●阪神がカード3連敗を阻止した。 3回、近本光司外野手(29)の4号2ランで先制。2022年 5月 6日の中日戦(バンテリン)以来、岡田彰布監督(66)就任後初の「3番」に入った佐藤輝明内野手(25)が一死 2塁から左前適時打で加点した。さらに「5番」に入った前川右京外野手(20)が 8回無死 2塁で、 4月20日の中日戦(甲子園)以来の適時打を左前に運んで、貴重な追加点を奪った。才木浩人投手(25)が 5回に 2点を失った以降は、 6回から岡留英貴(24=亜細亜大學OB)、桐敷拓馬(24)、ハビー・ゲラ(28=前レイズ)の 3投手とつなぎ、最後は今季初失点から一夜明けた岩崎優投手(32)が締めた。 5回、中野拓夢内野手(27)が 2盗で今季初盗塁を記録した。近本は 4回二死 3塁で坂本勇人内野手(35)の飛球を好捕し、守備でも貢献し、こどもの日は 1引き分け挟んで、2015年から8連勝となった(成績=16勝11敗4分、観衆= 4万1747人)。岡田彰布監督は打順変更、継投策がはまった一戦を評価した。 6日からは本拠地甲子園に戻り、広島戦に臨む。
●先頭から左打者 3人を並べた変則右腕攻略オーダーが見事にはまった。下手投げの高橋礼投手(28)を狙い通りに打ち崩し、リベンジに成功。チームの連敗も2で止め、策が実った岡田監督もニンマリだ。1番・近本、2番・中野に続き、今季初めて3番も佐藤輝を据えた。 3回に岡田スペシャルが効果を発揮した。左の木浪の左前打から一死 2塁とし、近本の2ランで先制。中野が中前打を放つと、佐藤輝が左前に運ぶ。流れるような攻撃で貴重な3点目を奪った。 6日からは甲子園に戻っての広島 3連戦。選手が躍動する策を練り、ゴールデンウイーク最終日も虎党の大歓声を巻き起こす。
●木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)は「8番・遊撃」で 2試合ぶりのスタメン。 1日の広島戦以来の複数安打をマークした。 3回先頭で左前打を放って近本の先制2ランを呼び込むと、 4回にはフェンス最上部に当たる 2塁打。守備でも 3回に中野からのグラブトスを受けて併殺を完成させ気を引き締めた。
●中野拓夢内野手と木浪聖也内野手が息の合った連係プレーで球場をわかせた。 3点を奪った直後の 3回の守備で、一死 1塁から丸佳浩外野手(35)の打球が 2遊間へ転がる。これを中野が逆シングルで捕球し、そのまま 2塁へグラブトス。受けた木浪も素早く 1塁へ転送し、美しい連携で併殺を完成させた。ファインプレーに虎党からは大歓声。好投を続ける才木を盛り立てた。中野拓夢内野手が軽妙な技で沸かせた。 3回一死 1塁。 2遊間の打球をつかみ、 2塁カバーの木浪に逆手でグラブトス。併殺を完成させた。その前の攻撃では近本の2ランのあと安打で出塁し、 3点目につなげた。 5回には今季初盗塁も決めた。
●近本光司外野手が巨人先発高橋礼から先制の 1発を決めた。近本光司外野手の4号2ランで先制した。 0- 0で迎えた 3回。先頭の木浪が左前打で出塁すると、才木がきっちり送りバントを決めて一死 2塁で近本。カウント 1- 2から巨人の先発・高橋礼の高めに甘く入った変化球を仕留めた。高々と上がった打球はそのまま右翼スタンドへ飛び込む4号2ラン。下位打線でチャンスを作って近本が返すという黄金パターンで、今季 2度目の対戦となった高橋礼から 9イニング目で初めて得点を奪った。なおも中野が左前打と捕逸で一死 2塁とチャンスメークし、「3番・3塁」でスタメンに復帰した佐藤輝が左前適時打を放って追加点。同一カード3連敗阻止へ、猛虎打線がつながりを見せた。こどもの日の打撃成績は、昨季までで16打数7安打の4割3分8厘。この日も多くの少年少女もかけつけた中、夢を与える 1発を放った。
●約 2年ぶりに「3番3塁」で先発出場した佐藤輝明内野手が、適時打を放った。前日 4日はスタメンを外れ、出場もなし。3番での出場は22年 5月 6日中日戦(バンテリンドーム)以来で、岡田政権下では初となった。 3回、近本光司内野手の2ランで先制し、なお一死 1塁。捕逸で 1塁走者の中野が 2塁に進み、巨人先発高橋礼の 6球目、外角の変化球を左前にはじき返し、3点目を挙げた。佐藤輝明内野手が、セーフティーバントを仕掛けた。 1点リードの 7回二死。内野は引っ張り方向の打球に警戒し、 3塁線を空けるなどシフトをとっていた。サイド左腕大江竜聖投手(25)に対し、初球からバントの構え。ファウルとなったが、球場からは一瞬どよめきも起きた。その後は打撃に切り替え、最後は 1ゴロで凡退となった。東京ドームには大勢の子どもたちが来場した。こどもの日はこれで4年連続ヒットを記録。 5日は14打数5安打4打点、打率3割5分7厘だ。これからも懸命に前に進む姿を見せる。
