●阪神は29日、今季の公式戦入場者数が100万人を達成したことを発表した。この日の北海道日本ハム戦には 4万2608人が来場。これで甲子園での21試合には89万3299人、 4月の京セラドームでの3連戦には10万8428人が来場し、主催24試合で 100万2727人となった。入場者の実数発表を開始した05年以降での最速は、23試合で 100万7001人となった19年 5月18日だった。
●阪神OBの北海道日本ハム・八木裕打撃コーチ(58)が29日、かつて本拠地とした甲子園に〝カムバック〟した。昨年、北海道日本ハムの打撃コーチに就任して以来、甲子園で公式戦を戦うのは初めて。試合前練習では、同じく阪神OBの上田二朗氏(サンスポ専属評論家=76)や梨田昌孝氏(70)らと笑顔で言葉を交わした。北海道日本ハムはここまで首位福岡ソフトバンクと5ゲーム差で、千葉ロッテと並んで2位につける。かつて2軍打撃コーチとして指導した選手も残る虎に、自慢の野手陣たちをぶつける。試合前のメンバー表交換で岡田彰布監督(66)が呆気にとられた。北海道日本ハム・新庄剛志監督(52)が古巣・阪神のユニホームを着用して登場。本塁へ歩み寄ろうとした岡田監督は、その姿を見つけると声を上げるような仕草をみせた。メンバー表を交換すると、岡田監督はそのまま新庄監督にがっちりと握手する手を離してもらえないまま記念撮影に。その後、中堅方向に向かって深く一礼した新庄監督を、岡田監督もチラッと見つめた。背中には「新庄監督」の文字とともに、阪神入団当時の「63」の背番号が輝いていた。スタンドは大きな拍手に包まれた。
●「日本生命セ・パ交流戦」初戦で阪神は北海道日本ハムに 2― 8で完敗した。岡田彰布監督は 2年ぶりに甲子園に凱旋(がいせん)した新庄剛志監督率いる相手にいいようにやられて怒り心頭だ。〝新庄劇場〟の引き立て役になってしまった。  2年ぶりに甲子園に戻ってきた新庄監督のもとで躍動する北海道日本ハム戦士。一方、今季入場者数が100万人に達したホームで、貧打とミスが重なった虎は大敗を喫した。会見場に現れた岡田監督は自ら切り出すと、怒りを噴出させながらふがいない野手陣に厳しい言葉を並べた。試合も指揮官のシナリオ通りに進まない。前進守備を敷いた 2回一死 2、 3塁で、野選と失策が絡んで 2点を先制される。守りの野球にほころびが出ると、低調な打撃陣も振るわない。
●大竹耕太郎投手(28)が 2回に 2失点を喫した。紙一重のプレーからほころびが広がった。一死から松本剛外野手(30)に右前打を許し、続く田宮裕涼捕手(23)の打球は左翼へ。ファウルラインのギリギリに上がったボールに前川右京外野手(21)がスライディングで捕球を試みるも、ボールはグラブに収まらず。 2、 3塁とピンチが広がった(記録は2塁打)。続く石井一成内野手(30)は前進守備の 2遊間にゴロを放ち、これをつかんだ木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)がバックホームするも間に合わず、さらに送球がそれて 2塁走者の生還も許してしまった(記録は野選と遊撃手の失策)。大竹は 8日の広島戦(甲子園)以来19イニングぶりの失点。手痛い先行を許した。夜空に放たれた打球の終着点が左翼フェンスの向こうと分かると、虎党は悲鳴をあげた。大竹耕太郎投手にとって痛恨の一球となったのは 5回。万波中正外野手(24)に浴びた2ランが痛かった。