●阪神が春季キャンプを打ち上げた。岡田彰布監督(66)から投打のMVPに岡留英貴投手(24=亜細亜大學OB)と前川右京外野手(20)が指名された。チームは 3月 2日の北海道日本ハム戦(札幌D)から本格的なオープン戦に突入する。10万人以上のファンが天下の虎を見ようと足を運んだ。岡田監督がレギュラー陣を〝放置〟して臨んだキャンプ。強靱な下半身を使って飛距離を伸ばした前川に目を細めっぱなしだった。狙い通りの〝新戦力〟。野手のMVPを問われると迷いはなかった。昨年の交流戦で3番に起用したこともあったが、指揮官によるとうなるほど打球が変化。昨季は左翼を主戦場としたシェルドン・ノイジー外野手(29)は右肘痛の影響で出遅れており、前川がこのまま結果を残し続ければ、戸郷が立ちはだかる「3.29」の巨人との開幕戦で左翼として先発出場する可能性も高まる。阪神の春季キャンプが27日に終了し、選手会長の中野拓夢内野手(27)が約 1カ月間を振り返った。練習後に締めのあいさつを行い、最後はマウンドに 1軍全選手が集まって一本締めで締めくくった。選手会長として臨んだ初の春季キャンプに充実の表情で振り返った。
●手締め役を務めたのは選手会長の中野拓夢内野手。再び実りの秋にすることを誓った。
昨年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出されたため、キャンプ途中でチームを離れた。今年はチャンピオンフラッグがたなびく中でもナインに慢心はないと感じた。早出からジョギングで汗を流すことが中野の一日の始まりだった。鉄棒にぶら下がって体の準備を整えると、時間の許す限り虎党にサイン対応。声援も力に変えて、その手で連覇をもたらす。中野拓夢内野手も手応え十分に沖縄を離れた。投打の技術向上と体作りが大きなテーマだった。新選手会長としてチーム全体にも気を配り満足感を漂わせた。
●阪神の春季キャンプの投手MVPに大卒3年目右腕の岡留英貴投手が選ばれた。実戦 4試合に登板し、 5回を投げて 2安打無今後はオープン戦も続くが再び結果を求めていくつもりだ。失点と結果を残した。約 1カ月のキャンプを振り返り、手応えをつかんだ 2月だった。昨春キャンプの実戦では制球難に陥り、わずか10球での降板も喫した。今春は一転、まだ四死球はゼロ。指揮官も絶賛の嵐だ。現状、24年のブルペンは右投手 4人、左投手 4人を配置する想定。右投手だけでもハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)や石井大智投手(26)ら実力者が並ぶ。そんな競争の中でも、岡田監督はすでに 1軍メンバーとして計算していると示唆。勝利の方程式入りも期待させる褒めっぷりだ。岡留自身のキャンプ自己採点は90点。充実のキャンプに胸を張りつつ、慢心はない。貪欲に無失点を積み重ね、まずは目標の開幕 1軍をつかみとる。
●阪神高卒 3年目の前川右京外野手(20)が沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた27日、岡田彰布監督からキャンプ野手MVPに選出された。今春は実戦 8試合で打率4割3分7厘、1本塁打と大暴れ。右翼に加えて左翼の守備も猛特訓し、指揮官に存在感を高めた。激しい外野両翼争いが続く中、このまま一気にレギュラーを奪いにかかる。キャンプ序盤から飛距離アップで首脳陣をうならせ続けた。オフの自主トレ中に下半身が浮き上がらない新フォームを固め、ラインドライブ気味だった飛球が弧を描くようになった。初実戦となった11日の紅白戦ではいきなり4打数4安打。最終的に実戦 8試合で打率4割3分7厘、1本塁打と好成績をキープすれば、キャンプ中盤はまだ辛口だった指揮官も最後は絶賛するしかない。17日楽天戦では状況に応じた打撃ができず、岡田監督から厳しい指摘も受けた。それでも翌18日広島戦では 2安打で汚名返上。オープン戦 3試合で 3四球を選ぶなどチームバッティングも身についてきた。岡田監督はキャンプを走り抜いた20歳を褒めたたえた。キャンプでは右翼だけでなく、新たに左翼守備も猛特訓。右翼森下翔太外野手(23)どころか左翼ノイジーを脅かす存在として、評価を急上昇させている。昨季は 1軍33試合に出場したが、 8月に出場選手登録を抹消されて以降は 1軍出場がなかった。サクセスロードを一気に駆け上がる。
