●プロ野球は交流戦を終え、21日にセ・パ両リーグ内の対戦が再開する。阪神は20日、21日からの横浜DeNA3連戦(甲子園)に向けて、甲子園で全体練習を行った。岡田彰布監督(66)は「どんぐらい自分の姿を取り戻せるかやろな」と語り、この日から1軍に合流した大山悠輔内野手(29)、調子の上がらない佐藤輝明内野手(25)ら不振の主軸にゲキを飛ばした。ほとんどの開幕メンバーが再びそろい、逆襲のときだ!!甲子園に緊張感が走った。 3塁ベンチ前のラバーにドカッと腰を下ろした岡田監督は、打撃陣に厳しい視線を送る。大山&佐藤輝の打撃練習が始まると、前のめりに-。リーグ戦再開を前に、スイングや打球の強さ、角度をチェックしていた。大山は、もう結果だけを求めている。21日は「4番・1塁」で先発出場することが濃厚だ。ここまで53試合に出場し、打率0.199は規定打席到達者で最下位。 5日に出場選手登録抹消となり、鳴尾浜での調整に突入した。ランニングやウエートトレーニングなどで日が暮れるまで汗を流し、岡田監督の耳にもすべての報告が上がってきていた。なぜ日本一をつかめたのかを思い出せ! 岡田彰布監督が低調打線打破へ大号令をかけた。7勝11敗の借金4に終わった交流戦も得点力不足に苦しんだ。だがセ界との再対決を新たな開幕と位置付け、反省も踏まえて再出発を切る。岡田監督が何度も繰り返したのは「普通」という言葉だった。当たり前を徹底する大切さをいま一度説いた。オールスターまであと26試合。指揮官はここを 1つの区切りとした。それぞれが役割を果たし、頂点をつかんだ猛虎復活を目指す。
●タテジマの背番号3が、16日ぶりに甲子園に帰ってきた。帰ってきた4番が再奪首を導く! きょう21日からリーグ戦が再開し、阪神は甲子園で横浜DeNA3連戦に臨む。不振で降格していた大山悠輔内野手が戦列に戻り、ほぼベスト布陣が集結。20日の1軍練習に合流した背番号3は決意表明した。首位広島を2.5差で追うセ界2位ながら、借金4の交流戦は打線が1試合平均2.1得点と低調。4番復帰が濃厚な主砲とともに一気のお目覚めといきたい。リーグ戦が再開する21日の横浜DeNA戦で出場選手登録される。ここからが本当の仕切り直し。大山にとってもチームにとってもリスタートだ。チームは離脱時と同じ貯金2で踏ん張っているが、打線復活の兆しは見えていない。借金4に終わった交流戦18試合は1試合平均2.1得点。打率1割9分9厘、3本塁打にとどまる自身の不振が得点力低下を招いたことも否めない。降格中のチームは6勝7敗。本来の状態でラインアップに戻ることが、攻撃力アップへの絶対条件といえる。役者がそろってさあ6月反攻だ。
●佐藤輝明内野手が 2日間の充電期間を21日横浜DeNA戦(甲子園)にぶつける。前日19日に続いて甲子園での全体練習に参加。フリー打撃などを行い、充実の汗を流した。リーグ戦再開初戦の相手先発は助っ人右腕のアンドレ・ジャクソン投手(28)。今季は4打数無安打に抑えられているがリベンジを期した。
●岡田監督が村上頌樹投手(25)に“エース道”を歩ませる。「火曜日の男」として週頭を任せてきた右腕は、直近6試合で0勝4敗、 4月30日の広島戦を最後に3勝目が遠い。岡田彰布監督が20日、防御率2.12と安定感を発揮しつつも2勝5敗と勝ち星が伸びない村上頌樹投手の登板順の変更を否定した。引き続き、相手チームのエース格と投げ合う形となるカード頭の火曜を託し続け〝エース道〟を歩ませる。「火曜の男」は動かさない。敵のエース級に投げ勝ち、チームを勢いづける役割を全うさせる。岡田監督が同一リーグ再開後の先発ローテーションについて言及。勝ち星に恵まれない村上に、今後も〝エース道〟を歩ませる方針を示した。今季11試合はすべて好投手とのマッチアップが組まれる火曜に先発を任せた。防御率2.12と安定も、味方の失策や貧打という〝不運〟が重なる試合も多く、2勝5敗と白星は伸び悩む。試練を乗り越えればまた一回り大きくなれる。MVP右腕にかける期待は大きい。
●森下翔太外野手(23)は20日、全体練習終了後も室内練習場で打撃練習を行った。19日には岡田監督から打撃フォームを直接指導され、この日も打撃ケージ内で水口栄二打撃コーチ(55)から伝言を伝えられた。岡田監督は、期待が大きいからこそ目を光らせていく。首位奪還へ、森下翔太外野手が初戦から全力を注ぐ。21日に再開するリーグ戦は横浜DeNAが相手で、今季阪神戦2戦2勝のジャクソンが先発してくる。背番号1は助っ人右腕に6打数2安打の相性も生かし、快勝発進を導く意気込みだ。一皮むけた姿を見せたい。
●桐敷拓馬投手(25)は20日に25歳の誕生日を迎えた。アップ前に全選手から拍手で祝福され照れ笑い。今季は29試合に登板し、2勝0敗で防御率1.59。ホールドはリーグ2位タイの17を記録している。リーグ戦再開へ。頼れるサウスポーがブルペン陣を支えていく。心機一転迎える21日からの横浜DeNA3連戦に向けては力を込めた。
●西勇輝投手(33)が20日、甲子園での全体練習に参加。先発する21日の横浜DeNA戦(甲子園)に向けてショートダッシュなどで調整した。史上94人目となる通算2000投球回にあと「1」とし、リーグ戦再開の初戦を任される。登板日が木曜からカード頭の金曜に変わっても頼もしく、節目を迎える一戦で投球でチームに勢いをもたらす。18.44メートルでの勝負を繰り広げ続け、16年間で重ねてきた投球回数は「1999」。大きな節目が目の前に迫る中で、西勇がリーグ戦再開初戦となるマウンドに立つ。甲子園では普段通りにショートダッシュやキャッチボールで汗を流した。2009年に三重・菰野高からD3位でオリックスに入団すると、プロ3年目から先発ローテに定着。19年の虎入り後も先発の柱として投げ続けてきた。プロ16年目での節目に普段通りで4勝目を目指す。