二死から水谷瞬外野手(23)に左前打を許して万波との勝負を迎えると、初球で投じた 116キロのチェンジアップは真ん中へ。甘く入った球をスラッガーは見逃してはくれない。そのままスタンドへとほうり込まれ、北海道日本ハムの背中は遠のいた。 0― 2の 4回には自ら左前適時打を放ち、 1点差に詰め寄って咆哮。勝利への執念をバットで示しただけに、直後の投球は歯がゆかった。岡田監督は苦言を呈した。それだけ試合展開の中でも重い被弾だった。大竹も現実を受け止めた。大竹耕太郎投手は 6回8安打4失点(自責3)で降板した。
●坂本誠志郎捕手(30)が一瞬の判断で 1塁走者をアウトに仕留めた。 2点ビハインドの 4回無死 1塁。カウント 2- 2から、5番松本剛への 7球目だ。ボール球を捕球すると、すぐさま 1塁へ送球。 1塁走者アリエル・マルティネス内野手(27)はタッチアウトにした。その後も内野安打などを浴びたが、この回は無失点。女房役の強肩で、先発大竹を助けた。
●岡留英貴投手(24=亜細亜大學OB)が回またぎの 2イニング目に、北海道日本ハム打線につかまった。 7回一死 1塁から島本浩也投手(31)に代わって登板。同イニングは無失点に抑えたが、続く 8回につかまった。一死から6番田宮の右翼線 2塁打で一死 2塁とされ、水野、五十幡の連続適時打で 2失点。悔しさをにじませた。
● 9回に登板した浜地真澄投手(26)が上位打線を無失点に抑えた。先頭の万波には直球を中前に運ばれたが、3番郡司裕也内野手(26)を 1邪飛に打ち取り、4番中島は空振り三振。二死から5番松本を 1ゴロ失策で出塁させたが、長打を 2本を放っていた6番田宮を遊ゴロに打ち取った。相手は猛威をふるった北海道日本ハム打線だった。
● 3試合ぶりスタメン出場の前川右京外野手が、攻守に精彩を欠いた。左翼で先発した前川右京外野手は守備を悔やんだ。 2回一死 1塁で田宮の打球は左翼へ。ファウルラインのギリギリに上がったボールにスライディングで捕球を試みるも、グラブに収まらず 2、 3塁とピンチが広がった(記録は2塁打)。その後の失点につながり反省。打撃でも得点圏に 2度走者を置いて凡退するなど、見せ場を作れなかった。
●木浪聖也内野手(29)が今季初の適時失策を悔やんだ。 0- 0の 2回一死 2、 3塁で前進守備。北海道日本ハム石井のゴロを処理して本塁送球したが、 3塁方向にそれた。野選と悪送球の間に2者が生還。昨季ゴールデングラブ賞の遊撃手は反省。打撃では19日の東京ヤクルト戦(甲子園)以来のマルチ安打と結果を出したが、守備に課題を残した。
●渡辺諒内野手(29)が古巣・北海道日本ハムを相手に2年連続となる打点をマークした。 1点をかえした。 7回には安打も放ち、今季スタメン出場の全8試合で安打をマークしている。5番として結果を出したがチームは敗れ前を向いた。
●中野拓夢内野手(27)は自身最多タイの 1試合4四球を選んだ。北海道日本ハム先発の伊藤大海投手(26)から 3打席で3四球を選ぶと、 9回には畔柳亨丞投手(21)から粘って四球を奪った。23年 8月 5日横浜DeNA戦に並ぶ 1試合4四球に手応え。 7回には石井の 2遊間への鋭い打球を好捕してアウトをもぎ取り継続を誓った。中野拓夢内野手は4四球で2番の役割を果たすと、守備でも 7回に 2塁への強いゴロにうまくバウンドを合わせて逆シングルで捕球する好プレー。

