●「TORACO DAY」のシークレットゲストとして、人気グループ、Travis Japanの七五三掛(しめかけ)龍也(28)と中村海人(27)がファーストピッチにサプライズ登場。七五三掛が背番号753、中村は101のユニホーム姿で登場すると、集まったTORACOからどよめきが起きた。ふた手に分かれてマウンドに並び、それぞれ捕手のミットにストライク投球を収めた。どちらも小学校時代に少年野球でプレーし、投手経験もある 2人。虎をモチーフにしていることから阪神は特別な思い入れがあるチームだという。 1週間前にグラブとボールを買って公園で練習してきた。マウンドに上がり、 2人同時にワインドアップで投じると、捕手のミットに吸い込まれた。見事にシンクロしたストライク投球に大歓声が上がった。
●阪神は1番に井上広大外野手(22)を入れた。 2試合ぶり 3度目。16日の中日戦では 2出塁にプロ初盗塁も記録した。大山悠輔内野手(29)は2試合連続で指定席の4番に座った。前日は適時打を含む 2安打で復調の兆しを見せている。渡辺諒内野手(29)が昇格後 2度目の先発で5番に入った。4勝を挙げている東京ヤクルト・ミゲル・ヤフーレ投手(26)攻略を目指す。ジェレミー・ビーズリー投手(28)が今季初先発。ウエスタン・リーグで29回連続無失点中と好調の右腕だ。
阪神は投手陣が奮闘し、今季4度目の 1― 0勝利を収めた。今季初登板初先発を務めたビーズリーは 5回2安打無失点。序盤 2回に 1安打ずつを打たれたがゼロを並べ、 3、 4回は3者凡退。大山の左前適時打で 1点の援護をもらった直後の 5回は2四球でピンチを招くも、武岡龍世内野手(22)を空振り三振に仕留めて乗り切り、この回をもって降板した。バトンを託された救援陣も奮投。 3連投の桐敷拓馬投手(24)が 6回、石井大智投手(26)が 7回を3者凡退に封じ、被安打は 3回から5イニング連続でゼロ。 8回はハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)が一死から内野安打を許すも代打・青木宣親外野手(42)を 158キロ直球で詰まらせて 2塁へのハーフフライに打ち取り、スタートを切っていた 1走・岩田幸宏外野手(26)もアウトにしてチャンスを作らせず。 9回は岩崎優投手(32)が締め、わずか 1点のリードを盤石のリレーで守り抜いた。これで今季の甲子園でのデーゲームは5戦全勝。ヤクルト戦における甲子園でのデーゲームも、2022年 5月 5日から 2分けを挟んで5連勝となった。
●阪神が 4回に先制した。 3回まで無安打と好投していた東京ヤクルト先発・ヤフーレに対し、先頭の2番・中野拓夢内野手(27)は 8球粘って四球で出塁。この試合初めて回の先頭が塁に出ると、続く近本光司外野手(29)もバットを一度も振ることなく、歩いた。ここでやってきたのが4番・大山の出番。助っ人右腕が制球に苦しむなかで初球のカットボールを振り抜いた。打球はしぶとく 3遊間を破り、中野が 2塁から一気にホームイン。好投を続けるビーズリーに先制の 1点をプレゼントした。主砲は安堵の表情。
●前川右京外野手(20)に向けた祝福のメロディーが奏でられた。「6番・左翼」で出場したこの日が21歳の誕生日。 2回二死で第 1打席に立つと、右翼席に陣取る応援団がバースデーソングを演奏し、スタンドのファンからは大合唱とともに大きな拍手が贈られた。前川は四球を選び、東京ヤクルト先発・ヤフーレに対し、初めての走者として出塁。先制点にはつながらなかったが、冷静に勝負を繰り広げた。前川右京外野手(21)が、満員の甲子園のファンに誕生日を祝われた。 5月18日のこの日、21歳の誕生日を迎え「6番左翼」でスタメン。 2回の第 1打席に入ると、右翼席の応援団からバースデーソングが流され、球場が祝福ムードに包まれた。女性ファン向けイベント「TORACO DAY」ということもあり、女性ファンの声も多く響いた。この打席は四球で出塁した。 7回にも四球を選んで誕生日のスタメン起用に応えた。
