●阪神は中日に完敗。先発した才木浩人投手(25)は 5回 8安打 3失点と課題の残る投球だった。2番手でマウンドに上がったハビー・ゲラ投手(28=レイズ)は味方の失策に不運が重なり、来日初失点を喫した。打線は再三の好機を生かせず。 6回は無死満塁としながら、あと一本が出ずホームが遠かった。それでも、16日の同戦で出場機会なしに終わった佐藤輝明内野手(25)がオープン戦初の複数安打( 3安打)をマークするなど、うっぷんを晴らし、意地を見せた。岡田彰布監督(66)が今季初リクエストに失敗も、思わず白い歯を見せた。 2点を追う 5回、四球で出塁した髙寺望夢内野手(21)が、次打者小野寺の 2球目に 2盗を試みるもアウト。ここで岡田監督がリクエストでリプレー検証を要求した。リプレー検証後も判定はくつがえらず、リクエストは失敗。
●前日16日に今年初めてオープン戦を欠場した佐藤輝明内野手が、スタメン復帰して 3安打を放った。 2回一死、右腕メヒアの低め150キロをジャストミート。低い弾道で中堅の頭を越える 2塁打にした。 6回は強烈な中前打。この 2本はともに追い込まれてから完璧に対応した。 8回は初球を流し打って、 3遊間を鋭く抜いた。内容もともなった固め打ちとなった。15日までオープン戦の打率が1割2分8厘。15日の試合後には岡田彰布監督も打撃内容に厳しく言及していた。昨年12月に渡米し、シアトルの最先端トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で動作解析を行った。そこから導き出した新たな型。重心低くお尻を突き出し、バットを構える手の位置も少し下げた。スイングの再現性を高め、プロ入り後から課題としていた調子の波を少なくするために着手したフォーム改造。開幕を前に、いい状態と悪い状態の両方を確認できたことはプラスだ。オープン戦も残すところあと 5試合。この日の 3安打をきっかけに調子を上げることができれば、〝ここじゃないか〟というポイントはより明確になる。帰ってきた「5番・3塁」の大砲。3.29の開幕へ。シン・サトテル打法を完成形へと仕上げていく。
●近本光司外野手(29)が 3回二死の第 2打席で中前打を放ち、オープン戦 7試合連続安打とした。直後に今季実戦初盗塁となる 2盗を決めた。オープン戦打率.342と好調にもマイペースかつ順調に開幕へと進む。
● 2戦連続の先発出場となった前川右京外野手(20)が、この日も快音でアピールした。「3番・左翼」で 2試合連続のスタメン出場となった前川右京外野手が 6回先頭の第 3打席で田島慎二投手(34)のシンカーを捉え、右翼線へ 2塁打を放った。16日は 9回にライデル・マルティネス投手(27)から右前適時打を放つなど試合中の修正能力が光る。外野の開幕スタメンへ、 2日連続のアピールとなった。
●「6番・右翼」で 2試合ぶりに出場した森下翔太外野手(23)は 4回にウンベルト・メヒア投手(27)の 149キロ直球を引っ張り、右翼線に運ぶ 2塁打を放った。オープン戦12球団トップの 5本目の 2塁打に胸を張る。 6回無死満塁、 8回二死 1、 2塁の好機では凡退したが、前向きだった。12球団トップを走る、オープン戦 5本目の 2塁打。今春キャンプから口にしていた課題が「打球の角度」だった。左飛に倒れた 2回の第 1打席も鋭い打球の凡退。15日中日戦では、広いバンテリンドームの中堅フェンスを直撃する 2塁打も放った。高弾道の打球が増加。本人も「試合になると自然と(打球が)上がっています」と手応えを口にした。開幕戦の舞台は狭い東京ドーム。勝利を決定付ける 1発にも期待が膨らむ。前日16日の同戦は欠場。スタメン復帰してすぐに結果を出し、出場 6試合連続となる安打だ。それでも好機で回った 6、 8回はともに凡退。 8回には自打球を左足首に当てる場面もあったが、問題はなさそう。反省も忘れずに進む。開幕まで、残すは 5試合。ギリギリまで形を模索し、ベストな状態で3.29に向かう。
●先発した才木浩人投手は 5回 8安打 3失点でマウンドを降りた。 1回二死から細川成也外野手(25)に 2塁打を浴びたが中田翔内野手(34)を左飛に抑えて無失点の立ち上がり。しかし、 2回に突如乱れる。先頭のアレックス・ディッカーソン外野手(33)を四球。高橋周に右翼線へと打球を運ばれ、無死 2、 3塁のピンチを招く。石川昂弥内野手(22)に右前打を浴びて簡単に先制点を献上。村松開人内野手(23)の犠飛でさらに 1点を失った。 3回も一死から細川に四球、 4回は先頭の高橋周平内野手(30)に右前に運ばれるなど、追加点こそ許さないがピリッとしない。 5回は村松、三好大倫外野手(26)の連打で無死 1、 3塁とされ、辻本倫太郎内野手(22)の 3ゴロの間に 1点を失った。何とか試合をまとめた右腕だが、開幕へ向け課題の残る内容となった。発熱のため先発予定だった前回 9日東京ヤクルト戦の出場を回避。24日オリックス戦(京セラドーム大阪)先発から、開幕 3戦目の31日巨人戦(東京ドーム)に向かう見込みだ。
● 6回に登板したハビー・ゲラ投手が来日最速の 158キロをマークした。一死 2、 3塁で三好に投じた初球だ。内角低めへストライク。続く中島宏之内野手(41)のボテボテの打球を処理する際にバランスを崩して左足を気にするしぐさをみせたが、大事には至らず。これが内野安打になり、来日 4試合目で初失点(自責0)となったが余裕を見せた。
●石井大智投手(26)は 7回に登板し、三者凡退でピシャリ。石垣を 149キロ直球で空振り三振、鵜飼はスライダーで遊ゴロ、高橋周は 150キロ直球で三飛に打ち取った。昨季44試合登板で防御率1.35と飛躍を遂げた右腕は、開幕に向けて気合を入れ直した。
● 8回に登板した阪神D5位・石黒佑弥投手(22=JR西日本)が 1回無失点と好投。観戦した母・和恵さんの前で、開幕 1軍入りをアピールした。16日は 1回 2安打 2四球 1失点と悔しい結果だったが、連投のチャンスを与えられた。 1安打を許したが、 2三振を奪った。ゲラ、石井、岡留英貴投手(24=亜細亜大學OB)らと競う右の救援陣入りを目指す。オープン戦 2戦目の登板となった前日16日の中日戦では 2安打 2四球を与えるなど、 1回 1失点。連投での登板となった中、即結果を出した。

