●阪神は福岡ソフトバンクから 1点も奪えずに敗れた。先発の伊藤将司投手(27)は 3回一死 1、 2塁から柳田悠岐外野手(35)に右前適時打を許して先制点を献上。 6回は先頭の近藤健介外野手(30)に右中間方向への 2塁打を浴び、続く栗原陵矢内野手(27)に 2遊間を破られた。この一打で 2走が生還して 1点を追加されると、さらに一死 2塁で代打・中村晃外野手(34)にも 1、 2塁間を破られて 3― 0と差を広げられた。 5度目の登板で最長の 6回を投げたが、うち 5イニングで得点圏に走者を背負った。打線は主力の近本、大山がスタメンを外れ、この試合まで26打席連続無安打の中野拓夢内野手(27)が「1番・2塁」で先発。4番には佐藤輝明内野手(25)が出場したが、得点を奪えなかった。オープン戦はオリックスとの残り 3試合に全勝しても、5勝12敗1分けで勝率は2割9分4厘にとどまり、3割台未満が確定した。阪神が過去にセ・リーグ優勝した 6シーズンのうち、最低勝率は23年の4割7分1厘(8勝9敗)。不吉なデータを覆してリーグ連覇はなるか。
●近本光司外野手(29)、大山悠輔内野手(29)が福岡ソフトバンクとのオープン戦を欠場した。近本はこの日は球場を訪れたが打撃練習は行わず、外野で守備練習などを行った。ここまでオープン戦14試合に出場し打率.366、0本塁打、4打点だった。大山もこの日はウオーミングアップ後はグラウンドでの練習は行わなかった。平田ヘッドコーチは、コンディション面を考慮しての欠場であることを明かした。ともに 1試合を除いてスタメン出場を続けてきた。リフレッシュして22日からオリックスとの開幕前ラスト3連戦に臨む。
●19日の福岡ソフトバンク戦で5打席連続三振を喫した中野拓夢内野手(27)は、この日も4打数無安打で30打席連続ノーヒットとなったが、必死で前を向いた。トンネルの中をさまよう中野だが、 4打席目の左飛で一筋の光が差し込んだ。昨季 164安打で最多安打のタイトルを獲得した巧打者が、5打席連続三振を含む6打席凡退の屈辱を味わった19日の福岡ソフトバンク戦後に頭を抱えていたが、暗闇から抜け出そうとしている。
●阪神は福岡ソフトバンクに 0― 4で敗れた。「3番・右翼」で先発出場した森下翔太外野手(23)が 4回にチーム初安打となる中前打を放ち、出場8試合連続安打と好調を維持。 3種類のバットでシーズンに挑む方針を明かした。〝筆を選ばず〟に 2年目へ突き進む。出場8試合連続安打とジワジワ状態を上げてきた森下が、 3種類のバットを握りしめて開幕を迎えると明かした。オフから商売道具にこだわり、キャンプ序盤では「ピート・ローズ型」のグリップエンドが小さいバットを用いた。岡田彰布監督(66)に打球の角度が上がらないことを指摘されながらも試行錯誤を重ね、昨年使用していた型に落ち着いたようにも見えた。しかし、キャンプ最終盤で、同じ型でグリップを太くしたものと細くしたものを発注。さらにそれにグリップテープを巻いて太さを調整しながら〝三種の神器〟を携えて開幕を見据える。29日の開幕巨人戦の相手先発は戸郷が予告されている。昨季の対戦は1本塁打を含む11打数3安打、打率2割7分3厘、4打点と相性は悪くない。本塁打は 8月25日の東京ドームで 148キロを左翼席上段まで飛ばす会心のV弾だった。苦手としていた右投手克服で、ますます戸郷撃ちの期待が高まる。同じ敵地で、勝利を呼ぶアーチを再現できれば最高だ。
●伊藤将司投手が先発し、 3回に先制点を与えた。 1、 2回はともに得点圏に走者を背負ったピンチを切り抜けたが、 3回は先頭・牧原大成外野手(31)に 3遊間を破られ、周東佑京内野手(28)の投前バントと、 2ストライクから見極められた 4球連続ボールによるアダム・ウォーカー外野手(32)への四球で一死 1、 2塁。柳田悠岐外野手(35)に内角直球を右前に運ばれ、試合が動いた。それでも続く山川穂高内野手(32)はカットボールで詰まらせて遊飛に打ち取ると、横浜高の先輩である近藤健介外野手(30)をプロでの初対決となった 2回の第 1打席に続いて四球で歩かせた。次打者栗原の大飛球は右翼・森下がフェンス際で背走しながら好捕。なんとか最少失点でしのいだ。制球自慢の左腕が 4四死球を与えるなど毎回走者を背負ったが、何とか粘ってクオリティースタート( 6回以上、自責点 3以内)はキープした。収穫と課題を自己分析。安藤優也投手コーチ(46)も期待し、今後は2軍戦登板を経て仕上げる。
●阪神の新外国人、ハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)が安定感のある投球で 1回を無失点に抑えた。 7回に2番手として登板。この日の最速は 156キロを記録した直球で先頭から 2者連続三振。二死から中前打を浴びて走者を背負うも、続く打者を変化球で遊ゴロに仕留めた。17日の中日戦(バンテリン)では来日初失点を許していた右腕だが、修正力を発揮し、スコアボードにゼロを刻んだ。井上朋也内野手(21)、川村友斗外野手(24)を連続三振に仕留めた後、川瀬晃内野手(26)に中前に運ばれたが最後は緒方を遊ゴロ。守護神候補の右腕は充実感を漂わせた。OP戦は 5試合の登板で、失点は失策がからんだ 1点のみで防御率は0.00。自責0での開幕に意欲を見せた。
● 8回に登板した石井大智投手(26)は 1回 1失点だった。先頭の栗原に投じた初球の 147キロを完璧に捉えられ、右翼席へ運ばれた。次打者からの 3人はきっちりと抑えただけに悔やんだ。オープン戦は計 8回を投げて 6失点(自責 5)で防御率5.63。
●左肘、左肩手術からの復活を目指す髙橋遥人投手(26=亜細亜大學OB)が20日、鳴尾浜の残留練習で 2日連続のブルペン投球を行い46球を投じた。19日の60球と合わせて 2日で 100球以上を投じた。打撃投手など次の段階に向けて前を向いた。

