●阪神打線が目覚めだ。 0- 0で迎えた 4回一死 2、 3塁の好機。梅野隆太郎捕手(32)の遊ゴロに 3走・原口文仁内野手(32)が好走塁で23イニングぶりの得点をあげると、打線がつながった。なおも一死 1、 3塁の好機で、木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)が右翼線へ適時2塁打。さらに続く森下翔太外野手(23)は左越えの2点2塁打を放ち、 4- 0とリードを広げた。阪神が1イニング4得点以上をあげるのは、 5月16日の中日戦(バンテリンドーム)の 4回以来、約 1カ月ぶり。貧打に苦しんでいた猛虎打線が復活だ。岡田彰布監督(66)の采配が光った。 4- 0の 6回。指揮官は2安打の豊田寛外野手(27)に代えてこの回から左翼守備に島田海吏外野手(28)を送った。先発の西勇輝投手(33)は先頭の若月健矢捕手(28)に 2塁打を浴びると、来田涼斗外野手(21)の進塁打で一死 3塁。西野真弘内野手(33)の打球は代わった島田のもとへ飛んだ。ほぼ定位置で捕球した島田はホームへと好返球。これには 3走・若月も動けず、西勇は続く廣岡大志外野手(27)を 2飛に仕留めてこの回も無失点でしのいだ。今季初スタメンを飾った豊田寛外野手はプロ初安打を含む2安打と躍動。 7回には原口に2号ソロが飛び出すなど、普段はベンチスタートのメンバーが気を吐いた。阪神は交流戦200勝を達成した。
●西勇輝投手が、オリックス打線を6安打に抑える快投で今季初完封を決めた。無四球での3勝目に笑顔で汗をぬぐった。古巣オリックス相手に京セラドーム大阪で先発した西勇輝投手は、完封勝利で同球場で通算40勝を達成した。 5回までは 3塁を踏ませない好投で、114球6安打で完封勝利で3勝目を飾った。打線は 4回一死から一挙 4得点、 7回には原口文仁内野手の左翼へのソロ本塁打でさらなる援護をもらった。西勇はオリックス時代に京セラドーム大阪で通算38勝25敗だったが、阪神移籍後はこの試合前まで 8試合に登板して1勝5敗。かつての本拠地で、20年 8月15日広島戦以来の勝ち星を挙げた。同球場で40勝以上は、611勝した金子千尋(北海道日本ハム)に次いで 2人目となった。マウンドに向かう光景を、誰も疑わない。虎党から沸き起こる「西コール」に背中を押され、スコアボードには9つ目のゼロを刻んだ。西勇輝投手は6安打無四球で完封勝利。笑顔とガッツポーズがキラリと輝いた。ほかの球団以上に自分自身のことを知る古巣との対戦は特有の難しさもあったが、梅野とのコンビで内外角&高低をうまく使い、上回った。9球団目となるチームの交流戦通算200勝も導き、胸を張った。先発としての誇りを胸に、これからもマウンドを守り続ける。
●阪神は連敗を2で止めた。「7番・左翼」で2年ぶりにスタメン出場した豊田寛外野手がプロ初安打を放つなど、3打数2安打をマーク。2試合連続で零封負けしていた打線を勢いづかせた。 2年ぶりにスタメン出場した豊田寛外野手がファーストプレーで痛恨のミスを喫した。 1回、オリックスの先頭・来田の打球は左前へ。豊田は猛ダッシュで落下点に入ったが、白球はグラブからこぼれた。懸命に抱え込もうとしたが、体の前にポトリと落ちてエラーとなった。先発の西勇は続く西野に右前打を浴びて無死 1、 2塁のピンチを背負う。それでも続く廣岡を中飛。外野最深部まで飛ばされた打球だったが 2走・来田が 3進できないという走塁ミスもあって、一死 1、 2塁とすると、西川の遊直で飛び出した 2走・来田もアウト。ダブルプレーでピンチを脱し、豊田のミスを帳消しにした。22年ドラフト6位で日立製作所から入団。同年に1軍初出場を果たすも、すぐにプロの壁にぶつかった。しかし、待てど暮らせど次のチャンスが来ない。東海大相模高の 3学年後輩の森下が同じ外野の定位置を奪うなか、27歳を迎えた今年 4月も豊田は鳴尾浜にいた。昨年に結婚。今年 2月には長女が誕生し、不退転の覚悟は人一倍。だから、ウエスタン・リーグで打率3割超の結果を出しても上だけを見た。 2年前、1軍投手に力負けし、たどり着いた下半身主導の打撃フォームに磨きをかけた。幼少期からグラウンドでも物静かなタイプだった男は殻を破り、気持ちを前面に押し出してアピールを続けた。チームは広島と並ぶ今季セ最速30勝で交流戦通算200勝。猛虎打線を復活させた豊田はさらにまた上を見る。虎の救世主として-。遅咲きの若虎が輝かしいプロ野球人生を歩み始めた。
●原口の〝神の手〟走塁で先制した 4回、なおも一死 1、 3塁から木浪聖也内野手が右翼線に適時2塁打を放った。 2回二死満塁の先制機で中飛に倒れたが、汚名返上の一打となった。14日からのパ・リーグ首位の福岡ソフトバンク戦に向けて決意を新たにした。今月は打率1割6分と苦しみ、今季初の9番で出場。走者をかえし、1番の森下につなぐ打撃で役割を果たした。

