●阪神はオリックスに敗戦。先発した青柳晃洋投手(30)は 4回4安打2失点だった。 1回、押し出し四球で先制を許した。一死から西野真弘内野手(33)、西川龍馬外野手(29)に連打を許すと、4番・頓宮裕真内野手(27)に対し四球を与えて満塁のピンチを招いた。ここで打席に入ったのは森友哉捕手(28)。森に押し出し四球で先制点を献上した。 3回は西川にソロを浴びて追加点。2年連続の開幕投手へ前を向いた。 4回は登板時治療で 1度ベンチに退いたものの 2つの三振を奪い、 4回を投げて77球、4安打3四球3三振でマウンドを降りた。 5回からは西勇輝投手(33)がマウンドに上がった。2番手は西勇がマウンドに上がり、 4回2安打1失点に抑えた。打線は 9安打を放ちながらもすべて単打で無得点。佐藤輝明内野手(25)が 3安打、木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)が 3安打と主力に当たりが出たもののつながりにかけた。
●西勇輝投手が中継ぎとして、オープン戦最初で最後の登板を終えた。開幕 6戦目となる 4月 4日の横浜DeNA戦(京セラ)で先発が有力の西勇は 4回 1失点だった。青柳がマメの影響で降板したため、 5回から登板。二死 3塁から頓宮に左前を浴びて失点したが、残りの 3イニングは制球よくコースを突いてパーフェクトに抑えた。緊急登板でも引き出しが増えたようだ。次回は 2軍戦での調整登板を挟む見込みだ
●佐藤輝明内野手が 0― 1の 2回、ライナーを横っ飛びで捕球する好守備を披露した。一死 1塁で福田周平外野手(31)の当たりが 3塁線をライナーで襲うと、グラブを伸ばしてダイブして、キャッチした。佐藤輝は 1回にも頭上に飛んだライナーをジャンピングキャッチしており、この日 2つ目の好守。開幕まで残り 1週間となった中、抜群の集中力を示して先発の青柳を助けた。「4番・3塁」で出場した佐藤輝明内野手が 6回先頭の第 3打席で右前打を放った。宮城大弥投手(22)の 125キロスライダーを引っ張った。第 2打席は同じくスライダーに食らいついて 1塁強襲の内野安打。4試合連続安打に 2試合ぶりの複数安打と状態を上げてきている。守っては 2度の好守で投手陣をアシスト。この試合を大山悠輔内野手(29)&森下翔太外野手(23)が欠場と暗雲漂うチームの中で、プロ 4年目の大砲が頼もしい。万全の状態で 3月29日の開幕戦へ突き進む。今春の沖縄・宜野座キャンプでは 515分の特守を行い、下半身を鍛え抜いた。進化を続けるプロ 4年目は表情を引き締める。好調の背番号8が開幕前ラスト 2試合で総仕上げに入る。
●近本光司外野手(29)は 3回の第2打席で宮城から左前打。 2球で追い込まれてから、 146キロ直球に詰まりながらも左前に落とした。コンディション面を考慮され、20日の福岡ソフトバンク戦(ペイペイドーム)は欠場したが、出場9試合連続安打と結果で応えた。 3日ぶりのゲームで快音を響かせ、周囲を安心させた。
●〝恐怖の8番〟木浪が 3安打と気を吐いた。 3回、宮城が初球に投じた 150キロを中前にはじき返した。勢いに乗って 5回に左前打、 7回は2番手山岡から遊撃内野安打と続けて猛打賞。オープン戦3試合連続安打となった。手応えを明かした。
●中野拓夢内野手(27)は3打数無安打に終わり、出場8試合連続、34打席連続無安打となった。四球を選んだ 5回の第 3打席以外、凡打はすべて左飛と逆方向への意識が目立つ。試合前の打撃練習ではライナー性の打球を中心に放つなど、不振脱却へもがいている。打席内容に兆しは見えるものの結果が出ず、試合後は無言で帰路についた。オープン戦の打率は6分5厘。
●右肩の肉離れで別メニュー調整をしていた梅野隆太郎捕手(32)が「2番」で実戦復帰。 2打数無安打だった。 1軍の試合後、岡田彰布監督(66)が23日からの昇格を明言した。頼もしい背中が扇の要にある。守った、投げた、打った、走った。梅野が万全の状態で試合に戻ってきた。球団初のセ・リーグ連覇へ、シーズン開幕から戦力になる。春季キャンプ中に右肩の肉離れで離脱したため、 2月20日の韓国サムスンとの練習試合(宜野座)以来の実戦だった。 1軍から嶋田バッテリーコーチが駆けつける。梅野は 3回まで出場し、先発した西純の女房役として無失点を導いた。2番に入った打撃では投ゴロ、中飛だったが、いずれもとらえた打球だった。 1軍は森下が右足を痛め、大山がコンディション不良でオープン戦を欠場するなど不安材料は多い。29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)でのベンチ入りが決定的となった梅野が流れを変える。梅野は気合十分。周囲への感謝をプレーに込める。
●阪神は22日、 1月にドミニカ共和国で行った入団テストに合格して育成契約を結んだ、アンソニー・マルティネス投手(24=元カブス傘下)とホセ・ベタンセス投手(24=元アストロズ傘下)が来日したと発表した。 2選手はともに右投げ右打ちの投手で、マルティネスは21年にはカブス傘下のルーキーリーグで16試合に登板し5勝1敗、防御率4.21だった。ベタンセスは17年から昨季までマイナーや独立リーグで 120試合に登板している。ともにドミニカ共和国出身。球団が今年 1月に初めて実施した現地でのトライアウトをへて、入団が決まっていた。