記事をまとめてみました。

 

※時間は、実際の終了時間と異なります。

 

 オープン戦<中日 4- 0阪神>◇17日◇バンテリンドームナゴヤ
 阪神は中日に完敗。先発した才木は 5回 8安打 3失点と課題の残る投球だった。2番手でマウンドに上がったゲラは味方の失策に不運が重なり、来日初失点を喫した。打線は再三の好機を生かせず。 6回は無死満塁としながら、あと一本が出ずホームが遠かった。それでも、16日の同戦で出場機会なしに終わった佐藤輝がオープン戦初の複数安打( 3安打)をマークするなど、うっぷんを晴らし、意地を見せた。


 試合前練習を見守る岡田彰布監督=バンテリンドームナゴヤ
 岡田彰布監督が今季初リクエストに失敗も、思わず白い歯を見せた。
  2点を追う 5回、四球で出塁した髙寺望夢内野手(21)が、次打者小野寺の 2球目に 2盗を試みるもアウト。ここで岡田監督がリクエストでリプレー検証を要求した。
 きわどいタイミングに見えたが、リプレー検証後も判定はくつがえらず、リクエストは失敗。ベンチの岡田監督は白い歯を見せながら苦笑い。判定についてベンチ内で会話している様子だった。

 


  2回表阪神一死、中越え 2塁打を放った佐藤輝明内野手=バンテリンドームナゴヤ
 前日16日に今年初めてオープン戦を欠場した佐藤輝明内野手が、スタメン復帰して 3安打を放った。
  2回一死、右腕メヒアの低め150キロをジャストミート。低い弾道で中堅の頭を越える 2塁打にした。
  6回は強烈な中前打。この 2本はともに追い込まれてから完璧に対応した。 8回は初球を流し打って、 3遊間を鋭く抜いた。内容もともなった固め打ちとなった。
 15日までオープン戦の打率が1割2分8厘。15日の試合後には岡田彰布監督も打撃内容に厳しく言及していた。