●先発ジェレミー・ビーズリー投手は今季1軍初先発で 5回無失点。7奪三振の快投で勝利をたぐり寄せた。これでウエスタン・リーグから計34イニング連続無失点。開幕ローテーションを担った伊藤将司投手(28)、青柳晃洋投手(30)が出場選手登録を抹消されている中、先発陣の救世主的な働きだ。 5回、 2つの四球を与え、二死 1、 2塁のピンチを迎えたが、72球を投じ、 7つの三振を奪った。その裏の打席で代打ヨハン・ミエセス外野手(28)外野手が送られた。力十分の直球と変化量の大きい横の変化球がさえ渡り、 5回は 2四球でピンチを背負ったが、 149キロ直球で武岡のバットの空を切らせ、この回 3つ目となる三振で脱出した。直後に打順が巡ったところで代打を送られ、降板。 7奪三振を奪ってゲームメークし、今季初勝利の命運をリリーフ陣に託した。自身も相手先発・ヤフーレも背番号99。長くプロの世界に身を置く岡田監督も〝珍対決〟としても見つめた。軍配が上がったのはビーズリー。昨年 8月に生まれた長男ウエスリーちゃんは、夫人のブルックさんに連れられて観客席にいた。ウイニングボールを渡す愛息と、これからも一つ一つの勝利を分かち合う。
●桐敷拓馬投手が体調不良から復帰後3連投となった。発熱もあり、10日の横浜DeNA戦'横浜)から一時的にチームを離れた。出場選手登録は抹消されずに回復に努め、16日の中日戦(バンテリンドーム)に中 7日で登板し、復帰。そこから3戦連続のマウンドとなった。 6回に2番手で登板すると、ヤフーレを 3ゴロ、丸山和郁外野手(24)からは外角への変化球で見逃し三振を奪い、中村悠平捕手(33)も 3ゴロに仕留めた。
●石井大智投手の三振記録が「9」で止まった。 4日巨人戦(東京ドーム)に1軍再昇格して以降は 3試合に登板。計 8つのアウトは全て三振で奪ってきた。この日は 1点リードの 7回に登板し、先頭の長岡秀樹内野手(22)を空振り三振。続く4番村上宗隆内野手(24)はフルカウントと追い込んだが 2ゴロとなり、再昇格後では初めて三振以外でのアウトとなった。その後、5番ドミンゴ・サンタナ外野手(31)は空振り三振で無失点。三振記録こそ止まったが、全く危なげない3人斬りとなった。
●梅野隆太郎捕手(32)が「7番・捕手」で出場。 1回に好守で先発のジェレミー・ビーズリー投手を救った。ビーズリーは東京ヤクルトの1、2番を中飛に打ち取り、わずか 5球で二死とした。ただ、好調の3番・長岡に8試合連続安打と中前打を打たれると、続く村上の打席でカウント 1― 2から投じたスプリットが暴投となり、 2塁への進塁を許した。その次の投球のスプリットもたたきつけ、ボールはワンバウンド。だが、ここで梅野の見せ場が訪れた。ハイバウンドとなったこのボールに反応してミットに収めると、視線は 2塁へ。長岡が 3塁方向へ飛び出しているのを見逃さず 2塁ベース上へストライク送球し、タッチアウトにした。ビーズリーは今季初登板。不安になりがちな立ち上がりを、女房役としてしっかりと支えた。SNSではファンの敵味方を問わず絶賛の嵐だった。
●19日の東京ヤクルト戦(甲子園)で先発する才木浩人投手(25)は18日、甲子園でキャッチボールやトレーニングなどで汗を流した。前回12日の横浜DeNA戦(横浜)では今季最多の 128球を投げて完封勝利。状態の良さをアピールした。今季東京ヤクルト戦では 2戦投げて0勝1敗、防御率4.09で唯一の黒星を喫している。今季5勝目に向けて意気込みを語った。東京ヤクルト戦は 2試合に登板して0勝1敗、防御率4.09と苦戦。村上を中心としたクリーンアップを警戒した。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 1- 0東京ヤクルト>◇ 8回戦◇阪神 5勝 3敗 0分◇18日◇阪神甲子園球場
 「TORACO DAY」のシークレットゲストとして、人気グループ、Travis Japanの七五三掛龍也と中村海人がファーストピッチにサプライズ登場。ふた手に分かれてマウンドに並び、それぞれ捕手のミットにストライク投球を収めた。
 どちらも小学校時代に少年野球でプレーし、投手経験もある 2人。虎をモチーフにしていることから阪神は特別な思い入れがあるチームだという。 1週間前にグラブとボールを買って公園で練習してきた。
 少年時代に赤星憲広が好きで右利きながら左打ちを練習していたという七五三掛は甲子園の雰囲気について「実際に来てみたら熱気がすごくて、お客さんの熱さが伝ってきた。来た事のない方でも一回来て味わってほしいぐらい、すごい場所だなと感じた」と感激の面持ちだった。
 中村は「野球の聖地でマウンドに立って投げさせていただくのは感慨深い。少年野球をやっていた頃に想像できなかったことがいまこうやって実現できてすごくうれしかった。パワプロくんの世界にいた感じ」と声を弾ませた。


