●阪神が3試合連続となる逆転勝利で、今季2度目の3連勝。貯金を今季最多の6とした。村上頌樹投手(25)が 9回1失点で完投し、マツダスタジアム初勝利となる今季2勝目をを。打線は 0- 1の 2回に坂本誠志郎捕手(30)が同点の中前適時打。 4回は無死満塁から坂本の 2ゴロ併殺の間に勝ち越した。チームは全て逆転で3連勝を飾った。貧打に苦しんだ序盤が噓のように、猛虎打線になった。相手のミスを突き、つながり、ボディーブローのように 1点を重ねていく。思い出した王者の戦い。 4月を最高の形で締めくくり、岡田監督は目尻を下げた。2位巨人に2.5ゲーム差をつけ、がっちり首位をキープ。投打がかみ合う虎の春はまだまだ続きそうだ。
●首位阪神が今季10度目の逆転勝利を飾った。投打がかみ合って3連勝。貯金を今季最多の6に増やした。先発の村上頌樹投手が初回の先頭打者秋山翔吾外野手(35)に先制本塁打を浴びたものの、7安打1失点完投で今季2勝目。首位阪神が3試合連続となる今季10度目の逆転勝利を飾った。投打がかみ合って3連勝。貯金を今季最多の6に増やした。先発した村上頌樹投手は 1失点の好投で今季チーム初の 9回を投げきっての完投勝利をつかんだ。村上頌樹投手が「66キロ差」の緩急を披露した。 3回二死から坂倉将吾捕手(25)に対して、初球に80キロのスローカーブを投げた。惜しくもボールになったが、 2球目は一転して 146キロの直球で棒立ちにさせた。見た目にもはっきり分かる緩急差で、マツダスタジアムの観客から拍手と、驚いたような声が上がった。村上頌樹は岡田監督の気遣いに感謝している。村上とハイタッチする岡田監督もまた、うれしそうだった。
●坂本誠志郎捕手がすべて異なる形で 6回までの全3得点を生んだ。阪神は 0― 1の 2回、坂本誠志郎捕手の適時打で同点とした。女房役が今季初の適時打で試合を振り出しに戻した。一死からシェルドン・ノイジー外野手(29)が四球で出塁し、佐藤輝明内野手(25)の 1ゴロで二死 2塁として坂本が打席へ。床田寛樹投手(29)の 145キロ直球を捉え、中前に運んでノイジーが生還した。坂本はこれが今季初打点。 1回に先制を許した先発・村上をバットで援護した。坂本はこの日の第 1打席での打点が、今季48打席目にして初打点だった。 3月30日の巨人戦(東京ドーム)ではセーフティースクイズを失敗し、翌日の打撃練習前はセーフティーも含めたバント練習を繰り返した。同じミスを防ごうと汗を流した。数字には残らずとも〝生きる〟打席を積み重ねた。小さな歩幅でも何度もチームを前に進め、白星までたどり着かせた。坂本の着実な一歩が 4月白星締めにつながった。
● 3試合ぶりに「8番・遊撃」で先発出場した木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)が2打数1安打1打点、3四球(申告敬遠2つを含む)と 4出塁で勝利に貢献した。 4月27日、28日は小幡竜平内野手(23)にスタメンを譲り、試合出場の機会もなかった。この日は守備も無難にこなし、最後の代打・田村俊介外野手(20)の遊飛でウイニングボールを手にした。
● 3― 1の 7回一死から中野拓夢内野手(27)が右翼線 2塁打で口火を切り、チームの勝利を決定づける 3得点を奪った。それまでは1番・近本光司外野手(29)とともに 3打席凡退。チャンスメークができなかったことを反省する。
●頼れる助っ人が波に乗ってきた。シェルドン・ノイジー外野手が昨年 5月16日以来、来日 2度目の 4安打と大暴れ。今季初となる得点圏での安打も飛び出した。阪神は 3― 1の 7回に 3点を追加した。この回からマウンドに上がった2番手・益田武尚投手(25)を攻略した。一死から中野が右翼線への 2塁打で出塁し、森下が死球、大山悠輔内野手(29)が四球で満塁のチャンスを作る。ここでノイジーが初球を捉えて左前に運ぶ適時打。今季得点圏に走者を置いての初安打で 1点を追加すると、佐藤輝が 1塁に放った痛烈なゴロを 1塁手・松山竜平内野手(38)が横っ飛びで捕球する間に 3塁走者が生還してさらに 1点を加えた。ここで広島は3番手・黒原拓未投手(24)にスイッチ。坂本が 4打席目に入ると、チェンジアップを引っかけた当たりは絶妙に 3遊間へ。左前に転がる適時打でこの回のチーム 3点目とした。岡田監督も「ノイジーはえらいな。ちょっとバット立ってきたよな」と、昨オフ指摘したバットの構えの変化を大絶賛。5番に座る助っ人が、勢いそのままに猛虎打線を回していく。
●佐藤輝明内野手は 2試合ぶりに「6番・3塁」でスタメンに復帰。 9回の第 5打席では自身12打席ぶりの安打となる左前打を放った。すべての打席を走者を置いて迎え、同点の 4回無死 1、 2塁からは右腕付近に死球を受けチャンスを拡大し、坂本の 2ゴロ併殺打に間に勝ち越しを決めた。 6回、 7回にも泥臭くゴロで得点を呼び込んだ。前日の練習では水口栄二打撃コーチ(55)とバットを振り込んだ。久しぶりの快音を復調へのきっかけにしたい。

