●阪神岡田彰布監督(66)と北海道日本ハム新庄剛志監督(52)が、試合前のメンバー表交換の際にがっちりと握手をかわした。 2人は阪神のベテラン、若手選手として90年から 4年間チームメートだった。師弟関係の 2人が、北の大地でマッチアップする。
●阪神は北海道日本ハムに競り負けて、オープン戦は勝ちなしの4連敗となった。そんな中で収穫は、生まれ故郷の北海道に凱旋(がいせん)し、先発した門別啓人投手(20)だった。 4回を投げて 2安打 1失点、 4三振を奪い、スタンドから大きな拍手を受けた。岡田虎のオープン戦初勝利は、またしてもお預けとなった。これは矢野燿大監督時代の19年に、 1分けを挟んで6連敗して以来。
● 2月27日に沖縄での春季キャンプを打ち上げた阪神の初めてのオープン戦は、敵地札幌Dでの北海道日本ハム戦。阪神は期待の高卒 2年目左腕・門別啓人投手が凱旋登板。ドーム内は試合前から歓迎ムード満載。横断幕も掲げられた。たくさんの応援を力に変え、"ホームグラウンド"で腕を振る。生まれ故郷の北海道に凱旋(がいせん)し、先発のマウンドに上がった門別啓人投手が 4回 1失点で降板した。立ち上がりから 2つの三振を奪って走り出す。 2回こそ二死から適時打を浴びて 1点を失ったものの、味方が逆転に成功した直後の 3回はわずか 9球で三者凡退に抑えて流れを渡さず。 4回は先頭の今川優馬外野手(27)に 2塁打を浴びるも、続く阪口樂内野手(20)を落ち着いてスライダーで三振に。その後四球を与えて一死 1、 2塁となったが後続を続けて左飛に抑え、この回も無失点でマウンドを降りた。59球で予定通りの 4回を投げ終え、許した安打は 2本。 4つの三振を奪い、地元のファンに堂々の投球を披露した。
●茨木秀俊投手(19)が 2― 2の 6回から登板し、 2回を 1安打無失点。 2つの三振を奪うピッチングを披露した。札幌市出身の高卒 2年目、茨木秀俊投手が、凱旋(がいせん)登板で好投した。 6回から3番手で登板しオープン戦デビュー。先頭の今川優馬外野手(27)を空振り三振にとりスタートを切ると、この回は 2奪三振で 3者凡退に仕留めた。 7回は先頭淺間大基外野手(27)に安打を許し江越大賀外野手(30)には四球を与えたものの、後続を断ち無失点。 2回 1安打無失点で役目を終えた。

●青柳晃洋投手(30)はキャッチボール、ランニングなどで調整した。登板予定だった 2月24日の東京ヤクルト戦(浦添)は臀部の張りで回避。次回登板は 8日の東京ヤクルト戦(甲子園)に先発する見込みとなった。。開幕投手を勝ち取るため、残り試合で結果を残す。
●中野拓夢内野手(27)が 0― 1の 2回、逆転の 2点適時 2塁打を放った。糸原健斗内野手(31)の右前打、坂本誠志郎捕手(30)の四球などで二死 1、 2塁と得点圏にランナーを置き、フルカウントから北海道日本ハムの先発・ドリュー・バーヘイゲン投手(33)の 133キロスライダーを捉えた。続く3番・前川右京外野手(20)が四球を選んでなお二死 1、 2塁のチャンスを作ったが、大山悠輔内野手(29)が見逃し三振に倒れ追加点はならなかった。
●ヨハン・ミエセス外野手(28)が適時失策を犯した。積極的なチャージではあったが、同点の 9回、走者 1塁だけに、外野手としては慎重さを求められる場面だった。
●近本光司外野手(29)は 2三振の後に 2安打と、中身のある 1日だった。阪神・ 1番の近本光司外野手がオープン戦で初めて複数安打をマークした。 5回に中前打を放つと、 7回には昨季7勝の左腕、加藤貴之投手(31)から左前にクリーンヒット。納得の表情だった。沖縄ではマイペース調整が認められ実戦よりも打ち込みを重視。開幕に照準を合わせていく。
●佐藤輝明内野手(24)が試合前練習で打撃練習を行った。両翼 100メートルと広いうえにフェンスが高い札幌ドームももろともせず、 6本の柵越えを披露。最後の25スイング目を弾丸ライナーで右翼スタンドに突き刺し、柵越えで収めた。北の大地でも虎の大砲はパワフルな打撃練習を見せつけた。 6回の第 3打席、左腕の加藤貴から中堅フェンス直撃の 2塁打を放ち出塁。長打力だけなく積極果敢な走塁も披露。打って走って存在感を示した。