●森下翔太外野手(23)が死球を受け、ヒヤリとするシーンがあった。 8回無死 1塁、巨人4番手・京本眞投手(20)の投球が左脇腹付近に直撃。その場に倒れ込んだが、起き上がるとプレーを続行した。安心した様子だった。左翼スタンドからは「頑張れ森下!」の声援が響いた。 6回には中前打を放ち、3試合連続安打とした。
●前川右京外野手が 3― 2の 8回、適時打で 1点を追加した。抜群のバットコントロールで大きな 1点を加えた。先頭の大山悠輔内野手(29)が右翼フェンス直撃の 2塁打で出塁し、前川がこの日の 4打席目へ。 1― 2から低めに投じられたフォークを右手ですくい上げ、左前にうまく落とした。 4打点を挙げた 4月20日の中日戦(甲子園)以来となる今季5打点目。 9試合ぶりのスタメン出場に応えた。 3打席凡退で迎えた 3- 2の 8回無死 2塁。カウント 1- 2と追い込まれながら、巨人4番手・京本の外角低めのフォークを左前へ落とす執念のタイムリーを放った。出場 6試合ぶりとなる打点を記録した。岡田監督も評価した。ノイジーも好調で、外野の定位置争いは激しいが、若虎の奮起はチーム力をアップさせる。前川はさらなる活躍を誓った。
●阪神の先発・才木浩人投手が 5回に 2点を失った。 3- 0の 5回、先頭・梶谷隆幸外野手(35)の中前打で走者を背負うと、小林誠司捕手(34)にもエンドランで中前打を打たれて無死 1、 3塁とされる。続く門脇誠内野手(23)のセーフティースクイズで 1点を失い、なおも一死 2塁で打席には代打・長野久義外野手(39)。初球の 149キロ直球を弾き返されてると左翼線への適時 2塁打となってスコアは 3- 2と 1点差に詰め寄られた。それでもその後の二死 1、 3塁では吉川を左飛に打ち取って同点は許さず。 2試合続けて 1点を争う展開になった。 6回以降はブルペン陣がリードを守り今季3勝目。チームは前夜、今季3度目の連敗。これまでも 2度、連敗を食い止めてきたのが才木だった。次戦こそ、満点の投球を目指す。
● 6回から2番手として登板した岡留英貴投手は中軸を封じて後ろにつないだ。森下の好プレーで先頭の岡本和真内野手(27)を右飛に打ち取る。坂本に安打を許したが、後続を封じてゼロを刻んだ。防御率0.87と安定した投球で救援陣を支えている。
●桐敷拓馬投手が安定した投球で流れを渡さなかった。 7回に3番手で登板。一死から代打・増田大輝外野手(30)に中前打を許したが、丸を右飛に打ち取ると、続く佐々木の打席で増田大をけん制で誘い出してアウトにした。これで10試合連続無失点の左腕は誇った。
● 2点リードの 8回に登板したハビー・ゲラ投手は3者凡退に抑えて、岩崎優投手に勝利のバトンを託した。チーム最多の16登板目で安定感は抜群。ともにダブルストッパーを担う左腕をねぎらった。
●岩崎優投手がリベンジ。 4- 2の 9回に登板し、わずか 6球で3者凡退に抑えて今季5セーブ目。 4日は 1- 0の 8回に登板し、丸に同点打を許して今季14登板目で初失点。チームも延長10回サヨナラ負けを喫した。岡田監督は必死の継投で勝利をつかんだ。これでゲラ、岩崎が同一ゲームでそろって投げた試合は10勝4分けと「不敗神話」が継続した。
●スタメンマスクの梅野隆太郎捕手(32)は 5投手を好リード。接戦をものにした。先発の才木のワンバウンドを何度も体で止めながら得意のフォークを生かして3勝目をアシスト。ねぎらった。梅野隆太郎捕手が犠打失敗で得点機を逃した。 2点リードとした 8回無死 1、 2塁でスリーバント失敗。木浪が併殺打に倒れ、追加点とはならなかった。
●プロ野球90周年の節目を記念して、球団創設90周年を迎える巨人と、ともにプロ野球の歴史を刻んできた阪神のOBによる「伝統の一戦~レジェンズOB対決~」が 7月15日に開催されることが発表された。同日午後 2時から東京ドームで行われる巨人-阪神戦の終了後にプレーボールとなる。往年の名選手たちによる交流試合を中心に、インタビュートークなどで伝統の一戦を振り返る。能登半島地震の被災地支援を目的としたチャリティー企画も実施予定。詳細は13日に発表される。なお、 1軍ゲームのチケット保持者全員が観戦可能。チケットの先行発売は14日、一般発売は25日の予定。14年にコボスタ宮城(現楽天モバイルパーク)で行って以来、10年ぶりのOB戦。川藤OB会長は念押し。左翼席の虎党からは拍手が起こった。

