●母の日に合わせ、阪神の選手がピンク色の用具を身につけ、試合に臨む。母への感謝を表し、今年も「NPBマザーズデー2024」が全 6試合が開催される。この日は特別にピンクの野球道具を身につけることが認められている。試合前練習では、大山悠輔内野手(29)や佐藤輝明内野手(25)、糸原健斗内野手(31)らがピンクのスパイクを使用。先発予定の才木浩人投手(25)と梅野隆太郎捕手(32)は白とピンクのツートンカラーのスパイクなどを準備。阪神は接戦を制して横浜DeNAにカード勝ち越しとした。先発の才木浩人投手が 9回を投げ切って完封勝利を挙げた。 2回に連打で二死 2、 3塁のピンチを招いたが、京田陽太内野手(30)を中飛に打ち取って先制を許さず。終盤でも 150キロを超える直球を武器に、好守にも助けられて 128球で 4安打に抑えた。打線は 3回二死から才木が四球で出塁すると、プロ初の1番起用となった井上広大外野手(22)が中前打でつないで 1、 2塁。ここで中野拓夢内野手(27)が右翼へ適時 2塁打を放って先制に成功した。今季初昇格から 2戦連続で安打と打点を記録していた井上の積極起用が功を奏し、貴重な 1点を奪って白星につなげた。チームは前日11日に最大7点差をひっくり返される逆転負け。21日ぶりに首位陥落となっていた。両軍合わせて20得点の乱打戦となった前日11日から一転、緊迫した投手戦を制した。今季日曜日の試合は6勝1敗。 4月14日中日戦から5連勝中だ。虎党へ、この日も週末の勝利を届けた。岡田彰布監督(66)は最後まで投げきった右腕をねぎらった。
●佐藤輝明内野手、森下翔太外野手(23)がスタメンから外れた阪神が3カードぶりの勝ち越しを決めた。 3回二死から才木浩人投手が四球、プロ初の「1番」に入った井上広大外野手が中前打で続き、中野拓夢内野手の 2塁打による先制点が決勝点となった。 128球を投げ、4安打5三振2四球で自身4度目の完封勝利で4勝目を挙げた。打線は 0- 0の 3回、「1番右翼」で起用された井上の中前打などで二死から 1、 2塁の好機を演出。 2番中野が先発大貫晋一投手(30)の 138キロ速球を捉え、右翼線にライナーで運んだ。 2塁走者を一気に生還させる一打で、大きな先制点をもたらした。才木は 4月21日中日戦(甲子園)で7回降雨コールドで完封。9回完封は今季初となった。
●梅野隆太郎捕手(32)が好リードで才木の完封勝利を演出した。武器のフォークに加え、スライダーも効果的に使用。「引いたらダメやぞ」と声をかけ、力強い直球もストライクゾーン内へどんどん投げ込ませた。接戦をバッテリーで制したたえた。才木浩人投手の完封勝利をリードした梅野隆太郎捕手は終盤になっても球威が落ちなかった直球を勝因の一つに挙げた。これで通算980試合出場。球団生え抜き捕手初の1000試合出場が近づいている。
●才木浩人投手が自身4度目の完封勝利を挙げた。才木の母、久子さんは兵庫・神戸市内の自宅で息子の力投を見届け、声を弾ませた。このまま日曜日の登板が続けば 6月16日の福岡ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で先発か-。父・昭義さんも〝プレゼント〟を楽しみにしている。
●プロ初の1番で先発した井上広大外野手が、貴重なつなぎの一打で決勝点を導いた。 3回二死 1塁で迎えた第 2打席。横浜DeNA大貫のツーシームをはじき返し、痛烈な打球を中前に転がした。Hランプがともると、ピンク色のリストバンドを着けた右手をベンチに向けて掲げた。10日の1軍昇格から3戦連続スタメン。この日は初めてトップバッターで起用されたが、地に足が着いていた。起用に応える 3戦連続の安打は、二死から才木がもぎとった四球を生かしたもの。日々の教えはしっかり身に染みついている。プロ 5年目で初めて「母の日」に1軍のグラウンドに立った。弟とともに女手一つで育ててくれた母貴美さんに、感謝の気持ちは尽きない。これからも1軍で躍動し、母に感謝のプレーを届ける。
●選手会長が〝虎の子の1点〟をもぎとった。中野拓夢内野手は悪夢の敗戦翌日だからこそ、先手を奪う必要性があると感じていた。前後が入れ替わっても2番は不動。 0- 0の 3回二死 1、 2塁。才木、井上が作った好機で大貫のフォークを力強く引っ張った。右翼線に運ぶ先制の 2塁打。塁上で右手を突き上げた。開幕直前には34打席連続無安打を経験した。オープン戦打率.130でシーズン突入。力強い打球を飛ばそうと大振りになっていたことが原因だった。この日、 2走だった投手の才木をかえせたのも長打だったから。開幕前の試行錯誤が、ここ一番で助けてくれた。中野拓夢内野手が超美技でチームを救った。 1- 0で迎えた 5回一死 1塁の守備。京田の打球はフラフラッと中堅方向へ舞い上がる。ホームに背を向けて 2塁から中野が爆走。後ろ向きのまま白球をグラブにおさめた。 1走・山本祐大捕手(25)は飛び出しており、中野は悠々と 1塁へ転送して併殺を完成。 3回に先制打を放った選手会長が好守でも虎を救った。前日11日から強い風が吹く横浜スタジアム。落ちれば同点のピンチとなっていた中、大きなプレーとなった。
●「5番左翼」で3試合ぶりに先発したシェルドン・ノイジー外野手(29)が堅守で勝利に貢献した。 3回裏の守備で、一死から横浜DeNA・蝦名達夫外野手(26)の左翼への大飛球を、フェンスにぶつかりながらも好捕。この日は安打は出なかったが、 1点を守り抜いた。 3試合ぶりの先発で3打数無安打と打席では結果が出なかったが、 1- 0の勝利に貢献し、満足そうな表情だった。

