●岡田彰布監督(66)は15日の中日戦から本番想定継投で臨む戦略を明かした。オープン戦は残り 8試合。指揮官が重要視する“7回の男”は誰が勝ち取るのか。岩崎優投手(32)やハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)につなぐ勝利の方程式バトルも熱くなる。岡田彰布監督が14日、新外国人のハビー・ゲラ、岩崎優両投手を、開幕後もダブルストッパーとして配置する方針を明かした。開幕まで 2週間となる15日の中日とのオープン戦(バンテリンドーム)からは采配も公式戦モードとなり、ブルペン陣の見極め、シミュレーションも一層進める。決めつけず、変幻自在に、最善の手を打つ-。最後を託せる男は 2人いてもいい。本番モードに突入しても、決めかねているのは互いに実力があるからこそ。本気の目でゲラと岩崎を見つめた岡田監督はうれしい悩みを打ち明けた。断を下しかねているのがクローザーのポジションだ。候補は新加入の剛腕右腕と、実績十分の熟練左腕。ここまでの実戦はゲラが 3試合、岩崎は 2試合に登板し、互いに防御率0.00と順調に調整を進めている。第 2次政権 1年目だった昨年も、虎将は戦いながらいくつもの勝ちパターンを築き上げていった。開幕当初に守護神に任命した湯浅京己投手(24)が不調とみれば、岩崎にスイッチ。先発だった桐敷拓馬投手(24)のリリーフ適性を見いだし、ロングリリーフも可能な左腕として重宝した。プランを伝え聞いたゲラは、日本語で答えて和ませた。役割を自覚し、やる気も十分。1985年(昭60)は、左腕の山本和行氏(74)と右腕の中西清起氏(61)の併用で初の日本一をつかんだ。球団初の連続日本一を目指す今年も、強力な左右の両輪が 9回のバトンを受けることになりそうだ。
●佐藤輝明内野手(25)が14日、バンテリンドームで行われた全体練習のフリー打撃で快音を連発した。チームも自身も 2月25日の巨人戦(那覇)での本塁打を最後に 9試合連続でアーチなしのまま、開幕まで 2週間となった。だが、虎が誇る大砲はどっしりと構え、力強くシーズンだけを見つめている。底は脱した。計49スイングでサク越えは7本。最後は広いバンテリンドームの右翼席への3連発で締めくくり、佐藤輝はうなずいた。25回目の誕生日だった13日の千葉ロッテ戦(ZOZOマリン)では 4- 1の 9回二死満塁で益田直也投手(34)のシンカーを中前へ。チームのオープン戦初勝利を決定づける 2点打を放ち手応えを得た。ここからはもう、本番へ向けて仕上げていくだけだ。15日からは敵地で中日 3連戦。開幕ローテーション投手の柳裕也投手(29)、髙橋宏斗投手(21)、ウンベルト・メヒア投手(27)が先発予定とあり力を込めた。チームも自身もオープン戦開幕となる 2月23日の巨人戦(那覇)での本塁打を最後に 9試合連続ノーアーチだが意に介さない。開幕まで 2週間。爆発のときは近い。本番もにらんだ絶好の前哨戦に腕ぶした。
●阪神は14日、バンテリンドームで全体練習を行った。木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)が中継プレーの連係について話した。この日のシートノックでは、左翼から送球するシェルドン・ノイジー外野手(29)とカットに入った遊撃の木浪の間で意図が合わず、悪送球になる場面があった。
● 2年目の森下翔太外野手(23)がプロ生活への適応に自信を示した。今季のオープン戦初のナイターを前に、ウエートトレーニングなどで早くから体を動かして試合に備えていく。この日のフリー打撃でもバットの構え方を微調整し、ベンチでは映像を入念に確認。よりよい打撃を模索していく。開幕前最後のセ・リーグとの対戦。まだ調整段階ではあるが本番を見据えて感覚を磨く。
●開幕投手に決定している青柳は14日、15日の中日戦(バンテリンドーム)での先発登板に向け、鳴尾浜で調整。テーマを掲げた。前回 8日のヤクルト戦(甲子園)では 4回 1安打無失点。直球は最速 144キロだったが上積みを見込んだ。29日の開幕巨人戦後に中 6日で回れば、 4月12日と同19日の中日戦のカード頭を任されることになる。敵地とホームで2週連続で対戦する“前哨戦”として、重要なマウンドになる。開幕までの登板は残り2試合の予定。この日は鳴尾浜の残留組練習でキャッチボールやダッシュなどを行い名古屋入り。開幕G倒、さらにその先の竜倒へ弾みをつける。
●発熱など体調不良で 9日から練習欠席が続いていた湯浅が14日、鳴尾浜で練習を再開した。別メニューながら短い距離のキャッチボールを行うなど再スタートを切り復調をアピール。和田豊 2軍監督(61)は慎重な調整を求めた。