記事をまとめてみました。

 

 

 <巨人 4- 2阪神>◇ 9回戦◇阪神 4勝 4敗 1敗◇ 5日◇東京ドーム
 阪神がカード3連敗を阻止した。 3回、近本光司外野手(29)の4号2ランで先制。2022年 5月 6日の中日戦(バンテリン)以来、岡田彰布監督就任後初の「3番」に入った佐藤輝明内野手が一死 2塁から左前適時打で加点した。さらに「5番」に入った前川右京外野手が 8回無死 2塁で、 4月20日の中日戦(甲子園)以来の適時打を左前に運んで、貴重な追加点を奪った。才木浩人投手が 5回に 2点を失った以降は、 6回から岡留英貴、桐敷拓馬、ハビー・ゲラの 3投手とつなぎ、最後は今季初失点から一夜明けた岩崎優投手が締めた。 5回、中野拓夢内野手が 2盗で今季初盗塁を記録した。近本は 4回二死 3塁で坂本勇人内野手の飛球を好捕し、守備でも貢献し、こどもの日は 1引き分け挟んで、2015年から8連勝となった(成績=16勝11敗4分、観衆= 4万1747人)。


  4回二死 3塁、坂本勇人内野手の飛球を好捕した近本光司外野手=東京ドーム
 首位阪神が2位巨人との接戦を制し、ゲーム差を2に広げた。これでこどもの日のチーム成績を15年から1分けを挟み、8連勝に伸ばした。
 改造打線が巨人先発の高橋礼から今季初得点を奪った。前日 4日に欠場した佐藤輝明内野手が「3番3塁」でスタメン復帰。3番での出場は22年 5月 6日中日戦(バンテリンドーム)以来で、岡田政権下では初となった。また、遊撃は木浪聖也内野手(29)が 2試合ぶりにスタメン出場。左翼は前川右京外野手が 4月23日横浜DeNA戦以来(横浜)のスタメンで、5番に入った。


  4回裏巨人二死 3塁、坂本勇人内野手の打球を好捕した中堅手近本光司外野手をタッチで迎える才木浩人投手=東京ドーム
  0- 0の 3回一死 2塁。1番近本光司外野手はカウント 1- 2から、巨人高橋礼の高めに浮いた 117キロ変化球を振り抜いた。右翼席ギリギリに飛び込む、先制の第4号ランを決めた。こどもの日の打撃成績は、昨季までで16打数7安打の4割3分8厘。この日も多くの子どもたちの前で夢を与える 1発を放った。さらに、一死 2塁で佐藤輝の左前適時打で 3点目を追加。 8回には無死 2塁から前川の中前適時打で 4点目を挙げた。 


  8回表を終え選手交代を告げる岡田彰布監督=東京ドーム
 3連敗阻止を任された先発の才木浩人投手は 3- 0の 5回。6番梶谷、7番小林に連打を浴び、無死 1、 3塁でスクイズを決められ、 1点を返された。さらに一死 2塁で代打長野の左翼への適時 2塁打で 1点差に迫られた。それでも二死 1、 3塁で3番吉川を 131キロのスライダーで左飛に抑え、同点は許さなかった。 5回7安打2失点でマウンドを降りた。
 負ければ今季初の同一カード3連敗となる一戦で、 6回岡留英貴投手、 7回桐敷拓馬投手、 8回ハビー・ゲラ投手とリリーフ陣がゼロを並べた。 6日からは本拠地甲子園に戻り、広島戦に臨む。


 阪神「こどもの日」8連勝
 首位阪神が、巨人との首位攻防戦3連敗を阻止した。接戦を制してゲーム差を再び2に広げた。
  5月 5日の「こどもの日」は15年から1引き分けをはさんで8連勝だ。
  3回に近本光司外野手が先制4号2ラン。 2季ぶりに3番に入った佐藤輝明内野手も左前適時打で3点を先行した。
 先発の才木浩人投手が 5回 2失点で粘ると、岡留英貴投手、桐敷拓馬投手も好投。 8回はハビー・ゲラ投手、 9回は岩崎優投手が 3人ずつで抑えた。
  8回に出た前川右京外野手の適時打も大きかった。
 岡田彰布監督は打順変更、継投策がはまった一戦を評価した。

 

 先頭から左打者 3人を並べた変則右腕攻略オーダーが見事にはまった。下手投げの高橋礼を狙い通りに打ち崩し、リベンジに成功。チームの連敗も2で止め、策が実った岡田監督もニンマリだ。
 「特殊なピッチャー言うたらおかしいけど、右(打者)はしんどいかなと思ったからな。だから上位に左(打者)集めて、そこで点取ろうかな思って。まあ左しかヒット出えへんやん」
 1番・近本、2番・中野に続き、今季初めて3番も佐藤輝を据えた。 3回に岡田スペシャルが効果を発揮した。左の木浪の左前打から一死 2塁とし、近本の2ランで先制。中野が中前打を放つと、佐藤輝が左前に運ぶ。流れるような攻撃で貴重な3点目を奪った。 「高橋用っていうかね。前回も梅野の 1本かな。 1安打だったんで。左打線にかけました」


