●阪神は序盤の失点が響いて接戦を落とし、連勝は2でストップした。先発した青柳晃洋投手(30)が立ち上がりからリズムをつかめなかった。 1回に四球で出した走者を適時打で返されると、 3回には村上に3ラン。 6回5安打4失点で3敗目を喫した。打線は「4番・1塁」で先発に復帰した大山悠輔内野手(29)が 2回の第 1打席から安打を放ち、 4点を追う 6回には二死 1、 2塁から23打席ぶりの適時打となる右前打を放った。糸原健斗内野手(31)も中前適時打で続いてもう 1点を返したものの反撃はここまで。 7回には二死満塁と好機を作ったが近本光司外野手(29)が 2ゴロに倒れ、序盤のビハインドは跳ね返せなかった。それでも勝率差で2位につける巨人も敗れたため、虎はゲーム差なしの首位をキープした。唯一の光は 2試合ぶりに4番復帰した大山悠輔内野手。 4点を追う 6六回に23打席ぶりの適時打となる右前打を放つなど 2安打をマークした。とはいっても、3位広島には1.5ゲーム差。尻に火がついた主砲が引っ張って、混セを抜け出すしかない!女性向けのイベント「TORACO DAY」で 4万2602人を詰め込んだ甲子園はため息の連続だった。虎党の留飲を下げたのは大山の一打。 2試合ぶりに4番に戻って結果を出した。
●阪神は東京ヤクルトに敗れ、3連勝を逃した。 1回に先頭打者への四球から先制点を献上した青柳晃洋投手は 3回に村上宗隆内野手(24)に10号3ランを浴び、村上には球界ワーストタイの通算10被弾目。 3四球 2死球で3敗目を喫した右腕に岡田彰布監督(66)は次回登板を明言せず。18日に出場選手登録を抹消される可能性が出てきた。燕の主砲が描いた放物線が右中間席に吸い込まれた。警戒していても防げない。立ち上がりから制球難の〝独り相撲〟で村上に通算10本目のアーチを浴びた。6回5安打4失点。3敗目を喫し、再び出場選手登録を抹消されるピンチに立った。青柳はシャワーを浴び、帰りの車に乗り込む際は大きな荷物を持っていなかったため、1軍に帯同しながら状態を上げていくことになるのか。村上には投手別で横浜DeNA・大貫晋一投手(30)と並び、最多タイの10本塁打目を献上。相性の悪さだけでは片付けられない。 4月26日の東京ヤクルト戦(甲子園)は 4回途中5失点(自責2)で27日に2軍落ち。 5月10日の横浜DeNA戦(横浜)で昇格し先発したときも 6回途中3失点(自責3)、 5四死球で 125球も要した。虎将は口をとがらせる。青柳は「負けているんで(課題は)粘るとかないんじゃないですかね」と唇をかんだ。19日には今季ウエスタンで防御率0.55のジェレミー・ビーズリー投手(28)がついに1軍のマウンドを踏む。西純矢投手(22)や門別啓人投手(19)らが突き上げる中で苦労人・青柳の完全復活が待たれる。
●大山悠輔内野手が第 1打席で18打席ぶりとなる安打をマークした。16日の中日戦では2022年以来となるスタメン落ちをしていたが、この日は「4番・1塁」で先発復帰。いきなり快音を響かせた。 0- 1の 2回先頭で打席に立つと、吉村貢司郎投手(26)の初球のカットボールを果敢にスイング。強いゴロで 3遊間を抜き、11日の横浜DeNA戦(横浜)以来となる安打を放ち、昨季全試合で4番を務めあげた男の意地を見せた。しかし、続く糸原は遊ゴロ併殺に打ち取られ、反撃とはならなかった。
先発復帰した大山は、 1回にいきなり18打席ぶりの安打をマーク。勢いに乗って待望の打点を挙げたのは、 0- 4の 6回だった。先頭の代打・渡辺諒内野手(28)が右前打で出塁すると、敵失などでチャンスを広げ、二死 1、 2塁。この場面に打席に立った4番は、 4球続いた変化球に全く反応せずに 2- 2と追い込まれたが、 1球で仕留めた。内角への 150キロ直球を一閃。詰まりながらもしっかりと振り切り、右前にポトリと落とす適時打で 1点を返した。大山の適時打は10日の横浜DeNA戦(横浜)の 6回に放って以来23打席ぶりだった。なおも二死 1、 3塁から糸原が代わった丸山翔大投手(25)から中前適時打を放ちもう 1点を追加。 2- 4とし、終盤へ突入した。