記事をまとめてみました。

 

 

 <横浜DeNA 0― 1阪神>◇ 8回戦◇阪神 4勝 3敗 1分◇12日◇横浜スタジアム
 母の日に合わせ、阪神の選手がピンク色の用具を身につけ、試合に臨む。
 母への感謝を表し、今年も「NPBマザーズデー2024」が全 6試合が開催される。この日は特別にピンクの野球道具を身につけることが認められている。


 「母の日」仕様で試合前練習に臨む大山悠輔内野手=横浜スタジアム
 試合前練習では、大山悠輔内野手や佐藤輝明内野手、糸原健斗内野手らがピンクのスパイクを使用。先発予定の才木浩人投手と梅野隆太郎捕手は白とピンクのツートンカラーのスパイクなどを準備している。
 ピンクに染まる球場で、感謝を胸にプレーする。


 「母の日」仕様で試合前練習に臨む木浪聖也内野手=横浜スタジアム
 阪神は接戦を制して横浜DeNAにカード勝ち越しとした。先発の才木浩人投手が 9回を投げ切って完封勝利を挙げた。 2回に連打で二死 2、 3塁のピンチを招いたが、京田を中飛に打ち取って先制を許さず。終盤でも 150キロを超える直球を武器に、好守にも助けられて 128球で 4安打に抑えた。打線は 3回二死から才木が四球で出塁すると、プロ初の1番起用となった井上が中前打でつないで 1、 2塁。ここで中野拓夢内野手が右翼へ適時 2塁打を放って先制に成功した。今季初昇格から 2戦連続で安打と打点を記録していた井上の積極起用が功を奏し、貴重な 1点を奪って白星につなげた。


 完封勝利の才木浩人投手=横浜スタジアム
 佐藤輝明内野手、森下翔太外野手がスタメンから外れた阪神が 3カードぶりの勝ち越しを決めた。 3回二死から才木浩人投手が四球、プロ初の「1番」に入った井上広大外野手が中前打で続き、中野拓夢内野手の 2塁打による先制点が決勝点となった。才木は 4度目の完封勝利で4勝目(1敗)。試合後のヒーローインタビューでは「もうちょっと点を欲しかったですね~」。母の日の勝利とあって、母へのメッセージを求められ、しばらく考えて「勝ちました~」と笑顔を見せていた。