記事をまとめてみました。

 

 

 <広島 1- 7阪神>◇ 4回戦◇阪神 2勝 2敗 0敗◇29日◇MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(略称=マツダスタジアム)
 村上頌樹投手が 9回1失点で完投し、マツダスタジアム初勝利となる今季2勝目をを。打線は 0- 1の 2回に坂本誠志郎捕手が同点の中前適時打。 4回は無死満塁から坂本の 2ゴロ併殺の間に勝ち越した。チームは全て逆転で3連勝を飾った。


  7回、上本崇司内野手の打球を処理する村上頌樹投手=マツダスタジアム
 阪神が3試合連続となる逆転勝利で、今季2度目の3連勝。貯金を今季最多の6とした。
 坂本誠志郎捕手が今季初打点を含む2安打3打点とバットで勝利に貢献した。 0― 1の 2回、今季初打点となる同点中前打。 4回無死満塁で 2ゴロ併殺の間に 3走が生還(打点なし)して勝ち越した。坂本は 6回一死 1、 3塁から右邪犠飛を放った。
  7回は一死満塁からシェルドン・ノイジー外野手が左前適時打。続く佐藤輝明内野手の 1ゴロの間に加点。さらに坂本が、この日3打点目となる左前適時打で、広島を突き放した。
 先発した村上頌樹投手は 1回、秋山に先頭打者弾を浴びたが、 2回以降は緩急自在の投球で広島打線を翻弄。チームでは今季初となる 9回を一人で投げ切っての1失点完投で、今季2勝目を挙げた。
 チームは開幕連敗スタートも 3、 4月を15勝9敗3分けで終えた。


 勝利し握手を交わす村上頌樹投手と坂本誠志郎捕手=マツダスタジアム
 貧打に苦しんだ序盤が噓のように、猛虎打線になった。相手のミスを突き、つながり、ボディーブローのように 1点を重ねていく。思い出した王者の戦い。 4月を最高の形で締めくくり、岡田監督は目尻を下げた。
 「何試合か続けて 2点しか取れんときに比べたら、つながって点が取れるようになってるから。 2点打線じゃなしに、ちょっとあれから抜け出しとるからな」
 昨季日本一に輝いた岡田野球を象徴するような一戦だった。先発の村上は 1回先頭の秋山に初球先頭打者弾を浴びる。なおも無死 1、 2塁のピンチだったが後続を抑え、最少失点で切り抜けた。
  2回一死からノイジーが四球を選び、坂本の適時打で同点。 4回も先頭・大山の四球から好機を作って勝ち越した。虎将は「だいぶボール球もな、悪い頃に比べたら、やっぱり選んでな、振らんようになってな、全体的にな」とうなずく。