●「5番・3塁」で 2試合連続のスタメンに名を連ねた糸原が、2戦連続適時打を放った。 4点を追う 6回、大山の適時打で 1点を返しなおも二死 1、 3塁で打席へ。2番手・丸山翔が投じたスライダーを中前へ弾き返した。4打数1安打で打率.303(33打数10安打)と、頼れる仕事人が好調をキープしている。
● 5試合連続の3番で出場した近本は 2度の好機で凡退。2試合連続無安打に終わった。 4点を追う 6回一死 1、 2塁では吉村の変化球に空振り三振。 2― 4の 7回二死満塁では、ワンポイントの左腕・山本大貴投手(28)の前に 2ゴロに倒れた。
●阪神の先発・青柳晃洋投手が 1回に先制点を献上した。 1回、先頭の丸山和郁外野手(24)へカウント 3- 1から直球がボールとなり、四球で出塁を許す。中村悠平捕手(33)に犠打を決められ一死 2塁となると、長岡秀樹内野手(22)に 144キロを中前へ弾き返され、簡単に先制点を奪われた。それでも続く村上はスライダーで三振に斬る。セ・打率トップのドミンゴ・サンタナ外野手(31)はフルカウントとなって 6球目で高々と上がる左飛に打ち取り、最少失点で切り抜けた。またも天敵中の天敵にやられた。初回に長岡の適時打で先制点を献上し、迎えた 3回二死 1、 2塁の場面。ボール 2から4番村上に 140キロの速球を完璧に捉えられ、右中間へ3ランを放り込まれた。脱帽するしかなかったが 0- 4となり、完全な東京ヤクルトペースにしてしまった。
村上との通算対戦成績は74打席で打率4割1分、10本塁打、23打点を献上。50打席以上対戦した打者別では3部門全てでワーストだ。一方、村上にとっては、全3部門で最高成績を残している超お得意様が青柳だ。苦手とカモがこれほどはっきり数字に出るケースも珍しく、村上対策の練り直しは急務の課題だ。岡田監督は突き放した。今季の開幕投手が、正念場を迎えている。
● 2連投となった桐敷拓馬投手(24)は 2― 4の 7回に2番手として登板。前回登板に続いて先頭に四球を与え、反省した。それでも一死 2塁からは本塁打を放っていた村上を空振り三振。ここで降板となったが3番手の漆原大晟投手(27)が後続を切り先輩右腕に感謝した。
●漆原が 7回二死 1、 2塁のピンチで登板。首位打者・サンタナを2球で追い込むと丁寧に低く低く投げた。低めフォークで投前のボテボテの当たりに打ち取ったが足をとられて内野安打に。それでも続くホセ・オスナ内野手(31)を 1ゴロに仕留めた。4試合連続無失点とし、存在感を増している。
●及川雅貴投手(23)が 2― 4の 8回から4番手として今季初登板。回またぎで 2イニングを無失点で抑えた。  8回は代打・山田から見逃し三振を奪うなど3者凡退。 9回は先頭の丸山和に中前打を許すなど二死 1、 3塁のピンチに招いたが、落ち着いて岩田幸宏外野手(26)を空振り三振。胸を張った。
●ヨハン・ミエセス外野手(28)が、18日の東京ヤクルト戦(甲子園)から1軍に再昇格する。ウエスタン・リーグで打率2割3分4厘、1本塁打にとどまるが、打線の起爆剤として期待がかかる。この日、 6回 4失点で 3敗目を喫した青柳晃洋投手は、出場選手登録を抹消されるもよう。島本浩也投手(31)も出場選手登録を抹消される見込み。代わって予告先発のジェレミー・ビーズリー投手が1軍登録される。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 2- 4東京ヤクルト>◇ 7回戦◇阪神 4勝 3敗 0分◇17日◇阪神甲子園球場
 阪神は序盤の失点が響いて接戦を落とし、連勝は2でストップした。
 先発した青柳晃洋投手が立ち上がりからリズムをつかめなかった。 1回に四球で出した走者を適時打で返されると、 3回には村上に3ラン。 6回5安打4失点で3敗目を喫した。
 打線は「4番・1塁」で先発に復帰した大山悠輔内野手が 2回の第 1打席から安打を放ち、 4点を追う 6回には二死 1、 2塁から23打席ぶりの適時打となる右前打を放った。糸原健斗内野手も中前適時打で続いてもう 1点を返したものの反撃はここまで。 7回には二死満塁と好機を作ったが近本光司外野手が 2ゴロに倒れ、序盤のビハインドは跳ね返せなかった。
 それでも勝率差で2位につける巨人も敗れたため、虎はゲーム差なしの首位をキープした。