記事をまとめてみました。

 

※時間は、実際の終了時間と異なります。

 

 オープン戦<北海道日本ハム 3- 2阪神>◇2日◇札幌ドーム
 阪神岡田彰布監督と北海道日本ハム新庄剛志監督が、試合前のメンバー表交換の際にがっちりと握手をかわした。


 メンバー表交換で阪神岡田彰布監督と握手を交わす北海道日本ハム新庄剛志監督=札幌ドーム
  2人は阪神のベテラン、若手選手として90年から 4年間チームメートだった。新庄監督がブレークした92年、「どうして僕はボール球を振るんでしょう?」と岡田先輩にアドバイスを求めたこともあった。
 そんな師弟関係の 2人が、北の大地でマッチアップする。

 


 選手交代を告げベンチへ戻る岡田彰布監督=札幌ドーム
 阪神は北海道日本ハムに競り負けて、オープン戦は勝ちなしの4連敗となった。そんな中で収穫は、生まれ故郷の北海道に凱旋(がいせん)し、先発した門別啓人投手だった。 4回を投げて 2安打 1失点、 4三振を奪い、スタンドから大きな拍手を受けた。試合は 2- 2の 8回二死 1塁から北海道日本ハム・浅間の放った左前の飛球に、ミエセスは猛チャージしたが捕球できず(記録は安打と失策)。この間に 1塁走者が生還。岡田虎のオープン戦初勝利は、またしてもお預けとなった。

  8回裏、勝ち越されベンチで頭をかく岡田彰布監督=札幌ドーム
 阪神はオープン戦で開幕4連敗となった。
 これは矢野燿大監督時代の19年に、 1分けを挟んで6連敗して以来。この年のオープン戦は最終的に5勝11敗1分けの勝率3割1分3厘で、11位に終わった。

 

  2月27日に沖縄での春季キャンプを打ち上げた阪神の初めてのオープン戦は、敵地札幌Dでの北海道日本ハム戦。阪神は期待の高卒 2年目左腕・門別啓人投手が凱旋登板する。ドーム内は試合前から歓迎ムード満載。門別のタオルを掲げるファンも多く、バックネット左には「門別啓人投手 頑張れ!!」と書かれた横断幕も掲げられた。 1日には「情けない姿は見せたくないので、できれば抑えられるように頑張ります」と意気込んだ門別。たくさんの応援を力に変え、"ホームグラウンド"で腕を振る。

 試合前、門別啓人投手を応援する横断幕が掲げられる=札幌ドーム
 阪神先発の門別啓人投手が 1回に 2つの三振を奪い、三者凡退に抑える圧巻の立ち上がりをみせた。
 期待の 2年目左腕が、地元・北海道での凱旋登板で早速ファンを沸かせた。先頭の細川を 140キロ直球で見逃し三振とすると、東海大札幌高の先輩にあたる今川を 142キロの直球で一飛に抑えた。3番・阪口に対しては 3球勝負。 123キロのスライダーで空振り三振に打ち取ると、スタンドから大きな拍手が起こった。


 阪神先発の門別啓人投手は 4回 1失点=札幌ドーム

 阪神先発の門別啓人投手が先制を許した。 1回は三者凡退に抑えたが、 2回の先頭・水谷に四球を与えて出塁を許す。その後二死 2塁となって田宮に直球を左前に運ばれ、 2塁走者の水谷が一気に生還。 2塁を狙った打者走者をアウトにしてこの回はチェンジとなったが、北海道日本ハムに先制点を奪われた。