記事をまとめてみました。

 

 

 日本生命セ・パ交流戦<オリックス 0- 5阪神>◇ 3回戦◇阪神 1勝 2敗 0分◇13日◇京セラドーム大阪
 阪神打線が目覚めだ。 0- 0で迎えた 4回一死 2、 3塁の好機。梅野の遊ゴロに 3走・原口が好走塁で23イニングぶりの得点をあげると、打線がつながった。なおも一死 1、 3塁の好機で、木浪が右翼線へ適時2塁打。さらに続く森下は左越えの2点2塁打を放ち、 4- 0とリードを広げた。阪神が1イニング4得点以上をあげるのは、 5月16日の中日戦(バンテリンドーム)の 4回以来、約 1カ月ぶり。貧打に苦しんでいた猛虎打線が復活だ。


  4回、梅野隆太郎捕手の適時打で生還した原口文仁内野手=京セラドーム大阪
 岡田彰布監督の采配が光った。 4- 0の 6回。指揮官は2安打の豊田に代えてこの回から左翼守備に島田を送った。先発の西勇は先頭の若月に 2塁打を浴びると、来田の進塁打で一死 3塁。西野の打球は代わった島田のもとへ飛んだ。ほぼ定位置で捕球した島田はホームへと好返球。これには 3走・若月も動けず、西勇は続く廣岡を 2飛に仕留めてこの回も無失点でしのいだ。

 完封勝利を挙げた西勇輝投手=京セラドーム大阪

 阪神が快勝し、連敗を2で止めた。先発した西勇輝投手が、9回6安打無失点と圧巻の投球で今季初の完封勝利。3勝目をマークした。
 打線は 2回一死 2、 3塁の好機で梅野の遊ゴロに 3走・原口が好走塁。野選とし、先制点をもぎ取ると、木浪、森下に長打が生まれて一挙4得点をあげた。今季初スタメンを飾った豊田寛外野手はプロ初安打を含む2安打と躍動。 7回には原口に2号ソロが飛び出すなど、普段はベンチスタートのメンバーが気を吐いた。阪神は交流戦200勝を達成した。


 メンバー表を交換する岡田彰布監督=京セラドーム大阪
 阪神が「関西ダービー」 3戦目を制し、今季2度目の同一カード3連敗は阻止した。 4回に23イニングぶりの得点で先制し一挙4得点。チームにとって交流戦通算200勝となった。
  2年ぶりのスタメンとなった豊田寛外野手が3打数2安打1打点と活躍。投げては西勇輝投手が6安打完封勝利を挙げた。
 初回に守備で失策がありながらバットで取り返した豊田に、岡田彰布監督は「本人が一番ホッとしてるんちゃう。取り返したから十分やん」と話した。指揮官は「もう何もないで。ええほうで(笑い)。ええ方でなにもない」と笑顔だった。

 