●佐藤輝明内野手(24)はキャンプ最終日のフリー打撃でも柵越え5本。特守で足腰を鍛えまくった 1カ月に晴れやかな表情をみせた。 2月の実戦は打撃部門でチーム5冠と絶好調。確かな手応えを胸に帰ってきた。曇天に美しい放物線がかかる。セ・リーグ連覇のため、変化と覚悟を持って踏みしめた宜野座の地。虎の未来を明るく照らすように、プロ 4度目の春季キャンプを佐藤輝は晴れやかな一発で締めくくった。最終日も宜野座の空を支配した。今キャンプラストのフリー打撃。 9スイング目を右中間スタンドに運ぶと、28、29スイング目で連発。最終31スイング目も右中間席にぶち込んで締めた。31スイングで柵越えは5本。その表情からは確かな手応えがにじみ出る。佐藤輝明内野手は自他ともに認める花丸キャンプとなった。鳥谷敬臨時コーチ(42)の教えを実践し、課題のスローイングにも改善の兆しがある。打撃面では新フォームが身につき、確実性も長打力も上向き。細かい修正にも手応えがあったという。ノック漬けを予告していた岡田監督は攻守両面で成果を認めた。
●大山悠輔内野手(29)はシーズンへの心持ちを「プレッシャー10割、期待感10割、不安10割」と表現した。球団初のセ・リーグ連覇を目指すチームの中で今年も4番を務めることが濃厚。ここまでオープン戦では 3試合で無安打も、シーズンに照準を合わせて状態を上げていく。
●木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)は 3月のオープン戦で結果を求めていく。キャンプ終盤の23日巨人戦で今春初安打を含むマルチ安打と快音が出た。今後に向けて力を込めた。遊撃レギュラーの座を固めていく。
● 2年目で初めて 1軍の春季キャンプを完走した森下翔太外野手は笑顔を見せた。グリップエンドが小さい新しいピート・ローズ型のバットを使用するなど試行錯誤。25日の中日戦(北谷)では 2塁打を放つなど徐々に調子を上げた。岡田彰布監督が指摘していたが、最終クールに昨年のバットと併用する決断をした。今後、新たなバットも加えて開幕まで模索する。
●開幕投手をかけたバトルの最終章が幕を開ける。青柳晃洋投手(30)が 3月 8日のヤクルトとのオープン戦(甲子園)に先発する見込みとなった。そのまま中 6日で回れば、開幕戦の同29日巨人戦(東京ドーム)に当たる。同 5日の東北楽天戦(甲子園)に先発する見込みの村上頌樹投手(25)が昨季リーグMVPの実力で最有力候補に挙がる中、昨季開幕投手を務めた青柳のプランも浮上した。
岡田監督は開幕投手について確定していないことを明かした。次回登板後の判断を示唆。本命村上と経験者青柳の一騎打ちか。 3月上旬の甲子園でガチンコバトルが繰り広げられる。指揮官はハイレベルな争いを歓迎する。昨季10勝の伊藤将司投手(27)も含めた争いの決着はそう遠くない。
●石井大智投手のブルペン投球は計 951球。ハイレベルな中継ぎ争いへ力を込めた。
●ハビー・ゲラ投手は開幕 1軍が内定している中で笑顔だった。
●岡田彰布監督がキャンプ総括会見に臨んでいるとき、メイン球場で悲鳴が上がった。走塁練習をしていた榮枝裕貴捕手(25)がフリー打撃の打球を避けきれず首付近に直撃。トレーナーに付き添われ、ベンチ裏へと下がった。今キャンプでは梅野、長坂、中川が故障と捕手陣にアクシデントが続いた。ただ、大事には至らなかったようで無事を強調した。
●右肩の肉離れで別メニュー調整を行っていた梅野隆太郎捕手(32)が 3月29日の巨人との開幕戦に間に合う可能性が出てきた。岡田監督が近日中にキャッチボールを再開することを明かし、梅野も前向きな姿勢を示した。「3.29」の開幕へ、黄信号がともった。もちろん、それが青にはなっていない。ただし、岡田監督は暗い表情ではなかった。最終クール初日の22日。梅野はシートノックの途中で 2塁送球をやめ、沖縄県内の病院へ。その後、右肩の肉離れと診断された。症状が分かってからチーム本隊から離れ、宜野座ドームでマシンを相手にした捕球練習など行った。開幕ピンチとみられていたが…。キャンプを打ち上げ、帰りのバスに乗り込む梅野は、昨年 8月に死球で左尺骨を骨折しただけに慎重にならざるを得ないが、梅野の口から「開幕」を意識するフレーズが出たのは救いだ。坂本誠志郎捕手(30)はいるが、梅野との〝二刀流〟で初めてお互いのよさが出る。梅野は「3.29」を目標に、リハビリに励んでいく。
●阪神 2軍が春季キャンプを打ち上げた。和田豊 2軍監督(61)は練習前に 6分30秒におよぶ訓示を行い、 1軍を目指す選手たちに熱いメッセージでハッパをかけた。またMVPとして髙寺望夢内野手(21)の名前を挙げた。最終日だからこそ、手綱を締めた。打ち上げを目前にした具志川の選手たちに、和田 2軍監督が熱く語りかけた。練習前に行われたおよそ 6分半の訓示の中で、必死に汗を流して 1軍を目指してきた選手たちにカツを入れた。就任 2年目を迎えた指揮官の言葉が響く。高いポテンシャルを知り尽くしているからこそ、 2軍で圧倒的な成績を残し、殻を突き破ってほしいと呼びかけた。 3月 2日の広島戦(広島東洋カープ由宇練習場)から教育リーグが始まる。 2軍の選手は「悔しさ」をもたないといけない。沖縄の〝土産〟を若虎たちに手渡した。