記事をまとめてみました。

 

 やり返セ! プロ野球は交流戦を終え、21日にセ・パ両リーグ内の対戦が再開する。阪神は20日、21日からの横浜DeNA3連戦(甲子園)に向けて、甲子園で全体練習を行った。岡田彰布監督は「どんぐらい自分の姿を取り戻せるかやろな」と語り、この日から1軍に合流した大山悠輔内野手、調子の上がらない佐藤輝明内野手(25)ら不振の主軸にゲキを飛ばした。ほとんどの開幕メンバーが再びそろい、逆襲のときだ!!
 甲子園に緊張感が走った。 3塁ベンチ前のラバーにドカッと腰を下ろした岡田監督は、打撃陣に厳しい視線を送る。大山&佐藤輝の打撃練習が始まると、前のめりに-。リーグ戦再開を前に、スイングや打球の強さ、角度をチェックしていた。


 全体練習でフリー打撃に臨む大山悠輔内野手。これまで以上に精かんな顔つきで1軍へ戻ってきた=阪神甲子園球場

 「どんぐらいな、自分の(本来の)姿を取り戻せるかやろな。みんながな」
 この日、大山が16日ぶりに1軍に戻ってきた。日焼けした顔と、指揮官も「おお、ちょっと(絞れた)なぁ。前よりよかったよ」と認めた引き締まった体は、2軍で泥と汗にまみれた証しだ。打撃練習では37スイングで左方向に4発の柵越え。鋭いライナー性の打球を何本も飛ばした。
大山は「あしたから前を向いて、しっかり頑張ります」と短い言葉に思いを込めたが、岡田監督は「ゲームでどんだけ結果が出るかいうことやんか」と、もう結果だけを求めている。21日は
「4番・1塁」で先発出場することが濃厚だ。


 ベンチ前に腰をおろして練習を見つめる岡田彰布監督=阪神甲子園球場
 ここまで53試合に出場し、打率0.199は規定打席到達者で最下位。 5日に出場選手登録抹消となり、鳴尾浜での調整に突入した。ウエスタン・リーグでは 4試合に出場したが、若手と過ごしたそこでの姿も、大山らしくひたむきだった。ランニングやウエートトレーニングなどで日が暮れるまで汗を流し、岡田監督の耳にもすべての報告が上がってきていた。


