●3連勝中の阪神と5連勝中のオリックスが激突した関西ダービー第1戦は、両軍の先発投手が順調な立ち上がりをみせ 0- 0のまま 4回を終えた。阪神は 2回、先頭の渡邉諒内野手(29)がバットを折られながら中前へ運んだ。一死から、ヨハン・ミエセス外野手(28)の中前打で 1走・渡邉は判断よく 3進。一死 1、 3塁という好機を作ったが、続く木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)が 1ゴロ、梅野隆太郎捕手(32)が 3ゴロに倒れて無得点に終わる。阪神はオリックスに完敗し、4連勝を逃し昨季の日本シリーズの再現となった関西ダービーの1戦目を落とした。先発の村上頌樹投手(25)は 8回11安打4失点で完投負けとなり、自身4連敗で5敗目。打線は 7安打を放ちながら、オリックス先発の曽谷龍平投手(23)の前に 5回までに12三振。「5番・1塁」で 2安打を放った渡邉諒内野手を除く先発 8選手が三振を喫するなど、今季ワーストタイの15三振を積み上げた。佐藤輝明内野手(25)は 2三振を喫し、プロ 5年目で通算500三振。火曜のゲームは 4月30日の広島戦(マツダ)を最後に勝利がなく、5連敗となってしまった。3連勝中の勢いで熱戦を期待したファンもうんざりするような光景が展開された。オリックス先発・曽谷の前に三振の山を築き、 4回一死 1塁では佐藤輝のバットも低めのフォークに空を切った。これで通算500三振となった左の大砲は脱帽。ここから、 5回の最後の打者となった中野拓夢内野手(27)まで5者連続三振を奪われ、 0- 1の 6回二死満塁の逆転機はミエセスがスライダーに見逃し三振に倒れ、虎党のため息が充満した。
●佐藤輝明内野手が通算500三振に達した。 2回に見逃し、 4回に空振りとオリックス曽谷龍平投手に連続三振を食らって節目に到達した。 1年目の21年にプロ野球新人記録となる173三振。昨年までの3年間で通算449三振だった。チーム全体でも曽谷の切れのあるボールに手こずり、 3安打を放ちながらも 5回までに11三振を奪われた。 4回一死の佐藤輝から 5回二死の中野まで5者連続三振となっており、 2安打をマークした5番の渡邉以外の全先発選手が三振を喫している。
●左腕が相手でも「2番・左翼」で先発した前川右京外野手(21)が、中堅から逆方向への打撃で結果を残した。曽谷から 1回に変化球を中前にはじき返すと、 6回には直球を左前打として3試合連続で複数安打をマーク。逆方向への安打に手応えをつかんだ。今季の対左投手は13打数4安打で打率3割8厘。打線が15三振を喫した中、2安打が光った。2番に入って 6試合で打率0.391(23打数9安打)と好調を維持している。
● 9日の埼玉西武戦(甲子園)でカメラマン席に転落し頭部打撲のため途中交代していた渡邉諒は「5番・1塁」でスタメン出場。 2、 4回にいずれもファーストストライクを中前へはじき返し、曽谷から 2安打を放った。直近5戦の打率は0.400と好調だが、チャンスでの凡退を悔やんだ。中 1日の休みをへて元気な姿を披露した。「5番1塁」で先発すると 2回、 4回と鮮やかな中前打で打線をけん引。ミエセスの中前打で、 1塁から 3塁に全力疾走した。 6回一死 1、 2塁で強いライナーを 3塁の宗佑磨内野手(26)に好捕されたのが悔やまれた。打線の中で存在感があった。
●阪神は 0- 1の 6回に二死満塁と絶好機を作ったが、得点を挙げることはできなかった。先制を許した直後の 6回、先頭の前川がこの日 2安打となる左前打を放つと、2打席連続三振と 抑えられていた近本光司外野手(29)が一死から左前打を放ってチャンスを拡大する。二死後には、こちらも2打席連続三振と抑えられていた佐藤輝がフォークに食らいつき、高くはずむ 1塁への内野安打で二死満塁と、この日最大のチャンスを演出した。そして、DHで起用され第1打席で安打を放っていたミエセスが打席に入ったが、 2- 2から 6球目の変化球にに手が出ず、見逃し三振に倒れた。阪神は 2回以来となる得点圏のチャンスを生かせず。踏ん張っていた村上が 6回にも失点し、 6回を終え 0- 2と苦しい展開となった。
●阪神の 7回の守備で中堅の近本光司外野手と 2塁の中野拓夢内野手が交錯しかけ、ヒヤリとするシーンがあった。一死から頓宮裕真内野手(27)が放った飛球が 2塁手、中堅手、右翼手のちょうど真ん中あたりにフラフラと上がった。 2塁・中野は懸命に背走し、中堅・近本も猛然と前進。近本がスライディングキャッチを試み、中野もグラブを伸ばして捕球しようとした。あわや激突というシーンだったが、滑り込んで仰向けになった近本の上で中野が見事にキャッチ。激突を回避しつつ、アウトとしてみせた。長く1、2番コンビを形成し、ともに中堅、2塁を守り続けてきた 2人だからこそ可能だったともいえる美技で、力投を続ける先発の村上を盛り立てた。
●阪神の先発・村上頌樹投手が 5回に先制を許した。オリックス・曽谷との息詰まる投手戦が続いていたが、 5回先頭の紅林弘太郎内野手(20)に中前打を浴びると、宗の捕前犠打と杉本裕太郎外野手(31)の 1ゴロで二死 3塁とされる。そして、続く頓宮に、外角高めへ投じた初球のカットボールを仕留められた。右中間を破られ、さらに中堅・近本がはじく間に頓宮は 3塁へ。頓宮の 2塁打と近本の失策が記録され、先制を許してしまった。なおも二死 3塁で若月健矢捕手(28)は 3直に抑えたが、 5月以降、先制を許した試合は1勝11敗と苦しんでいる阪神にとって、重たい1点を先に与えてしまった。相手打線が早いカウントで勝負を仕掛けてきたこともあり、球数は 7回を終えて84球。岡田監督は、 8回の続投は右腕の志願もあったことを明かした。断ち切れぬ〝ブラックチューズデー〟の呪い。ただ、カード頭で好投手とのマッチアップが続く曜日であっても、村上は決して言い訳はせず、先発投手としての責任と向き合った。悔しさを押し殺すように話して球場を後にしたが、逃げない。次の火曜日をその右腕で明るくするために、自らと向き合っていく。
●阪神は11日、「夏のこどもまつり」を 7月 5- 7日の横浜DeNA戦(甲子園)で開催すると発表した。「こどもたちにとって、野球選手を身近に感じてもらいたい」という想いが込められたイベントで、小学生以下の入場者先着7000人に「KIDSハッピ」をプレゼント。 5日はお笑い芸人のサンシャイン池崎氏(42)、 6日はお笑いコンビのアイデンティティ(田島直弥氏(39)と見浦彰彦氏(39))やR藤本氏(43)、BANBANBAN山本正剛氏(45)といった「ドラゴンボール芸人」が来場してイベントを行う。

