●岡田彰布監督(66)、選手、コーチ、スタッフら約 140人が26日、兵庫県西宮市の廣田神社を必勝祈願で参拝した。今年は選手やコーチらを含み、球団関係者総勢 140人が参加。境内からはファン約 150人も見守った。岡田彰布監督、杉山健博オーナー(65)、粟井一夫球団社長(59)も参列した。宮司は「アレンパ(アレ連覇)を合言葉に頑張っていただきたい」とあいさつした。 3月29日の開幕戦(対巨人、東京ドーム)に向け、心を一つにした。昨年の日本シリーズ後、お礼参りで岡田監督はサインバットを奉納した。祝詞(のりと)の中に「アレンパ」を入れた西井璋宮司(76)は6連覇? の期待を込めた。選手会長の中野拓夢内野手(27)がチームを代表してシーズンへの意気込みを語った。この日は朝から雨が降り続いていたが、必勝祈願の時間帯は、やんでいた。選手らが去った後、再び雨が降り出していた。
●阪神はオリックスとの練習試合に逆転勝利した。ウエスタン・リーグが雨天中止となったため開催された試合のためファーム主体で臨んだ一戦だったが、京セラでのホーム開幕カードに登板予定の村上頌樹投手(25)と伊藤将司投手(27)がそろって登板した。先発した村上は 4回5安打1失点と粘投。 5回から登板した伊藤将は 4回1安打無失点と好投し、開幕ローテを担う 2人が最終調整を済ませた。攻撃陣も好投手・山下舜平大投手(21)から梅野隆太郎捕手(32)の適時打などで逆転。 9回には小野寺暖外野手(26)にも適時打が飛び出し、快勝した。
●村上頌樹投手が先発し、 4回5安打1失点と粘投した。テンポよく投球し、走者を毎回背負いながらも、さらなる得点は許さず。最速 149キロの直球にツーシーム、カットボールなどの変化球も織り交ぜ、感覚を確かめた。前回登板した19日の福岡ソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)では 5回11安打8失点だったが、この日と同じ京セラを舞台とする 4月 2日の横浜DeNA戦が初登板として有力視されるシーズンインに向け、不安を払しょくできるような登板となった。
●梅野隆太郎捕手が開幕直前に復活を印象づける同点適時打を決めた。「3番・捕手」で先発出場。 0- 1の 4回、先頭の島田海吏外野手(28)が右翼線へ 2塁打で出塁。一死後走者 3塁で、オリックス山下舜平大投手の 150キロを中前にはじき返した。
●小野寺暖外野手が死球を受け、交代した。この日は 1軍本隊から離れ、オリックスと行われた練習試合に「4番・右翼」で先発出場した小野寺。 7回先頭の第 3打席で、オリックスの先発・山下が投じた抜けた変化球が左手付近に直撃。手当てのために一度ベンチに下がり、そのまま代走が送られた。小野寺はその後、練習試合の特別ルールで 9回二死 2塁で、再度代打で出場。右腕髙島泰都投手(24)から左中間への強烈な打球を放つと、一気に本塁に生還。記録は失策もついていたが、“2ラン”で意地を見せた。この日は 1軍全体練習に参加せず、実戦機会確保のため 2軍戦に出場していた。 1軍に欠かせないユーティリティープレーヤーが、負傷も気にせずハッスルした。開幕を前に負傷者を抱える阪神だが、昨季打率.347を記録したスーパーサブは、元気にシーズンを迎えられそうだ。
●伊藤将司投手が26日からのウエスタン・リーグのオリックス戦(杉本商事BS)で調整登板する。開幕5戦目、 4月 3日の横浜DeNA戦(京セラドーム大阪)の先発へ引き締めた。横浜DeNAドラフト1位で横浜高校の 6学年後輩、度会隆輝外野手(21)は打率4割3分4厘でオープン戦首位打者を獲得。開幕1番にも内定しているが、勝負で負けるつもりはない。先頭打者を仕留め、勢いを止める。
●開幕は間に合うよ-。岡田彰布監督が、近本光司外野手(29)、大山悠輔内野手(29)の開幕スタメンにGOサインを出した。オープン戦終盤は欠場が続いたが、右足の負傷から完全復活を目指す森下翔太外野手(23)も含め、起用に迷いはない。開幕オーダーが生え抜き選手のみなら1972年(昭47)以来、球団52年ぶり。
●岡田彰布監督が26日、甲子園室内で全体練習後、下半身の張りで実戦を離れている大山悠輔内野手が巨人との開幕戦(29日、東京ドーム)に間に合うことを明かした。球団初のセ・リーグ連覇へ、ベストメンバーで臨むことを約束した。いつもの猛虎打線が開幕戦で帰ってくる。岡田監督が「3.29」をベストメンバーで始めることを明言。力強い言葉で暗雲を吹き飛ばした。雨音が響く室内練習場で目を光らせた後、ゴーサインを出した。下半身の張りを抱えている大山は24日のオリックス戦(京セラ)にベンチ入りしたものの出番はなく、4試合連続欠場でフィニッシュ。この日はウオーミングアップこそ外れたものの通常のフリー練習をこなし、糸原健斗内野手(31)とノックを受けるなど精力的。
●森下翔太外野手は右足故障からの完全復調をアピールした。フリー打撃で強い振りを披露。
●岡留英貴投手(24=亜細亜大學OB)は26日、甲子園球場の室内でキャッチボールなどで調整した。今春の実戦は 9試合、11イニング零封。初の開幕 1軍は決定的で岡田監督は「 7回は岡留、桐敷」と岩崎優投手(32)、ハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)へとつなぐ勝利の方程式入りを明かした。