記事をまとめてみました。

 

 

 日本生命セ・パ交流戦<阪神 2- 8北海道日本ハム>◇ 1回戦◇阪神 0勝 1敗 0分◇29日◇阪神甲子園球場
 阪神は29日、今季の公式戦入場者数が100万人を達成したことを発表した。
 この日の北海道日本ハム戦には 4万2608人が来場。これで甲子園での21試合には89万3299人、 4月の京セラドームでの3連戦には10万8428人が来場し、主催24試合で 100万2727人となった。


 阪神の今季公式戦入場者が100万人を突破。26日の北海道日本ハム戦も満員御礼となった=阪神甲子園球場
 過去最速は20試合で 103万1000人となった2004年 5月21日。入場者の実数発表を開始した05年以降での最速は、23試合で 100万7001人となった19年 5月18日だった。

 


 試合前練習で北海道日本ハム・八木裕コーチと話す上田二朗氏ら=阪神甲子園球場
 阪神OBの北海道日本ハム・八木裕打撃コーチが29日、かつて本拠地とした甲子園に〝カムバック〟した。
 昨年、北海道日本ハムの打撃コーチに就任して以来、甲子園で公式戦を戦うのは初めて。試合前練習では、同じく阪神OBの上田二朗氏(サンスポ専属評論家)や梨田昌孝氏らと笑顔で言葉を交わした。
 北海道日本ハムはここまで首位福岡ソフトバンクと5ゲーム差で、千葉ロッテと並んで2位につける。かつて2軍打撃コーチとして指導した選手も残る虎に、自慢の野手陣たちをぶつける。


 メンバー表交換で阪神のユニホームで登場した新庄剛志監督と、後ろ姿を見つめる岡田彰布監督=阪神甲子園球場
 試合前のメンバー表交換で岡田彰布監督が呆気にとられた。北海道日本ハム・新庄剛志監督が古巣・阪神のユニホームを着用して登場。本塁へ歩み寄ろうとした岡田監督は、その姿を見つけると声を上げるような仕草をみせた。


 試合前のメンバー表確認で北海道日本ハム・新庄剛志監督は阪神のユニホームを着て登場した=阪神甲子園球場
 新庄監督は今季、試合前のメンバー表交換の際に相手監督や審判団とハイタッチを交わしており、阪神の大先輩でもある岡田監督にどう振る舞うか注目されていた。試合が雨天中止になった28日には「失礼のないようにはしますけど、まあ見といてください。ファンあってのプロ野球なので」と自信にあふれた様子で話していたが、この日は阪神のユニホーム姿で登場。スタンドからどよめきが起こり、虎将も思わず苦笑いだ。


 試合前のメンバー表交換で新庄剛志監督は阪神のユニホームを着て岡田彰布監督と握手をかわす=阪神甲子園球場
 メンバー表を交換すると、岡田監督はそのまま新庄監督にがっちりと握手する手を離してもらえないまま記念撮影に。その後、中堅方向に向かって深く一礼した新庄監督を、岡田監督もチラッと見つめた。背中には「新庄監督」の文字とともに、阪神入団当時の「63」の背番号が輝いていた。スタンドは大きな拍手に包まれた。

 


 試合前のメンバー表最終確認で新庄監督は阪神のユニホームを着て岡田監督と握手をかわす=阪神甲子園球場
 「日本生命セ・パ交流戦」初戦で阪神は北海道日本ハムに 2― 8で完敗した。岡田彰布監督は 2年ぶりに甲子園に凱旋(がいせん)した新庄剛志監督率いる相手にいいようにやられて怒り心頭だ。「何もないで」と振り返り、待てど暮らせど調子が上がってこない打線のテコ入れを示唆した。
 〝新庄劇場〟の引き立て役になってしまった。  2年ぶりに甲子園に戻ってきた新庄監督のもとで躍動する北海道日本ハム戦士。一方、今季入場者数が100万人に達したホームで、貧打とミスが重なった虎は大敗を喫した。
 「何もないで」
 会見場に現れた岡田監督は自ら切り出すと、怒りを噴出させながらふがいない野手陣に厳しい言葉を並べた。