記事をまとめてみました。

 

 

 日本生命セ・パ交流戦<オリックス 4- 0阪神>◇ 1回戦◇阪神 0勝 1敗 0分◇11日◇京セラドーム大阪
 3連勝中の阪神と5連勝中のオリックスが激突した関西ダービー第1戦は、両軍の先発投手が順調な立ち上がりをみせ 0- 0のまま 4回を終えた。
 阪神は 2回、先頭の渡邉がバットを折られながら中前へ運んだ。一死から、ミエセスの中前打で 1走・渡邉は判断よく 3進。一死 1、 3塁という好機を作ったが、続く木浪が 1ゴロ、梅野が 3ゴロに倒れて無得点に終わる。


  2回表阪神無死 1塁、見逃し三振に倒れた佐藤輝明内野手=京セラドーム大阪
 自身3連敗中の阪神先発・村上は、今季ここまでの先発9試合のうち4試合で 1回に失点し、 7試合で先制を許す苦しい内容が続いていたが、この日は順調な立ち上がりを見せる。 2回二死から宗に中前打を許したが、 4回まで 1安打のみで無失点投球を続けた。
 阪神は 5月以降、先制を許した試合で1勝11敗と苦しんでおり、 5月以降の逆転勝ちは 5月19日の東京ヤクルト戦(甲子園、○ 7- 2)の 1試合しかない。今季2度目の4連勝を目指し、なんとしても先制したい。