記事をまとめてみました。

 



 必勝祈願に向かう(右から 3人目から)阪神杉山健博オーナー、岡田彰布監督、粟井一夫球団社長=兵庫県西宮・廣田神社

 岡田彰布監督、選手、コーチ、スタッフら約 140人が26日、兵庫県西宮市の廣田神社を必勝祈願で参拝した。
 参道には約 150人のファンが詰めかけ、連覇を目指すチームにエール。宮司は「アレンパ(アレ連覇)を合言葉に頑張っていただきたい」とあいさつした。 3月29日の開幕戦(対巨人、東京ドーム)に向け、心を一つにした。


 廣田神社に参拝する岡田彰布監督ら=兵庫県西宮市
 阪神が兵庫・西宮市の廣田神社で恒例の必勝祈願を行った。
  1、 2軍の選手、コーチ、球団関係者ら総勢 140人が参加。選手会長の中野拓夢内野手は「徐々に開幕へチームが一体となっていくのが改めて感じている。もう 1回一丸となるようにしっかりと」と引き締めた。
 昨年の日本シリーズ後、お礼参りで岡田監督はサインバットを奉納した。祝詞(のりと)の中に「アレンパ」を入れた西井璋宮司は「合言葉は神様にも聞いてもらわないと。岡田監督にもオーラが出てきた。バットはあと 5本分、奉納できる余裕がありますよと伝えました」と6連覇? の期待を込めた。


 廣田神社で必勝祈願を行った岡田彰布監督(中央)。左は粟井一夫球団社長、右は杉山健博オーナー=兵庫県西宮・廣田神社
 阪神は26日、兵庫・西宮市の廣田神社で毎年恒例の必勝祈願を行った。今年は選手やコーチらを含み、球団関係者総勢 140人が参加。境内からはファン約 150人も見守った。岡田彰布監督、杉山健博オーナー、粟井一夫球団社長も参列した。

 必勝祈願を行う阪神粟井一夫球団社長、岡田彰布監督=兵庫県西宮・廣田神社
 球団初の連覇がかかる今シーズン。西井璋宮司からは「去年は皆さん方の力で優勝を勝ち取っていただきました。今年も監督そして選手の皆さん、アレンパを合言葉に頑張って頂いて、またリーグ優勝、日本一を勝ち取っていただきたい」と言葉が送られた。朝から雨が降り続く中、岡田監督へ必勝祈願の木札授与時には、雨が弱まっていた。


 必勝祈願で玉串を奉納する岡田彰布監督=兵庫県西宮・廣田神社
 阪神は26日、兵庫・西宮市の廣田神社で毎年恒例の必勝祈願を行った。
 選手会長の中野拓夢内野手が取材対応。「もちろんチームが連覇するっていうところだけを考えて、今年のチームの目標はただひとつ連覇っていうところなので、しっかりと胸に刻みながらいきました」と力強く語った。
 この日は朝から雨が降り続いていたが、必勝祈願の時間帯は、やんでいた。選手らが去った後、再び雨が降り出していた。


 廣田神社で必勝祈願をする阪神の選手たち=兵庫県西宮
 中野拓夢内野手が26日、兵庫県西宮市の廣田神社を必勝祈願で参拝した。チームを代表してシーズンへの意気込みを語った。
 「もちろんチームが連覇するっていうところだけを考えて、今年のチームの目標はただひとつ連覇っていうところなので、そこの連覇っていうところをしっかりと胸に刻みながらいきました」