  3塁側ベンチのラバーフェンスに座る岡田彰布監督=阪神甲子園球場
 なぜ日本一をつかめたのかを思い出せ! 岡田彰布監督が低調打線打破へ大号令をかけた。「今までが悪すぎた分な、みんなどんだけ、仕切り直しというか、修正できるかいうことやんか」。7勝11敗の借金4に終わった交流戦も得点力不足に苦しんだ。だがセ界との再対決を新たな開幕と位置付け、反省も踏まえて再出発を切る。
 岡田監督が何度も繰り返したのは「普通」という言葉だった。「普通にできるかどうかやん。普通の姿がないからのう。そういうのは淡泊に見えるよな。今まではもっと粘って塁に出ようという姿があったのが、今はないとか、な」。当たり前を徹底する大切さをいま一度説いた。


 鋭い視線で練習を見つめる岡田彰布監督=阪神甲子園球場
 日本一まで登り詰めた昨年は、両リーグトップの494四球を選び、簡単には終わらない打線で相手の脅威となった。「去年もめちゃくちゃチーム打率が良くて勝ったわけじゃないやんか(2割4分7厘でリーグ3位)。フォアボールにせよ、ランナーを進めるとか、次の塁に当たり前のように行くとか、できているからいい結果が出るわけであって」。昨年 1試合平均で3.5個を得た四球は今季、3.2に減少。チーム打率がリーグ最低の2割2分に沈む今こそ、昨季の戦い方を思い出せば、得点増につながると指摘した。

 トス打撃する佐藤輝明内野手を見つめる岡田彰布監督=阪神甲子園球場
 オールスターまであと26試合。指揮官はここを 1つの区切りとした。「オールスターまでにある程度、形というか、みんながやることを去年に近いぐらいの、そういう役割をできるかどうかやろな。自分の姿を取り戻せるかやろな」。それぞれが役割を果たし、頂点をつかんだ猛虎復活を目指す。

 

 帰ってきた4番が再奪首を導く! きょう21日からリーグ戦が再開し、阪神は甲子園で横浜DeNA3連戦に臨む。不振で降格していた大山悠輔内野手が戦列に戻り、ほぼベスト布陣が集結。20日の1軍練習に合流した背番号3は「前を向いて、しっかり頑張ります」と決意表明した。首位広島を2.5差で追うセ界2位ながら、借金4の交流戦は打線が1試合平均2.1得点と低調。4番復帰が濃厚な主砲とともに一気のお目覚めといきたい。
            ◇   ◇   ◇
 タテジマの背番号3が、16日ぶりに甲子園に帰ってきた。1軍ナイン、スタッフと握手を交わし、笑顔も見せた。フリー打撃では、ケージから甲子園の空に、次々と高い角度がついた打球を飛ばした。みんなが大山を待っていた。


 打撃練習に励む大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
 「明日から前を向いて、しっかり頑張ります」
 多くの報道陣を引き連れ、うなずきながら短い言葉に決意を込めた。リーグ戦が再開する21日の横浜DeNA戦で出場選手登録される。ここからが本当の仕切り直し。大山にとってもチームにとってもリスタートだ。
 打撃を見守った平田ヘッドコーチからは「すごい、いいやん。鳴尾浜は暑かったやろ?」と声をかけられ、申し訳なさそうにペコリ。体のキレを心配していた岡田監督も「前より良かったよ」と認めた上で、あとは結果で応えるように求めた。「もうゲームやんか。ゲームでどんだけ結果が出るかいうことやんか」。


 水口栄二打撃コーチにあいさつする大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
 大山も4番打者として、チームを勝たせることが最大の責務と胸に刻んでいる。昨オフの契約更改では「連覇することしか考えていない。そこが第一」と誓った。球団初のリーグ連覇へ「全ての面でしっかりやらないと。プレッシャー10割、期待10割、不安10割」と吐露したこともある。並々ならぬ覚悟で、再昇格の横浜DeNA戦を迎える。
 チームは離脱時と同じ貯金2で踏ん張っているが、打線復活の兆しは見えていない。借金4に終わった交流戦18試合は1試合平均2.1得点。打率1割9分9厘、3本塁打にとどまる自身の不振が得点力低下を招いたことも否めない。降格中のチームは6勝7敗。本来の状態でラインアップに戻ることが、攻撃力アップへの絶対条件といえる。