 スペシャルオーダーがはまった岡田彰布監督はしてやったりだ=東京ドーム
 前回対戦時( 3月31日、東京ドーム)は1番・近本、2番・中野、3番・森下の並びで、高橋礼に 6回 1安打無得点に封じられた。百戦錬磨の将は今季 2度目の対戦で同じ轍を踏まない。今回は起用した左打者だけで右腕から計 6安打を放って 3点を奪い、今季初黒星をつけた。
 さらに5番起用の前川が、 8回に適時打を放って駄目押しの4点目をたたき出した。岡田監督のタクトがさえ渡り、今季初の同一カード3連敗を阻止した。
 「いろいろなあ、試してみて。それが機能したからいいやんか。そこで 2点入ったわけやから。佐藤(輝)、前川のところで追加点がな」
  6日からは甲子園に戻っての広島 3連戦。選手が躍動する策を練り、ゴールデンウイーク最終日も虎党の大歓声を巻き起こす。

 


  4回、 2塁打を放った木浪聖也内野手=東京ドーム
 木浪聖也内野手は「8番・遊撃」で 2試合ぶりのスタメン。 1日の広島戦以来の複数安打をマークした。 3回先頭で左前打を放って近本の先制2ランを呼び込むと、 4回にはフェンス最上部に当たる 2塁打。守備でも 3回に中野からのグラブトスを受けて併殺を完成させ「いつも通りできることが大事と改めて思ったので、あすからも準備して頑張ります」と気を引き締めた。

 


  3回裏巨人一死 1塁、中野拓夢内野手は丸の打球を捕球し木浪聖也内野手へトス、併殺を奪う=東京ドーム
 中野拓夢内野手と木浪聖也内野手が息の合った連係プレーで球場をわかせた。 3点を奪った直後の 3回の守備で、一死 1塁から丸の打球が 2遊間へ転がる。これを中野が逆シングルで捕球し、そのまま 2塁へグラブトス。受けた木浪も素早く 1塁へ転送し、美しい連携で併殺を完成させた。ファインプレーに虎党からは大歓声。好投を続ける才木を盛り立てた。


  3回一死 1塁、グラブトスから併殺を完成させた中野拓夢内野手、木浪聖也内野手の阪神 2遊間コンビ=東京ドーム
 中野拓夢内野手が軽妙な技で沸かせた。
  3回一死 1塁。2遊間の打球をつかみ、 2塁カバーの木浪に逆手でグラブトス。併殺を完成させた。3点先制した直後の好守備に「手よりグラブの方が(併殺を)取れるかなと」。
 その前の攻撃では近本の2ランのあと安打で出塁し、 3点目につなげた。 5回には今季初盗塁も決めた。「これを皮切りに、どんどんチャレンジしていければ」。走攻守で輝いた。

 


  3回表阪神一死 2塁、近本光司外野手は右越え2点本塁打を放った=東京ドーム
 阪神が近本光司外野手の4号2ランで先制した。 0- 0で迎えた 3回。先頭の木浪が左前打で出塁すると、才木がきっちり送りバントを決めて一死 2塁で近本。カウント 1- 2から巨人の先発・高橋礼の高めに甘く入った変化球を仕留めた。高々と上がった打球はそのまま右翼スタンドへ飛び込む4号2ラン。「ヒット、送りバントで形を作ってもらった打席で、浮いてきた球をしっかりスイングすることができました。試合の主導権を取ることができてよかった」。下位打線でチャンスを作って近本が返すという黄金パターンで、今季 2度目の対戦となった高橋礼から 9イニング目で初めて得点を奪った。なおも中野が左前打と捕逸で一死 2塁とチャンスメークし、「3番・3塁」でスタメンに復帰した佐藤輝が左前適時打を放って追加点。同一カード3連敗阻止へ、猛虎打線がつながりを見せた。


  3回、2点本塁打を放った近本光司外野手=東京ドーム
 近本光司外野手がビッグプレーで失点を防いだ。 3点リードの 4回二死 3塁。坂本の右中間への安打性のライナーに滑りこみながら、つかみ捕った。左投げの近本にとっては、グラブの逆側の打球。体をねじりながらスライディングキャッチに先発才木も拍手でたたえた。
  3回にはバットでも4号先制2ランを放っており、攻守で存在感を見せた。


  3回表阪神一死 2塁、近本光司外野手は右越え2点本塁打を放った。投手高橋礼投手=東京ドーム
 近本光司外野手が巨人先発高橋礼から先制の 1発を決めた。
  0- 0の 3回一死 2塁。カウント 1- 2から、高めに浮いた 117キロ変化球を振り抜いた。右翼席にギリギリ飛び込む、第4号2ラン。
 「ヒット、送りバントで形を作ってもらった打席で浮いてきた球をしっかりスイングすることができました。試合の主導権を取ることができてよかったです」
 この試合まで、チームは高橋礼から無得点。開幕前のオープン戦から、13イニング目でのチーム初得点を奪った。
 こどもの日の打撃成績は、昨季までで16打数7安打の4割3分8厘。この日も多くの少年少女もかけつけた中、夢を与える 1発を放った。