記事をまとめてみました。

 

 岡田彰布監督は15日の中日戦から本番想定継投で臨む戦略を明かした。
 「一番大事なのは 7回からやからな。これからはもう試合展開やわな、結局は。右の時は右ピッチャーにしたり、左が並んだら左のブルペン陣いくよ。それは公式戦モードで。つくり方もあるやろ、ブルペンでの」。オープン戦は残り8試合。指揮官が重要視する“7回の男”は誰が勝ち取るのか。岩崎やゲラにつなぐ勝利の方程式バトルも熱くなる。


 バットを手に場内を見渡す岡田彰布監督=バンテリンドーム
 岡田彰布監督が14日、新外国人のハビー・ゲラ、岩崎優両投手を、開幕後もダブルストッパーとして配置する方針を明かした。開幕まで 2週間となる15日の中日とのオープン戦(バンテリンドーム)からは采配も公式戦モードとなり、ブルペン陣の見極め、シミュレーションも一層進める。決めつけず、変幻自在に、最善の手を打つ-。
 最後を託せる男は 2人いてもいい。本番モードに突入しても、決めかねているのは互いに実力があるからこそ。本気の目でゲラと岩崎を見つめた岡田監督はうれしい悩みを打ち明けた。


 練習を見つめる岡田彰布監督。ダブルストッパーで開幕し、盤石のブルペンを作り上げていく=バンテリンドーム
 「(抑えは)まあ、どっちかや。あの2人。別にホンマにこだわってない。最初は(打者の)右左で(決めて)もええけどな。両方同じやったら決めてもええけど、右左やからなあ。(抑えが)誰って、そこまでちょっと決められへん」
 断を下しかねているのがクローザーのポジションだ。候補は新加入の剛腕右腕と、実績十分の熟練左腕。ここまでの実戦はゲラが 3試合、岩崎は 2試合に登板し、互いに防御率0.00と順調に調整を進めている。
 第 2次政権 1年目だった昨年も、虎将は戦いながらいくつもの勝ちパターンを築き上げていった。開幕当初に守護神に任命した湯浅が不調とみれば、岩崎にスイッチ。先発だった桐敷のリリーフ適性を見いだし、ロングリリーフも可能な左腕として重宝した。


 ベンチ前に腰を下ろして練習を見る岡田彰布監督=バンテリンドーム

 ダブルストッパーで連続日本一よ! 岡田彰布監督が14日、開幕をダブル守護神で迎えるプランを明かした。昨季セーブ王の岩崎優投手が抑えの本命だったが、新助っ人のハビー・ゲラ投手も実戦 3試合で防御率0.00の快投で、適性を見せている。相手の打順によって左腕と右腕で効果的に投入できるメリットも最大限生かし、併用される可能性が高まってきた。
            ◇  ◇  ◇
 僅差でリードの 9回。リリーフカーに乗ってくる守護神は左腕の岩崎か、右腕のゲラか。14日にバンテリンドームで行われた全体練習後、抑えの起用について問われた岡田監督が構想を明かした。「別にホンマにこだわってない。シーズン入っても右左の関係でもええわけやからな」。岩崎とゲラを併用するプランを明かした。


 パインあめを口へ運ぶ岡田彰布監督=バンテリンドーム
 昨季、守護神として38年ぶりの日本一に貢献したのは岩崎だった。60試合に登板して3勝3敗、防御率1.77。35セーブを挙げてセーブ王に輝き、初のタイトルを獲得する大活躍だった。ここへ、新外国人のゲラがまくってきた。 2月25日の中日戦(北谷)から 3試合で 3回 1安打無失点、防御率0.00。けん制で刺すなどクイックも完ぺきで、抜群の適性を見せてきた。
 プロ11年目の経験豊富なポーカーフェース左腕と、元遊撃手でフィールディングも持ち味の新助っ人。岡田監督はどちらか 1人を守護神に決めず、相手の 8, 9回の打線の並びで左の岩崎と右のゲラを使い分ける構想を描いていた。「両方同じやったら決めてもええけど、右左やからなあ。開幕からピタッと形なんかつくられへんよ、はっきり言うて」と明かした。