 試合後、ヒーローインタビューで笑顔を見せる才木浩人投手=横浜スタジアム
 才木浩人投手が4安打完封勝利。今季4勝目(1敗)をマークした。
❶才木の完封勝利は 4月21日の中日戦(○ 3- 0、甲子園、 7回表終了コールド)に次いで今季2度目(通算4度目)。阪神の投手がスコア 1- 0の完封勝利を挙げたのは、昨年 9月12日の西勇輝(対巨人、甲子園)以来。対横浜DeNA(前身を含む)でマークしたのは2002年 4月12日の井川慶(甲子園)以来22年ぶり。
❷チームは2安打1得点で勝利。阪神が2安打以下で勝利したのは14年 4月29日の広島戦(○ 1- 0、甲子園)以来10年ぶり。鳥谷敬の 2塁打と福留孝介の決勝ソロ2安打でメッセンジャーが完封した。


  7回のピンチを脱して、吠える才木浩人投手=横浜スタジアム
 チームは前日11日に最大7点差をひっくり返される逆転負け。21日ぶりに首位陥落となっていた。両軍合わせて20得点の乱打戦となった前日11日から一転、緊迫した投手戦を制した。
 今季日曜日の試合は6勝1敗。 4月14日中日戦から5連勝中だ。虎党へ、この日も週末の勝利を届けた。


 ピンクのリストバンドを付けて試合に臨む岡田彰布監督=横浜スタジアム
 阪神が 7点リード大逆転負けから一夜明け、ロースコアの接戦を制した。先発才木浩人投手がチーム今季初の9回完封勝利を飾った。
 打線は 0- 0の 3回、「1番右翼」で起用された井上の中前打などで二死から 1、 2塁の好機を演出。2番中野が先発大貫の 138キロ速球を捉え、右翼線にライナーで運んだ。
 この日はこの 2安打で奪った 1点のみ。岡田彰布監督は「結局、ヒット 2本やんか、あの回だけやで。それでよう勝ったよ、ほんとに、才木さまさまよ、はっきり言うて。それしかないよ」と最後まで投げきった右腕をねぎらった。

 


 力投する阪神先発の才木浩人投手=横浜スタジアム
 佐藤輝明内野手、森下翔太外野手がスタメンから外れた阪神が3カードぶりの勝ち越しを決めた。 3回二死から才木浩人投手が四球、プロ初の「1番」に入った井上広大外野手が中前打で続き、中野拓夢内野手の 2塁打による先制点が決勝点となった。 128球を投げ、4安打5三振2四球で自身4度目の完封勝利で4勝目を挙げた。


 力投する阪神先発の才木浩人投手=横浜スタジアム
 阪神が 7点リード大逆転負けから一夜明け、ロースコアの接戦を制した。先発才木浩人投手がチーム今季初の9回完封勝利を飾った。
 打線は 0- 0の 3回、「1番右翼」で起用された井上の中前打などで二死から 1、 2塁の好機を演出。 2番中野が先発大貫の 138キロ速球を捉え、右翼線にライナーで運んだ。 2塁走者を一気に生還させる一打で、大きな先制点をもたらした。


  5回裏を投げ終え、好守を見せた中野拓夢内野手をタッチで迎える才木浩人投手=横浜スタジアム
 先発才木は 1点リードの 7回、先頭の3番宮崎に左前打で出塁を許し、4番牧には四球で無死  1、 2塁。。前日に決勝弾を放った5番筒香を迎えたが、直球で押し込み 2ゴロ併殺に仕留めた。二死 3塁とし、6番桑原を 2ゴロに打ち取りピンチを脱した。相手先発大貫が 8回 2安打 1失点と快投を続けた中、 1歩も引かない好投をみせた。


  8回裏横浜DeNA二死、度会隆輝外野手から三振を奪い雄たけびを上げる才木浩人投手=横浜スタジアム
 才木浩人投手が 1点差を守り切り、完封で今季4勝目を挙げた。
  4安打、 5奪三振、 128球を投げ抜いた。 7回には先頭の3番宮崎に左前打を許し、前日に決勝弾を放った5番筒香を迎えたが、直球で押し込み 2ゴロ併殺。6番桑原を 2ゴロに打ち取り、グラブを何度もたたいて、喜んだ。
  9回裏は二死 2塁のピンチで4番牧を捕邪飛に仕留めた。