 フリー打撃を終え移動する大山悠輔内野手。右下は岡田彰布監督=阪神甲子園球場
 大山は直近 2年の交流戦明けは 2試合で3本塁打をマーク。横浜DeNA戦は昨季、カード別最多の6本塁打をマークした好相性も追い風だ。大山が本来の4番に収まれば、岡田監督が理想としている開幕当初のオーダーも再び組める。交流戦を借金4でしのいだ阪神は、首位広島を2.5ゲーム差で追う。役者がそろってさあ6月反攻だ。
◆今季の大山悠輔内野手
 開幕から不振にあえぎ、 4月14日中日戦では5番に降格。22年 9月 6日東京ヤクルト戦からの連続試合先発4番出場は、173で止まった。 5月16日中日戦ではスタメン落ち(守備から出場で 1三振)し、 6月 4日東北楽天戦では途中出場もなく欠場。スタメン落ちと欠場は、新型コロナウイルス感染で抹消されていた22年 8月18日東京ヤクルト戦以来で、翌 5日に1軍登録を抹消された。出場53試合で打率1割9分9厘、3本塁打、19打点。不振による2軍落ちは、入団 2年目の18年以来。体のキレを戻すことを目的に出場したウエスタン・リーグは、 4試合で0本塁打、2打点、打率1割6分7厘だった。

 


 打撃練習に励む佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場
 佐藤輝明内野手が 2日間の充電期間を21日横浜DeNA戦(甲子園)にぶつける。前日19日に続いて甲子園での全体練習に参加。フリー打撃などを行い、充実の汗を流した。「しっかり練習して準備ができたのでいいかなと思います」。リーグ戦再開初戦の相手先発は助っ人右腕のジャクソン。今季は4打数無安打に抑えられているが「いいピッチャーなので。負けないように頑張ります」とリベンジを期した。

 


 19日、キャッチボールで調整した村上頌樹投手=阪神甲子園球場
 岡田監督が村上頌樹投手に“エース道”を歩ませる。「火曜日の男」として週頭を任せてきた右腕は、直近6試合で0勝4敗、 4月30日の広島戦を最後に3勝目が遠い。
 それでもリーグ戦再開後も変わらず、6連戦初戦となる25日中日戦(倉敷)の先発を託す。「弱いところの(相手)ピッチャーで1つ勝たすというのもあるかもしれんけど、もうそんなピッチャーで育てるあれじゃない」ときっぱり。「エース級というか、相手もええピッチャーの時に投げ勝ってな。そこから白星を積み重ねる、そういうピッチャーだと思うよ」。試練を乗り越えればまた一回り大きくなれる。MVP右腕にかける期待は大きい。


 ここまで2勝と波に乗れていない村上頌樹投手。さらにたくましくなるために、火曜に投げ続ける=阪神甲子園球場

 岡田彰布監督が20日、防御率2.12と安定感を発揮しつつも2勝5敗と勝ち星が伸びない村上頌樹投手の登板順の変更を否定した。引き続き、相手チームのエース格と投げ合う形となるカード頭の火曜を託し続け〝エース道〟を歩ませる。
 「火曜の男」は動かさない。敵のエース級に投げ勝ち、チームを勢いづける役割を全うさせる。岡田監督が同一リーグ再開後の先発ローテーションについて言及。勝ち星に恵まれない村上に、今後も〝エース道〟を歩ませる方針を示した。


 練習を確認する岡田彰布監督=阪神甲子園球場
 「そんな(順番は)変えへん。弱いところの(相手)ピッチャーで一つ勝たすというのもあるかもしれんけど、もうそんな育てるアレ(立場)じゃないからな。エース級というか、相手もええピッチャーのときに投げ勝ってな。そこから白星を積み重ねる。そういうピッチャーだと思うよ」
 今季11試合はすべて好投手とのマッチアップが組まれる火曜に先発を任せた。防御率2.12と安定も、味方の失策や貧打という〝不運〟が重なる試合も多く、2勝5敗と白星は伸び悩む。

 


 打撃練習する森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 森下は20日、全体練習終了後も室内練習場で打撃練習を行った。「すり合わせながら、自分なりに解釈して頑張ろうかなというところです」。19日には岡田監督から打撃フォームを直接指導され、この日も打撃ケージ内で水口打撃コーチから伝言を伝えられた。岡田監督は「きょうでも簡単に軽~く打っとるから水口に言うたんよ。『普通に振れ!』言うて、お前。そんなん半信半疑でやってたらようなるわけないやん」と語り、期待が大きいからこそ目を光らせていく。


