い回しで苦言を呈していた。球場スタッフが警告音を鳴らさなくてはならないような、内野スタンドへのファウルばかり打つなという意味だったが、この日の練習について問われると「良かった。久しぶりになぁ」と改善が見られたことを明かした。


 才木浩人投手を頼もしげに見つめる岡田彰布監督。痛い負けだが、兆しはある!=倉敷マスカットスタジアム
 先発の小笠原にスイスイと 7回を投げられ、2番手の松山にも3者凡退で封じられた。それでも 1点を追う 9回には、竜の守護神マルティネスを二死 1、 2塁と追い詰めた。苦しんできた佐藤輝が、 9回の安打などで出場 3試合ぶりにマルチ安打をマークしたことは、たしかに今後へ向けた明るい材料だ。佐藤輝自身も「なんとか塁に出たいところで出られたので、それはよかった」と振り返った。
 首位広島がヤクルトに勝ったため、ゲーム差は3に広がり貯金も1に減った。もう 1カ月以上も逆転勝ちがなく、先制できなければそのまま敗れて11連敗だ。この状況を脱するには、岡田監督が感じ取った兆しを、選手たちが結果につなげるしかない。


  9回、守護神のマルティネス投手から安打を放った佐藤輝明内野手。この男も上昇気配だ=倉敷マスカットスタジアム
 指揮官も「野手の方が、あしたからな、どういう感じでできるかやろな」と結んだ。強い打球は、たしかに前に飛んだ。前に進めるかは、選手たち次第だ。
■データBOX
◉…阪神は 6月だけで4度目、今季10度目の零封負け。 0- 1負けは 4月11日の広島戦、 5月24日の巨人戦(ともに甲子園)以来で今季 3度目。倉敷での零封負けは2015年 7月 7日( 0- 3)以来となった
◉…先制を許したゲームでは今季7勝23敗3分けで、 5月19日の東京ヤクルト戦(甲子園)を最後に勝ちがなく11連敗中。同戦以降、27試合連続で 1カ月以上にわたって逆転勝ちがない。同期間は、ビハインドの展開から一時同点としたのも 5月31日、 6月 1日の千葉ロッテ戦(ZOZOマリン))の2度のみ

 


 力投する阪神先発の才木浩人投手=倉敷マスカットスタジアム
 才木浩人投手が満塁のピンチをしのいだ。 0- 0の 4回一死から板山に中前打を許した右腕は突如、制球に苦しみ始める。続く細川に四球を与えると、ディカーソンは捕邪飛も福永にも四球で二死満塁のピンチ。7番・加藤匠を打席に迎えた。カウント 0- 2から 3球目、フォークはベースから大きく手前でワンバウンド。梅野が体を張って投球を止め、ホーム生還を許さなかった。フルカウントとした才木は、最後は 152キロ直球で空振り三振に仕留めてガッツポーズ。バッテリーで危機を乗り切った。


 阪神先発・才木浩人投手=倉敷マスカットスタジアム
 才木浩人投手が痛恨の先制点を献上した。球数が100球を超えてもなお向かった 8回のマウンド。二死から田中に 3塁打を浴びると、 2安打を許している板山を迎えた。 3球目、この日 118球目を弾き返されると打球は無情にも 1、 2塁間を抜けた。痛恨の一球にマウンドで悔しさをにじませた右腕。打線の援護なく孤軍奮闘する才木だったが 8回6安打1失点。 122球の力投もむなしく、降板。 9回は漆原がマウンドに上がった。


  8回表中日二死 3塁、板山祐太郎内野手は右適時打を放った。投手は才木浩人投手=倉敷マスカットスタジアム
 才木浩人投手がついに負けた。 0- 0の 8回二死 3塁。元同僚の板山の右前に転がった打球を目で追うと、スコアボードをみつめて顔をゆがめた。野球人生初の倉敷で、 8回 1失点の好投も報われず 4月 7日の東京ヤクルト戦(神宮)以来、11戦ぶりの黒星。同14日の中日戦(バンテリンドーム)からの連勝が8で止まった。
 「勝負にいった結果なんで。あそこで打たれたのは悔しいけど。もうひと踏ん張りで投げ切れたかなというところで打たれたのは、自分の実力不足かなと思う」