 Travis Japanの 2人=阪神甲子園球場
 Travis Japanの七五三掛(しめかけ)龍也と中村海人がサプライズでファーストピッチセレモニーに登場した。この日は女性ファンへ向けた「TORACO DAY」として開催。七五三掛が背番号753、中村は101のユニホーム姿で登場すると、集まったTORACOからどよめきが起きた。
 マウンドに上がり、 2人同時にワインドアップで投じると、捕手のミットに吸い込まれた。見事にシンクロしたストライク投球に大歓声が上がった。
 少年野球で投手経験がある 2人。中村は「緊張しました。野球の聖地で、マウンドに立って投げさせていただくのは本当に感慨深い」。七五三掛も「甲子園はテレビで見る世界の中の感じだったんですけど、実際に来てみたら本当に熱気がすごい」と笑みを浮かべた。
 事前に 2人でグラブを購入し、練習するほど気合十分だった。現在首位を走る阪神に「このままぜひ日本一をとっていただいて、日本一の虎にあやかりたい。そして僕たちも世界一をとって、虎というものを世界に広めたい」と力を込めた。

 


 両チームのスタメン=阪神甲子園球場
 阪神は1番に井上広大外野手を入れた。 2試合ぶり 3度目。16日の中日戦では 2出塁にプロ初盗塁も記録した。
 大山悠輔内野手は2試合連続で指定席の4番に座った。前日は適時打を含む 2安打で復調の兆しを見せている。渡辺諒内野手が昇格後 2度目の先発で5番に入った。4勝を挙げている東京ヤクルト・ヤフーレ攻略を目指す。
 ジェレミー・ビーズリー投手が今季初先発。ウエスタン・リーグで29回連続無失点中と好調の右腕だ。


  4回に先制打を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
 阪神は投手陣が奮闘し、今季4度目の 1― 0勝利を収めた。今季初登板初先発を務めたビーズリーは 5回2安打無失点。序盤 2回に 1安打ずつを打たれたがゼロを並べ、 3、 4回は3者凡退。大山の左前適時打で 1点の援護をもらった直後の 5回は2四球でピンチを招くも、武岡を空振り三振に仕留めて乗り切り、この回をもって降板した。バトンを託された救援陣も奮投。 3連投の桐敷が 6回、石井が 7回を3者凡退に封じ、被安打は 3回から5イニング連続でゼロ。 8回はゲラが一死から内野安打を許すも代打・青木を 158キロ直球で詰まらせて 2塁へのハーフフライに打ち取り、スタートを切っていた 1走・岩田もアウトにしてチャンスを作らせず。 9回は岩崎が締め、わずか 1点のリードを盤石のリレーで守り抜いた。これで今季の甲子園でのデーゲームは5戦全勝。東京ヤクルト戦における甲子園でのデーゲームも、2022年 5月 5日から 2分けを挟んで5連勝となった。