  8回二死、横浜DeNA・度会隆輝外野手を空振り三振に抑えて吠える才木浩人投手=横浜スタジアム
 才木は 4月21日中日戦(甲子園)で7回降雨コールドで完封。9回完封は今季初となった。
▼才木の完封勝利は、7回降雨コールドゲームとなった 4月21日中日戦に続き今季 2度目。全イニングを行った試合では、22年 9月 1日広島戦、23年 6月 4日千葉ロッテ戦以来通算 3度目となった。


  8回裏を投げ終え、引き締まった表情を見せながらベンチへ戻る才木浩人投手=横浜スタジアム
▼阪神の 1- 0勝利は、 4月 9日広島戦に次ぎ今季 2度目。このときは村上-ゲラ-岩崎の継投だった。完投では23年 9月12日巨人戦の西勇以来。生え抜きでは16年 5月27日巨人戦での岩貞以来、 8年ぶりとなった。
▼78年に開場した横浜スタジアムでの阪神の 1- 0勝利は 3度目で、84年 7月10日大洋戦、00年 5月21日横浜戦以来24年ぶり(いずれも横浜DeNAの前身球団横浜ベイスターズ)。過去 2度はいずれも継投で、同球場での阪神の 1- 0完封投手は才木が初めてだ。
▼阪神打線はわずか 2安打。 1- 0勝利した試合での 2安打以下は、14年 4月29日広島戦以来球団15度目の省エネ勝利となった。


 横浜DeNAに完封勝利を飾り、カーネーションを手に笑顔でポーズをとる才木浩人投手=横浜スタジアム
 才木浩人投手が 1点差を守り切り、プロ4度目の完封勝利を挙げた。
 4安打、5奪三振、128球を投げ抜いた。 7回には先頭の3番宮崎に左前打を許し、前日に決勝弾を放った5番筒香を迎えたが、直球で押し込み 2ゴロ併殺。6番桑原を 2ゴロに打ち取り、グラブを何度もたたいて、喜んだ。
  9回裏は二死 2塁のピンチで4番牧を捕邪飛に仕留めた。
 才木は 4月21日中日戦(甲子園)で7回降雨コールドで完封。9回完封は今季初となった。

 


 横浜DeNAに勝利しタッチを交わす才木浩人投手と梅野隆太郎捕手=横浜スタジアム
 梅野隆太郎捕手が好リードで才木の完封勝利を演出した。
 武器のフォークに加え、スライダーも効果的に使用。「引いたらダメやぞ」と声をかけ、力強い直球もストライクゾーン内へどんどん投げ込ませた。「駆け引きの中で、いくところはいってバランスがとれた」と分析。「展開的にも、ほぼほぼ守り切るしかなかった」という接戦をバッテリーで制し「浩人さまさまです」とたたえた。


 才木浩人投手と喜ぶ梅野隆太郎捕手=横浜スタジアム
 才木浩人投手の完封勝利をリードした梅野隆太郎捕手は終盤になっても球威が落ちなかった直球を勝因の一つに挙げた。「相手ももちろん真っすぐを狙ってくるやろうけど、その中で引いたらダメやぞって、そういうところが好投につながったんじゃないかな。本当に浩人サマサマです」。これで通算980試合出場。球団生え抜き捕手初の1000試合出場が近づいている。

 

 才木浩人投手が自身4度目の完封勝利を挙げた。才木の母、久子さんは兵庫・神戸市内の自宅で息子の力投を見届け、声を弾ませた。
 「昨日のきょうだったので、試合には勝ちたかったんですが、前回、前々回が 5回までの投球でした。きょうは 6回くらいと期待していたんですが…。完投するとは、ビッくらポンですね!」


 才木浩人の母・久子さん
 「母の日」に向けてはLINEで「(特別仕様の)スパイクとグラブを贈るわ」とうれしいメッセージが届いたという。
 「(決勝点につながった 3回の)浩人の四球もよかったです。先発ローテーションを外されないようにいってもらって、『父の日』も勝ってもらいたいですね」
 このまま日曜日の登板が続けば 6月16日の福岡ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で先発か-。父・昭義さんも〝プレゼント〟を楽しみにしている。