記事をまとめてみました。

 

※時間は、実際の終了時間と異なります。

 

 オープン戦<オリックス 3- 0阪神>◇22日◇京セラドーム大阪
 阪神はオリックスに敗戦。先発した青柳晃洋投手は 4回4安打2失点だった。 1回に連打と四球で一死満塁とすると、森に押し出し四球で先制点を献上した。 3回は西川にソロを浴びて追加点。ただ、「試したいことも試しながら投げることができましたし、来週に向けて細かいところをもう少しつめていければと思います」と2年連続の開幕投手へ前を向いた。2番手は西勇がマウンドに上がり、 4回2安打1失点に抑えた。打線は 9安打を放ちながらもすべて単打で無得点。佐藤輝が 3安打、木浪が 3安打と主力に当たりが出たもののつながりにかけた。


  1回、押し出し四球で失点した青柳晃洋投手=京セラドーム大阪
 阪神の先発・青柳晃洋投手は 1回、押し出し四球で先制を許した。一死から西野、西川に連打を許すと、4番・頓宮に対し四球を与えて満塁のピンチを招いた。ここで打席に入ったのは森。フルカウントから投じた 9球目が外れ、四球を与えて先制を許した。なお満塁のピンチでセデーニョを空振り三振に打ち取ると、続く紅林の当たりは 3塁の頭上へ。これを佐藤輝明内野手がジャンピングキャッチしてピンチを断った。


  1回を投げ終え、坂本誠志郎捕手と投球内容を確認しながら、ベンチに戻る青柳晃洋投手=京セラドーム大阪
 開幕投手に指名されている青柳晃洋投手 4回 2失点で降板した。最終登板となったが、 1回から失点を許す。一死から西野、西川に連打を許すと、頓宮に四球を許して一死満塁。ここで対した森も四球で歩かせ、押し出しで先制を許した。 3回には先頭の西川に変化球をとらえられソロ本塁打を浴びて 2点目を失う。 4回は登板時治療で 1度ベンチに退いたものの 2つの三振を奪い、 4回を投げて77球、4安打3四球3三振でマウンドを降りた。 5回からは西勇輝投手がマウンドに上がった。


 力投する阪神先発の青柳晃洋投手=京セラドーム大阪
 青柳晃洋投手が 4回の投球中、ベンチに引き揚げる一幕があった。この回先頭の紅林に 2球目を投じた後、マウンドを降りてベンチに引き揚げた。治療を受けたとみられる。約 5分後にマウンドに戻り、近くで見守る安藤投手コーチの呼びかけにうなずきながら投球を再開した。 2年連続の開幕投手に指名されている右腕は、紅林を空振り三振に打ち取ってアウトをひとつ取り、その後も投球を続けてゴンザレスを 3邪飛、茶野を見逃し三振に抑えた。