 阪神先発の西勇輝投手=京セラドーム大阪
 古巣オリックス相手に京セラドーム大阪で先発した西勇輝投手は、完封勝利で同球場で通算40勝を達成した。
  5回までは 3塁を踏ませない好投で、114球6安打で完封勝利で3勝目を飾った。
 打線は 4回一死から一挙 4得点、 7回には原口文仁内野手の左翼へのソロ本塁打でさらなる援護をもらった。
 西勇はオリックス時代に京セラドーム大阪で通算38勝25敗だったが、阪神移籍後はこの試合前まで 8試合に登板して1勝5敗。かつての本拠地で、20年 8月15日広島戦以来の勝ち星を挙げた。同球場で40勝以上は、611勝した金子千尋(北海道日本ハム)に次いで 2人目となった。


 阪神先発の西勇輝投手=京セラドーム大阪
 マウンドに向かう光景を、誰も疑わない。虎党から沸き起こる「西コール」に背中を押され、スコアボードには9つ目のゼロを刻んだ。西勇輝投手は6安打無四球で完封勝利。笑顔とガッツポーズがキラリと輝いた。
 「京セラドームで勝てたこともそうですし、前回、前々回と自分のエラーで負けてしまったので、何とか『長いイニングを投げる』と心がけて、冷静にマウンドに上がることができました」
 ほかの球団以上に自分自身のことを知る古巣との対戦は特有の難しさもあったが、梅野とのコンビで内外角&高低をうまく使い、上回った。


  4回裏オリックス一死、西勇輝投手は西川龍馬外野手を 1ゴロに打ち取りベースカバーに向かう=京セラドーム大阪
  1回、豊田の落球から無死 1、 2塁とされたが、一死から西川の遊直で 2走・来田が飛び出し併殺。ピンチをしのぐと、その後は安定した投球をみせた。「あの状況で完封を狙わないやつは先発投手じゃないと思う」と上がった 9回のマウンドも、先頭に安打を許したあとは3連続右飛に仕留め、梅野と抱擁。かつての本拠地・京セラで、オリ党の前で、気迫の 114球で決めた、昨年 9月12日の巨人戦(甲子園)以来となる通算13度目の完封勝利だった。
 「僕は外国人が好き。だから積極的に一緒に帰りたいし、話したい。逆に、もし僕が海外に行ったら、そうされることってうれしいと思うし」


 完封して抱き合う西勇輝投手と梅野隆太郎捕手=京セラドーム大阪
 春季キャンプ中は新外国人のゲラとホテルへ帰るバスに同乗する機会が多く、積極的に会話を交わした。気にかけてもらったゲラも〝先生〟と慕うほどだ。ダブル守護神の一角は再調整のため 5日から2軍降格となったが、「日本の野球に適応しようとしてキャンプから練習をめちゃくちゃ頑張って、(手を)抜かずに頑張った結果、ガス抜きは必要。いいところで投げて頑張ってくれたから(首位争いの)この位置にいられたかもしれない」と西勇。努力家の一面を知り、認めるから、多大な心配はせずカムバックのときを待つ。この日のようにリリーフ陣をも助ける、先発の役目を果たし続けながら、だ。
 「得点が入ったときのたくさんの応援はシビれましたし、チームもどんどん点を取って応援してもらえるように頑張りますので、今後も応援よろしくお願いします!!」
 お立ち台ではスタンドに向けて感謝し、最後も沸かせた。33歳の最年長右腕は奮投が、交流戦ラストカードに向かうチームに上昇ムードを吹き込んだ。


 オリックスを完封した西勇輝投手は梅野隆太郎捕手と肩を組んで喜ぶ=京セラドーム大阪
 西勇輝投手が、オリックス打線を6安打に抑える快投で今季初完封を決めた。「守備のリズムも良かったし、梅野の配球もよかったんで、それが大きいんじゃないかなと思います」。無四球での3勝目に笑顔で汗をぬぐった。
 初回に味方の失策と、安打でいきなり無死 1、 2塁とされたが、中飛と遊直併殺に仕留めてピンチを脱出。 2回以降はすいすいアウトの山を築き、オリックス時代の同僚との対戦に時折笑みもこぼれた。「なんか紅白戦みたいな感覚になるし、そこを引き締めて公式戦のようにいかないといけないし」。マウンドに上がれば真剣勝負。「仲が良かった分、本番でしっかり投げ合うって変な感じがしますけど、無事に抑えられて良かったです」。9球団目となるチームの交流戦通算200勝も導き、胸を張った。