記事をまとめてみました。

 

※時間は、実際の終了時間と異なります。

 

 オープン戦<福岡ソフトバンク 4― 0阪神>◇20日◇福岡ペイペイドーム
 阪神は福岡ソフトバンクから 1点も奪えずに敗れた。
 先発の伊藤将司投手(27)は 3回一死 1、 2塁から柳田に右前適時打を許して先制点を献上。 6回は先頭の近藤に右中間方向への 2塁打を浴び、続く栗原に 2遊間を破られた。この一打で 2走が生還して 1点を追加されると、さらに一死 2塁で代打・中村晃にも 1、 2塁間を破られて 3― 0と差を広げられた。 5度目の登板で最長の 6回を投げたが、うち 5イニングで得点圏に走者を背負った。


  6回表阪神無死 1塁、左飛に倒れた中野(手前)を厳しい表情で見つめる岡田彰布監督(左)と平田勝男ヘッドコーチ=福岡ペイペイドーム
 打線は主力の近本、大山がスタメンを外れ、この試合まで26打席連続無安打の中野拓夢内野手が「1番・2塁」で先発。4番には佐藤輝明内野手が出場したが、得点を奪えなかった。中野は4打数無安打でトンネルを抜け出せず、開幕まで残り 3試合となった中で不安が残った。