  4回、空振り三振に倒れた佐藤輝明内野手=京セラドーム大阪
 阪神はオリックスに完敗し、4連勝を逃し昨季の日本シリーズの再現となった関西ダービーの1戦目を落とした。先発の村上頌樹投手は 8回11安打4失点で完投負けとなり、自身4連敗で5敗目。打線は 7安打を放ちながら、オリックス先発の曽谷龍平投手の前に 5回までに12三振。「5番・1塁」で 2安打を放った渡邉諒内野手を除く先発 8選手が三振を喫するなど、今季ワーストタイの15三振を積み上げた。佐藤輝明内野手は 2三振を喫し、プロ 5年目で通算500三振。火曜のゲームは 4月30日の広島戦(マツダ)を最後に勝利がなく、5連敗となってしまった。


  4回、空振り三振に倒れる。プロ4年目、出場440試合で三振数は500に達した=京セラドーム大阪
 阪神はオリックスとの〝関西ダービー〟初戦に 0- 4で完敗。打線は相手先発の曽谷に抑えこまれるなど、今季ワーストタイの15三振を喫した。貧打線の惨状に、岡田彰布監督(66)も「俺はわからん」とあきれ顔だ。昨季の日本シリーズでしのぎを削ったオリックスに、日本一チームの意地を見せてくれ~。
 バットがクルクルと回り、ストライクゾーンにバシっと決まった球はただ見送ることしかできなかった。投手陣の奮闘に応えたかった打線がK、K、K…。岡田監督もあきれ顔の15三振を喫し、昨季の日本シリーズの再現となった関西ダービーの初戦を落とした。
 「やるで。何もないけど」
 試合終了直後、報道陣が集まるよりも早くベンチ裏に表れた指揮官は会見のスタートを呼びかけ、相手投手の出来を聞かれて「いやあ、知らん、俺はわからん」。怒りを通り越したかのような淡々とした口調で貧打ぶりを振り返った。


  8回、投球を終えてベンチに戻る村上頌樹投手を迎える梅野隆太郎捕手=京セラドーム大阪
 「見送りっていうても、ストライクらしいなあ、見送ってんの。そらあかんわなあ。ボール球を振って、ストライクを見送ったら。あれだけ見逃して(判定は)ストライクなわけやからなあ」
 3連勝中の勢いで熱戦を期待したファンもうんざりするような光景が展開された。オリックス先発・曽谷の前に三振の山を築き、 4回一死 1塁では佐藤輝のバットも低めのフォークに空を切った。これで通算500三振となった左の大砲は「タイミングというより投げている球がすごい良かった」と脱帽。ここから、 5回の最後の打者となった中野まで5者連続三振を奪われ、 0- 1の 6回二死満塁の逆転機はミエセスがスライダーに見逃し三振に倒れ、虎党のため息が充満した。

 

 佐藤輝明内野手が通算500三振に達した。
  2回に見逃し、 4回に空振りとオリックス曽谷龍平投手に連続三振を食らって節目に到達した。
  1年目の21年にプロ野球新人記録となる173三振。昨年までの3年間で通算449三振だった。


  4回表阪神一死 1塁、佐藤輝明内野手は空振り三振に倒れる。投手は曽谷龍平投手=京セラドーム大阪
 佐藤輝明内野手が、 4回一死 1塁で迎えた第2打席でオリックス・曽谷龍平投手に空振り三振を喫し、2打席連続三振で通算500三振となった。


  4回表阪神一死 1塁、佐藤輝明内野手は空振り三振に倒れた=京セラドーム大阪
 佐藤輝はプロ 1年目の2021年に、新人選手のプロ野球記録となるシーズン173三振を記録していた。 2年目は137三振、 3年目は139三振、今季は試合前時点で38試合に出場し49三振だったが、この日は曽谷の前に 1、 2打席ともに三振に倒れ、一気に大台に乗った。

  4回表阪神一死 1塁、空振り三振に倒れた佐藤輝明内野手=京セラドーム大阪
 チーム全体でも曽谷の切れのあるボールに手こずり、 3安打を放ちながらも 5回までに11三振を奪われた。 4回一死の佐藤輝から 5回二死の中野まで5者連続三振となっており、 2安打をマークした5番の渡邉以外の全先発選手が三振を喫している。