 4回裏阪神無死 1、 2塁、大山悠輔内野手の先制適時打に盛り上がる阪神ファン=阪神甲子園球場
 阪神が接戦をものにした。 4回無死 1、 2塁で4番大山悠輔内野手が、先制の左前適時打。これが決勝点になった。前日17日に自身23打席ぶりの適時打を放ち、これで2試合連続打点。浮上のきざしを見せた4番の一打が勝利に直結した。

 

 4回裏阪神無死 1、 2塁、大山悠輔内野手は左適時打を放った=阪神甲子園球場
 阪神が 4回に先制した。
  3回まで無安打と好投していた東京ヤクルト先発・ヤフーレに対し、先頭の2番・中野は 8球粘って四球で出塁。この試合初めて回の先頭が塁に出ると、続く近本もバットを一度も振ることなく、歩いた。ここでやってきたのが4番・大山の出番。助っ人右腕が制球に苦しむなかで初球のカットボールを振り抜いた。打球はしぶとく 3遊間を破り、中野が 2塁から一気にホームイン。好投を続けるビーズリーに先制の 1点をプレゼントした。「打ったのはカット(ボール)。甘くきたボールは積極的にいこうと思っていました。まず 1点を取ることができてよかったです。ここからも集中して頑張ります」と主砲は安堵の表情。


 4回裏阪神無死 1、 2塁、大山悠輔内野手の左適時打にベンチで白い歯を見せる岡田彰布監督=阪神甲子園球場
 大山は16日の中日戦(バンテリンドーム)で岡田政権下において初となるスタメン落ちを経験したが、 2試合ぶりに先発オーダーに戻った17日の東京ヤクルト戦(甲子園)では2安打1打点。これで2試合連続打点となった。

 


 笑顔の前川右京外野手=阪神甲子園球場
 前川右京外野手に向けた祝福のメロディーが奏でられた。
 「6番・左翼」で出場したこの日が21歳の誕生日。 2回二死で第 1打席に立つと、右翼席に陣取る応援団がバースデーソングを演奏し、スタンドのファンからは大合唱とともに大きな拍手が贈られた。前川は四球を選び、東京ヤクルト先発・ヤフーレに対し、初めての走者として出塁。先制点にはつながらなかったが、冷静に勝負を繰り広げた。


  2回裏阪神二死、前川右京外野手は四球を選ぶ=阪神甲子園球場
 前川右京外野手が、満員の甲子園のファンに誕生日を祝われた。
  5月18日のこの日、21歳の誕生日を迎え「6番左翼」でスタメン。 2回の第 1打席に入ると、右翼席の応援団からバースデーソングが流され、球場が祝福ムードに包まれた。
 女性ファン向けイベント「TORACO DAY」ということもあり、女性ファンの声も多く響いた。この打席は四球で出塁した。


  2回裏阪神二死、打席に入る前川右京外野手の誕生日を祝うファンたち=阪神甲子園球場
 前川が21歳の誕生日を満員の甲子園のファンに祝われた。
  2試合ぶりに「6番左翼」でスタメン出場。 2回の第 1打席に入ると、右翼席の応援団からバースデーソングが流され、球場全体が祝福ムードに包まれた。「初めてだったので、すごくありがたいと思います」と感激。この打席は四球で出塁し、 7回にも四球を選んで誕生日のスタメン起用に応えた。

 


 力投した阪神先発のジェレミー・ビーズリー投手=阪神甲子園球場

 先発ジェレミー・ビーズリー投手は今季1軍初先発で 5回無失点。7奪三振の快投で勝利をたぐり寄せた。これでウエスタン・リーグから計34イニング連続無失点。開幕ローテーションを担った伊藤将司投手、青柳晃洋投手が出場選手登録を抹消されている中、先発陣の救世主的な働きだ。

 今季1軍初登板となったジェレミー・ビーズリー投手が 5回2安打無失点の好投でマウンドを降りた。これで今季2軍戦から計34イニング連続無失点となった。
  5回、 2つの四球を与え、二死 1、 2塁のピンチを迎えたが、8番武岡を 149キロの直球で空振り三振。72球を投じ、 7つの三振を奪った。その裏の打席で代打ヨハン・ミエセス外野手が送られた。