  2回表阪神一死、佐藤輝明内野手は中越え 2塁打を放った=バンテリンドームナゴヤ
 復調の猛打賞! 阪神は中日とのオープン戦(バンテリンドーム))に 0- 4で敗れたが、「5番・3塁」で 2試合ぶりに先発出場した佐藤輝明内野手が 4打数 3安打の固め打ち。オフから築き上げてきた新打撃フォームを改めて見直し、結果につなげた。オープン戦もあと 5試合。29日の開幕戦(対巨人、東京ドーム)に向け、新打法の完全習得を目指す。
  3度奏でた快音で虎の大砲は輝きを取り戻した。見つめ直した本来の型。そこから繰り出す鋭いスイングで、白球をかっ飛ばす。いつもの定位置に、頼もしい佐藤輝が帰ってきた。
 「結果が出たのでよかったと思います。しっかりバッティングフォームを見直して臨みました」


  6回、中前打を放った佐藤輝明内野手=バンテリンドームナゴヤ
  2回一死の第 1打席はメヒアの 105キロ直球を捉えた。中堅手の頭上を越え、ワンバウンドでフェンスを直撃する 2塁打。好感触を得ると 6回無死 1、 2塁の好機で迎えた第 3打席はサイドスロー右腕・田島の直球を中前へ。 8回は左腕・斎藤の 144キロをはじき返し左前打。今季オープン戦で初の複数安打となる 3安打〝猛打賞〟に「結果を出すためにやっているので」と安堵(あんど)の表情を浮かべる。
 16日は今季の実戦で初めて欠場し、ベンチから戦況を見つめた。グラウンドに視線を向けながら振り返ったのは、己の〝原点〟。今オフに築き上げてきた新打撃フォームだ。
 「バッティングというのは絶対崩れていく。毎日同じ感じでは打てない。そこをどうやったら同じ形というか、同じ感覚で打てるか」
 昨年12月に渡米し、シアトルの最先端トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で動作解析を行った。そこから導き出した新たな型。「股関節を使えるように、下(下半身)から回るところを意識しています」。重心低くお尻を突き出し、バットを構える手の位置も少し下げた。


  8回、安打を放った佐藤輝明内野手=バンテリンドームナゴヤ
 新打撃フォームで臨んだ 2月は、実戦 8試合で打率.500(18打数 9安打)、 4打点、 2本塁打と抜群の結果。とくに紅白戦、練習試合の序盤 4試合途中までは 6打数 6安打 2四球で打率10割の好スタートだった。ただ、 3月に入るとフォームが次第に崩れる。打率.167(36打数 6安打)、2打点、0本塁打の数字が物語るように苦しんできた。この差、違いは何か-。徹底して見つめ直した。「何個かは『ここじゃないかな』というのはあります」。立ち返る原点があるからこそ違いが分かる。
 スイングの再現性を高め、プロ入り後から課題としていた調子の波を少なくするために着手したフォーム改造。開幕を前に、いい状態と悪い状態の両方を確認できたことはプラスだ。オープン戦も残すところあと 5試合。この日の 3安打をきっかけに調子を上げることができれば、〝ここじゃないか〟というポイントはより明確になる。
 「しっかりバッティングフォームを確認しながら、いい当たりを打てるように頑張ります」
 帰ってきた「5番・3塁」の大砲。3.29の開幕へ。シン・サトテル打法を完成形へと仕上げていく。

 


  3回、 2盗に成功した近本光司外野手=バンテリンドームナゴヤ
 近本光司外野手が 3回二死の第 2打席で中前打を放ち、オープン戦 7試合連続安打とした。直後に今季実戦初盗塁となる 2盗を決めた。「サインが出ていたので初球から走ってアウトになってもいいと思った」とサラリ。オープン戦打率.342と好調にも「今は自分がやりたいことをできるかどうかだと思っているので」とマイペースかつ順調に開幕へと進む。

  3回表阪神二死 1塁、 1塁走者近本光司外野手は打者木浪聖也内野手のとき 2塁盗塁を決める。野手は村松開人内野手=バンテリンドームナゴヤ
 近本光司がオープン戦初盗塁を決めた。
  3回、メヒアから鮮やかな中前打を放つと、盗塁のサインを受けて次打者の初球にスタートを切った。 3回に 7試合連続安打となる中前打を放ちオープン戦打率は3割4分2厘。「自分がやりたいことをやれるかどうか。やれているかは別として、ですけど。まだ公式戦じゃないので(内容を)公式戦に近くする必要はないと思う。オープン戦はオープン戦」と強調した。