 打撃練習に励む森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 首位奪還へ、森下翔太外野手(23)が初戦から全力を注ぐ。21日に再開するリーグ戦は横浜DeNAが相手で、今季阪神戦2戦2勝のジャクソンが先発してくる。「カードを勝ち越せば、ゲーム差も開いてくる。初戦が大切だと思うので勝ちたい」。背番号1は助っ人右腕に6打数2安打の相性も生かし、快勝発進を導く意気込みだ。

 リラックスした表情を見せる森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 出場64試合で打率2割4分1厘、6本塁打。安定感を欠く打撃が続き、19日の練習では、岡田監督から直々に約 1時間の打撃指導を受けた。この日もフリー打撃中に、水口打撃コーチ伝いに指揮官からの言葉を受けるシーンもあった。全体練習後には、室内練習場で約30分間の“おかわり”打撃を敢行。試行錯誤しながら、自身と向き合った 2日間を終え「結果を残すことが全て。結果を残せるように頑張ります」と力を込めた。岡田監督は「明日からのゲームのためじゃない。あいつが長いこと野球をするためやから。悩んで打てる問題じゃないやん。吹っ切れて打たんと」と指摘。一皮むけた姿を見せたい。

 


 投手陣の輪で笑顔をみせる桐敷拓馬投手=阪神甲子園球場
 桐敷は20日に25歳の誕生日を迎えた。アップ前に全選手から拍手で祝福され「ありがとうございます」と照れ笑い。今季は29試合に登板し、2勝0敗で防御率1.59。ホールドはリーグ2位タイの17を記録している。リーグ戦再開へ「相手はDeNAで本当に強力打線なので、一発は気を付けて。警戒しすぎてもなと思うので、腕を振って投げることは変わらずにやっていきたい」。頼れるサウスポーがブルペン陣を支えていく。

 島本浩也投手(中央背中)から声を掛けられて笑顔を見せる桐敷拓馬投手。右はジェレミー・ビーズリー投手=阪神甲子園球場
 桐敷拓馬投手が25歳初戦に向けて気を引き締めた。20日が誕生日。この日の甲子園での全体練習前には、投手陣の輪で祝福も受けた。
 自分へのプレゼントは「いま迷ってる感じです。気分で何か買おうかなと思っています」と悩み中。
 心機一転迎える21日からの横浜DeNA3連戦に向けては「パ・リーグに引けを取らない強力打線なので、 1発とか、気をつけます」と力を込めた。

 


 練習前に倒立する西勇輝投手=阪神甲子園球場
 西勇輝投手が20日、甲子園での全体練習に参加。先発する21日の横浜DeNA戦(甲子園)に向けてショートダッシュなどで調整した。史上94人目となる通算2000投球回にあと「1」とし、リーグ戦再開の初戦を任される。登板日が木曜からカード頭の金曜に変わっても「気負うことはない」と頼もしく、節目を迎える一戦で投球でチームに勢いをもたらす。
 18.44メートルでの勝負を繰り広げ続け、16年間で重ねてきた投球回数は「1999」。大きな節目が目の前に迫る中で、西勇がリーグ戦再開初戦となるマウンドに立つ。


 笑顔を見せる西勇輝投手=阪神甲子園球場
 「2000イニングって近年の阪神ではいないし、そのことに関しては喜んでいいのかなとは思うけど。試合中やし、自分がこうなりたいという過程の一つ。そこまで余韻に浸ることはないのかなと思いますけどね」
 落ち着き払い、甲子園では普段通りにショートダッシュやキャッチボールで汗を流した。2009年に三重・菰野高からD3位でオリックスに入団すると、プロ3年目から先発ローテに定着。19年の虎入り後も先発の柱として投げ続けてきた。


 キャッチボールを行う西勇輝投手=阪神甲子園球場
 西勇輝投手がメモリアルな一戦に泰然自若で臨む。再開リーグ戦の“開幕投手”を任され、21日横浜DeNA戦(甲子園)に中 7日で先発。あと 1イニングで球団11人目の通算2000投球回に到達する。プロ16年目での節目に「(到達するのは)試合中だし、自分がこうなりたいという目標の過程の 1つなので。そこまで余韻に浸ることはないのかなと思っています」と普段通りで4勝目を目指す。

 

※ 6月21日の予告先発は、阪神・西勇輝投手(33)―横浜DeNA・アンドレ・ジャクソン投手(28)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 交流戦最終順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(06月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(07月)

 

 

 

 

 

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