 


  3回表阪神二死 1塁、中前打を放った井上広大外野手=横浜スタジアム

 プロ初の1番で先発した井上広大外野手が、貴重なつなぎの一打で決勝点を導いた。 3回二死 1塁で迎えた第 2打席。横浜DeNA大貫のツーシームをはじき返し、痛烈な打球を中前に転がした。「中野さん、近本さんと続いていく中で、しっかりとつなげたのは良かった」。Hランプがともると、ピンク色のリストバンドを着けた右手をベンチに向けて掲げた。


  3回表阪神二死 1塁、中前打を放った井上広大外野手=横浜スタジアム
 10日の1軍昇格から3戦連続スタメン。この日は初めてトップバッターで起用されたが、地に足が着いていた。「1番か、って感じで。近本さんが 2戦1番を打って早仕掛けしていたので、自分もそんな考えることなく。あまり変わることなく打席に入れました」。起用に応える 3戦連続の安打は、二死から才木がもぎとった四球を生かしたもの。「フォアボールは点になるというのは1軍でもそうですし、ファームの時からも口酸っぱく言われていたので」。日々の教えはしっかり身に染みついている。


  3回表阪神二死 1塁、中前打を放った井上広大外野手=横浜スタジアム

 プロ 5年目で初めて「母の日」に1軍のグラウンドに立った。「本当に小さい時から自分が好きな野球をやらせてもらって、ここまで育ったので」。弟とともに女手一つで育ててくれた母貴美さんに、感謝の気持ちは尽きない。プロ入り後も仕事の合間を縫って録画した2軍戦をチェックしてくれていた母は、息子が出場した10、11日の試合後にも連絡をくれた。今も気に掛けてくれる大切な存在だ。「こういう日にヒットを打てたというのは良かったですし、きっかけにして、次の試合にも臨んでいきたい」。これからも1軍で躍動し、母に感謝のプレーを届ける。

  3回表阪神二死 1塁、中前打を放ち笑顔を見せる井上広大外野手=横浜スタジアム
 前日11日から打順を入れ替えて臨んだ阪神が、3試合連続で先制点を挙げた。
 10日に1軍昇格した井上広大外野手がプロ初の1番に座り、3戦連続スタメンで結果を出した。 3回二死 1塁で横浜DeNA大貫晋一投手の 2球目、 141キロ内角低めの変化球を中前にはじき返した。


  3回表阪神二死 1塁、中前打を放ち笑顔を見せる井上広大外野手=横浜スタジアム

 二死 1、 2塁で2番中野拓夢内野手が右翼線に適時 2塁打を放ち、 2塁走者の才木浩人投手が生還。入れ替え打線がズバリ的中した。
 阪神は 3回、中野拓夢内野手の適時打で 1点を先制した。組み換えられた打線がまた結果を残した。二死から才木が四球で出塁し、プロ初の1番起用となった井上が中前打で 1、 2塁とチャンス拡大。続く中野は先発・大貫の変化球を引っ張り、右翼へライナー性の適時 2塁打を放った。 8日の広島戦(甲子園)以来 3試合ぶりの打点で先手を取った。

 


  3回二死 1、 2塁、適時 2塁打を放った中野拓夢内野手=横浜スタジアム
 選手会長が〝虎の子の1点〟をもぎとった。中野拓夢内野手は悪夢の敗戦翌日だからこそ、先手を奪う必要性があると感じていた。
 「今日の試合がすごく大事というのは分かっていました。先制点をとられてしまうと嫌な流れは続くと思ったので、なるべく早く才木に援護点を与えたかった」
 前後が入れ替わっても2番は不動。 0- 0の 3回二死 1、 2塁。才木、井上が作った好機で大貫のフォークを力強く引っ張った。右翼線に運ぶ先制の 2塁打。塁上で右手を突き上げた。
 開幕直前には34打席連続無安打を経験した。オープン戦打率.130でシーズン突入。力強い打球を飛ばそうと大振りになっていたことが原因だった。それでも「やってよかった。どこかで使う場面が来ると思う。引き出しの一つとして持っておきたい」と前向きにとらえた。この日、 2走だった投手の才木をかえせたのも長打だったから。開幕前の試行錯誤が、ここ一番で助けてくれた。