  6回、坂本誠志郎捕手のファウルフライが犠飛になり、岡田彰布監督も手をたたいて喜んだ=マツダスタジアム
 「先発(投手)も徐々にそういう形である程度点取ってくれると分かったら、先に取られても最少点で抑えていったら、逆転してくれると(思う)」
 序盤の打線は大山、佐藤輝、森下の主軸が一時打率1割台に落ち込み、 4月 7日のヤクルト戦から球団ワーストタイとなる10試合連続 2得点以下の貧打に苦しんだ。ただ、指揮官の巧みな采配と投手陣の踏ん張りでこの期間を4勝4敗2分の五分で乗り切ったことで流れは変わった。
 この日も10四死球を奪い、 9安打で7得点と効率的な攻めで今季10度目の逆転勝ち。 4月を終えて15勝9敗3分と大きく勝ち越し、昨季の 4月終了時点(13勝10敗1分けで貯金3)の 2倍となる貯金6を稼いだ。
 「逆転勝ちが多いと言っても、そんな劇的な逆転じゃないからな。やっぱり 1点 1点の積み重ねの逆転やからな。その方が相手にはダメージ大きいかも分からんけどな」
 2位巨人に2.5ゲーム差をつけ、がっちり首位をキープ。投打がかみ合う虎の春はまだまだ続きそうだ。

 


 阪神先発の村上頌樹投手=マツダスタジアム
 首位阪神が3試合連続となる今季10度目の逆転勝利を飾った。
 投打がかみ合って3連勝。貯金を今季最多の6に増やした。先発した村上頌樹投手は 1失点の好投で今季チーム初の 9回を投げきっての完投勝利をつかんだ。


  1回、本塁打を放った広島・秋山翔吾を見つめる岡田彰布監督(中央)=マツダスタジアム
 村上頌樹投手が「66キロ差」の緩急を披露した。
  3回二死から坂倉将吾捕手に対して、初球に80キロのスローカーブを投げた。惜しくもボールになったが、 2球目は一転して 146キロの直球で棒立ちにさせた。見た目にもはっきり分かる緩急差で、マツダスタジアムの観客から拍手と、驚いたような声が上がった。
  3球目のツーシームで 2ゴロに仕留めた。


 完投勝利した村上頌樹投手は坂本誠志郎捕手と握手を交わす=マツダスタジアム
 阪神の先発・村上頌樹投手は 1回、秋山に初球を捉えられるソロ本塁打で失点した。
 マツダで初勝利を目指す右腕がいきなりつまずいた。マウンドに上がって投じた最初の 1球、 144キロの直球を秋山に右翼スタンドに運ばれ、先制を許した。続く野間に中前打を許すと、小園の 2塁へのゴロを中野がファンブル。無死 1、 2塁とピンチを招いた。続く松山を左飛、坂倉を空振り三振に打ち取ると、宇草も投ゴロに仕留めなんとか最少失点にとどめた。


 完投勝利した村上頌樹投手(右から 2人目)は木浪聖也内野手から勝利球を受け取る=マツダスタジアム

 首位阪神が今季10度目の逆転勝利を飾った。投打がかみ合って3連勝。貯金を今季最多の6に増やした。
 先発の村上頌樹投手が初回の先頭打者秋山に先制本塁打を浴びたものの、7安打1失点完投で今季2勝目。
            ◇   ◇   ◇
 村上頌樹は岡田監督の気遣いに感謝している。