 


  1回表阪神一死、中前打を放った前川右京外野手=京セラドーム大阪
 左腕が相手でも「2番・左翼」で先発した前川右京外野手(21)が、中堅から逆方向への打撃で結果を残した。「詰まったりしたけどいいところに飛んでくれた。これから(左投手と)対戦したときに生きるような打席だった」。曽谷から 1回に変化球を中前にはじき返すと、 6回には直球を左前打として3試合連続で複数安打をマーク。2番に入って 6試合で打率0.391(23打数9安打)と好調を維持している。

  1回表阪神一死、前川右京外野手は中前打を放った。投手は曽谷龍平投手=京セラドーム大阪
 前川右京外野手が3戦連続のマルチ安打を決めた。
 相手先発は左腕の曽谷だったが、6試合連続で「2番左翼」出場。初回一死ではカウント 2- 2から 134キロスライダーを中前にはじき返した。 1点を先制された直後の 6回にも先頭で左前打。逆方向への安打に「まずはちゃんと捉えにいくという感じ。これから(左投手と)対戦した時に生きるような打席だったかなと思います」と手応えをつかんだ。今季の対左投手は13打数4安打で打率3割8厘。打線が15三振を喫した中、2安打が光った。

 


  2回、バットを折られながら安打を放った渡邉諒内野手=京セラドーム大阪
  9日の埼玉西武戦(甲子園)でカメラマン席に転落し頭部打撲のため途中交代していた渡邉諒は「5番・1塁」でスタメン出場。 2、 4回にいずれもファーストストライクを中前へはじき返し、曽谷から 2安打を放った。直近5戦の打率は0.400と好調だが「今日みたいな投手は右打者がしっかり打たなきゃいけなかった。( 6回)一死 1、 2塁で打てれば雰囲気も変わったと思う」とチャンスでの凡退を悔やんだ。

  2回表阪神無死、バットを折りながら中前打を放った渡邉諒内野手=京セラドーム大阪
 渡邉がハッスルプレー連発で見る者を安心させた。
  9日埼玉西武戦(甲子園)の 1塁守備で飛球を追ってカメラマン席に頭から落下。しばらく動けず、試合中に向かった病院で頭部打撲と診断されていた。


  2回表阪神一死 1塁、ミエセス外野手の中前打で 3塁に進む渡邉諒内野手=京セラドーム大阪
 大事には至らない診断だったが、中 1日の休みをへて元気な姿を披露した。「5番1塁」で先発すると 2回、 4回と鮮やかな中前打で打線をけん引。ミエセスの中前打で、 1塁から 3塁に全力疾走した。「問題なくできたので良かった」とホッとした表情。岡田監督は「そら大丈夫やろ。こんだけ打って。あれがいてなかったら、何もないわ」と話すほど、打線の中で存在感があった。

 4回表阪神一死、渡邉諒内野手は中前打を放った=京セラドーム大阪
  6回一死 1、 2塁で強いライナーを 3塁の宗に好捕されたのが悔やまれた。「打つべき球を打てている。そこは良かった。今日みたいな投手は右打者がしっかり打たないといけない」と頼もしかった。

 


  6回表阪神二死満塁、ミエセス外野手は見逃し三振に倒れる=京セラドーム大阪
 阪神は 0- 1の 6回に二死満塁と絶好機を作ったが、得点を挙げることはできなかった。
 先制を許した直後の 6回、先頭の前川がこの日 2安打となる左前打を放つと、2打席連続三振と 抑えられていた近本が一死から左前打を放ってチャンスを拡大する。二死後には、こちらも2打席連続三振と抑えられていた佐藤輝がフォークに食らいつき、高くはずむ 1塁への内野安打で二死満塁と、この日最大のチャンスを演出した。そして、DHで起用され第1打席で安打を放っていたミエセスが打席に入ったが、 2- 2から 6球目の変化球にに手が出ず、見逃し三振に倒れた。阪神は 2回以来となる得点圏のチャンスを生かせず。踏ん張っていた村上が 6回にも失点し、 6回を終え 0- 2と苦しい展開となった。