 福岡ソフトバンクに敗れ、ベンチを後にする岡田彰布監督=福岡ペイペイドーム
 阪神は打ち合いを制した19日の10-9勝利から一転、 0- 4でオープン戦はヤクルトと並び12球団最多3度目の完封負けを喫した。
 オープン戦はオリックスとの残り 3試合に全勝しても、5勝12敗1分けで勝率は2割9分4厘にとどまり、3割台未満が確定した。阪神が過去にセ・リーグ優勝した 6シーズンのうち、最低勝率は23年の4割7分1厘(8勝9敗)。不吉なデータを覆してリーグ連覇はなるか。

 


 試合前練習でウオーミングアップを行う近本光司外野手=福岡ペイペイドーム
 近本光司外野手、大山悠輔内野手が福岡ソフトバンクとのオープン戦を欠場した。
 近本は19日の同戦では 2安打をマーク。 5回の 3打席目に右翼への 3塁打を放つと、その裏の守備から途中交代した。この日は球場を訪れたが打撃練習は行わず、外野で守備練習などを行った。ここまでオープン戦14試合に出場し打率.366、0本塁打、4打点だった。


 グラウンドから引き揚げる大山悠輔内野手=福岡ペイペイドーム
 大山も19日は2打数無安打で交代。この日はウオーミングアップ後はグラウンドでの練習は行わなかった。同じくオープン戦14試合に出場し打率.186、0本塁打、4打点だった。
 平田ヘッドコーチは「ずっと人工芝も続いているというのもあって」と、コンディション面を考慮しての欠場であることを明かした。


 中野拓夢内野手と言葉を交わす近本光司外野手=福岡ペイペイドーム
 阪神1番近本光司外野手と4番大山悠輔内野手が今季初めてオープン戦を欠場した。
 ナイター明けのデーゲームだったことも踏まえた積極的休養で、ベンチ入りを外れて試合途中に帰阪した。平田ヘッドコーチは「コンディションのね。ずっと人工芝も続いてるっていうことでね」と説明。ともに 1試合を除いてスタメン出場を続けてきた。リフレッシュして22日からオリックスとの開幕前ラスト3連戦に臨む。

 

 19日の福岡ソフトバンク戦で5打席連続三振を喫した中野拓夢内野手は、この日も4打数無安打で30打席連続ノーヒットとなったが、必死で前を向いた。
 トンネルの中をさまよう中野だが、 4打席目の左飛で一筋の光が差し込んだ。
 「最近の中では(あの左飛は)自分らしいスイングができているとは思っている。ここから徐々に上げていければいい」


  4回表阪神無死、遊邪飛に倒れた中野拓夢内野手=福岡ペイペイドーム
 近本の欠場によって打順を繰り上げられ「1番・2塁」でスタメン出場したが、この日も中飛、遊邪飛、左飛と快音は響かず…。だが、最後の最後で〝らしさ〟が出かけた。 0- 3の 8回一死 1塁でオスナの直球を左翼へ弾き返し「逆方向にいい打球が出ることが自分の中では調子が上がってくるところ」と〝上昇気配〟を自ら感じ取った。


  4回、邪飛に倒れた中野拓夢内野手。開幕へ、前を向いて進む=福岡ペイペイドーム
 昨季 164安打で最多安打のタイトルを獲得した巧打者が、5打席連続三振を含む6打席凡退の屈辱を味わった19日の福岡ソフトバンク戦後に「自分でもどうなっているのかもわからない」と頭を抱えていたが、暗闇から抜け出そうとしている。平田ヘッドコーチも「最後いい感じで打ってくれたし。これをちょっとね、きっかけにっていうか」とうなずいた。

  8回、左飛に倒れ30打席連続無安打となった中野拓夢内野手。残り3戦で不振を抜け出してみせる=福岡ペイペイドーム
 中野も「もう 1回原点に戻って、しっかりと映像も見直して。(オープン戦は)あと 3試合。その試合で開幕に向けていい状態で持っていければ」と力を込めた。
◆30打席連続無安打の中野について阪神・水口栄二打撃コーチ
 「見ればわかるでしょ。今日はちょっと良かった。まだまだこれからだから」