 力投した阪神先発のジェレミー・ビーズリー投手=阪神甲子園球場
 ジェレミー・ビーズリー投手が今季初登板初先発を務め、 5回2安打無失点だった。
  1回は二死からの安打と暴投で得点圏の走者を背負うも、ワンバウンドになったスプリットを好捕した女房役の梅野が飛び出した 2走・長岡を刺し、この回を0点に。 2回は一死 1塁でオスナを遊ゴロ併殺に仕留め、バタついた立ち上がりを無失点で発進した。
 力十分の直球と変化量の大きい横の変化球がさえ渡り、 3、 4回は3者凡退。 1点の援護点をもらった直後の 5回は 2四球でピンチを背負ったが、 149キロ直球で武岡のバットの空を切らせ、この回 3つ目となる三振で脱出した。
 直後に打順が巡ったところで代打を送られ、降板。 7奪三振を奪ってゲームメークし、今季初勝利の命運をリリーフ陣に託した。


 阪神先発のジェレミー・ビーズリー投手=阪神甲子園球場
 高ぶる感情を抑えつつ、闘志はしっかりとボールに乗せた。右肩のコンディション不良などでの出遅れも、もう大丈夫。今季初登板初先発での5回無失点勝利に、阪神・ジェレミー・ビーズリー投手のスマイルが弾けた。
 「すごく興奮したし、甲子園に戻ってこられて本当によかった」
 変化球の感覚は回を重ねるごとに取り戻し、許した安打は 2本のみ。力のある直球と武器のスライダーで攻めた。 1― 0の 5回に 2四球で招いたピンチも武岡を 149キロでねじ伏せ、 3回から 3イニングは被安打ゼロ。7奪三振で寄せつけず、 6回以降を託した救援陣が 1点を守り抜き、勝利は届いた。


 「99」対決を制し、今期初勝利のジェレミー・ビーズリー投手=阪神甲子園球場

 自身も相手先発・ヤフーレも背番号99。長くプロの世界に身を置く岡田監督も「最高背番号同士の先発やないか、きょうは。一生ないで、こんなの。99同士なんかなかなか先発で当たらへんで」と〝珍対決〟としても見つめた。軍配が上がったのはビーズリー。「 5回くらいまではいってくれるかなという感じでしたけど、十分ですね」とねぎらった。
 鳴尾浜で外野芝生を走るときの足元は、ときに裸足になる。米ジョージア州ライオンズという小さな町の出身のビーズリーにとって日本は少し都会すぎるらしく、緑を足裏で感じることが自然の中で育った幼少期を思い出せるリフレッシュ法だ。

  9回を抑え、ナインを迎える岩崎優投手=阪神甲子園球場

 本当は 1年目の昨季も裸足で走りたかったが、「みんなに『なんだ、こいつ』と思われるかもしれないから、やらなかった」と照れ笑い。だが「毎日チームメートと顔を合わせて、ひと声かけてくれる。そういうのも助けになった」と、気さくな仲間に囲まれて虎の一員であることを実感すれば、ありのままで過ごすことにも、もうためらいは要らない。
 「息子がいる前でしっかりと投げられたのは、父親としてうれしい」
 昨年 8月に生まれた長男ウエスリーちゃんは、夫人のブルックさんに連れられて観客席にいた。ウイニングボールを渡す愛息と、これからも一つ一つの勝利を分かち合う。

 


  6回表、ジェレミー・ビーズリー投手に代わり桐敷拓馬投手が登板した=阪神甲子園球場
 桐敷拓馬投手が体調不良から復帰後3連投となった。
 発熱もあり、10日の横浜DeNA戦'横浜)から一時的にチームを離れた。出場選手登録は抹消されずに回復に努め、16日の中日戦(バンテリンドーム)に中 7日で登板し、復帰。そこから3戦連続のマウンドとなった。
  6回に2番手で登板すると、ヤフーレを 3ゴロ、丸山和からは外角への変化球で見逃し三振を奪い、中村も 3ゴロに仕留めた。前日17日まで今季19試合に登板し、防御率1.93と安定感抜群の左腕。この日も 3人でピシャリと抑えた。