  6回、見逃し三振に倒れたヨハン・ミエセス外野手=京セラドーム大阪
 ヨハン・ミエセス外野手は 2日千葉ロッテ戦(ZOZOマリン)以来のスタメン出場で痛恨の三振を喫した。 2回一死 1塁で中前打を放ったが、 1点を追う 6回二死満塁で見逃し三振。曽谷の 131キロスライダーに手が出なかった。「いい球だったと思いますけど、1打席目のヒットより、そこでヒットを打てるようになりたい」と悔しさを隠しきれなかった。

 


  7回、頓宮裕真内野手の打球を好捕した中野拓夢内野手。右は近本光司外野手=京セラドーム大阪
 阪神の 7回の守備で中堅の近本光司外野手と 2塁の中野拓夢内野手が交錯しかけ、ヒヤリとするシーンがあった。
 一死から頓宮が放った飛球が 2塁手、中堅手、右翼手のちょうど真ん中あたりにフラフラと上がった。 2塁・中野は懸命に背走し、中堅・近本も猛然と前進。近本がスライディングキャッチを試み、中野もグラブを伸ばして捕球しようとした。あわや激突というシーンだったが、滑り込んで仰向けになった近本の上で中野が見事にキャッチ。激突を回避しつつ、アウトとしてみせた。
 長く1、2番コンビを形成し、ともに中堅、2塁を守り続けてきた 2人だからこそ可能だったともいえる美技で、力投を続ける先発の村上を盛り立てた。

 


  3回裏オリックス二死、中川圭太外野手の飛球を 1塁手が捕球し笑顔を見せる村上、左は木浪聖也内野手=京セラドーム大阪
 阪神の先発・村上頌樹投手が 5回に先制を許した。
 オリックス・曽谷との息詰まる投手戦が続いていたが、 5回先頭の紅林に中前打を浴びると、宗の捕前犠打と杉本の 1ゴロで二死 3塁とされる。そして、続く頓宮に、外角高めへ投じた初球のカットボールを仕留められた。右中間を破られ、さらに中堅・近本がはじく間に頓宮は 3塁へ。頓宮の 2塁打と近本の失策が記録され、先制を許してしまった。なおも二死 3塁で若月は 3直に抑えたが、 5月以降、先制を許した試合は1勝11敗と苦しんでいる阪神にとって、重たい1点を先に与えてしまった。


  5回、頓宮裕真内野手に適時2塁打を許した村上頌樹投手=京セラドーム大阪
 昨季日本シリーズでも争った〝関西ダービー〟初戦に敗れ、阪神は火曜日5連敗。村上頌樹投手は打線の援護に恵まれず4失点で完投負けを喫した。
 最後まで一人で投げ抜くこと 104球。猛牛打線に立ち向かって粘りも見せた村上だったが、結果は無念の、そして無援の完投負けだった。
 「リズムを崩したとかそういうのはない。ただ打たれただけ。それだけです」


  6回、西川龍馬外野手に適時打を許した村上頌樹投手=京セラドーム大阪
 梅野とバッテリーを組んでボールの高低を効果的に使い、 4回までは 2塁を踏ませず 1安打投球。オリックス・曽谷と投手戦を演じた。しかし、紅林の安打で初めて先頭に出塁された 5回は二死 3塁とピンチを背負い、頓宮に初球の浮いたカットボールを右中間に運ばれて先制点を献上。 6回一死 1、 3塁では警戒していた4番・西川に右前タイムリーを打たれて2イニング連続の失点を喫し、 8回には太田、西川に連続タイムリーを浴びて、さらに 2失点。勝利の二文字は遠のいた。4連打を2度食らうなどして11被安打は自己ワースト。昨年 6月 6日の楽天戦(楽天モバイルパーク)以来の完投負けだった。


  6回裏にも追加点を奪われ悔しげにベンチに戻る村上頌樹投手=京セラドーム大阪
 相手打線が早いカウントで勝負を仕掛けてきたこともあり、球数は 7回を終えて84球。岡田監督は「最後、『代わるか?』って聞いたけど、『最後までいきます』って言いよったから」と、 8回の続投は右腕の志願もあったことを明かした。登板前に村上が「勝てていないので…」と気にしていた火曜日はこれで 5月 7日から5連敗。曜日別で最低だった勝率も0.250に低下した。指揮官も火曜日に勝てないことに「そら、しんどいわ」と漏らす、断ち切れぬ〝ブラックチューズデー〟の呪い。ただ、カード頭で好投手とのマッチアップが続く曜日であっても、村上は決して言い訳はせず、先発投手としての責任と向き合った。
 「勝たなかったら意味がないので。点を取られていなかったら負けていなかったわけなので、自分が打たれて負けただけ。それだけです」