  2回、北海道日本ハム・田宮裕涼捕手に適時打を許す門別啓人投手=札幌ドーム
 生まれ故郷の北海道に凱旋(がいせん)し、先発のマウンドに上がった門別啓人投手が 4回 1失点で降板した。立ち上がりから 2つの三振を奪って走り出す。 2回こそ二死から適時打を浴びて 1点を失ったものの、味方が逆転に成功した直後の 3回はわずか 9球で三者凡退に抑えて流れを渡さず。 4回は先頭の今川に 2塁打を浴びるも、続く坂口を落ち着いてスライダーで三振に。その後四球を与えて一死 1、 2塁となったが後続を続けて左飛に抑え、この回も無失点でマウンドを降りた。59球で予定通りの 4回を投げ終え、許した安打は 2本。 4つの三振を奪い、地元のファンに堂々の投球を披露した。



  6回に登板の茨木秀俊投手.jpg

 茨木秀俊投手が 2― 2の 6回から登板し、 2回を 1安打無失点。 2つの三振を奪うピッチングを披露した。
 北海道・札幌市出身の 2年目右腕が堂々たる凱旋ピッチを披露した。マウンドに上がった 6回は先頭の今川を 128キロのスライダーで空振り三振に抑えると、代打・野村には直球を続け、最後は 150キロの直球で 2ゴロ。水谷も 150キロの直球を外角いっぱいに決め、見逃し三振を奪った。
  7回は安打と四死球で二死満塁のピンチを招いたが、最後は1番・細川を右飛に打ち取って無失点。ゆっくりと汗をぬぐってマウンドを降りた。


  6回を終え、笑顔でベンチに戻る茨木秀俊投手.jpg
 札幌市出身の高卒 2年目、茨木秀俊投手が、凱旋(がいせん)登板で好投した。 6回から3番手で登板しオープン戦デビュー。先頭の今川を空振り三振にとりスタートを切ると、この回は 2奪三振で 3者凡退に仕留めた。
  7回は先頭淺間に安打を許し江越には四球を与えたものの、後続を断ち無失点。 2回 1安打無失点で役目を終えた。
 最速は 150キロをマーク。同期入団の門別が先発し 4回 1失点の好投を見せていた中、右腕も負けじとアピールした。

 


 残留組練習でウオーミングアップする青柳晃洋投手=阪神甲子園球場室内練習場
 青柳晃洋投手はキャッチボール、ランニングなどで調整した。「もう問題はない。『行け』って言われたところでしっかり投げるだけ」と体調万全をアピールした。登板予定だった 2月24日の東京ヤクルト戦(浦添)は臀部の張りで回避。「今まで(痛めたことが)なかったので、大事を取って休ませてもらった」。次回登板は 8日の東京ヤクルト戦(甲子園)が有力。開幕投手を勝ち取るため、残り試合で結果を残す。

 青柳晃洋投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム(宜野座村営野球場) (2024年 2月26日撮影)
 青柳晃洋投手(30)が甲子園でランニングなどを行った。
 17日の東北楽天戦(宜野座)で先発も、右臀部(でんぶ)の張りを訴え、その後は実戦登板なし。「大きなケガではないですし。いいフォームで投げられた証しかな」と捉え、問題はない。「もう次行けと言われたところでしっかり投げるだけですね」と次回登板を見据えた。 8日の東京ヤクルト戦甲子園)に先発する見込みとなった。

 


  3回、 2点適時 2塁打を放った中野拓夢内野手=札幌ドーム
 中野拓夢内野手が 0― 1の 2回、逆転の 2点適時 2塁打を放った。
 糸原の右前打、坂本の四球などで二死 1、 2塁と得点圏にランナーを置き、フルカウントから北海道日本ハムの先発・バーヘイゲンの 133キロスライダーを捉えた。打球は右翼手の前に落ちる 2塁打で、スタートを切っていた走者 2人が生還した。10打席目にして自身のオープン戦初安打が貴重な適時打となった。
 続く3番・前川が四球を選んでなお二死 1、 2塁のチャンスを作ったが、大山が見逃し三振に倒れ追加点はならなかった。