  5回表東京ヤクルト無死、岡田彰布監督(左から 2人目)は打席の丸山和郁外野手に死球を当ててしまった青柳晃洋投手に思わず顔をゆがめる=阪神甲子園球場
 首位阪神は東京ヤクルトに 2- 4で敗れ、連勝は2でストップした。唯一の光は 2試合ぶりに4番復帰した大山悠輔内野手。 4点を追う 6六回に23打席ぶりの適時打となる右前打を放つなど 2安打をマークした。とはいっても、3位広島には1.5ゲーム差。尻に火がついた主砲が引っ張って、混セを抜け出すしかない!
 先発青柳が同じことを繰り返し、防戦一方の展開-。女性向けのイベント「TORACO DAY」で 4万2602人を詰め込んだ甲子園はため息の連続だった。虎党の留飲を下げたのは大山の一打。 2試合ぶりに4番に戻って結果を出した。


  6回、適時打を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
 「(ヒットが) 2本、出たことは個人的にはプラスにしたいですけど」
 負けたことが悔しい。試合後は足早にクラブハウスに引き揚げた。ただし、 6試合ぶりの打点は前向きにとらえていた。
 ハイライトは 0- 4の 6回。先頭の代打・渡辺が右前打で口火をきり、二死 1、 2塁を作った。快投を続けていた右腕・吉村の 150キロ直球を右前に運ぶ。 2回には 3遊間を鋭く破り、11日の横浜DeNA戦(横浜)の 2打席目以来、自身18打席ぶりの安打を放っていたため、11試合ぶりのマルチ安打とした。


 「TORACO DAY」を楽しむファン=阪神甲子園球場
 阪神の連勝が「2」で止まった。女性ファン向けイベント「TORACO DAY」の初戦を勝利で飾ることができなかった。2位巨人も敗れたため、首位陥落は免れた。
 先発青柳晃洋投手は、最後まで制球が安定しなかった。初回先頭の丸山和に四球を許し、一死 2塁から長岡に適時打を浴びて先制点を献上。 3回には4番村上に3ランを浴びた。試合前までで対戦成績は58打数24安打、9本塁打、20打点で打率4割1分4厘の天敵。通算10本目のアーチを許し、点差を広げられた。 6回4安打、5四死球、4失点で降板した。

 


 アルプススタンドを埋めた「TORACO」。18日こそ勝利を届ける=阪神甲子園球場
 打線は 2試合ぶりにスタメン復帰した4番大山悠輔内野手が、 2回に左前打。これが自身18打席ぶりの安打となった。 6回には吉村から23打席ぶりとなる適時打を放ち、反撃の姿勢を示した。5番に入った。糸原健斗内野手もタイムリーで続いた。
  2点差に迫った 7回二死満塁のピンチでは、3番手漆原大晟投手がオスナを 1ゴロに仕留め、踏ん張った。その後は逆転の機会を狙うも、及ばなかった。

 