  3回二死 1、 2塁、適時 2塁打を放った中野拓夢内野手=横浜スタジアム
 勝利への思いは 2塁守備にも表れた。 5回一死 1塁で京田の打球は中堅方向へ。落下地点を見定め、ホームに背を向けて走った。「うまくタイミングも合わせて捕れたのでよかった」。後ろ向きで好捕し、飛び出した一走もアウトに-。攻守でチームを救った後は照れくさそうに言った。
 「お母さんに日頃なかなか感謝を伝えることはないので、勝利したタイミングで『ありがとう』であったり、そういう言葉を伝えられたらと思います」
 「母の日」に届けた最高のプレゼント。カーネーションに負けない笑顔の花を虎党にも咲かせた。


  5回一死 1塁、京田陽太内野手の飛球を好捕する中野拓夢内野手=横浜スタジアム
 阪神は 3回、中野拓夢内野手の適時打で 1点を先制した。組み換えられた打線がまた結果を残した。二死から才木が四球で出塁し、プロ初の1番起用となった井上が中前打で 1、 2塁とチャンス拡大。続く中野は先発・大貫の変化球を引っ張り、右翼へライナー性の適時 2塁打を放った。 8日の広島戦(甲子園)以来 3試合ぶりの打点で先手を取った。中野は広報を通じて「打ったのはフォーク。ツーアウトから才木と(井上)広大がつないでくれたので、なんとかランナーを還したいと思っていました。浮いた変化球を一発で仕留めることができてよかったです」とコメントした。

  5回一死 1塁、京田陽太内野手の飛球を好捕する中野拓夢内野手=横浜スタジアム

 中野拓夢内野手が超美技でチームを救った。 1- 0で迎えた 5回一死 1塁の守備。京田の打球はフラフラッと中堅方向へ舞い上がる。ホームに背を向けて 2塁から中野が爆走。後ろ向きのまま白球をグラブにおさめた。 1走・山本は飛び出しており、中野は悠々と 1塁へ転送して併殺を完成。 3回に先制打を放った選手会長が好守でも虎を救った。

  5回裏横浜DeNA一死 1塁、京田陽太内野手の飛球を好捕した 2塁手中野拓夢内野手=横浜スタジアム
 中野拓夢内野手が、見事な背走キャッチで先発才木を救った。
  1点リードの 5回一死 1塁。8番京田の打球が中堅方向手前にフラッと上がった。 2塁手中野は懸命に背走。そのまま後ろ向きに飛球をつかみ取った。
 激走していた 1塁走者はすでに 3塁付近へ到達。ゆっくりと 1塁へ送球し、併殺を完成させた。
 前日11日から強い風が吹く横浜スタジアム。落ちれば同点のピンチとなっていた中、大きなプレーとなった。

 


  3回裏横浜DeNA一死、蝦名達夫外野手の飛球を好捕する左翼手ノイジー外野手=横浜スタジアム
 「5番左翼」で3試合ぶりに先発したシェルドン・ノイジー外野手が堅守で勝利に貢献した。 3回裏の守備で、一死から横浜DeNA・蝦名の左翼への大飛球を、フェンスにぶつかりながらも好捕。「フライが上がったらそれを捕るのが自分の仕事なので」とクールに振り返った助っ人。この日は安打は出なかったが、 1点を守り抜いた。

  3回、横浜DeNA・蝦名達夫外野手の飛球を好捕する阪神のシェルドン・ノイジー外野手=横浜スタジアム
 シェルドン・ノイジー外野手の〝壁ドン〟がまた炸裂した。 3回一死で蝦名の打球は左翼へ-。高い守備力を誇る助っ人は飛びつき、フェンスに激突しながらも白球をこぼさなかった。「フライが来たら捕るのが自分の仕事。(恐怖心は)なかった」。 3試合ぶりの先発で3打数無安打と打席では結果が出なかったが、 1- 0の勝利に貢献し、満足そうな表情だった。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

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