 オリックスに完封勝利した西勇輝投手をハイタッチで出迎える岡田彰布監督=京セラドーム大阪

 阪神移籍後は8戦1勝5敗だったかつての本拠地、京セラドーム大阪で4年ぶりに白星。同球場40勝は61勝の金子弌大(北海道日本ハム)に次いで 2人目の大台となった。今季は防御率1.52と好調をキープする。「基本的にロングを投げて完投するのは当たり前。あの状況で完封を狙わない投手は先発ピッチャーじゃない」。先発としての誇りを胸に、これからもマウンドを守り続ける。

 西勇輝投手はオリックス打線を完封で勝利し仲間たちと喜ぶ=京セラドーム大阪
▼西勇の完封勝利は23年 9月12日巨人戦(甲子園)以来13度目で阪神では7度目。京セラドーム大阪では、20年 8月15日広島戦以来移籍後2勝目。完封はオリックス時代の17年 4月 9日の北海道日本ハム戦以来5度目。
▼西勇は京セラドーム大阪で、オリックス時代の38勝と合わせ通算40勝目。金子弌大61勝(オリックス59勝、北海道日本ハム2勝)に次ぎ2位。
▼阪神の今季の完封勝ちは12球団最多の12度目。143試合換算では27度で、65年32度、56年28度に次ぎ3位に該当するハイペース。阪神の完封投手は才木の3度と合わせ4度目で、北海道日本ハムと並び12球団最多。

 


  1回、来田涼斗外野手の打球を落球する豊田寛外野手=京セラドーム大阪
  2年ぶりにスタメン出場した豊田寛外野手がファーストプレーで痛恨のミスを喫した。 1回、オリックスの先頭・来田の打球は左前へ。豊田は猛ダッシュで落下点に入ったが、白球はグラブからこぼれた。懸命に抱え込もうとしたが、体の前にポトリと落ちてエラーとなった。先発の西勇は続く西野に右前打を浴びて無死 1、 2塁のピンチを背負う。それでも続く廣岡を中飛。外野最深部まで飛ばされた打球だったが 2走・来田が 3進できないという走塁ミスもあって、一死 1、 2塁とすると、西川の遊直で飛び出した 2走・来田もアウト。ダブルプレーでピンチを脱し、豊田のミスを帳消しにした。

  2回、プロ初安打を放った豊田寛外野手=京セラドーム大阪
 豊田寛外野手が 2回二死 1塁で迎えた第 1打席で待望のプロ初安打を放った。カウント 2ー 2から田嶋のフォークを逆方向へ。右前に運ぶ一打は、プロ11打席目で待望の初ヒットとなった。 1回の守備では先頭・来田の打球で失策を犯してピンチを招いたが、汚名返上の一打。 2年ぶりにスタメン出場した男が成長の証しを結果で示した。豊田の一打で二死 1、 2塁と先制機を作った阪神打線は梅野が左前打でつないで二死満塁。しかし木浪が中飛に倒れて先制とはならなかった。


  2回表阪神二死 1塁、豊田寛外野手は右前打を放った=京セラドーム大阪
 阪神は連敗を2で止めた。「7番・左翼」で2年ぶりにスタメン出場した豊田寛外野手がプロ初安打を放つなど、3打数2安打をマーク。2試合連続で零封負けしていた打線を勢いづかせた。
 社会人から即戦力で入団して 3年目。コツコツ努力してきた男が大きな一歩を踏み出した。
待ち望んだ救世主がやってきた。執念でともしたプロ初の「H」ランプが猛虎打線をよみがえらせる。こぼした白球と、募らせた悔しさを取り返し、豊田が京セラで誰よりも輝きを放った。


  4回、 2塁打を放った豊田寛外野手=京セラドーム大阪
 「本当にホッとしているのが第一で、やっとプロ野球(人生)が始まったなという気持ちです」
  7日に今季初昇格した男に千載一遇の好機が巡ってきた。「7番・左翼」で2022年 4月20日のDeNA戦(横浜)以来のスタメン起用。ファーストプレーはまさかの試練。一回の守備、先頭・来田の打球を体で抱え込むも落球し、失策を記録してしまう。
 「守備はもう緊張…ずっとしていました。やべえみたいな感じで。でも、西(勇)さんも梅野さんも『思い切ってやれ』という風に声をかけてもらったのでそのまま打席に向かえました」