  3回、青柳晃洋投手は村上宗隆内野手に3ランを献上。難敵にまたやられた=阪神甲子園球場
 阪神は東京ヤクルトに敗れ、3連勝を逃した。 1回に先頭打者への四球から先制点を献上した青柳晃洋投手は 3回に村上宗隆内野手に10号3ランを浴び、村上には球界ワーストタイの通算10被弾目。 3四球 2死球で3敗目を喫した右腕に岡田彰布監督は次回登板を明言せず。18日に出場選手登録を抹消される可能性が出てきた。
 燕の主砲が描いた放物線が右中間席に吸い込まれた。警戒していても防げない。立ち上がりから制球難の〝独り相撲〟で村上に通算10本目のアーチを浴びた。6回5安打4失点。3敗目を喫し、再び出場選手登録を抹消されるピンチに立った。
 「バッターがすごいと思いますね。低めのボールなんで。打ったバッターがすごいと思います」
 村上をたたえながらも足を止めることなくクラブハウスに戻った。屈辱の場面は 0- 1の 3回二死 1、 2塁。 2ボールから村上に低めのツーシームを一閃された。岡田監督は「あれ、外に構えとったやろ?」と逆球だったことを指摘し、次回の1軍登板については「いやいや、そんなん今終わって次(の試合のこと)とか、そういうのじゃない」と明言しなかった。


 岡田彰布監督は青柳晃洋投手におかんむりだった=阪神甲子園球場
 青柳はシャワーを浴び、帰りの車に乗り込む際は大きな荷物を持っていなかったため、1軍に帯同しながら状態を上げていくことになるのか。
 村上には投手別で横浜DeNA・大貫と並び、最多タイの10本塁打目を献上。相性の悪さだけでは片付けられない。 4月26日の東京ヤクルト戦(甲子園)は 4回途中5失点(自責2)で27日に2軍落ち。 5月10日の横浜DeNA戦(横浜)で昇格し先発したときも 6回途中3失点(自責3)、 5四死球で 125球も要した。虎将は「ほとんど 2ボールからスタートやろ。こっちから見たら逃げてるように思うやんか、結局な」と口をとがらせる。
 もともと制球力が命というタイプではない。それでも腕を振ることで相手に恐怖心を与え、2021年から2年連続で最多勝を獲得。今季の開幕投手を務めた。マウンド上で自信に満ちあふれていた表情は今はない。
 青柳は「負けているんで(課題は)粘るとかないんじゃないですかね」と唇をかんだ。19日には今季ウエスタンで防御率0.55のビーズリーがついに1軍のマウンドを踏む。西純や門別らが突き上げる中で苦労人・青柳の完全復活が待たれる。

 


  2回裏阪神無死、大山悠輔内野手は左前打を放った=阪神甲子園球場
 大山悠輔内野手が第 1打席で18打席ぶりとなる安打をマークした。
 16日の中日戦では2022年以来となるスタメン落ちをしていたが、この日は「4番・1塁」で先発復帰。いきなり快音を響かせた。 0- 1の 2回先頭で打席に立つと、吉村の初球のカットボールを果敢にスイング。強いゴロで 3遊間を抜き、11日の横浜DeNA戦(横浜)以来となる安打を放ち、昨季全試合で4番を務めあげた男の意地を見せた。しかし、続く糸原は遊ゴロ併殺に打ち取られ、反撃とはならなかった。


  6回、適時打を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
 阪神が大山悠輔内野手と糸原健斗内野手の適時打で 2点を返した。
  3年ぶりのスタメン落ちを経て先発復帰した大山は、 1回にいきなり18打席ぶりの安打をマーク。勢いに乗って待望の打点を挙げたのは、 0- 4の 6回だった。先頭の代打・渡辺が右前打で出塁すると、敵失などでチャンスを広げ、二死 1、 2塁。この場面に打席に立った4番は、 4球続いた変化球に全く反応せずに 2- 2と追い込まれたが、 1球で仕留めた。内角への 150キロ直球を一閃。詰まりながらもしっかりと振り切り、右前にポトリと落とす適時打で 1点を返した。大山の適時打は10日の横浜DeNA戦(横浜)の 6回に放って以来23打席ぶりだった。なおも二死 1、 3塁から糸原が代わった丸山翔から中前適時打を放ちもう 1点を追加。 2- 4とし、終盤へ突入した。