  3回を終え、野手を指さしベンチに戻る青柳晃洋投手=京セラドーム大阪
 開幕投手に指名されている青柳晃洋投手は 4回 2失点で降板した。最終登板となったが、 1回から失点を許す。一死から西野、西川に連打を許すと、頓宮に四球を許して一死満塁。ここで対した森も四球で歩かせ、押し出しで先制を許した。 3回には先頭の西川に変化球をとらえられソロ本塁打を浴びて 2点目を失う。 4回は登板時治療で 1度ベンチに退いたものの 2つの三振を奪い、 4回を投げて77球、4安打3四球3三振でマウンドを降りた。「立ち上がり、少しバタバタとしてしまいましたが、(坂本)誠志郎とも話をしながら、 2回以降はゾーンの中で勝負できたかなと思います。試したいことも試しながら投げることができましたし、来週に向けて細かいところをもう少しつめていければと思います」とコメントした。


  4回、治療のためベンチ裏に向かう青柳晃洋投手=京セラドーム大阪
 開幕投手の青柳晃洋が最後の調整登板でアクシデントに見舞われた。オリックス戦に先発したが、 4回の先頭に 2球投げたところでタイムを要求し、ベンチに下がった。
 右足の親指にマメができて、皮がめくれていた。投球プレートを強く蹴る大事な箇所。テーピングを巻いて続投を志願した。「やりそうな雰囲気もあったので、あまり蹴れなかった。その後は普通に投げられたのでよかった」。一瞬、不安が広がったが戻ってからは3者凡退。ベンチの判断でこの回限りで降板した。
  1年に 1度はめくれる箇所だという。安藤コーチは「問題ない」とし、開幕への影響は少ないとみられる。岡田監督は「分からへんよ、 1週間あるんやから」と楽観視はしなかった。


  4回裏オリックス無死、負傷治療を行った青柳晃洋投手は、駆け足でグラウンドへ戻る。左から 2人目は岡田彰布監督=京セラドーム大阪
 内容は 4回4安打2失点。初回に一死から連打と 2四球で押し出しの 1点。 3回には西川に甘い変化球を本塁打された。課題にしていた高低の制球にまだ甘さがあったが、高めの直球を使ったりと投球パターンを広げていた。「(坂本)誠志郎とも話しながら 2回からはゾーンの中でいろいろな勝負ができていた。悪いなりには普通に投げられた」と手応えもあった。
  2年連続の栄誉となる29日の巨人戦(東京ドーム)へ、マメの状態を気にしながらの 1週間になる。「大丈夫じゃないですかね。再生能力が衰えているかもしれないですけど(笑い)。早く治ることを祈ります」と明るい表情だった。

 


  4回 1失点の西勇輝投手=京セラドーム大阪
 開幕 6戦目となる 4月 4日の横浜DeNA戦(京セラ)で先発が有力の西勇は 4回 1失点だった。青柳がマメの影響で降板したため、 5回から登板。二死 3塁から頓宮に左前を浴びて失点したが、残りの 3イニングは制球よくコースを突いてパーフェクトに抑えた。「(登板が早まって)心と体の不一致があった。そこを照らし合わせながら、残りの 3イニングは投げられたので、そこが一番の収穫」。緊急登板でも引き出しが増えたようだ。

  5回、投球する西勇輝投手=京セラドーム大阪
 西勇輝投手が中継ぎとして、オープン戦最初で最後の登板を終えた。
  5回から2番手で登板。当初の予定よりより 1イニング早くマウンドに上がり、 4回 1失点にまとめた。 5回に失点したが「残りの 3イニングはだいぶ落ち着いたので、あとは大丈夫かなという感じはあります」。開幕 2カード目、 4月 4日の横浜DeNA戦での先発が有力で、次回は 2軍戦での調整登板を挟む見込みだ。

 


  1回裏オリックス二死満塁、紅林弘太郎内野手の 3直をジャンプして好捕した佐藤輝明内野手=京セラドーム大阪
 佐藤輝明内野手が 0― 1の 2回、ライナーを横っ飛びで捕球する好守備を披露した。一死 1塁で福田の当たりが 3塁線をライナーで襲うと、グラブを伸ばしてダイブして、キャッチした。佐藤輝は 1回にも頭上に飛んだライナーをジャンピングキャッチしており、この日 2つ目の好守。開幕まで残り 1週間となった中、抜群の集中力を示して先発の青柳を助けた。