 

 阪神は福岡ソフトバンクに 0― 4で敗れた。「3番・右翼」で先発出場した森下翔太外野手が 4回にチーム初安打となる中前打を放ち、出場8試合連続安打と好調を維持。 3種類のバットでシーズンに挑む方針を明かした。
 〝筆を選ばず〟に 2年目へ突き進む。出場8試合連続安打とジワジワ状態を上げてきた森下が、 3種類のバットを握りしめて開幕を迎えると明かした。
 「バットが変わると、自分の感覚も、いろんなことが変わっている。シーズンも試合によって変えたいなと思います」


  3回二死満塁で、右翼後方を襲った栗原陵矢内野手の打球をキャッチする森下翔太外野手=福岡ペイペイドーム
 この日は昨年も使用した型のバットにグリップテープを巻いて臨んだ。第 1打席こそ三振に倒れたが、「いい形でボールがしっかり見えている。うまく対応できた」と第 2打席に中前打。完璧に虎打線を封じていた初対戦の東浜からチーム初安打を放ち、オープン戦の打率を12球団2位の.311(45打数14安打)に上昇させた。
 オフから商売道具にこだわり、キャンプ序盤では「ピート・ローズ型」のグリップエンドが小さいバットを用いた。岡田監督に打球の角度が上がらないことを指摘されながらも試行錯誤を重ね、昨年使用していた型に落ち着いたようにも見えた。しかし、キャンプ最終盤で、同じ型でグリップを太くしたものと細くしたものを発注。さらにそれにグリップテープを巻いて太さを調整しながら〝三種の神器〟を携えて開幕を見据える。


  4回、チーム初安打となる中前打を放った森下翔太外野手。このまま開幕まで突っ走る=福岡ペイペイドーム
 複数を使い分けることに意味がある。日々変わっていく感覚に順応していくために、一つの型にとどまらない。課題と掲げる〝調子の波〟を少なくしていくために、感覚が悪い時にも自ら突破口を切り開いていく。
 「本当に自分の感覚でしかない。太いと感じたら細いものを使うほうが感覚的にはよくなるとか、そういうこと。何かに固定するというのはないですね」
 開幕まで残り3試合。バッチリ状態を上げてきた背番号1が、研ぎ澄まされた感覚で相棒を使い分け、今年も最高のシーズンにする。


  4回表阪神二死、森下翔太外野手は中前打を放った=福岡ペイペイドーム

 森下翔太外野手が“進化発揮”の右腕打ちだ。敵地福岡ソフトバンク戦に「3番右翼」で出場。 4回に先発東浜から中前打を放ち、今春オープン戦の対右投手打率を3割4分3厘に上げた。昨季レギュラーシーズンの対右腕は同2割5分だっただけに、1割近くもアップ。オープン戦は8試合連続安打と好調もキープしている。29日の開幕巨人戦(東京ドーム)も戸郷撃ちの期待が高まる。
            ◇  ◇  ◇
 森下の快音が止まらない。 4回二死で迎えた第 2打席。東浜の 4球目、内角低めの直球をコンパクトに振り抜き、中前打を決めた。「(相手の)フォームがちょっと独特で、 1打席目は球種も見たことなかったので難しかったですけど、うまく 2打席目からは対応できました」とにっこり。第 1打席の見逃し三振をしっかり修正するクレバーな対応を見せた。オープン戦自体も8試合連続安打と絶好調。「ボールがしっかり見えて、いい形で打てているので、変えずにいきたい」。勢いそのまま、シーズンインを見据える。