  6回、適時打を放った大山悠輔内野手。反撃ののろしを上げたが、勝利には届かなかった=阪神甲子園球場
 大山悠輔内野手に23打席ぶりの適時打が生まれた。
  4点を追う 6回二死 1、 2塁。相手先発吉村が無失点投球を続ける中、カウント 2- 2からの 150キロ直球を捉えた。やや詰まりながらも逆方向へ運ぶ右前適時打。10日横浜DeNA戦(横浜)以来のタイムリーに、甲子園が大歓声で包まれた。直後の守りについた際には「大山コール」も発生。深々と頭を下げて応えた。
 第 1打席ではいきなり左前打も放ち、今季8度目のマルチ安打。前日16日中日戦ではスタメン外となった大山。 2戦ぶりの「4番1塁」起用に結果で応えた。

 


  6回、適時打を放った糸原健斗内野手=阪神甲子園球場
 「5番・3塁」で 2試合連続のスタメンに名を連ねた糸原が、2戦連続適時打を放った。 4点を追う 6回、大山の適時打で 1点を返しなおも二死 1、 3塁で打席へ。「しっかり集中して打てた。大山がしぶとくつないでくれたので、しっかり自分もつなごうと思って打席に立った」。2番手・丸山翔が投じたスライダーを中前へ弾き返した。4打数1安打で打率.303(33打数10安打)と、頼れる仕事人が好調をキープしている。

 


  6回、空振り三振に倒れる近本光司外野手=阪神甲子園球場
  5試合連続の3番で出場した近本は 2度の好機で凡退。2試合連続無安打に終わった。 4点を追う 6回一死 1、 2塁では吉村の変化球に空振り三振。 2― 4の 7回二死満塁では、ワンポイントの左腕・山本の前に 2ゴロに倒れた。「きょうは自分の中でコレっていうのが全然合わなかった。そのときはそれがいいと思ってやっているので後悔はない。でも、また次は冷静になって『もう1回考えよう』とつなげるしかない」と次戦をにらんだ。

 


 阪神先発の青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 阪神の先発・青柳晃洋投手が 1回に先制点を献上した。
  1回、先頭の丸山へカウント 3- 1から直球がボールとなり、四球で出塁を許す。中村に犠打を決められ一死 2塁となると、長岡に 144キロを中前へ弾き返され、簡単に先制点を奪われた。それでも続く村上はスライダーで三振に斬る。セ・打率トップのサンタナはフルカウントとなって 6球目で高々と上がる左飛に打ち取り、最少失点で切り抜けた。


  1回、長岡秀樹内野手に適時打を許した青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 阪神の先発・青柳晃洋が 3回に追加点を失った。
  1回に 1点を失って迎えた 3回。一死から丸山の右前打で出塁を許すと、二死となって長岡にも中前打でつながれ二死、 1、 2塁のピンチを背負う。打席には東京ヤクルトの4番・村上。カウント 2ボールからの 3球目を強振されると、高く上がった打球は右中間へ。近本、森下が追うも、フェンスの向こう側へ吸い込まれるように白球が飛び込んだ。昨季も打率.444(9打数4安打)、2本塁打と相性の悪い天敵に痛恨の3ランを浴び、ビハインドは 4点に広がった。


  3回表東京ヤクルト二死 1、 2塁、村上宗隆内野手は右越え3点本塁打を放った。投手は青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 先発した阪神・青柳晃洋投手は6回4失点で降板した。
 立ち上がりから精彩を欠いた。 1回は先頭の丸山和を四球で歩かせ走者を背負うと、長岡に適時打を浴びて 1点を失う。 3回には 2本の安打で二死、 1、 2塁とされると、東京ヤクルトの4番・村上に3ラン。青柳が村上に浴びた通算10本目の被弾となった。それでも 5回には二死 3塁で村上を 2ゴロ。 6回には 2つの四死球から一死 1、 3塁のピンチを背負うも、坂本の盗塁阻止と 2ゴロで抑え、それ以上の失点は許さなかった。 6回の打席で代打が送られ、 6回107球5安打4失点で交代した。