 


  6回、 2塁打を放った前川右京外野手=バンテリンドームナゴヤ
 「3番・左翼」で 2試合連続のスタメン出場となった前川右京外野手が 6回先頭の第 3打席で田島のシンカーを捉え、右翼線へ 2塁打を放った。「最初の 2打席はまったくダメでしたけど、昨日(16日)と同様、後から打ててよかった」。16日は 9回にマルティネスから右前適時打を放つなど試合中の修正能力が光る。外野の開幕スタメンへ、 2日連続のアピールとなった。

  6回表阪神無死、右翼線へ 2塁打を放ちベンチに向かって手を上げる前川右京外野手=バンテリンドームナゴヤ
  2戦連続の先発出場となった前川右京が、この日も快音でアピールした。 6回先頭で迎えた第 2打席で、中日田島から右翼へ 2塁打。「小さく曲がる球が多いと言ってもらっていたので、そこを頭に入れながら、対応できたのかな」。終盤に 2安打を放った前日16日に続き、この日も 2打席無安打からの長打。「 1つ 1つちゃんと区切りをつけて、 1打席 1打席立てている」と手応えを口にした。

 


  4回表阪神二死、左 2塁打を放った森下翔太外野手=バンテリンドームナゴヤ
 「6番・右翼」で 2試合ぶりに出場した森下翔太外野手は 4回にメヒアの 149キロ直球を引っ張り、右翼線に運ぶ 2塁打を放った。オープン戦12球団トップの 5本目の 2塁打に「長打力が持ち味。長打が打てたらチームにとってもプラスだと思う」と胸を張る。 6回無死満塁、 8回二死 1、 2塁の好機では凡退したが、「オープン戦のうちに課題が出ていることはプラスに捉えていいかな」と前向きだった。


  4回表阪神二死、森下翔太外野手は左 2塁打を放った=バンテリンドームナゴヤ
 打球角度ヨシ! 6番右翼で出場した森下翔太外野手が出場 4試合連続となる 2塁打を放った。 4回、先発メヒアの内角寄り 148キロ直球を強振。「真っすぐ、スライダー中心の投手なので。どちらかに張ってやりました」と狙って打席に入った。カウント 1- 1から振り抜いたバットは、背中に付きそうな勢いのフルスイング。左翼線にライナーで運び、悠々 2塁へ到達した。
 「あそこ(内角)をしっかりさばけるように練習をしてきたので。もっともっと打ち返せるようにしていきたい」
 12球団トップを走る、オープン戦 5本目の 2塁打。今春キャンプから口にしていた課題が「打球の角度」だった。左飛に倒れた 2回の第 1打席も鋭い打球の凡退。15日中日戦では、広いバンテリンドームの中堅フェンスを直撃する 2塁打も放った。高弾道の打球が増加。本人も「試合になると自然と(打球が)上がっています」と手応えを口にした。


  8回二死 1、 2塁で 2飛に倒れた森下翔太外野手=バンテリンドームナゴヤ
 「長打力が持ち味でもあるので、長打を打てたらチームにとってもプラスだと思うので、これからどんどん打っていきたい」
 開幕戦の舞台は狭い東京ドーム。勝利を決定付ける 1発にも期待が膨らむ。
 前日16日の同戦は欠場。スタメン復帰してすぐに結果を出し、出場 6試合連続となる安打だ。それでも好機で回った 6、 8回はともに凡退。 8回には自打球を左足首に当てる場面もあったが、問題はなさそう。「毎試合毎試合、課題が出ている。オープン戦のうちに課題が出ているのはプラスに考えたい」と反省も忘れずに進む。
 開幕まで、残すは 5試合。理想の打撃に近づいているかと問われると「まだですね。まだ練習して、頑張ります」と慢心はない。ギリギリまで形を模索し、ベストな状態で3.29に向かう。

 