 メンバー表の最終確認に阪神のユニホーム姿で登場した新庄監督は岡田監督と記念写真に納まる=阪神甲子園球場
 「(パ・リーグ特有の強い真っすぐへの対応は)何にもできてないやんか。苦しいとか、そんなん毎試合いうとってもしゃあないやん」
 試合開始直前のメンバー表交換で出ばなをくじかれた。何と新庄監督が阪神のユニホームでグラウンドに登場。背番号は阪神入団当時の『63』、背ネームは『新庄監督』の特注品だ。岡田監督は〝奇襲〟に苦笑いを浮かべて握手に応じたが、相手のペースに巻き込まれ、そのままバックスクリーンを背に審判団も並んで記念撮影となった。
 試合も指揮官のシナリオ通りに進まない。前進守備を敷いた 2回一死 2、 3塁で、野選と失策が絡んで 2点を先制される。守りの野球にほころびが出ると、低調な打撃陣も振るわない。

 


  2回、石井一成内野手の打球で木浪聖也内野手が悪送球で坂本誠志郎捕手が捕れず、走者は松本剛外野手=阪神甲子園球場
 大竹耕太郎投手が 2回に 2失点を喫した。
 紙一重のプレーからほころびが広がった。一死から松本に右前打を許し、続く田宮の打球は左翼へ。ファウルラインのギリギリに上がったボールに前川がスライディングで捕球を試みるも、ボールはグラブに収まらず。 2、 3塁とピンチが広がった(記録は2塁打)。続く石井は前進守備の 2遊間にゴロを放ち、これをつかんだ木浪がバックホームするも間に合わず、さらに送球がそれて 2塁走者の生還も許してしまった(記録は野選と遊撃手の失策)。大竹は 8日の広島戦(甲子園)以来19イニングぶりの失点。手痛い先行を許した。


  4回、適時打を放った大竹耕太郎投手=阪神甲子園球場
 阪神は 0― 2の 4回、先発の大竹耕太郎投手の左前適時打で 1点を返した。
 華麗な流し打ちを決めた。二死 1、 2塁でこの日 2度目の打席に入り、伊藤の外角直球を逆らわず左前に運んだ。 4月20日の中日戦(甲子園)以来となる今季2打点目で1点差に詰め寄り、 1塁ベース上で何度も手をたたいて感情を爆発させた。その後、なおも 1、 2塁で近本に打席が回ったが、ハーフスイングで空振り三振。得点を重ねることはできなかった。

 夜空に放たれた打球の終着点が左翼フェンスの向こうと分かると、虎党は悲鳴をあげた。大竹耕太郎投手にとって痛恨の一球となったのは 5回。万波中正外野手に浴びた2ランが痛かった。


  5回、万波中正外野手に2点本塁打を許した大竹耕太郎投手=阪神甲子園球場
 「走者を出しながらもゲッツーなどで粘れていたところもありましたが、取りにいった初球を打たれてしまいました」
 二死から水谷に左前打を許して万波との勝負を迎えると、初球で投じた 116キロのチェンジアップは真ん中へ。甘く入った球をスラッガーは見逃してはくれない。そのままスタンドへとほうり込まれ、北海道日本ハムの背中は遠のいた。 0― 2の 4回には自ら左前適時打を放ち、 1点差に詰め寄って咆哮。勝利への執念をバットで示しただけに、直後の投球は歯がゆかった。
 岡田監督は「万波のとこやな。ローボールヒッターというか、すくい上げるような打ち方するのに」と苦言を呈した。それだけ試合展開の中でも重い被弾だった。大竹も登板前日に「『僕ってこういう投手』と分からない分、出合い頭の一発みたいなものは気を付けたい」と話していた中で許してしまった一発。悔やまれる結果だったかと問われ「そうですね…。そうです」と現実を受け止めた。