  4回裏巨人二死 3塁、近本光司外野手は坂本勇人内野手の飛球を好捕=東京ドーム
 背番号5がヒーローだ!! 阪神は巨人に 4― 2で勝利し、連敗を2で止めた。近本光司外野手が先制の4号2ランを放ち、守備でもファインプレー。今年も 5月 5日に輝き、チームも2015年からこどもの日はプロ野球最長に並ぶ8連勝だ。虎が誇る斬り込み隊長はこれからもチビっ子に夢と笑顔、虎党に勝利を届ける。
 勢いよく打って、思いっきり飛んだ。近本がチビっ子でも一目で分かるヒーローの背中を何度も示し、虎の白星をがっちりつかんだ。先制2ランとダイビングキャッチで3連敗を阻止し、チームはこどもの日のプロ野球最長に並ぶ8連勝。今年も強い虎を見せつけた。
 「とにかく先制点がほしかったので(走者を)かえす気持ちで。高めの真っすぐに(合わせて)と思っていた。スライダーだったので打球が上がった感じだと思います」


 ヒーローインタビューを終えスタンドに手を振る近本光司外野手=東京ドーム
 まずはバットで、 3回に均衡を破った。先頭の木浪が左前打、才木の犠打で一死 2塁。近本はカウント 1― 2から先発・高橋礼の高めに甘く入ったスライダーを仕留めた。打球は高々と上がって右翼スタンドへ飛び込む4号2ラン。今季 2度目の対戦だった下手投げ右腕から 9イニング目で初めて得点を奪った。
 見せ場はこれで終わらない。 4回の守備では、二死 3塁で坂本の打球が中堅へ。あらかじめ頭の中にあった「右打者の右中間への打球」が飛び、ボールが地面につく寸前に身を投げ出してキャッチ。グラブが外れそうな勢いで飛び込んで捕球し、失点を防いだ。

 

 約 2年ぶりに「3番3塁」で先発出場した佐藤輝明内野手が、適時打を放った。前日 4日はスタメンを外れ、出場もなし。3番での出場は22年 5月 6日中日戦(バンテリンドーム)以来で、岡田政権下では初となった。
  3回、近本光司内野手の2ランで先制し、なお一死 1塁。捕逸で 1塁走者の中野が 2塁に進み、巨人先発高橋礼の 6球目、外角の変化球を左前にはじき返し、3点目を挙げた。


  3回、左前適時打を放った佐藤輝明内野手=東京ドーム
 佐藤輝明内野手が、セーフティーバントを仕掛けた。
  1点リードの 7回二死。内野は引っ張り方向の打球に警戒し、 3塁線を空けるなどシフトをとっていた。
 サイド左腕大江に対し、初球からバントの構え。ファウルとなったが、球場からは一瞬どよめきも起きた。その後は打撃に切り替え、最後は 1ゴロで凡退となった。


  3回表阪神一死 1塁、佐藤輝明内野手は左前適時打を放った=東京ドーム
 チャンスで奏でた快音に歓声が上がる。今季初めて3番に入った佐藤輝明内野手が、 4月20日の中日戦(甲子園)以来、38打席ぶりの適時打。スタンドに駆け付けたチビっ虎たちを笑顔にした。
 「良かったです。常にボールを振らずに、ストライクを打つというのは監督が言っているので、それができたと思う」
 近本の2ランで先制した 3回一死 2塁。追い込まれながらも、外角低めの難しいシンカーにうまくバットを合わせる。左前に弾ませて大きな3点目を追加した。


  3回表阪神一死 1塁、佐藤輝明内野手は左適時打を放ちベンチに向かってポーズを決める=東京ドーム
 先発の高橋礼を攻略すべく、「3番・3塁」で 2試合ぶりにスタメンに復帰。3番での出場は2022年 5月 6日の中日戦(バンテリンドーム)以来。岡田監督のもとでは初で、 2年ぶりの打順に「回ってくるのが早いなと思いながらいきました」と起用に応えた。
 前日 4日はスタメンを外れ、今季初めて出場なしに終わった。それでも下を向いている暇はない。試合前練習ではなかなかグラウンドに姿を見せず、30分以上室内でバットを振り込んだ。「修正しながらやっていました」と多くは語らなかったが、その取り組みが連敗ストップに貢献するタイムリーにつながった。岡田監督は「 1打席目も、 2打席目も反対方向打ってたし、あの1点も大きかったですね」と目を細めた。


  7回表阪神二死、佐藤輝明内野手は初球をバントする=東京ドーム
 佐藤輝も必死だった。 1点リードの 7回。二死からセフティーバントを仕掛けた。サイド左腕大江に対し、初球からバントの構えを見せ、ファウルとなったが、球場からは一瞬どよめきが起きた。今季はここまで打率1割台と不振が続き、前日の試合前練習では室内で黙々とバットを振り込んだ。試合後、出塁しようという気持ちだったか問われると「そうですね」とひと言。チームに貢献したい一心だった。
 東京ドームには大勢の子どもたちが来場した。こどもの日はこれで4年連続ヒットを記録。 5日は14打数5安打4打点、打率3割5分7厘だ。試合後は良いところは「見せられたと思います」と笑顔。これからも懸命に前に進む姿を見せる。