  3回表東京ヤクルト二死 1、 2塁、村上宗隆内野手は右越え3点本塁打を放った。投手は青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 青柳晃洋投手が 6回 4失点で3敗目を喫し、18日に出場選手登録を抹消される見込みとなった。中13日で臨んだ前回10日横浜DeNA戦でも、 5四死球を与えるなど 6回途中 3失点。 4月19日中日戦を最後に、3戦連続でクオリティー・スタート(QS=6回以上、自責点3以内)から遠ざかり、今季 2度目の再調整を余儀なくされた。
 またも天敵中の天敵にやられた。初回に長岡の適時打で先制点を献上し、迎えた 3回二死 1、 2塁の場面。ボール 2から4番村上に 140キロの速球を完璧に捉えられ、右中間へ3ランを放り込まれた。「低めのボールなので。打ったバッターがすごいと思います」。脱帽するしかなかったが 0- 4となり、完全な東京ヤクルトペースにしてしまった。


 ベンチで戦況を見守る青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 村上との通算対戦成績は74打席で打率4割1分、10本塁打、23打点を献上。50打席以上対戦した打者別では3部門全てでワーストだ。一方、村上にとっては、全3部門で最高成績を残している超お得意様が青柳だ。苦手とカモがこれほどはっきり数字に出るケースも珍しく、村上対策の練り直しは急務の課題だ。
 岡田監督は「球数も多いしな。ほとんど 2ボールからスタートやろ。こっちから見たら逃げているように思うやんか、結局な」と辛口。「(自分から)コントロール悪いですって言ってくれたらいいのにな。いつもこないして打たれたら、目も当てられんわな。ボール、ボールになるのはみんなが見てるんやから。そら悪いんやろ調子。俺からしたら」と突き放した。
 今季の開幕投手が、正念場を迎えている。

 


 阪神2番手の桐敷拓馬投手=阪神甲子園球場
  2連投となった桐敷は 2― 4の 7回に2番手として登板。前回登板に続いて先頭に四球を与え、「無駄なフォアボールでピンチにしてしまった」と反省した。それでも一死 2塁からは本塁打を放っていた村上を空振り三振。ここで降板となったが3番手の漆原が後続を切り「(村上は)絶対自分が切らないといけない場面だったので切られてよかった。あとは後ろのウルシ(漆原)さんに助けられました」と先輩右腕に感謝した。

 


  7回途中、登板した漆原大晟投手=阪神甲子園球場
 漆原が 7回二死 1、 2塁のピンチで登板。首位打者・サンタナを2球で追い込むと「先に追い込むことができたので、そこからは丁寧に低く低く投げた」。低めフォークで投前のボテボテの当たりに打ち取ったが足をとられて内野安打に。それでも続くオスナを 1ゴロに仕留めた。「ゼロで抑えられてよかった」。4試合連続無失点とし、存在感を増している。

 


  8回から登板の、及川雅貴投手=阪神甲子園球場
 及川が 2― 4の 8回から4番手として今季初登板。回またぎで 2イニングを無失点で抑えた。  8回は代打・山田から見逃し三振を奪うなど3者凡退。 9回は先頭の丸山和に中前打を許すなど二死 1、 3塁のピンチに招いたが、落ち着いて岩田を空振り三振。「ある程度、余裕をもって投げられたので(2軍で)先発をやっていた良さが出た」と胸を張った。

 


 1軍に昇格するヨハン・ミエセス外野手
 ヨハン・ミエセス外野手が、18日の東京ヤクルト戦(甲子園)から1軍に再昇格する。
 ウエスタン・リーグで打率2割3分4厘、1本塁打にとどまるが、打線の起爆剤として期待がかかる。この日、 6回 4失点で 3敗目を喫した青柳晃洋投手は、出場選手登録を抹消されるもよう。リリーフで15試合に登板し、防御率0.73と奮闘してきた島本浩也投手も出場選手登録を抹消される見込み。代わって予告先発のジェレミー・ビーズリー投手が1軍登録される。

 

※ 5月18日の予告先発は、阪神・ジェレミー・ビーズリー投手(28)―東京ヤクルト・ミゲル・ヤフーレ投手(26)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(06月)

 

 

 

 

 

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