  8回、板山祐太郎内野手に先制打を許した才木浩人投手。懸命にゼロを並べたが、ここで力尽きた=倉敷マスカットスタジアム
 開幕から日曜の先発を任されてきたが、23日の横浜DeNA戦(甲子園)が雨天中止となりローテが再編された。この日は順番通りなら村上が先発だったが、岡田監督から「ええピッチャーから6連戦(の頭)。そら普通やろ」と大きな期待を寄せられ、今季初めて火曜のマウンドに立った。
  0- 0の 5回、安打と 2四球で二死満塁とされたが、加藤匠を 152キロ直球で空振り三振に。マウンド上で右拳を突き上げた。「自分のやることは火曜だろうが、日曜だろうが変わらない」。その言葉通りの奮闘だったが、 0- 0の 8回二死で田中に右翼線 3塁打を浴びたところから、落とし穴にはまった。
 「なかなか点が入らない場面(試合)は粘ってゼロで抑えるのが大事。先制点を与えてしまったのは悔しい」


  8回、梅野隆太郎捕手にねぎらわれながらベンチへ戻る阪神先発・才木浩人投手=倉敷マスカットスタジアム
 これでチームは火曜に3勝7敗2分けで、平均得点は1.67だ。数字上は完封に近い結果を残せなければ勝てないことになる。岡田監督は「よう投げたよな」とねぎらった。才木は今後も週の頭かと問われると「そら、そういうことやん」とうなずき、火曜の男に指名した。
 今季12試合目で初のナイターでの登板だった。「僕は暑いのが苦手。夏バテするんで。そろそろ涼しい中で投げてみたい」と語ってきたが、実際に投げて手応えもあった。
 「朝起きて、寝坊したと思ったんですけど(笑)。すごい涼しいんで投げやすいなと思いました。これからナイターが増えると思うんで、体の時間とかを調整しながら、やっていけたら」
 連勝は止まったが、勢いは止めない。他球団がエースをぶつけてきても、虎の火曜には才木がいる。

 


  7回表中日無死 1塁、梅野隆太郎捕手は打者加藤匠馬捕手のとき 1塁走者福永裕基内野手の 2塁盗塁を刺す。投手は才木浩人投手=倉敷マスカットスタジアム
 梅野隆太郎捕手が強肩で才木を再び救った。 7回、先頭の福永に中前打を浴びると、加藤匠はバントの構え。その初球、 1走・福永がスタートを切った。すかさず梅野が矢のようなストライク送球。中日がリクエストを要求も判定は変わらずアウトに仕留めた。梅野は 4回のピンチでもブロッキングで才木を援護。女房役が力投する右腕を支えている。

  7回、福永裕基内野手の 2盗を阻止する梅野隆太郎捕手=倉敷マスカットスタジアム

 梅野隆太郎捕手は開口一番、才木をねぎらった。「結果的に打たれてしまったけど、よく粘ってくれていた。また次回に生かして前向きにやるしかない」。慣れない地方球場のマウンドでも必死にリードした。ワンバウンドの変化球を何度も体でストップし、先頭に出塁を許した 7回には素早い送球で 2盗を阻止。「浩人を助けられてよかった」と振り返った。

 好投を続ける才木浩人投手は梅野隆太郎捕手と笑顔でベンチに引き揚げる=倉敷マスカットスタジアム
 梅野隆太郎捕手が強肩を発動した。
  0- 0の 7回。無死走者 1塁で中日加藤匠への初球をすかさず 2塁へ高速送球し、盗塁を阻止した。「自分ができることはしっかりできた」と納得。
 また、 8回 1失点と才木を粘り強くリード。「しんどい中よく抑えてくれたのが正直なところ。チームは負けてしまったけど、こういう(内容を)続けていくことの方が大事」と右腕をねぎらった。

 


  9回のマウンドに上がった漆原大晟投手=倉敷マスカットスタジアム
 漆原大晟投手が 0- 1の 9回のマウンドで無失点の好投をみせた。一死から福永に遊撃内野安打を許すと、犠打で二死 2塁とされたが龍空を左飛に仕留めた。これで7試合連続無失点。横浜DeNA戦が雨天中止となった23日には岡田監督も「オールマイティーでいつでも使えるんじゃない? 漆原は」と語っていたが、期待通りの奮投を続けている。

 


  3回、右前打を放った近本光司外野手=倉敷マスカットスタジアム
 近本光司外野手が久しぶりの快音を響かせた。 3回一死の第 2打席、 1ストライクから小笠原の 2球目の変化球を仕留め、ライナーで右前へ運んだ。これが近本にとって3試合&12打席ぶりの安打。22日の横浜DeNA戦(甲子園)では4打数3三振に倒れていたものの、 1回にも 2直、 5回は遊直を放ち、とらえた打球を連発した。試合後は「特にないです」と足早にチームバスへ乗り込んだ。

 