 


  6回表阪神無死、森下翔太外野手は中前打を放った=東京ドーム
 森下翔太外野手が死球を受け、ヒヤリとするシーンがあった。
  8回無死 1塁、巨人京本の投球が左脇腹付近に直撃。その場に倒れ込んだが、起き上がるとプレーを続行した。「大丈夫です。当たりどころが怖かったけど、違うところに当たってくれた。骨じゃなくてよかった」と安心した様子だった。 6回には中前打を放ち、3試合連続安打とした。


  8回無死 1塁で死球の森下翔太外野手=東京ドーム
 森下翔太外野手が死球を受けた。 8回無死 1塁、巨人京本の投球が左脇腹付近に直撃した。その場に倒れ込んだが、起き上がるとプレー続行。左翼スタンドからは「頑張れ森下!」の声援が響いた。

  8回無死 1塁、死球を受けた森下翔太外野手=東京ドーム
 虎党が肝を冷やした。 8回無死 1塁で打席に立った森下翔太外野手が死球を受けた。カウント 1- 2から巨人の4番手・京本の 147キロストレートが左のわき腹に直撃。森下はその場にうずくまって立ち上がれず。昨シーズンは同じ場所に死球を受けた近本が骨折して負傷離脱をしただけに、場内騒然とした。それでもトレーナーと少し話して立ち上がり、ゆっくりと 1塁へ。そのまま守備にも就いた。

 

 前川右京外野手が 3― 2の 8回、適時打で 1点を追加した。抜群のバットコントロールで大きな 1点を加えた。先頭の大山が右翼フェンス直撃の 2塁打で出塁し、前川がこの日の 4打席目へ。 1― 2から低めに投じられたフォークを右手ですくい上げ、左前にうまく落とした。 4打点を挙げた 4月20日の中日戦(甲子園)以来となる今季5打点目。 9試合ぶりのスタメン出場に応えた。

  8回無死 2塁、適時打を放った前川右京外野手=東京ドーム
 前川右京外野手が 4月 6日の東京ヤクルト戦(神宮)以来、23試合ぶりの5番起用に応え、貴重な追加点をあげた。「その前の 3打席、話ならないくらいダメだったので、なんとか最後に打ててよかった」。 3打席凡退で迎えた 3- 2の 8回無死 2塁。カウント 1- 2と追い込まれながら、巨人4番手・京本の外角低めのフォークを左前へ落とす執念のタイムリーを放った。出場 6試合ぶりとなる打点を記録した。岡田監督も「引っ張れと思ってたんだけどね。追い込まれたからね、難しいボールだったけど。ほんと、食らいついていくというかね。そういう姿勢がああいうヒットになったんじゃないかな」と評価した。ノイジーも好調で、外野の定位置争いは激しいが、若虎の奮起はチーム力をアップさせる。前川は「打てると打てないでは、打てた方がいい。また次も頑張ります」とさらなる活躍を誓った。


  8回表阪神無死 2塁、前川右京外野手は左前適時打を放った=東京ドーム
 前川右京外野手が最終打席で貴重な 1点をもぎ取った。
 「5番左翼」で 4月23日横浜DeNA戦以来、約 2週間ぶりの先発出場。無安打で迎えた 4打席目だった。 1点リードの 8回無死 2塁。カウント 1- 2から巨人京本の 138キロフォークにくらいつき、右手1本ですくい上げた。逆方向の左中間へ運び、 2塁走者大山は一気に生還。試合の流れを引き寄せた。
 「その前の3打席が話にならないくらいダメだったので。なんとか最後打ててよかったかなと思います」
 相手は智弁学園 3年時にセンバツ準々決勝でも対戦した大分・明豊出身の同学年右腕。当時は 2打席で 1打数無安打と抑え込まれ敗戦したが、 4年越しのリベンジとなった。


  8回表阪神無死 2塁、前川右京外野手は左適時打を放ちベンチへ向かってポーズを決める=東京ドーム
 この日の相手先発は、サブマリンの高橋礼。今季はオープン戦から 2試合で10イニング無得点に抑え込まれていた。対策として上位打線には左打者が固められた。前日 4日にも先制適時打を放った好調のノイジーに代わる左翼で前川も出場。高橋からではなかったが、貴重なチャンスで結果を出した。「先発で打てなかったので。今日は打ててよかったかなと思います」。先発では 4月14日中日戦以来の安打だ。
 岡田監督も「追い込まれたから難しいボールだったけど。食らいついていくというかね。そういう姿勢がああいうヒットになったんじゃないかな」と評価。執念の一打で期待に応え、存在感を示した。

 


 力投した阪神の先発・才木浩人投手=東京ドーム
 阪神の先発・才木浩人投手が 5回に 2点を失った。 3- 0の 5回、先頭・梶谷の中前打で走者を背負うと、小林にもエンドランで中前打を打たれて無死 1、 3塁とされる。続く門脇のセーフティースクイズで 1点を失い、なおも一死 2塁で打席には代打・長野。初球の 149キロ直球を弾き返されてると左翼線への適時 2塁打となってスコアは 3- 2と 1点差に詰め寄られた。それでもその後の二死 1、 3塁では吉川を左飛に打ち取って同点は許さず。 2試合続けて 1点を争う展開になった。