  2回、オリックス・福田周平外野手の 3塁線へのライナーを好捕した佐藤輝明内野手=京セラドーム大阪
 「4番・3塁」で出場した佐藤輝明内野手が 6回先頭の第 3打席で右前打を放った。宮城の 125キロスライダーを引っ張った。第 2打席は同じくスライダーに食らいついて 1塁強襲の内野安打。4試合連続安打に 2試合ぶりの複数安打と状態を上げてきている。守っては 2度の好守で投手陣をアシスト。この試合を大山&森下が欠場と暗雲漂うチームの中で、プロ 4年目の大砲が頼もしい。


  2回、オリックス・福田周平外野手の 3塁線へのライナーを好捕した佐藤輝明内野手=京セラドーム大阪

 テルは超元気! 阪神佐藤輝明内野手が、 2試合ぶりの3安打固め打ちを決めた。
 オープン戦最後の 3連戦となるオリックス戦(京セラドーム大阪)でも好調を維持。16日の中日戦(バンテリンドーム)を欠場後、 4試合で打率6割4分87厘と打ちまくりだ。森下翔太外野手、大山悠輔内野手がコンディション不良で欠場した中、万全の状態で 3月29日の開幕戦へ突き進む。
            ◇  ◇  ◇


  4回表阪神一死、佐藤輝明内野手は 1塁内野安打を放った。投手は宮城大弥投手=京セラドーム大阪

 打って、守って、進化した主砲にファンの熱視線が注がれた。佐藤輝が、3安打猛打賞、守っては好守連発とハッスルした。「4番3塁」で先発出場。 2点を追う 4回一死からオリックス宮城の 4球目、 132キロ低めのスライダーを 1塁へ痛烈にはじき返し、内野安打。 6回にも 2球目スライダーを捉えて右前にはじき返した。開幕投手決定的の左腕からマルチ安打。 9回には2番手山岡の直球を右前に運んだ。

 安打を放った佐藤輝明内野手=京セラドーム大阪
 昨年日本シリーズ以来の関西対決で 3安打と打ちまくり、「良かったと思います」と手応え十分だ。出場した直近 4試合では17打数11安打で打率6割4分7厘と波に乗る。「まあ、まあ打てるのは悪いことではないので、いいかなと思います」。遠慮気味に話すが、開幕まで 1週間を切って状態を上げている。


  6回表阪神無死、佐藤輝明内野手は右前打を放った=京セラドーム大阪
 守備でも沸かせた。初回、 1点を先制され、なお二死満塁のピンチ。オリックス紅林の左翼線に抜けようかという痛烈なライナーに、タイミングを合わせて大ジャンプ。左腕を目いっぱい伸ばし、グラブの先でつかんだ。 2回一死 1塁では福田の 3塁線への鋭いライナーに横っ跳び。白球に食らいついてキャッチした。「守備は今日すごくいいプレーができたのでよかったです」と笑みを浮かべた。

  6回表阪神無死、佐藤輝明内野手は右前打を放った=京セラドーム大阪
 今春の沖縄・宜野座キャンプでは 515分の特守を行い、下半身を鍛え抜いた。進化を続けるプロ 4年目は「まだまだやるべきことあるかなと思う」と表情を引き締める。
 開幕戦で3番、4番が濃厚の森下、大山がそろって欠場。この日は4番で出場した。「打順はあんまり気にせずに。別に4番だから特別こうするということはないんで、自分のやるべきことをしっかりやりたいと思います」。好調の背番号8が開幕前ラスト 2試合で総仕上げに入る。

 


  3回、安打を放った近本光司外野手=京セラドーム大阪
 近本は 3回の第2打席で宮城から左前打。 2球で追い込まれてから、 146キロ直球に詰まりながらも左前に落とした。「ボールを見ようっていうのもなかったし、来たら打とうという中でどう対応できるかという感じでした。飛んだところがよかったかな」。コンディション面を考慮され、20日の福岡ソフトバンク戦(ペイペイドーム)は欠場したが、出場9試合連続安打と結果で応えた。

  3回表阪神二死 1塁、近本光司外野手は左前打を放った=京セラドーム大阪
 近本光司外野手がオープン戦9試合連続安打を決めた。
  3回に宮城の 146キロ直球を左前打とした。打率3割6分4厘で好調キープだ。「コントロールが良いピッチャーなんでね、ボールを見ようという気もなかったし、その中でどう対応できるかでした」とイメージし、Hランプをともした。20日の福岡ソフトバンク戦は疲労を考慮され欠場。 3日ぶりのゲームで快音を響かせ、周囲を安心させた。