  5回、万波中正外野手から2点本塁打を打たれた、大竹耕太郎投手=阪神甲子園球場
 阪神の先発・大竹耕太郎投手は 6回8安打4失点(自責3)で降板した。
 最高のパフォーマンスとはいかなかった。 2回は一死 2、 3塁とピンチを招き、石井の当たりは前進守備の 2遊間へのゴロ。これをつかんだ木浪がバックホームするも間に合わず、さらに送球がそれて 2塁走者の生還も許した(記録は野選と遊撃手の失策)。 8日の広島戦(甲子園)以来19イニングぶりの失点で先制を許すと、自らの適時打で 1点差とした直後の 5回には万波に2ランを浴びた。
 この日も80キロ代のスローボールを駆使してスタンドをどよめかせるなど持ち味を示したが、満点投球とはならず。 5月はここまで 3試合20回を投げて 1失点、ここ2戦連続で無失点と好投を続けていたが、交流戦の初戦で崩れた。「ランナーを出しながらもゲッツーなどで粘れていたところもありましたが、取りに行った初球を(万波選手に)打たれてしまいました。長打は失点に直結してしまうので、試合前から注意して臨んでいただけに悔しい結果となってしまいました」とコメントした。

 


  4回表北海道日本ハム無死 1塁、坂本誠志郎捕手は打者松本剛外野手のとき 1塁走者マルティネス内野手を刺す。投手は大竹耕太郎投手=阪神甲子園球場
 坂本誠志郎捕手が一瞬の判断で 1塁走者をアウトに仕留めた。 2点ビハインドの 4回無死 1塁。カウント 2- 2から、5番松本剛への 7球目だ。
 ボール球を捕球すると、すぐさま 1塁へ送球。 1塁走者マルティネスはタッチアウトにした。第 2リードを取った後、少し帰塁が遅れたタイミングを見逃さなかった。
 その後も内野安打などを浴びたが、この回は無失点。女房役の強肩で、先発大竹を助けた。

 


  8回表北海道日本ハム二死 2塁、五十幡亮汰外野手に適時打を浴びた岡留英貴投手=阪神甲子園球場
 岡留英貴投手が回またぎの 2イニング目に、北海道日本ハム打線につかまった。
  7回一死 1塁から島本に代わって登板。同イニングは無失点に抑えたが、続く 8回につかまった。一死から6番田宮の右翼線 2塁打で一死 2塁とされ、水野、五十幡の連続適時打で 2失点。「踏ん張りきれなかった。それだけかなと思います」と悔しさをにじませた。11日横浜DeNA戦(横浜)以来、登板4試合ぶりの失点となった。

 


  9回表、阪神4番手で登板の浜地真澄投手=阪神甲子園球場
  9回に登板した浜地真澄投手が上位打線を無失点に抑えた。
 先頭の万波には直球を中前に運ばれたが、3番郡司を 1邪飛に打ち取り、4番中島は空振り三振。二死から5番松本を 1ゴロ失策で出塁させたが、長打を 2本を放っていた6番田宮を遊ゴロに打ち取った。相手は猛威をふるった北海道日本ハム打線だが「そこは正直、あまり意識していなくて。対戦も少ないので、しっかり自分の球を投げることを意識した」と振り返った。

 


  2回、田宮裕涼捕手の打球をスライディングするが捕れない、前川右京外野手=阪神甲子園球場
 左翼で先発した前川右京外野手は守備を悔やんだ。
  2回一死 1塁で田宮の打球は左翼へ。ファウルラインのギリギリに上がったボールにスライディングで捕球を試みるも、グラブに収まらず 2、 3塁とピンチが広がった(記録は2塁打)。
 その後の失点につながり「捕らなきゃいけないですね」と反省。打撃でも得点圏に 2度走者を置いて凡退するなど、見せ場を作れなかった。


  5回裏阪神一死 1、二塁、 1ゴロに倒れた前川右京外野手=阪神甲子園球場
  3試合ぶりスタメン出場の前川右京外野手が、攻守に精彩を欠いた。
 左翼の守備に就き、初回二死から郡司の左中間への打球をランニングキャッチで好捕。ただ、 2回一死 1塁から田宮の左翼線への飛球に追いつきながらも捕球できず(記録は2塁打)、その後の先制点献上につながった。「捕らなきゃいけなかったです」。 4回一死から右前打を放つも 5、 7回と好機で凡退。「チャンスで打てていないので、反省してまた頑張ります」と前を向いた。