  4回表阪神二死、東浜巨投手は森下翔太外野手に中前安打を浴び残念そうな表情=福岡ペイペイドーム

  2年目の進化も証明している。この日の東浜撃ちでオープン戦の対右投手の打率は、3割4分3厘にアップ。昨季レギュラーシーズンの対右腕の同2割5分から1割近くも上げている。前日19日には福岡ソフトバンクのルーキー右腕、沢柳から 3ランを放つなど、課題克服が際立つ。「(左右)両方打てないとあれなので、しっかり両方打てるようにしたい」と手応え十分だ。
 新相棒探しにも余念がない。今オフは腕力だけに頼らない新フォームを模索し、安打量産タイプのピート・ローズ型バットも導入。だが打球が上がらず、 2月のキャンプ終盤には昨季モデルに戻し、さらに複数タイプのバットを発注した。現在は 3種類のバットを持ち込み、さらにその時々の感覚によって、グリップにテープを巻いて太さを微妙に変えている。「シーズンは試合によっても変えたいと思っています。何を意図して変えるとかじゃなく、自分の感覚でやっています」。シーズン中に新たなバットを作ることも視野に入れるこだわりよう。どのバットを手にするかはインスピレーション次第。どこまでも感性を重視する。
 29日の開幕巨人戦の相手先発は戸郷が予告されている。昨季の対戦は1本塁打を含む11打数3安打、打率2割7分3厘、4打点と相性は悪くない。本塁打は 8月25日の東京ドームで 148キロを左翼席上段まで飛ばす会心のV弾だった。苦手としていた右投手克服で、ますます戸郷撃ちの期待が高まる。同じ敵地で、勝利を呼ぶアーチを再現できれば最高だ。

 


 阪神先発・伊藤将司投手=福岡ペイペイドーム
 伊藤将司投手が先発し、 3回に先制点を与えた。 1、 2回はともに得点圏に走者を背負ったピンチを切り抜けたが、 3回は先頭・牧原大に 3遊間を破られ、周東の投前バントと、 2ストライクから見極められた 4球連続ボールによるウォーカーへの四球で一死 1、 2塁。柳田に内角直球を右前に運ばれ、試合が動いた。それでも続く山川はカットボールで詰まらせて遊飛に打ち取ると、横浜高の先輩である近藤をプロでの初対決となった 2回の第 1打席に続いて四球で歩かせた。次打者栗原の大飛球は右翼・森下がフェンス際で背走しながら好捕。なんとか最少失点でしのいだ。


 阪神先発・伊藤将司投手=福岡ペイペイドーム
 伊藤将司投手が先発し、 6回 8安打 3失点だった。
  1、 2回はなんとか無失点にしのいだが、  3回に一死 1、 2塁から柳田に右前適時打を許して先制点を献上。 5回は一死 1、 2塁で山川を投ゴロ併殺に仕留めるなどピンチを断つシーンもあったが、 6回は先頭の近藤に右中間方向への 2塁打を浴び、続く栗原に 2遊間を破られると、天を仰いだ。この一打で 2走が生還して 1点を追加されると、さらに一死 2塁で代打・中村晃にも 1、 2塁間を破られて 3― 0と差を広げられた。
 ここまで順調に段階を踏み 5度目の登板で 6回は最長。ただ、得点圏に走者を背負ったのは 5イニングを数え、ピンチの連続だった。


 力投する阪神先発の伊藤将司投手=福岡ペイペイドーム
 阪神先発の伊藤将は 6回 3失点。 3回一死 1、 2塁から柳田に右前適時打を許して先制点を献上すると、 6回にも 2本の適時打を浴びた。 6回のうち 5イニングで得点圏に走者を背負う投球となり、「そういう場面で最少失点で切れるようにできたら」と課題を残した。次週は 2軍戦などの登板を挟み、シーズンへ臨む見込みで「カット(ボール)が良かったので、しっかりとコースに投げられたのでよかった」と収穫も口にした。


  6回に栗原陵矢内野手に適時打を許した伊藤将司投手=福岡ペイペイドーム
 阪神開幕 2カード目、 4月 3日横浜DeNA戦(京セラドーム大阪)の先発が有力な伊藤将司投手のオープン戦ラスト登板は6回8安打3失点だった。
 制球自慢の左腕が 4四死球を与えるなど毎回走者を背負ったが、何とか粘ってクオリティースタート( 6回以上、自責点 3以内)はキープした。「右バッターのインサイドはよかったけど、右の外、左の内はもうちょっと投げられたら」と収穫と課題を自己分析。安藤投手コーチも「真っすぐと変化球の精度。細かいところを上げていってほしい」と期待し、今後は2軍戦登板を経て仕上げる。