 坂本誠志郎捕手と話しながらベンチに引き揚げる村上頌樹投手=マツダスタジアム
 前回 4月23日横浜DeNA戦(横浜)のこと。 8回を投げ終え 1失点で 3塁側ベンチに戻ると、安藤 1軍投手コーチから「ここまでや」と伝えられた。「いや~そうですよね」と悔しげに返答。「球数も 112球で多かったし、ストップがかかって。でも監督もこっちを気にしてくれていたみたいで…」。ふと岡田監督の方を見ると、目が合ったという。


 完投勝利を挙げた村上頌樹投手を迎える岡田彰布監督(中央)ら=マツダスタジアム
 「監督、こんな感じにしていたんです」。数日前、村上は柔らかい表情で申し訳なさそうにするベンチの岡田監督のマネをし、その時の状況を教えてくれた。「監督も本当は勝ち負けつくまで投げさせたい感じだったのかなと。気にしてくださっているのはありがたいです」。結局、横浜DeNA戦は 1- 1の同点に終わり、勝ち負けはつかなかった。 1週間後の 9回リベンジ。村上とハイタッチする岡田監督もまた、うれしそうだった。

 


  2回、適時打を放った坂本誠志郎捕手=マツダスタジアム
 阪神は 0― 1の 2回、坂本誠志郎捕手の適時打で同点とした。
 女房役が今季初の適時打で試合を振り出しに戻した。一死からノイジーが四球で出塁し、佐藤輝の 1ゴロで二死 2塁として坂本が打席へ。床田の 145キロ直球を捉え、中前に運んでノイジーが生還した。坂本はこれが今季初打点。 1回に先制を許した先発・村上をバットで援護した。


  2回表阪神二死2塁、坂本誠志郎捕手は中前適時打を放った=マツダスタジアム
 坂本誠志郎捕手がすべて異なる形で 6回までの全3得点を生んだ。
 まずは 1点を追う 2回二死 2塁、広島床田の直球を中前にはじき返し同点適時打。続く 4回無死満塁の第2打席では 2ゴロ併殺打に倒れるも、その間に 3塁走者の大山が生還し、勝ち越しに成功した。
 さらに 6回一死 1、 3塁の場面では右翼ファウルゾーンへ大飛球。これが犠飛となり、 3点目が入った。
 坂本はこの日の第 1打席での打点が、今季48打席目にして初打点だった。


  2回、適時打を放った坂本誠志郎捕手=マツダスタジアム
 マツダスタジアム初勝利となる今季2勝目を狙う先発の村上頌樹投手は秋山翔吾外野手(36))に初球先頭打者本塁打を浴びるまさかの滑り出し。打線は試合前の時点で防御率0.93でリーグ1位の床田寛樹投手(29)から 2回に坂本誠志郎捕手が同点の中前適時打。 4回は無死満塁から坂本の 2ゴロ併殺の間に勝ち越した。 6回には坂本の犠飛でリードを広げた。


  4回、勝ち越し併殺打の坂本誠志郎捕手=マツダスタジアム
 阪神は 2― 1の 6回、坂本誠志郎捕手の犠飛でリードを広げた。
 試合前まで打点0の坂本がチャンスでことごとく得点を重ねた。大山が四球、ノイジーが中前打で塁に出ると、佐藤輝の 2ゴロで一死 1、 3塁。ここで打席に入った坂本は床田の 140キロカットボールを捉え、右翼へ運んだ。ライン際で右翼手が捕球し大山がタッチアップ。 2点差をつけ、坂本は「打ったのはカットボールかな。(村上)頌樹が頑張ってくれていたので、なんとかもう 1点と思っていました。しっかり勝ち切れるようにこの後も頑張ります」とコメントした。坂本は第 1打席で今季初打点となる中前適時打。第 2打席は 2ゴロ併殺の間に走者が生還し、勝ち越しに成功していた。