  4回裏巨人二死 2塁、坂本勇人内野手の飛球を近本光司外野手が好捕、マウンドの才木浩人投手は両手を上げて笑顔を見せる=東京ドーム
 才木浩人投手が 5回7安打2失点の粘投で、またも連敗を止めた。「今日は良かったと思います。力みも少なかった」。初回から走者を出しながらも無失点を継続。 4回二死 3塁では近本の好守にも救われた。 5回に6番梶谷7番小林に連打を浴びて無死 1、 3塁。スクイズで 1失点目を許し、直後には代打長野に左翼への適時 2塁打を浴びた。それでも後続は仕留め、 2失点で食い止めた。


  5回、長野久義外野手に適時 2塁打を許した才木浩人投手=東京ドーム
 「ちょっともったいなかったというのはありますけど。でも、 2点でなんとか粘れたのでよかった」
  6回以降はブルペン陣がリードを守り今季3勝目。チームは前夜、今季3度目の連敗。これまでも 2度、連敗を食い止めてきたのが才木だった。「そこは良かったと思いますけど、もうちょっと長いイニングを投げたかったという感じです」。次戦こそ、満点の投球を目指す。

 


  6回に登板した岡留英貴投手=東京ドーム
  6回から2番手として登板した岡留英貴投手は中軸を封じて後ろにつないだ。森下の好プレーで先頭の岡本和を右飛に打ち取る。坂本に安打を許したが、後続を封じてゼロを刻んだ。「勝って次につなげる気持ちで。前よりは落ち着いて投げられた」とコメント。防御率0.87と安定した投球で救援陣を支えている。

 


  7回を投げ終えた桐敷拓馬投手=東京ドーム
 桐敷拓馬投手が安定した投球で流れを渡さなかった。 7回に3番手で登板。一死から代打・増田大に中前打を許したが、丸を右飛に打ち取ると、続く佐々木の打席で増田大をけん制で誘い出してアウトにした。これで10試合連続無失点の左腕は「中継ぎで勝つ、というのはザキさん(岩崎)の合言葉なので。そこはみんな意識してやっています」と誇った。

 


  8回に登板したハビー・ゲラ投手=東京ドーム
  2点リードの 8回に登板したハビー・ゲラ投手は3者凡退に抑えて、岩崎優投手に勝利のバトンを託した。チーム最多の16登板目で安定感は抜群。「(岩崎)優が(きのう打たれたのを)やり返すわけじゃないけど、しっかり抑えてくれた。またブルペン陣の結束ができたと思う」と、ともにダブルストッパーを担う左腕をねぎらった。

 


  9回裏、阪神5番手で登板した岩崎優投手=東京ドーム
 岩崎優投手がリベンジ。 4- 2の 9回に登板し、わずか 6球で3者凡退に抑えて今季5セーブ目。 4日は 1- 0の 8回に登板し、丸に同点打を許して今季14登板目で初失点。チームも延長10回サヨナラ負けを喫した。「(連敗ストップは)良かったです。きのうはきのう、きょうはきょうなので、やり返すとかは意識しなかったです」とポーカーフェースで振り返った。


 巨人に勝利し梅野隆太郎捕手とグータッチする岩崎優投手=東京ドーム
 阪神のブルペン陣がやり返した。 6回から桐敷、岡留、ゲラ、岩崎とつなぎ計 4イニング無失点。
  9回をわずか 9球で締め5セーブ目を挙げた岩崎は「昨日は昨日、今日は今日なので、やり返すとかは意識はなかったです」と冷静だった。前日 4日には 1点リードの 8回に登板した岩崎が同点に追いつかれ、延長10回には漆原、島本が崩れサヨナラ負け。岡田監督は「昨日の今日なんで、今日は何とか勝たないといけないと思ってたんで、早めの継投になった」と必死の継投で勝利をつかんだ。
 これでゲラ、岩崎が同一ゲームでそろって投げた試合は10勝4分けと「不敗神話」が継続した。


 ナインを迎える岩崎優投手=東京ドーム
▽桐敷拓馬投手( 7回に登板し1イニング無失点)
 「チームが勝てばいいと思っている。中継ぎで勝つっていう合言葉があるので、みんな意識してやりたい」
▽岡留英貴投手( 6回に登板し 1イニング無失点)
 「次につなごうと思っていました」
▽ハビー・ゲラ投手( 8回に登板し 1イニング無失点)
 「ブルペンの結束が出たね。良い勝ち方だと思うよ」

 


 梅野隆太郎捕手=東京ドーム
 スタメンマスクの梅野隆太郎捕手は 5投手を好リード。接戦をものにし、「連敗を止めるのは早いほうがいい。そういう気持ちで選手もやって、勝ててよかった」と振り返った。先発の才木のワンバウンドを何度も体で止めながら得意のフォークを生かして3勝目をアシスト。「球数を使いながらもよく頑張ってくれた」とねぎらった。