 練習するナインを見つめる岡田彰布監督(中央)=バンテリンドーム
 「(実力が)分かってるのはそら岩崎やけどな、おーん。ゲラも」。15日からの中日 3連戦を手始めにオープン戦残り 8試合で、ゲラを最終回に起用し、念のための「守護神テスト」を行う予定だ。「次はもうパ・リーグ相手なるからな、(開幕前の) 2カードは。一番後ろでどんな投球するか見てみてもいいし、まだ中継ぎに関してはテストできるよ」。合格すれば、球界でも極めてレアな抑えの併用が、連覇への強力な武器になりそうだ。
 プランを伝え聞いたゲラは、日本語で「ソウデスネ」と答えて和ませた。役割を自覚し、やる気も十分。「もう本当に、言われたところで投げるだけなんで。準備はしておきます」と胸を張った。1985年(昭60)は、左腕の山本和行と右腕の中西清起の併用で初の日本一をつかんだ。球団初の連続日本一を目指す今年も、強力な左右の両輪が 9回のバトンを受けることになりそうだ。

 

 もう大丈夫!! 佐藤輝明内野手が14日、バンテリンドームで行われた全体練習のフリー打撃で快音を連発した。チームも自身も 2月25日の巨人戦(那覇)での本塁打を最後に 9試合連続でアーチなしのまま、開幕まで 2週間となった。だが、虎が誇る大砲はどっしりと構え、力強くシーズンだけを見つめている。
 底は脱した。計49スイングでサク越えは7本。最後は広いバンテリンドームの右翼席への3連発で締めくくり、佐藤輝はうなずいた。
「いい感じじゃないですか」


 打撃練習の順番をベンチで待つ佐藤輝明内野手。ここから状態が上がっていく、手応えがある=バンテリンドーム
 キャンプ初実戦となる紅白戦( 2試合)で 4打数 4安打( 1本塁打)とド派手なスタートを切ったが、オープン戦は10試合で打率.143(35打数5安打)、1本塁打、4打点といまひとつ。
 それでも今は違う。特打効果で変わった。 4タコに終わった 9日のヤクルト戦(甲子園)の試合後、誰もいない室内練習場で約30分、強制ではなく自ら志願してマシン相手に打ち込んだ。理由なんてなかった。「えっ、なんで知ってるんですか。まあいろいろあって…」。現状を打破しなければ…という思いだけで必死にバットを振った。


 全体練習でバットを振る佐藤輝明内野手=バンテリンドーム
 そして、25回目の誕生日だった13日の千葉ロッテ戦(ZOZOマリン)では 4- 1の 9回二死満塁で益田のシンカーを中前へ。チームのオープン戦初勝利を決定づける 2点打を放ち「(感触は)悪くないので、しっかり頑張ります」と手応えを得た。ここからはもう、本番へ向けて仕上げていくだけだ。
 15日からは敵地で中日 3連戦。開幕ローテーション投手の柳、髙橋宏、メヒアが先発予定とあり「しっかり、いい球が来ると思うので、対応していきたい」と力を込めた。
 チームも自身もオープン戦開幕となる 2月23日の巨人戦(那覇)での本塁打を最後に 9試合連続ノーアーチだが「別に気にしてないです。いまたくさん打っても意味ないので」と意に介さない。開幕まで 2週間。爆発のときは近い。


 ティー打撃を行う前にネット裏に向かって素振りする佐藤輝明内野手=バンテリンドーム
 佐藤輝明内野手がノーアーチが続く現状を一笑に付した。
  2月23日の巨人戦(那覇)で豪快な 1発を放ってから 9試合柵越えなし。「別に気にしていません。今、たくさん打っても意味がないので」と意に介さなかった。
 この日はバンテリンドームでフリー打撃。左中間から左翼にかけての飛球を多く飛ばした。ただ、最後は一転して、狙ったように右翼に3連発を放り込んだ。大山や近本がオープン戦を課題の調整期間と位置付けているが、佐藤輝も同じ考えで日々の試合に臨んでいる。チーム自体もオープン戦は 2本塁打で、 3月は 7試合ノーアーチだが、深刻には受け止めていない。
 中日 3連戦の相手先発は柳、高橋宏、メヒアと主戦級が登板予定。中日戦は 4月に 2カードあり、ともに今回と同じ週末のため、同じ 3投手と対戦する可能性がある。「いい球が来ると思うので、対応していきたいですね」。本番もにらんだ絶好の前哨戦に腕ぶした。

 