 先発した才木浩人投手は 5回 8安打 3失点でマウンドを降りた。
  1回二死から細川に 2塁打を浴びたが中田を左飛に抑えて無失点の立ち上がり。しかし、 2回に突如乱れる。先頭のディカーソンを四球。高橋周に右翼線へと打球を運ばれ、無死 2、 3塁のピンチを招く。石川昂に右前打を浴びて簡単に先制点を献上。村松の犠飛でさらに 1点を失った。 3回も一死から細川に四球、 4回は先頭の高橋周に右前に運ばれるなど、追加点こそ許さないがピリッとしない。 5回は村松、三好の連打で無死 1、 3塁とされ、辻本の 3ゴロの間に 1点を失った。何とか試合をまとめた右腕だが、開幕へ向け課題の残る内容となった。


  5回 3失点の才木浩人投手=バンテリンドームナゴヤ
 才木浩人投手が今春 5度目の実戦登板に臨み、 5回 8安打 3失点でマウンドを降りた。
  2回、四球と安打で無死 2、 3塁を招き、7番石川昂の右前適時打で先制点を献上。その後に村松の右犠飛で追加点。 5回無死 1、 3塁には、辻本の 3ゴロの間に 3点目を与えた。
 発熱のため先発予定だった 9日ヤクルト戦の出場を回避。 3日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)以来、 2週間ぶりとなる登板だった。今春最多78球を投げきった所で、降板となった。


 力投した阪神先発の才木浩人投手=バンテリンドームナゴヤ
  2週間ぶりの登板となった阪神先発才木浩人投手は 5回 8安打 3失点でマウンドを降りた。
 今春最多78球を投げ「フォークとかで空振り取れたりしましたし。スライダーとか結構良かった。まっすぐの感じだけしっかり上げていければ」と振り返った。発熱のため先発予定だった前回 9日東京ヤクルト戦の出場を回避。間隔が空いたが「今日投げて次も投げて、多分全然問題ないと思う」と力強く話した。24日オリックス戦(京セラドーム大阪)先発から、開幕 3戦目の31日巨人戦(東京ドーム)に向かう見込みだ。


  1回裏中日一死、才木浩人投手は辻本倫太郎内野手を三振に仕留める=バンテリンドームナゴヤ
  2週間ぶりの復帰登板となった才木浩人投手が 5回 8安打 3失点。満足のいく内容ではなかったが、先発予定の開幕 3戦目、31日の巨人戦(東京ドーム)に向けて手応えを強調した。
 「きょうはカウントを悪くして、(ストライクを)取りに行ったボールを打たれたが、しっかり整えられれば全然、問題ない」
 前回 3日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)では 4回無失点と順調な調整ぶりをみせた。だが、 9日の東京ヤクルト戦(甲子園)を発熱の影響で回避したことで「中13日」でのマウンドとなった。


  2回、中日・宇佐見真吾捕手の打球にグローブを出す才木浩人投手=バンテリンドームナゴヤ
 才木は「真っすぐはあまりよくなかった」と振り返ったが、それでも持ち味の直球は常時 150キロ前後は出ていた。 1回、三好、辻本を連続空振り三振と最高のスタートだったが…。 2回、先頭のディカーソンにストレートの四球を与えてペースを崩した。続く高橋周に高めの直球を右翼線にはじき返されると、石川昂にも高めの 151キロを右前に運ばれて先制を許す。 5回にも 4安打を浴びて失点したが、変化球には手応えも得た。
 「フォークで空振りは取れたし、スライダーとかけっこう良かったんで。他の球種でもある程度は投げれるかなっていう感じはしている」


  4回表、カメラマン席前でキャッチボールする才木浩人投手は「あと 2球」と合図を出す=バンテリンドームナゴヤ
 昨季8勝から、さらなる飛躍へ。オフは直球にさらに磨きをかけることをテーマに掲げてブルペンで投げ込んだ。岡田監督も「今年15勝ぐらいするん違うかな」とキャンプ中、周囲に漏らすほど期待を寄せる。
 才木のオープン戦ラスト登板は24日のオリックス戦(京セラ)が有力。「(本番までに)もう一回投げるので。真っすぐ(の力)をしっかり上げていければ、問題はないかなと」。次々と頼もしい言葉を並べた。これも今季にかける思いと自信の表れだ。

 

  6回に登板したハビー・ゲラ投手が来日最速の 158キロをマークした。一死 2、 3塁で三好に投じた初球だ。「いい感じでボールが手から離れてくれたからね」と内角低めへストライク。続く中島のボテボテの打球を処理する際にバランスを崩して左足を気にするしぐさをみせたが、大事には至らず。これが内野安打になり、来日 4試合目で初失点(自責0)となったが「シーズン前にピンチを背負いながら投げるのはいい経験になったよ」と余裕を見せた。