  6回、犠飛を放った坂本誠志郎捕手=マツダスタジアム
 雲が厚くかかったままの広島で、坂本の打撃が光った。常に最善を尽くすバッティングで、右へ左へ今季初打点から一気に 3打点。守っては完投の村上を導き、攻守で大車輪の活躍を示した。
 「床田くんと(村上)頌樹でロースコアになると思っていた。なんとか早く追いついて、頌樹も粘って投げてくれて、こうなったと思います」
 最初に巡ったチャンスは 2回二死 2塁の第 1打席。試合前まで防御率0.93でセ・リーグトップだった床田の 145キロ直球を捉えて中前適時打。今季48打席目で初の打点を記録して同点に追いついた。 6回は一死 1、 3塁で右邪飛が犠飛となり 2打点目を記録。 7回二死 2、 3塁でも左前適時打を放ってチーム 6点目を追加した。実に 7年ぶりの 3打点以上で村上を援護した。


  6回、犠牲フライを放った坂本誠志郎捕手=マツダスタジアム
 守備では完投の村上をリード。秋山に 1回先頭弾を浴びたが、80キロ台のカーブも織り交ぜて以降は的を絞らせなかった。「『早めに仕掛けてくるかも』というのは頌樹と話していて、やっぱりそうだなという中でちょっといろいろなことをしながらになりましたが、それに応えて投げてくれました」とねぎらった。
 リーグ優勝、日本一を経験して迎えた今季。春季キャンプ前から連覇に向け「チームが勝つことを考えた上で何ができるかやって、後から数字や結果がついてくれば」と話した意識が、打点のない打席にも現れた。 1― 1で迎えた第 2打席は無死満塁から 2ゴロ併殺の間に 3塁走者が生還し勝ち越し。 9回無死 1、 2塁の右飛も一死 1、 3塁を作り、木浪の 2ゴロで 1点が加わった。


  6回、犠飛を放ってベンチに戻る坂本誠志郎捕手。ナインにタッチで出迎えられた=マツダスタジアム
  3月30日の巨人戦(東京ドーム)ではセーフティースクイズを失敗し、翌日の打撃練習前はセーフティーも含めたバント練習を繰り返した。キャンプ前に口にしていた意識は「『あいつだったら大丈夫だ』ってものを準備して臨まないといけない」。同じミスを防ごうと汗を流した。「凡打の内容はチームですごく意識を持ってやっている。生きる凡打が大事になってくる」。数字には残らずとも〝生きる〟打席を積み重ねた。
 「特にいい投手だと 1点を取るのがなかなか難しくなる。チームとしてやっていることがしっかりできたんじゃないか」
 小さな歩幅でも何度もチームを前に進め、白星までたどり着かせた。坂本の着実な一歩が 4月白星締めにつながった。

 


  2回、矢野雅哉内野手の打球を処理する木浪聖也内野手=マツダスタジアム
  3試合ぶりに「8番・遊撃」で先発出場した木浪聖也内野手が2打数1安打1打点、3四球(申告敬遠2つを含む)と 4出塁で勝利に貢献した。「本当に初心の気持ちって大事だなと改めて思った」。 4月26日の東京ヤクルト戦(甲子園)で3失策。同27日、28日の同戦は小幡にスタメンを譲り、試合出場の機会もなかった。この日は守備も無難にこなし、最後の代打・田村の遊飛でウイニングボールを手にした。

 


  7回、 2塁打を放った中野拓夢内野手=マツダスタジアム
  3― 1の 7回一死から中野拓夢内野手が右翼線 2塁打で口火を切り、チームの勝利を決定づける 3得点を奪った。「近本さんが出なくて、自分も(塁に)出ないというのが続いてたので」。それまでは1番・近本とともに 3打席凡退。チャンスメークができなかったことを反省すると「強く引っ張って打てたのは自分としてもよかった」と笑顔で振り返った。

 