  8回、太田椋内野手に適時2塁打を許し、がっくりと肩を落とす村上頌樹投手=京セラドーム大阪
 悔しさを押し殺すように話して球場を後にしたが、逃げない。次の火曜日をその右腕で明るくするために、自らと向き合っていく。
■データBOX
◉…村上の完投負けは昨年 6月 6日の楽天戦(● 1- 4、楽天モバイルパーク)以来、2度目。8回116球を投げたが4失点で敗戦投手になった
◉…今季の村上は10試合登板しているが、村上に責任が及ぶイニングでの打線の得点は計14点で、援護率(村上が9回投げたときの援護点)はわずか1.77
◉…阪神は火曜日に5連敗中で、今季は2勝6敗2分けの勝率0.250。すべて村上が先発登板しているが打線の援護も少なく、曜日別で最も勝率が低い

 

 阪神は11日、「夏のこどもまつり」を 7月 5- 7日の横浜DeNA戦(甲子園)で開催すると発表した。

 「夏のこどもまつり」の開催が発表された (球団提供)
 「こどもたちにとって、野球選手を身近に感じてもらいたい」という想いが込められたイベントで、小学生以下の入場者先着7000人に「KIDSハッピ」をプレゼント。大型ビジョンによる選手名の「ひらがな掲出」も実施される。スタジアム外周のミズノスクエア「憩いの森」では約20本の笹が用意され、短冊を飾るイベントを開催。


 阪神タイガース特製の短冊のイメージ (球団提供)
  5日はお笑い芸人のサンシャイン池崎氏、 6日はお笑いコンビのアイデンティティやR藤本氏、BANBANBAN山本氏といった「ドラゴンボール芸人」が来場してイベントを行う。

  7月 6日(土)ゲスト

7月5日(金)~7日(日)の対横浜DeNAベイスターズ戦において「夏のこどもまつり」を開催いたします。「こどもたちにとって、野球選手を身近に感じてもらいたい」という想いから、「KIDSハッピ」のプレゼント、大型ビジョンによる選手名の「ひらがな掲出」を実施いたします。この夏、最初の思い出は阪神甲子園球場で!


日時
7月5日(金)~7日(日) 対 横浜DeNAベイスターズ
※全て開門16:00 試合開始18:00(予定)


場所
阪神甲子園球場

「KIDSハッピ」プレゼント!
3日間全ての試合で今シーズンの夏のこどもまつり限定デザインの「KIDSハッピ」を小学生以下の入場者先着7,000名様にプレゼント!


 夏のこどもまつり限定デザインの 「KIDSハッピ 」のイメージ。小学生以下の入場者先着7000人にプレゼントされる (球団提供)


配布対象日
7月5日(金)~7日(日)

配布時間

開門~試合開始2時間後まで

大型ビジョンで「こどもまつり」限定のスペシャル演出!
こどもまつりの恒例となりました選手名の「ひらがな掲出」を今年も実施いたします。お越しいただきましたお子様が、少しでも選手の名前を憶えやすくなるようスコアボードの選手名を「ひらがな」で掲出します!
また、タイガースの選手が登場する際に「七夕のねがいごと」をビジョンで紹介します!
※ビジョン表示の関係上、実際のねがいごとより簡略化して表示される事もあります。


対象日
7月5日(金)~7月7日(日)


※画像は過去のこどもまつりの様子です。
〔阪神球団公式サイトより一部抜粋〕

 

 「夏のこどもまつり」のサイトはこちら⇒
https://hanshintigers.jp/lp/summer_kidsfes_2024/
クリックして飛べるよ♪

 

※ 6月12日の予告先発は、オリックス・アンダーソン・エスピノーザ投手(26)―阪神・大竹耕太郎投手(28)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 交流戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(06月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(07月)

 

 

 

 

 

 ペタしてね