 力投する阪神 2番手のハビー・ゲラ投手=バンテリンドームナゴヤ
 阪神の守護神候補ハビー・ゲラ投手がオープン戦初失点した。
  8日ぶりの登板は 6回から。先頭に安打され、失策と不運な投前安打で失点した(自責なし)。 3塁線への打球をさばいた際に左足を少し痛め、心配させたが2球の試投をへて続投した。「打たれるべくして打たれたヒットもあった。シーズン前にピンチを背負いながらの投球ができたのはいい経験」と振り返った。


  6回に登板したハビー・ゲラ投手=バンテリンドームナゴヤ
 ハビー・ゲラ投手に一瞬ひやりとするアクシデントが起きた。
  6回から登板し二死 2、 3塁で、中島の打球はボテボテの当たり。マウンドからゲラが駆けよりボールをつかむも送球できず。この際少しバランスを崩し、しゃがみこんだ。
 安藤投手コーチやトレーナー陣が駆け寄ったが、再びマウンドに戻ったゲラは 2球ほど試し投げをして、問題ない様子でそのまま試合再開。最後は後藤を 153キロ直球で遊飛に打ち取った。

 


  7回に登板した石井大智投手=バンテリンドームナゴヤ
 石井大智投手は 7回に登板し、三者凡退でピシャリ。石垣を 149キロ直球で空振り三振、鵜飼はスライダーで遊ゴロ、高橋周は 150キロ直球で三飛に打ち取った。「監督も『勝ちに行っている』とずっと言っている。オープン戦だとしても、しっかり結果を出して開幕に残れるようにやっています」。昨季44試合登板で防御率1.35と飛躍を遂げた右腕は、開幕に向けて気合を入れ直した。

  7回裏、阪神3番手で登板した石井大智投手=バンテリンドームナゴヤ
 阪神リリーフの石井大智投手が 2戦連続の無失点に抑えた。
  7回に3番手でマウンドへ。先頭の石垣を 149キロ直球で空振り三振に打ち取ると鵜飼、高橋周も危なげなく打ち取り、三者凡退で終わらせた。15日の中日戦でも無安打無失点。
 「内容的にはもっと詰めなきゃいけないところもある。でも、結果ゼロは別に悪いことじゃない。開幕に残れるように頑張りたい」と力を込めた。

 


  8回裏、阪神4番手で登板した石黒佑弥投手=バンテリンドームナゴヤ
  8回に登板した阪神D5位・石黒佑弥投手が 1回無失点と好投。観戦した母・和恵さんの前で、開幕 1軍入りをアピールした。16日は 1回 2安打 2四球 1失点と悔しい結果だったが、連投のチャンスを与えられ、「体も元気な状態で投げられた」。 1安打を許したが、 2三振を奪った。「いい結果を出して評価してもらうことが大事。ルーキーらしく思い切って、しっかりとやっていきたい」。ゲラ、石井、岡留らと競う右の救援陣入りを目指す。


  8回裏、阪神4番手で登板した石黒佑弥投手=バンテリンドームナゴヤ
 阪神ドラフト5位石黒佑弥投手が、プロ初となる連投で安定した投球を見せた。
  4点ビハインドの 8回に登板。先頭石川昂を捕邪飛に打ち取り、続く加藤匠を見逃し三振。二死から村松に右安打を許したものの、1番三好を空振り三振に仕留めた。 2三振を奪い、 1回無失点。
 オープン戦 2戦目の登板となった前日16日の中日戦では 2安打 2四球を与えるなど、 1回 1失点。連投での登板となった中、即結果を出した。


  8回に登板した石黒佑弥投手=バンテリンドームナゴヤ
 阪神ドラフト5位石黒佑弥投手がプロ初連投で結果を出した。 8回に4番手で登板。星城高時代も対戦した石川昂を先頭から 2球で捕邪飛。その後、 1安打を浴びながらも 2三振を含む 1回無失点で危なげなく抑えた。16日には 2安打 2四球を与えて 1回 1失点。
 「昨日は厳しい所を突いてフォアボールという形になった。今日はゾーンで攻めていく方針でやりました」と修正点を即生かした。観戦した母和恵さんは「すごく緊張して見られなかった。でも打ち取ってくれたから、よしよしと思って。みんなに応援されて幸せ者です」と喜んだ。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 

 

 

 

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