  4回、安打を放った森下翔太外野手=倉敷マスカットスタジアム
 森下翔太外野手が 4回の第 2打席、先頭で東海大相模高の先輩・小笠原から中前打を放った。左腕に対しては昨季、打率0.625(8打数5安打)をマークしたが、今季は前回の対戦で4打数無安打に抑えられていた。先輩からの今季初安打で出塁したが、続く大山が遊ゴロ併殺。前川、佐藤輝の連打で二死 1、 2塁のチャンスをつくったが、梅野は遊ゴロに倒れて先制できなかった。

  4四回、中前打を放った森下翔太外野手=倉敷マスカットスタジアム
 森下翔太外野手は「3番・右翼」で 2試合ぶりにスタメンに復帰。 4回先頭の第 2打席に中前打を放ち、東海大相模高の先輩・小笠原から今季 6打席目で初安打を放った。「読み合いも含めながら打席に入った。変化球をセンター方向にはじけたのはよかった」。交流戦明けの練習から岡田監督に指導を受けており、試合前の打撃練習後には水口打撃コーチから話しかけられる姿も。「練習でいい打球が飛んでいたのでそのことを言われた。ヒットは出たので次に向けてやりたい」と試行錯誤を続けていく。

 


  4回裏阪神二死 1塁、佐藤輝明内野手は右前打を放った。投手は小笠原慎之介投手=倉敷マスカットスタジアム
 佐藤輝明内野手が 9回二死から望みをつないだ。中日の守護神マルティネスに追い込まれたが、 4球目を左前にはじき返した。「なんとか塁に出たいところで出られたのでよかったかな」と敗戦あと 1球から粘りの一打を放った。 4回にも右前打を放っており今季8度目のマルチ安打。打席内容も良く「少し手応えを感じた。勝っているところを見せられるように頑張ります」と前を向いた。

 


  6回、投ゴロ併殺に倒れた大山悠輔内野手=倉敷マスカットスタジアム
 大山悠輔内野手が守備で魅せた。 8回、先頭の代打・大島の打球はふらふらっと 1塁ファウルゾーンへ。 1塁手・大山は猛ダッシュで追いかけると、最後は頭から飛び込んでキャッチ。打撃では第 3打席までに 2併殺を喫していたが、守備で存在感を発揮した。

  8回、大島洋平外野手の打球を好捕した大山悠輔内野手=倉敷マスカットスタジアム
 大山悠輔内野手が気迫のこもった美技で倉敷の虎党をわかせた。 8回、先頭の代打・大島が 1塁ファウルゾーンへ小フライを放つと、全力疾走で追いかけて硬い人工芝に飛び込みながら見事にダイビングキャッチ。昨季ゴールデングラブ賞を獲得した好守で、好投を続けていた才木をもり立てた。しかし、打撃では 2つの併殺打など再昇格 3戦目で初の無安打に終わり、試合後は無言で球場を後にした。

 


  9回裏阪神一死、 3塁へ内野安打を放った前川右京外野手=倉敷マスカットスタジアム
 前川右京外野手がしぶとく地方球場初安打を放った。
  4回、二死から左腕小笠原の内角直球を、打球は 3塁手のグラブをはじき、内野安打。これが倉敷での初安打で、地方球場でも初。 1点を追う 9回には一死から中日マルティネスを前に左飛に倒れ、「なんとか塁に出られるように次は頑張ります」と前を向いた。

 


  9回、 2盗を決める植田海内野手=倉敷マスカットスタジアム
 植田海内野手が緊迫の場面で自慢の快足を見せつけた。 9回二死 1塁から代走で起用されると、渡辺への 2球目でスタートを切った。タッチをかいくぐって 2盗を決め、今季初盗塁をマーク。中日サイドからはリクエストが要求されたが判定は覆らず、最後の好機を演出した。今季2度目の企図での成功に「イメージ通りにスタートが切れたのでよかった」とうなずいた。

  9回裏阪神二死 1塁、代走植田海内野手は 2塁盗塁を決める。野手は田中幹也内野手=倉敷マスカットスタジアム
 阪神の足のスペシャリスト植田海内野手が同点機をつくった。
  1点ビハインドの 9回二死から左前打で出塁した佐藤輝の代走で出番が回った。次打者の 2球目でスタートを切ると、タッチよりもわずかに速く 2塁に到達。今季初盗塁に「普通にいいスタートが切れた。イメージ通りにスタートが切れたので良かった」と手応え十分だった。同点のホームは踏めなかったが、勇気ある 2盗で好機を演出した。

 

※ 6月26日の予告先発は、阪神・大竹耕太郎投手(28)―中日・涌井秀章投手(38=妻はモデルの押切もえ)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 交流戦最終順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(06月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(07月)

 

 

 

 

 

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