 必勝祈願で、必勝守護受け取る岡田彰布監督=兵庫県西宮・廣田神社
 今季から選手会長に就任。「今までは後ろで見たりとか、前に出て何かをやるってことはあまりなかったので、少し今までと違ったような入り方ではありますけど、自分としてシーズンが始まったらもうやるべきことは変わらないと思っている。しっかりとチームをまとめられるように、周りを見ながらやっていきたい」と力を込めた。

 廣田神社で必勝祈願を行った岡田彰布監督(中央)。右は杉山健博オーナー=兵庫県西宮・廣田神社
 必勝祈願に参加した阪神杉山健博オーナーが開幕直前の心境を明かした。
 オープン戦の結果は全く気にしないとし「やってきた成果を今週の金曜日から思いきり出すだけ」ときっぱり。「連覇はそう簡単な話ではない。他の5球団も力もつけて、打倒タイガースで来る。 2年目に優勝すれば、本当の意味で強いタイガースの基盤ができる。その思いは監督も一緒です」と力を込めた。

 

 練習試合<オリックス 1― 4阪神=特別ルール>◇26日◇京セラドーム大阪
 阪神はオリックスとの練習試合に逆転勝利した。ウエスタン・リーグが雨天中止となったため開催された試合のためファーム主体で臨んだ一戦だったが、京セラでのホーム開幕カードに登板予定の村上頌樹投手と伊藤将司投手がそろって登板した。先発した村上は 4回5安打1失点と粘投。 2回にはセデーニョに本塁打を浴びて 1点を許したが、以降は毎回走者を背負いながらも追加点を与えなかった。 5回から登板した伊藤将は 4回1安打無失点と好投し、開幕ローテを担う 2人が最終調整を済ませた。攻撃陣も好投手・山下から梅野隆太郎捕手の適時打などで逆転。 9回には小野寺にも適時打が飛び出し、快勝した。


  4回を 1失点で終えて、梅野隆太郎捕手から声をかけられる村上頌樹投手=大阪市・京セラドーム大阪

 

 村上頌樹投手が先発し、 4回5安打1失点と粘投した。
  1回は一死 1塁で智弁学園高の先輩・広岡を 2ゴロ併殺に打ち取って無失点発進。 2回は一死からセデーニョに 108キロのスローカーブをとらえてフェンスの向こうに運ばれて 1点を失ったがテンポよく投球し、走者を毎回背負いながらも、さらなる得点は許さず。最速 149キロの直球にツーシーム、カットボールなどの変化球も織り交ぜ、感覚を確かめた。


  4回1失点の村上頌樹投手=大阪市・京セラドーム大阪
 前回登板した19日の福岡ソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)では「全部が反省点」と振り返る 5回11安打8失点だったが、この日と同じ京セラを舞台とする 4月 2日の横浜DeNA戦が初登板として有力視されるシーズンインに向け、不安を払しょくできるような登板となった。

  4回を 1失点で投げ終え、笑顔でベンチに戻る村上頌樹投手=大阪市・京セラドーム大阪
 村上頌樹投手が練習試合に先発し、 4回5安打1失点に抑えた。
  2回、一死から5番セデーニョに左翼へ先制ソロを許したが、最少失点にとどめた。
  4月 2日横浜DeNA戦(京セラドーム大阪)での先発が見込まれる右腕。前回19日の福岡ソフトバンクク戦(ペイペイドーム)で 5回11安打8失点と打ち込まれ、不安を残した。「良い状態で開幕を迎えたい。真っすぐの質だったり、バッターに対してどういった球を投げられるか」と確認項目を挙げていた。

 

 梅野隆太郎捕手が開幕直前に復活を印象づける同点適時打を決めた。
 「3番・捕手」で先発出場。 0- 1の 4回、先頭の島田海吏外野手が右翼線へ 2塁打で出塁。一死後走者 3塁で、オリックス山下舜平大投手の 150キロを中前にはじき返した。
 梅野は 2月の沖縄・宜野座キャンプ終盤に右肩肉離れを発症し戦線離脱。それでも今月22日に 2軍戦で試合復帰。23日、24日の 1軍オリックス戦(京セラドーム大阪)にも途中出場して実戦感覚をつかみ、「そんなに変わりなくできたんじゃないか」と振り返っていた。