 


 投球するハビー・ゲラ投手=福岡ペイペイドーム
 阪神の新外国人、ハビー・ゲラ投手が安定感のある投球で 1回を無失点に抑えた。 7回に2番手として登板。この日の最速は 156キロを記録した直球で先頭から 2者連続三振。二死から中前打を浴びて走者を背負うも、続く打者を変化球で遊ゴロに仕留めた。17日の中日戦(バンテリン)では来日初失点を許していた右腕だが、修正力を発揮し、スコアボードにゼロを刻んだ。

  7回に登板した、阪神2番手のハビー・ゲラ投手=福岡ペイペイドーム

  7回に登板したゲラ(前レイズ)は 1回無失点。オープン戦5戦連続自責ゼロとなった。「三振も 2つ取れましたし、いい投球ができた。満足しています」。先頭の代打・井上は 155キロ直球で見逃し三振、川村も同じ 155キロ直球で空振り三振に斬った。川瀬に中前打を許したが、緒方を落ち着いて遊ゴロに打ち取った。オープン戦は残り 3試合。「もう 1試合くらい投げられたらシーズンに向けて準備できる」と総仕上げに臨む。

 投球するハビー・ゲラ投手=福岡ペイペイドーム
  7回に登板したハビー・ゲラ投手は、危なげなく 1回を 1安打無失点に抑えた。
 井上、川村を連続三振に仕留めた後、川瀬に中前に運ばれたが最後は緒方を遊ゴロ。守護神候補の右腕は「ファンの皆さんのエネルギーも感じながら、楽しめながらいい投球ができたよ」と充実感を漂わせた。OP戦は 5試合の登板で、失点は失策がからんだ 1点のみで防御率は0.00。自責0での開幕に「みんなそういう気持ちがあると思う」と意欲を見せた。

 


 福岡ソフトバンク・栗原陵矢内野手に本塁打を打たれた石井大智投手=福岡ペイペイドーム
  8回に登板した石井は 1回 1失点だった。「ホームランは後悔の残る選択をした」。先頭の栗原に投じた初球の 147キロを完璧に捉えられ、右翼席へ運ばれた。次打者からの 3人はきっちりと抑えただけに悔やんだ。オープン戦は計 8回を投げて 6失点(自責 5)で防御率5.63。「オープン戦で結果を残さないともちろん(開幕メンバーに)入れない。自分のできることをしっかりとやっていきたい」と唇をかんだ。

 

 左肘、左肩手術からの復活を目指す髙橋が20日、鳴尾浜の残留練習で 2日連続のブルペン投球を行い46球を投じた。「まだ(昨年 6月の術後) 1回も 2日連続で入ってなかった。どれくらいボールがいくかと、スタミナとかですね」と明かし「ちょっとずつ良くなっている」と語った。19日の60球と合わせて 2日で 100球以上を投じた。打撃投手など次の段階に向けて「もう少し球数を増やして投げたら、次はそういうところに入ってくると思う」と前を向いた。

 髙橋遥人投手阪神鳴尾浜球場(愛称=タイガース・デン)
 左肘手術などからの復活を目指す髙橋遥人投手が、鳴尾浜で今年初となる連日のブルペン投球を行った。
 「まだ 1回も 2日連続で入ってなかったんで、(トレーナーらと)相談して、入ってもオッケーだったので」。19日が約60球、この日は46球を投じた。「どんくらいボールが行くかなっていう感じと。あと、スタミナとか」を確認。今後はブルペンでの球数を増やすなどレベルを上げ、打撃投手など次の段階を目指す。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 

 

 

 

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