 


  5回表阪神無死、木浪聖也内野手は左前打を放った=京セラドーム大阪
 〝恐怖の8番〟木浪が 3安打と気を吐いた。 3回、宮城が初球に投じた 150キロを中前にはじき返し「いい投手になると失投も少ないので、 1球で仕留めることが大事。それができた」とうなずいた。勢いに乗って 5回に左前打、 7回に遊撃内野安打と続けて猛打賞。「出ているところで結果を残すことが大事。(残りのオープン戦も)自分のやるべきことをやりたい」と気を引き締めた。

  7回、内野安打を放った木浪聖也内野手=京セラドーム大阪
 木浪聖也内野手が3打数3安打と快音を響かせた。
 8番遊撃で出場し、 3回の第 1打席から、先発宮城の初球 150キロ直球を捉えて中前打。 5回にも左前打を放ち、 7回は2番手山岡から遊撃内野安打で出塁した。オープン戦3試合連続安打となった。「どのピッチャーに対してもタイミングが大事だし、いい投手になると失投が少ない。 1球で仕留めるのが大事になる。それが今日はできた」と手応えを明かした。


 中野は3打数無安打に終わり、出場8試合連続、34打席連続無安打となった。四球を選んだ 5回の第 3打席以外、凡打はすべて左飛と逆方向への意識が目立つ。試合前の打撃練習ではライナー性の打球を中心に放つなど、不振脱却へもがいている。打席内容に兆しは見えるものの結果が出ず、試合後は無言で帰路についた。

  3回表阪神二死 1、 2塁、中野拓夢内野手(左)は左飛に倒れる=京セラドーム大阪
 中野拓夢内野手の連続ノーヒットが34打席に伸びた。
  4打席で 1四球だけ。 8日東京ヤクルト戦(甲子園)の第 2打席の中前打を最後に、Hマークが遠ざかっている。凡退の内容は左飛 3本。 2打席目は左腕宮城から中野らしい左翼前方への流し打ちだった。オープン戦の打率は6分5厘。前日には「自分らしいスイングができているとは思っている。あと 3試合で開幕へいい状態に」と話していた。

 

 ウエスタン・リーグ<阪神 0ー 2くふうハヤテ>◇22日◇阪神鳴尾浜球場(愛称=タイガース・デン)
 右肩の肉離れで別メニュー調整をしていた梅野隆太郎捕手が「2番」で実戦復帰。 2打数無安打だった。 1軍の試合後、岡田彰布監督(66)が23日からの昇格を明言した。
 頼もしい背中が扇の要にある。守った、投げた、打った、走った。梅野が万全の状態で試合に戻ってきた。球団初のセ・リーグ連覇へ、シーズン開幕から戦力になる。
 「不安ごともなくできたので、それが一番よかった。リハビリ期間、トレーナーさんを含め、いろんな人が一生懸命対応してくれて今がある。そういう思いを背負って上(1軍)でもやれたらというのが正直な気持ち」
 春季キャンプ中に右肩の肉離れで離脱したため、 2月20日の韓国サムスンとの練習試合(宜野座)以来の実戦だった。 1軍から嶋田バッテリーコーチが駆けつける。梅野は 3回まで出場し、先発した西純の女房役として無失点を導いた。2番に入った打撃では投ゴロ、中飛だったが、いずれもとらえた打球だった。「自分の中では、今日に関してはいい感じだった」とうなずいた。


 ウエスタン・くふうハヤテ戦で実戦復帰した梅野隆太郎捕手=阪神鳴尾浜球場
 周囲を最も安心させたのは 3回の 2塁送球だった。盗塁を企図され、右腕をしならせる。刺すことはできなかったが、握り損ねながらも瞬時の判断でワンバウンド送球を選択。「嫌な感じはない。今のところ問題はない」と不安を払拭した。
 和田 2軍監督は「普通に守れているし、バッティングも普通の状態に近い。あとは開幕に向けて本来の状態に近づけられるか」と高評価。岡田監督はオリックス戦後「明日から来るよ」と明かし、23日から 1軍に昇格することが決まった。
 梅野にとっては復活を期す2024年になる。昨季は死球を受けて左尺骨を骨折し、シーズン途中で離脱。オリックスとの日本シリーズはベンチ入りしたが出番はなかった。今春の宜野座では 2月22日のシートノック中に右肩を肉離れしてから「(試合に)出たい」と思い続けていたという。
 「その思いは少しは晴れたかな、と。これから 1年間戦っていけたらと思います」