 


  2回表北海道日本ハム一死 2、 3塁、遊撃手木浪聖也内野手は石井一成内野手の遊ゴロでホームに悪送球する=阪神甲子園球場
 木浪聖也内野手が今季初の適時失策を悔やんだ。 0- 0の 2回一死 2、 3塁で前進守備。北海道日本ハム石井のゴロを処理して本塁送球したが、 3塁方向にそれた。野選と悪送球の間に2者が生還。昨季ゴールデングラブ賞の遊撃手は「結果が結果なのでしっかり送球できるようにやりたいんですけど、しっかり練習するしかない」と反省。バットではマルチ安打だったが、守備のミスに厳しい表情だった。

  3回裏阪神無死、中前打を放った木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
 木浪聖也内野手は痛恨のミスを反省した。前進守備で臨んだ 2回一死 2、 3塁で 2遊間への石井のゴロを処理して本塁に送球。これが 3塁側にそれ、坂本もはじいて後逸する間に 2者の生還を許した(記録は野選と失策)。
 「結果が結果なのでしっかり送球できるように投げたい。しっかり準備してやっていきたい」
 打撃では19日の東京ヤクルト戦(甲子園)以来のマルチ安打と結果を出したが、守備に課題を残した。

 


  5回裏阪神無死満塁、渡辺諒内野手は中飛を放ち犠飛とする=阪神甲子園球場
 渡辺諒内野手が古巣・北海道日本ハムを相手に2年連続となる打点をマークした。
  1- 4の 5回、無死満塁から北海道日本ハム先発伊藤のスライダーを中堅後方へ運んで犠飛で 1点をかえした。「最低限の仕事はできたけど、ヒットでつながっていれば、また違う展開にもなったかもしれない」と厳しい自己評価。それでも 7回には安打も放ち、今季スタメン出場の全8試合で安打をマークしている。


  5回、犠飛を放った渡辺諒内野手=阪神甲子園球場
 渡辺諒内野手が 5回無死満塁で中犠飛を放ち、北海道日本ハム時代の2021年以来、3年ぶりとなる3試合連続打点を記録した。
 5番として結果を出したがチームは敗れ「最低限の仕事はできたんですけど、あそこがヒットでつながっていれば、また違う展開になっているかもしれない」と無念の表情。打線がつながりを欠く中で「またあしたはいいいとこで打てるように頑張りたい」と前を向いた。

 


  5回裏阪神無死満塁、渡辺諒内野手の中犠飛で生還した中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
 中野拓夢内野手は自身最多タイの 1試合4四球を選んだ。
 北海道日本ハム先発の伊藤から 3打席で3四球を選ぶと、 9回には畔柳から粘って四球を奪った。23年 8月 5日横浜DeNA戦に並ぶ 1試合4四球に「出塁することを目的にしたら、 4つ四球を取れたのはいいこと」と手応え。 7回には石井の 2遊間への鋭い打球を好捕してアウトをもぎ取り「自分の中で勝負しにいった。これからも続けていきたい」と継続を誓った。


  7回、石井一成内野手の打球を好捕する中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
 中野拓夢内野手は4四球で2番の役割を果たすと、守備でも 7回に 2塁への強いゴロにうまくバウンドを合わせて逆シングルで捕球する好プレー。「自分の中で勝負しにいった」と振り返った守備で貢献した。 1回には 2盗を失敗し「あれを決めるか決めないかで全然流れも変わったと思う。もう一回走りを見直すというか、何が悪かったのかをしっかり考えながらやっていきたい」と反省した。

 

※ 5月30日の予告先発は、阪神・西勇輝投手(33)―北海道日本ハム・山﨑福也投手(31=実父は元プロ野球選手の山崎章弘捕手)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 交流戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(06月)

 

 

 

 

 

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