  3回表阪神二死 1、 2塁、中野拓夢内野手は右翼線に 2点適時 2塁打を放ちポーズをとる=札幌ドーム
 中野拓夢内野手がオープン戦10打席目で初安打をマークした。
  3回二死 1、 2塁。北海道日本ハム・バーヘイゲンの胸元に食い込むスライダーをうまくさばき、右翼線 2塁打。一時逆転の 2点を奪った。「ポイントを中に入れて、四球でもいい感じの考えで。それが甘く浮いてきたので、反応して打てたと思う。あまり感覚的によかったとは思ってない。もう少し状態を上げていきたい」と冷静に振り返った。

 


  5回表阪神無死、近本光司外野手は中前打を放った=札幌ドーム
 阪神・ 1番の近本光司外野手(29)がオープン戦で初めて複数安打をマークした。 5回に中前打を放つと、 7回には昨季7勝の左腕、加藤貴から左前にクリーンヒット。「( 1、 2打席と) 2三振した後、(反省して)それをどう生かしたか。結果についてはそれです」と納得の表情だった。沖縄ではマイペース調整が認められ実戦よりも打ち込みを重視。開幕に照準を合わせていく。

  7回、安打を放った近本光司外野手=札幌ドーム
 近本光司外野手は 2三振の後に 2安打と、中身のある 1日だった。
 第 3打席は玉井から中前打、第 4打席は加藤貴から左前打。「結果については 2三振の時にどう感じて、それを次の打席にどう生かしたのかっていうところ。修正したわけではない。ボールの見方だったり、ボールの変化だったりで合わなかっただけなので」と説明した。オープン戦打率は3割となった。

 


  8回裏北海道日本ハム二死 1塁、淺間大基外野手の左前打の打球をミエセス外野手が大きくはじき、適時失策となる=札幌ドーム
 ヨハン・ミエセス外野手が適時失策を犯した。
  6回に代打から左翼の守備につき、 3イニング目の 9回。二死 1塁から淺間の左翼前方への小飛球に、懸命に突っ込んだが惜しくも届かず。ハーフバウンドでグラブをはじいた打球がファウルグラウンドを転々。 1塁走者の生還を許してしまった。
 積極的なチャージではあったが、同点の 9回、走者 1塁だけに、外野手としては慎重さを求められる場面だった。


  8回裏北海道日本ハム二死 1塁、淺間大基外野手の左前の打球を後逸するミエセス外野手=札幌ドーム
 ヨハン・ミエセス外野手が決勝の適時失策を犯した。
 同点の 8回。二死 1塁から前方への小飛球に突っ込んだが届かず、グラブをはじいた打球がファウルグラウンドを転々。 1塁走者の生還を許した。左翼レギュラーを争う立場。「(コーチからは)長打をケアする場面だったので、得点が入らないようなチャレンジの仕方もあったのかな、と伝えられました」と反省した。

 


 北海道日本ハム・阪口楽内野手と話す阪神・佐藤輝明内野手=札幌ドーム
 佐藤輝明内野手が試合前練習で打撃練習を行った。両翼 100メートルと広いうえにフェンスが高い札幌ドームももろともせず、 6本の柵越えを披露。最後の25スイング目を弾丸ライナーで右翼スタンドに突き刺し、柵越えで収めた。この日は最高気温0度で朝から冷たい雪が降り続き、ドームの外は銀世界。北の大地でも虎の大砲はパワフルな打撃練習を見せつけた。

  6回表阪神一死、佐藤輝明内野手はフェンス直撃の 2塁打を放った。投手は加藤貴之投手=札幌ドーム
 佐藤輝明内野手に隙はない。
  6回の第 3打席、左腕の加藤貴から中堅フェンス直撃の 2塁打を放ち出塁。続く森下の 1塁後方ファウルフライで 3塁タッチアップを試み、進塁に成功した。長打力だけなく積極果敢な走塁も披露。打って走って存在感を示した。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

※東京マラソンの関係で、早朝に出たので今掲載いたしました。

 

 

 

 

 

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