  4回、適時打を放った梅野隆太郎捕手=大阪市・京セラドーム大阪
 ウエスタン・オリックス戦(杉本商事BS)が雨天中止となり、京セラドームで 2軍の練習試合を行った。梅野隆太郎捕手は3番で出場し、 4回に中前打を放ち、右肩肉離れから復帰後初安打を記録した。
 スタメン発表で名前がコールされても、歓声はない。そんな〝無観客〟の京セラに、乾いた打球音を響かせた。灯したHランプは心の薬。梅野が右肩の肉離れからの復帰後初安打をマークした。


  4回表阪神一死 3塁、中前適時打を放った梅野隆太郎捕手=大阪市・京セラドーム大阪
 「相手の状況も前進守備となったときに(三塁走者が本塁に)簡単にはかえられないというゲームならではのところで、しっかりとコトを起こしてセンター前に打てたのはよかったと思います」
  0― 1の 4回一死 3塁だった。昨季のパ・リーグ新人王・山下の 150キロ直球を振り抜くと、打球は右腕のグラブをかすめるように 2遊間を突破。しぶとさも表れた一本が、実戦復帰した22日のウエスタン・くふうハヤテ戦(鳴尾浜)から 6打席目で初めて残した快音だった。 6回も山下の 155キロをとらえ、結果は一直でも鋭い打球。打席での感触も数をこなすごとに良化している。

 

 小野寺暖外野手が死球を受け、交代した。この日は 1軍本隊から離れ、オリックスと行われた練習試合に「4番・右翼」で先発出場した小野寺。 7回先頭の第 3打席で、オリックスの先発・山下が投じた抜けた変化球が左手付近に直撃。手当てのために一度ベンチに下がり、そのまま代走が送られた。 3月29日の開幕を直前に控えてのアクシデントとなったが、大事に至らないことを祈るばかりだ。

  7回表阪神無死、死球を受けた小野寺暖外野手=大阪市・京セラドーム大阪
 小野寺暖外野手が、アクシデントに見舞われた。 7回先頭、オリックス山下から死球を受けた。 136キロの変化球が、左手付近に直撃したとみられる。治療のためベンチに下がったが、そのまま代走を送られ交代した。
 小野寺はその後、練習試合の特別ルールで 9回二死 2塁で、再度代打で出場。右腕髙島から左中間への強烈な打球を放つと、一気に本塁に生還。記録は失策もついていたが、“2ラン”で意地を見せた。
 この日は 1軍全体練習に参加せず、実戦機会確保のため 2軍戦に出場していた。 1軍に欠かせないユーティリティープレーヤーが、負傷も気にせずハッスルした。


  9回表阪神二死 2塁、左中間に適時打(ランホーかも?)を放った小野寺暖外野手=大阪市・京セラドーム大阪
 小野寺暖外野手が追加点となる適時打を放った。 7回に左手付近に死球を受けてベンチに退いていたが、特別ルールで 9回二死 2塁から代打で再登場。 2球目の変化球を仕留めて左中間を真っ二つに割る 3塁打を放つと中継が乱れる間に一気に本塁に生還し、 2点を追加した。開幕を前に負傷者を抱える阪神だが、昨季打率.347を記録したスーパーサブは、元気にシーズンを迎えられそうだ。

 小野寺暖外野手=大阪市・京セラドーム大阪
 小野寺暖外野手が死球交代から特別ルールで再登場し、“2ラン”を放った。
  2軍オリックス戦の 7回に山下のフォークが左手に直撃。治療のためベンチに下がり、そのまま交代した。その後、 9回二死二塁から再度代打で出場し、高島から左中間への強烈な打球を放って一気に本塁に生還した。記録は失策もついていたが、“2ラン”。「スタメンと代打と両方練習できた。最後にヒットが出て、いい状態でシーズンに入れるのでよかった」とラスにとらえた。

 


 キャッチボールをする伊藤将司投手=大阪市・京セラドーム大阪
 伊藤将司投手が26日からのウエスタン・リーグのオリックス戦(杉本商事BS)で調整登板する。
 開幕5戦目、 4月 3日の横浜DeNA戦(京セラドーム大阪)の先発へ「次がラストなので、しっかり確認できたら」と引き締めた。横浜DeNAドラフト1位で横浜高校の 6学年後輩、度会隆輝外野手は打率4割3分4厘でオープン戦首位打者を獲得。開幕1番にも内定しているが、勝負で負けるつもりはない。「調子も良いと思うので、そこを切れるようにできたら」。先頭打者を仕留め、勢いを止める。