  7回、適時打を放ったシェルドン・ノイジー外野手=マツダスタジアム
 阪神は 3― 1の 7回に 3点を追加した。
 この回からマウンドに上がった2番手・益田を攻略した。一死から中野が右翼線への 2塁打で出塁し、森下が死球、大山が四球で満塁のチャンスを作る。ここでノイジーが初球を捉えて左前に運ぶ適時打。今季得点圏に走者を置いての初安打で 1点を追加すると、佐藤輝が 1塁に放った痛烈なゴロを 1塁手・松山が横っ飛びで捕球する間に 3塁走者が生還してさらに 1点を加えた。
 ここで広島は3番手・黒原にスイッチ。坂本が 4打席目に入ると、チェンジアップを引っかけた当たりは絶妙に 3遊間へ。左前に転がる適時打でこの回のチーム 3点目とした。坂本はこの日 2本目の適時打で 3打点。


  7回、適時打を放ったシェルドン・ノイジー外野手=マツダスタジアム
 頼れる助っ人が波に乗ってきた。シェルドン・ノイジー外野手が昨年 5月16日以来、来日 2度目の 4安打と大暴れ。今季初となる得点圏での安打も飛び出した。
 「きょうはいい感覚で打つこともできた。結果にも残ったので、明日につなげていきたい」
  0― 1の 2回に四球を選んで同点のホームを踏むと、 4回には左前打で勝ち越しにつなげた。 6回にも中前打。 7回には一死満塁から2番手・益田の変化球を左前にはじき返し、今季得点圏19打席目で初の安打がダメ押しのタイムリーに。「 1カ月出なかったところは悲しいですけど、よかった」と笑った。 9回にも右前打を放ち、打率は.303と大台に乗せた。
 岡田監督も「ノイジーはえらいな。ちょっとバット立ってきたよな。ここ何試合かは、右の方にもうまいこと打ちよるしな」と、昨オフ指摘したバットの構えの変化を大絶賛。5番に座る助っ人が、勢いそのままに猛虎打線を回していく。

 


  4回表阪神無死 1、 2塁、佐藤輝明内野手は右ひじに死球を受ける=マツダスタジアム
 佐藤輝明内野手は 2試合ぶりに「6番・3塁」でスタメンに復帰。 9回の第 5打席では自身12打席ぶりの安打となる左前打を放った。「なんとかつながったのでよかった」。すべての打席を走者を置いて迎え、 4回には死球を受け、 6回、 7回にも泥臭くゴロで得点を呼び込んだ。前日の練習では水口打撃コーチとバットを振り込んだ。「みんなで頑張って(あしたも)勝ちたいと思います」と、久しぶりの快音を復調へのきっかけにしたい。


  6回表阪神無死 1、 2塁、佐藤輝明内野手は 2ゴロに倒れる=マツダスタジアム
 2試合ぶりにスタメン復帰した佐藤輝明内野手が、 1安打ながら 5得点に絡む渋い働きをみせた。
  1点を追う 2回一死 1塁からは外角低めの変化球に食らいつき、 1塁への進塁打を放ち、続く坂本の同点打につなげた。
 同点の 4回無死 1、 2塁からは右腕付近に死球を受けチャンスを拡大し、坂本の 2ゴロ併殺打に間に勝ち越しを決めた。


  9回、安打を放った佐藤輝明内野手=マツダスタジアム
  1点リードの 6回無死 1、 2塁からは 2ゴロを放ち、 2塁走者の大山を 3塁へ進塁させ、坂本の右犠飛での追加点に貢献した。
  3点リードの 7回一死満塁のチャンスでは 1塁線への強烈な内野ゴロを放ち、 1塁手松山の好捕もあってアウトとなったが出場6試合ぶりの打点を挙げた。
  5点リードの 9回無死 1塁からは12打席ぶりのヒットとなる左前打をマークしてチャンスを広げ、一死 1、 3塁から木浪の 2ゴロでさらに 1点が追加された。

 

※ 5月 1日の予告先発は、広島・大瀬良大地投手(32)―阪神・伊藤将司投手(27)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

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