  4回表阪神一死 1塁、豊田寛外野手は左2塁打を放った=京セラドーム大阪
 その後、一死 1、 2塁となったが、西川の遊直で 2走・来田が戻れず。併殺で無得点に抑えてくれた直後、 2回二死 1塁の第1打席。田嶋のフォークに食らいついた。右前打は11打席目で刻んだプロ初ヒット。続く 4回一死 1塁の第 2打席。今度は直球を思い切り引っ張った。左翼フェンス直撃の 2塁打で一挙4得点の先制劇を演出。2試合連続零封負けと眠っていた打線の起爆剤となり、「 1打席目がずっと2軍でやってきた形のヒット。本当にいい形だったのでそのあとにつながった」と胸を張った。
 22年ドラフト6位で日立製作所から入団。同年に1軍初出場を果たすも、すぐにプロの壁にぶつかった。「 1軍投手の強い球に振り負けないようにしないと生き残れない」。しかし、待てど暮らせど次のチャンスが来ない。東海大相模高の 3学年後輩の森下が同じ外野の定位置を奪うなか、27歳を迎えた今年 4月も豊田は鳴尾浜にいた。


  4回表阪神一死 1、 3塁、木浪聖也内野手の右適時2塁打で生還した豊田寛外野手を迎える阪神ナイン=京セラドーム大阪
 「最後のチャンスだと思って。 1年目のときよりも、1軍にかける思いは全然違いますね」
 昨年に結婚。今年 2月には長女が誕生し、不退転の覚悟は人一倍。だから、ウエスタン・リーグで打率3割超の結果を出しても「継続しないと意味がない」と上だけを見た。 2年前、1軍投手に力負けし、たどり着いた下半身主導の打撃フォームに磨きをかけた。幼少期からグラウンドでも物静かなタイプだった男は殻を破り、気持ちを前面に押し出してアピールを続けた。


  4回表阪神一死 1、 3塁、木浪聖也内野手の右適時2塁打で生還した豊田寛外野手を迎える岡田彰布監督=京セラドーム大阪
 打線の起爆剤として、1軍へと呼び寄せた男が奏でた2度の快音に岡田監督も「本人が一番ホッとしてるんちゃう。初ヒットやからな。よかったよ」と目を細めた。これでチームは広島と並ぶ今季セ最速30勝で交流戦通算200勝。猛虎打線を復活させた豊田はさらにまた上を見る。
 「守備ではミスをしてしまったのでしっかり練習して、打撃ももっとよくなるように。出された場所で結果を出せるように思い切ってやっていきたい」
 虎の救世主として-。遅咲きの若虎が輝かしいプロ野球人生を歩み始めた。

 


  4回表阪神一死 1、 3塁、木浪聖也内野手は右適時2塁打を放った=京セラドーム大阪
 原口の〝神の手〟走塁で先制した 4回、なおも一死 1、 3塁から木浪聖也内野手が右翼線に適時2塁打を放った。「前の打席でチャンスを潰したので。よかったです」。 2回二死満塁の先制機で中飛に倒れたが、汚名返上の一打となった。14日からのパ・リーグ首位の福岡ソフトバンク戦に向けて「勝つことで、すべていい方向に向かうと思う。明日からも、こういう試合をやっていきたい」と決意を新たにした。

  4回、適時打を放った木浪聖也内野手=京セラドーム大阪
 木浪聖也内野手が打線を勢いづけた。
  1点を先制した直後の 4回一死 1、 3塁で右翼へ2塁打。今季の交流戦初の長打がこの日 2点目の適時打となった。今月は打率1割6分と苦しみ、今季初の9番で出場。走者をかえし、1番の森下につなぐ打撃で役割を果たした。「前の打席でチャンスをつぶして、そういう気持ちもありながら、ここで1本打ちたいなと思っていたので、よかった」と振り返った。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 交流戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(06月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(07月)

 

 

 

 

 

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