  5回から登板した伊藤将司投手=大阪市・京セラドーム大阪
 伊藤将は 5回から2番手として登板。開幕前最後の登板で 4回を投げて1安打無失点と好投し、「全体的に試したかった」と緩急を有効に使った。開幕5戦目となる 4月 3日の横浜DeNA戦に先発することが有力。「開幕も近いので、そこにベストに合わせて一年間投げられるようにしたい」とうなずいた。

 

 開幕は間に合うよ-。岡田彰布監督が、近本光司外野手(29)、大山悠輔内野手(29)の開幕スタメンにGOサインを出した。
 オープン戦終盤は欠場が続いたが、右足の負傷から完全復活を目指す森下翔太外野手(23)も含め、起用に迷いはない。開幕オーダーが生え抜き選手のみなら1972年(昭47)以来、球団52年ぶり。オープン戦は最下位も、29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)を「楽しみやな」と心待ちにした。
            ◇  ◇  ◇


 1972年 金田正泰ヘッドコーチ(左)と話す阪神・村山実選手兼任監督=阪神甲子園球場
◆72年の阪神
 中日との開幕戦では1番中村、3番望月と、新人 2人がスタメンに名を連ねた。シーズン序盤に負けが込み、村山選手兼任監督が指揮権を返上し投手専念。金田ヘッドコーチが監督を代行した。 5月下旬から11連勝し、一時は巨人と同率首位に。ところが夏場の失速で2位に終わった。オフには村山が引退し、チームを去った。主力どころでは、江夏の23勝、田淵の34本塁打はともにセ・リーグ2位。投打の主役は本領を発揮した。

 


 打撃練習を行う大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
 下半身の張りを抱えていた大山悠輔内野手はフリー打撃、内野ノックなどをこなした。
 スイングは力強く、 3塁用グラブをつけての捕球練習中には笑顔も見せた。オープン戦の最後 4試合を欠場して心配されたが、コンディションは明らかに上がっている。「しっかり開幕に向けて準備できるように頑張ります」といつものように落ち着いた様子で話した。


 打撃練習に臨む大山悠輔内野手=阪神甲子園球場

 やっと、開花宣言! 岡田彰布監督が26日、甲子園室内で全体練習後、下半身の張りで実戦を離れている大山悠輔内野手が巨人との開幕戦(29日、東京ドーム)に間に合うことを明かした。「開幕はいくよ」-。球団初のセ・リーグ連覇へ、ベストメンバーで臨むことを約束した。
 大山が中心に座る。近本が打線をけん引し、ポイントゲッターの森下もいる。いつもの猛虎打線が開幕戦で帰ってくる。岡田監督が「3.29」をベストメンバーで始めることを明言。力強い言葉で暗雲を吹き飛ばした。
 「そら、開幕はいくよ。みんなそこに合わせてきたんやからの」


 ノックを受ける大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
 雨音が響く室内練習場で目を光らせた後、ゴーサインを出した。下半身の張りを抱えている大山は24日のオリックス戦(京セラ)にベンチ入りしたものの出番はなく、4試合連続欠場でフィニッシュ。昨季は打率.288、19本塁打という数字以上の存在感を示した主砲の回復具合が心配されたが、この日はウオーミングアップこそ外れたものの通常のフリー練習をこなし、糸原とノックを受けるなど精力的。「しっかりいい準備をして、開幕を迎えたいと思います。頑張ります」と短い言葉に力を込めた。

 


 練習で笑顔を見せる森下翔太外野手と中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
 森下翔太外野手は右足故障からの完全復調をアピールした。
 フリー打撃で強い振りを披露。「しっかり振れている。足のこともあるので当たり前のことをしっかりできる状態にもっていきたい」。生え抜きラインアップについて聞かれると、22年ドラフト1位は「自分の力ではなく、タイガースはすごい。そういうところ(ドラフト、育成)がいいからチームも強くなっているのかなと感じる」と話した。

 


 キャッチボールする岡留英貴投手=阪神甲子園球場
 岡留は26日、甲子園球場の室内でキャッチボールなどで調整した。今春の実戦は 9試合、11イニング零封。初の開幕 1軍は決定的で岡田監督は「 7回は岡留、桐敷」と岩崎、ゲラ(前レイズ)へとつなぐ勝利の方程式入りを明かした。沖縄出身の 3年目右腕は「ここからが本当のスタート。何とか一試合一試合抑えて、 1年間を通して投げられるようにしていきたい」と目を輝かせた。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 

 

 

 

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