 


  7回表、阪神3番手で登板の石井大智投手=阪神甲子園球場
 石井大智投手の三振記録が「9」で止まった。 4日巨人戦(東京ドーム)に1軍再昇格して以降は 3試合に登板。計 8つのアウトは全て三振で奪ってきた。
 この日は 1点リードの 7回に登板し、先頭の長岡を空振り三振。続く4番村上はフルカウントと追い込んだが 2ゴロとなり、再昇格後では初めて三振以外でのアウトとなった。その後、5番サンタナは空振り三振で無失点。
 三振記録こそ止まったが、全く危なげない3人斬りとなった。

 


  1回に飛び出した長岡秀樹内野手を 2塁でアウトにした梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場
 梅野隆太郎捕手(32)が「7番・捕手」で出場。 1回に好守で先発のジェレミー・ビーズリー投手を救った。
 ビーズリーは東京ヤクルトの1、2番を中飛に打ち取り、わずか 5球で二死とした。ただ、好調の3番・長岡に8試合連続安打と中前打を打たれると、続く村上の打席でカウント 1― 2から投じたスプリットが暴投となり、 2塁への進塁を許した。その次の投球のスプリットもたたきつけ、ボールはワンバウンド。だが、ここで梅野の見せ場が訪れた。ハイバウンドとなったこのボールに反応してミットに収めると、視線は 2塁へ。長岡が 3塁方向へ飛び出しているのを見逃さず 2塁ベース上へストライク送球し、タッチアウトにした。ビーズリーは今季初登板。不安になりがちな立ち上がりを、女房役としてしっかりと支えた。


  1回、飛び出した 2走の長岡秀樹内野手は戻れずアウト=阪神甲子園球場
 梅野隆太郎捕手がスーパーキャッチでピンチを脱出した。
 初回二死 1塁で打者は村上宗隆内野手(24)。今季初登板の先発ジェレミー・ビーズリーが力んでフォークをたたきつけてしまう大暴投で、走者を 2塁に進塁させた。
 続く 7球目のフォークも同じように、ホームベースのはるか手前でバウンドしたが、梅野はミットだけを瞬時に動かしてキャッチ。左打席の村上と重なるような位置から、すぐに 2塁に送球し、飛び出した走者をアウトにした。
 SNSではファンの敵味方を問わず「あれができるのは梅野だけ」「スーパーキャッチすぎる」「ゴールキーパー」と絶賛の嵐だった。

 


 才木浩人投手=阪神甲子園球場
 19日の東京ヤクルト戦(甲子園)で先発する才木浩人投手(25)は18日、甲子園でキャッチボールやトレーニングなどで汗を流した。前回12日の横浜DeNA戦(横浜)では今季最多の 128球を投げて完封勝利。「特に疲れは感じていない。ケアやコンディションもしっかりできているから問題ない」と状態の良さをアピールした。
 今季東京ヤクルト戦では 2戦投げて0勝1敗、防御率4.09で唯一の黒星を喫している。「 2試合とも打たれているので、連打が続かないように気をつける。3、4、5番が動くとしんどいので、しっかり抑えられるように」と今季5勝目に向けて意気込みを語った。


 試合前、キャッチボールで調整する才木浩人投手=阪神甲子園球場
 19日の東京ヤクルト戦(甲子園)に先発する才木浩人投手はキャッチボールなどで調整した。前回12日の横浜DeNA戦(横浜)では今季最多の 128球を投げて完封勝利。「疲れは感じていない」と言葉に力を込めた。東京ヤクルト戦は 2試合に登板して0勝1敗、防御率4.09と苦戦。「 2試合とも打たれてるんで、連打が続かないように連打がないように気をつける」と村上を中心としたクリーンアップを警戒した。

 

※ 5月19日の予告先発は、阪神・才木浩人投手(25)―東京ヤクルト・石川雅規投手(44)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(06月)

 

 

 

 

 

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