 練習に臨む木浪聖也内野手=バンテリンドームナゴヤ
 阪神は14日、バンテリンドームで全体練習を行った。木浪が中継プレーの連係について「自分だけ確認するんじゃなくて、外野とも確認できたのでよかった」と話した。この日のシートノックでは、左翼から送球するノイジーとカットに入った遊撃の木浪の間で意図が合わず、悪送球になる場面があった。プレー後にノイジーと言葉を交わした木浪は「自分が思ったよりも(左翼側に)付きすぎただけ。距離感を話せましたし、あとは大丈夫かなと思います」と振り返った。

 


 打撃練習で笑顔をみせる森下翔太外野手=バンテリンドームナゴヤ
 阪神は14日、バンテリンドームで全体練習を行った。 2年目の森下がプロ生活への適応に自信を示した。今季のオープン戦初のナイターを前に「シーズンがどういう形で、ナイターがどういう風にあるかは去年でわかった」と話し、ウエートトレーニングなどで早くから体を動かして試合に備えていく。この日のフリー打撃でもバットの構え方を微調整し、ベンチでは映像を入念に確認。「試合が始まったら対投手でずっと対戦しようと思っている。それまでは自分にベクトルを向けてやっていく」とよりよい打撃を模索していく。


 フリー打撃練習をする森下翔太外野手=バンテリンドームナゴヤ
 森下翔太外野手は「ナイター予行」を意識する。
 15日の敵地中日戦は今年初のナイトゲーム。大きく生活リズムが変わるが「ずっと寝ているのも体がしんどいのでウエートを入れたり、体を動かしながら準備したい。ナイターがどういう風なのかは去年で分かったので」と引き締めた。開幕前最後のセ・リーグとの対戦。まだ調整段階ではあるが「試合が始まれば対投手」と本番を見据えて感覚を磨く。

 

 開幕投手に決定している青柳は14日、15日の中日戦(バンテリンドーム)での先発登板に向け、鳴尾浜で調整。「ちゃんとゲームを作れたら。打者の反応を見たり使えるボールや配球、カウントの整え方を試せたら」とテーマを掲げた。前回 8日のヤクルト戦(甲子園)では 4回 1安打無失点。直球は最速 144キロだったが「前回は寒かった。どんどん上がってくると思う。さらに良いものが開幕までに出せると思っている」と上積みを見込んだ。

 キャッチボールする青柳晃洋投手=阪神鳴尾浜球場(愛称=タイガース・デン)
 竜倒リハでシーズンに弾みをつける。開幕投手に内定している青柳晃洋投手(30)が、15日の中日戦(バンテリンドーム)に先発する。
 29日の開幕巨人戦後に中 6日で回れば、 4月12日と同19日の中日戦のカード頭を任されることになる。敵地とホームで2週連続で対戦する“前哨戦”として、重要なマウンドになる。


 練習中、笑顔を見せる青柳晃洋投手=阪神鳴尾浜球場
 打線は巨人から移籍した中田や新外国人ディカーソンら新戦力も多い。「中田さんに関してはチームが変わっただけで」と冷静。「相手バッターに合わせるより、カウントを作ったり自分の投球ができるかになってくる。同じセ・リーグでこれからも対戦があると思いますけど、自分の投球をしっかりできたら」と自身の投球に集中する。中日戦はセの対カードで防御率トップ(2.78)の好相性。これまで同様、今年も青柳打ち難しを印象づけたい。

 笑顔で言葉を交わす梅野隆太郎捕手(左)と青柳晃洋投手=阪神鳴尾浜球場
 開幕までの登板は残り2試合の予定。「(実戦で)バッターとの対戦が少ない。打者反応を見たり、使えるボールだったり、使える配球だったりいろいろ試せたらいいかな」。この日は鳴尾浜の残留組練習でキャッチボールやダッシュなどを行い名古屋入り。開幕G倒、さらにその先の竜倒へ弾みをつける。

 

 発熱など体調不良で 9日から練習欠席が続いていた湯浅が14日、鳴尾浜で練習を再開した。別メニューながら短い距離のキャッチボールを行うなど再スタートを切り「元気です」と復調をアピール。和田 2軍監督は「急に上げていくとまた違う所を故障するだろうから(実戦復帰は)しっかりコンディションを整えてから」と慎重な調整を求めた。

 キャッチボールする湯浅京己投手=阪神鳴尾浜球場
 体調不良で離脱していた湯浅京己投手が練習に復帰した。
 鳴尾浜のグラウンドで軽めのキャッチーボールを再開。体調は「全然まだ」と万全まではいかないようだが、時間をかけて状態を戻す方針。和田 2軍監督も「急に上げていくとまた違うところ故障するだろうから、しっかりコンディションを整えてから。特にピッチャーだから」とじっくり見守る。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 

 

 

 

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