 梅野隆太郎捕手 (2023年 7月23日撮影)
 梅野隆太郎捕手が犠打失敗で得点機を逃した。
  2点リードとした 8回無死 1、 2塁でスリーバント失敗。木浪が併殺打に倒れ、追加点とはならなかった。
 岡田監督は「この3連戦、なかなかバントが一発で決まらない場面が多かった。あそこも難しいけど、本当は一発で、 1球で決めてほしかった」と指摘した。

 


 巨人球団旗
 プロ野球90周年の節目を記念して、球団創設90周年を迎える巨人と、ともにプロ野球の歴史を刻んできた阪神のOBによる「伝統の一戦~レジェンズOB対決~」が 7月15日に開催されることが発表された。同日午後 2時から東京ドームで行われる巨人-阪神戦の終了後にプレーボールとなる。
 往年の名選手たちによる交流試合を中心に、インタビュートークなどで伝統の一戦を振り返る。能登半島地震の被災地支援を目的としたチャリティー企画も実施予定。詳細は13日に発表される。
 なお、 1軍ゲームのチケット保持者全員が観戦可能。チケットの先行発売は14日、一般発売は25日の予定。


 グラウンドに登場した中畑清氏と川藤幸三氏=東京ドーム
 阪神OB会長の川藤幸三氏(74)が試合前、巨人OB会長の中畑清氏(70)とともに両球団のOB戦開催を発表した。
 デーゲームで行われる、 7月15日巨人戦(東京ドーム)の後に実施予定。当日のチケットを持っていれば、そのまま無料で観戦できる。
 14年にコボスタ宮城(現楽天モバイルパーク)で行って以来、10年ぶりのOB戦。川藤OB会長は「これは、 1塁側、 3塁側、きちんと分けなアカンで!頼むで!」と念押し。左翼席の虎党からは拍手が起こった。


 レジェンズOB戦のPRでグラウンドに登場した中畑清巨人OB会長と川藤幸三阪神OB会長=東京ドーム
 プロ野球90周年の節目を記念して、球団創設90周年を迎える巨人と、ともにプロ野球の歴史を刻んできた阪神のOBによる「伝統の一戦~レジェンズOB対決~」が、 7月15日に開催されることが発表された。
 巨人OB会長の中畑清氏、阪神OB会長の川藤幸三氏が試合前にグラウンドに登場し、直接ファンに伝えた。
 同日午後 2時から東京ドームで行われる巨人-阪神戦の終了後にプレーボールとなる。
 中畑氏が「公式戦の雰囲気をいっぺんに笑いに変えるっていうのかな。緊張感を笑いに変えて楽しんでもらいたいっていうのが一番」と言えば、川藤氏も「昼の間に勝負にこだわったらいい。わしらのやるのはファンが喜ぶことや!」と応じた。


 レジェンズOB戦のPRでグラウンドに登場した中畑清巨人OB会長と川藤幸三阪神OB会長=東京ドーム
 14年にコボスタ宮城(現楽天モバイルパーク)で行って以来、10年ぶりのOB戦が実現する。その際は、10- 0で巨人が勝利しており、話を振られると「何言っとるねん!」と川藤氏。中畑氏は「あんまりそこにこだわらない」と勝負ではなくエンターテインメントに徹する考えだ。
 中畑氏が「躍動って言葉はやめてほしいよね、それは無理だと思うよ。でも、パフォーマンスとしては、目いっぱい、『動いているかな~?』で動けていない姿がいいのよ。おそらくケガ人、 2~ 3人出てくるんじゃない?」と笑わせると「トレーナーはジャイアンツの方で用意してもらえるのかな?」と川藤氏もおどけてみせた。
 プレーについては中畑氏が「『代打オレ』っていうのをやりたいね」とニヤリ。「 1場面でいいから、ワンシーンでいいから。そのタイミングが来るかわからないけど、準備はして。だから 7月までに自主トレ入って、ある程度バットを振れるようになって」と宣言。川藤氏が「キャンプやるの?」と突っ込むと、中畑氏は「うん、いい準備をしたいと思います」と意気込んだ。


 レジェンズOB戦のPRでグラウンドに登場した中畑清巨人OB会長と川藤幸三阪神OB会長=東京ドーム
 メンバーについては後日発表されるが、中畑氏は「皆さんがイメージしている方々は、だいたい入ってくれると思う。この選手たちが入ってくれたらうれしいなっていうのは、年代的にね」と説明。川藤氏が「戦闘員、非戦闘員、これをはっきりしないといけない。名前だけは戦闘員にしといて、いざ始まる時は非戦闘員」とかぶせると、中畑氏も「名前だけでちゃんちゃんっていうのもある。そういうやり方をいろいろ考えながら、お客さんに喜んでもらおうという風に思っています」と話した。
 1軍ゲームのチケット保持者全員が観戦可能で、チケットの先行発売は14日、一般発売は25日の予定。詳細は13日に発表される。

 

※ 5月 6日の予告先発は、阪神・大竹耕太郎投手(28)―広島・トーマス・ハッチ投手(29=ピッツバーグ・パイレーツ)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

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