 ウエスタン・くふうハヤテ戦の 3回に 2塁へ送球する梅野隆太郎捕手=阪神鳴尾浜球場
  1軍は森下が右足を痛め、大山がコンディション不良でオープン戦を欠場するなど不安材料は多い。29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)でのベンチ入りが決定的となった梅野が流れを変える。
◆阪神・梅野の故障経過
★ 2月22日 春季宜野座キャンプでシートノック中に右肩を痛め、病院へ。長坂が右肘、中川が右足を痛めており岡田監督は「捕手ばっかりやん、けがするの。捕手がおらん」
★  23日チ ームドクターから右肩の肉離れと診断されたことを球団が発表。梅野は「分からん。俺は何とも言えん」とコメント
★ 3月 2日 鳴尾浜で屋外フリー打撃を再開。
★  12日 甲子園の室内練習場で故障後初めてブルペンで投手の球を受けた。遠投もこなし「今まで以上のことができた」と満足げ


  3回表くふうハヤテ二死 1、 2塁、梅野隆太郎捕手は福田秀平外野手を三振に仕留めた西純矢投手に声を掛ける=阪神鳴尾浜球場
 右肩肉離れから復活を目指す梅野隆太郎捕手が、23日のオリックスとのオープン戦(京セラドーム大阪)から1軍に合流する。22日にウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦(鳴尾浜)で実戦復帰。2月20日の練習試合、韓国・サムスン戦(宜野座)以来、31日ぶりとなる実戦だ。「2番捕手」で先発出場し、3イニングをプレー。投ゴロ、中飛と2打数無安打に倒れたが、いずれも鋭い打球を放った。
 「不安事もなく全然できたので、それが一番良かった。ゲームでしか感じられないものを感じられたし、自分自身の状態も嫌な感じなく過ごせた」


  3回裏阪神二死 1塁、梅野隆太郎捕手は中飛を打ち上げる=阪神鳴尾浜球場
  3回2死一塁からは、盗塁に対して二塁送球も披露。「握れなかった」とワンバウンドになったが、正確な送球を見せた。「その後も嫌な感じもなく、全然普通だったので。多分問題はないかな、今の所は」と万全を強調。この日の1軍オリックス戦後には岡田監督が「明日から来るよ」と23日からの1軍合流を明言した。
 梅野は「ケガをすると、1人ではできないことを周りがカバーしてくれる。そういう思いを背負って、上でもやれたら」と気合十分。周囲への感謝をプレーに込める。

 


 来日したベタンセス投手(左)とマルティネス投手 (球団提供)
 阪神は22日、 1月にドミニカ共和国で行った入団テストに合格して育成契約を結んだ、アンソニー・マルティネス投手とホセ・ベタンセス投手が来日したと発表した。
  2選手はともに右投げ右打ちの投手で、マルティネスは身長 190センチ、体重79キロ。21年にはカブス傘下のルーキーリーグで16試合に登板し5勝1敗、防御率4.21だった。ベタンセスは身長 183センチ、体重 102キロ。17年から昨季までマイナーや独立リーグで 120試合に登板している。


 来日したベタンセス投手(左)とマルティネス投手 (球団提供)
 阪神は22日、育成契約を結んだホセ・ベタンセス投手、アンソニー・マルティネス投手が同日、来日したと発表した。
 球団を通じて、ベタンセスは「日本の文化、人、気候がすごく好きで、日本に来ることができて本当にうれしいです。早くプレーをすることを熱望していますし、グラウンドで自分の力をみんなに見ていただきたいです」。マルティネスは「日本に来ることができて、本当にうれしいです。この環境をつくってくれた人たちに感謝します。ファンの皆さま、応援よろしくお願いします」とコメントした。
 ともにドミニカ共和国出身。球団が今年 1月に初めて実施した現地でのトライアウトをへて、入団が決まっていた。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 

 

 

 

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