記事をまとめてみました。

 

 阪神春季キャンプ (27日、沖縄・バイトするならエントリー宜野座スタジアム)
 阪神が春季キャンプを打ち上げた。岡田彰布監督から投打のMVPに岡留英貴投手と前川右京外野手が指名された。チームは 3月 2日の北海道日本ハム戦(札幌D)から本格的なオープン戦に突入する。


 打撃練習に備える大山悠輔内野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 連覇への〝相棒〟は右京-。阪神は沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた。岡田彰布監督は野手のキャンプMVPに高卒 3年目の前川右京外野手を選出。実戦でも結果を出し続けた姿に「一番、期待値が上がった」と高く評価した。 3月29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)へ新風。投手のMVPには岡留英貴投手を挙げた。
 10万人以上のファンが天下の虎を見ようと足を運んだ。岡田監督が「あまりもう言うことがない」とレギュラー陣を〝放置〟して臨んだキャンプ。強靱な下半身を使って飛距離を伸ばした前川に目を細めっぱなしだった。狙い通りの〝新戦力〟。野手のMVPを問われると迷いはなかった。
 「前川がね、まだ 3年目ですけど。 1カ月、けがなく完走した。打つ方では前川が一番、期待値が上がったと思います」


 フリー打撃をする前川右京外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 キャンプインから汗ばむほどの陽気に包まれ、悪天候によるメニューの変更もほとんどなかった。この日も気温18度と心地いい風を感じながら、ナインは打撃練習やブルペンでの投球練習で調整し、前川もフリー打撃で快音を響かせた。32スイングで柵越えは0本だったが、キャンプ中の実戦では 9試合で打率.389(18打数7安打)と好調をキープ。指揮官は「どんどん、外野手として使えるというかね。十分、戦力として今年はいける」とうなずいた。
 昨年も 1軍キャンプに呼ぶはずだった。ところが直前に左上肢のコンディション不良で 2軍へ。練習の虫を体内で飼っている前川は自分で追い込みすぎてしまうがゆえに体が悲鳴を上げていた。
 「やっぱりすごく飛距離も伸びたし、下半身もドシッとして、いいものを見せてくれた」と岡田監督。昨年の交流戦で3番に起用したこともあったが、指揮官によると「ボールをつぶしに行き過ぎて」ラインドライブがかかっていたという。それが「ボールが上がるもんね」とうなるほど打球が変化。昨季は左翼を主戦場としたノイジーは右肘痛の影響で出遅れており、前川がこのまま結果を残し続ければ、戸郷が立ちはだかる「3.29」の巨人との開幕戦で左翼として先発出場する可能性も高まる。


 一本締めで宜野座での春季キャンプを打ち上げる中野拓夢内野手。後方は左から、前川右京外野手、岡田彰布監督、岡留英貴投手、平田勝男ヘッドコーチ=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 阪神の春季キャンプが27日に終了し、選手会長の中野拓夢内野手が約 1カ月間を振り返った。
 練習後に締めのあいさつを行い、最後はマウンドに 1軍全選手が集まって一本締めで締めくくった。選手会長として臨んだ初の春季キャンプに「とても充実した 1カ月間を送れた。今年はけがなく 1カ月間沖縄でキャンプを終えられてほっとしている」と充実の表情で振り返った。
 昨季38年ぶりの日本一に輝き、今キャンプは多くのファンが詰めかけて注目度は高かった。観客増を見越して右翼芝生席を設け、防球ネット「アレネット」も設置された。「ファンの皆さんにたくさん足を運んでいただいて、去年以上に人が多かったなと感じる。選手のモチベーションもだいぶ高い状態のまま野球をできたし、チームの状態も良くなってきていると思う」と開幕へも士気を高めている。
 球団初の連覇を目指し、「チーム一丸となって、自分が先頭に立ってチームを引っ張って行きたい」と力強く宣言した。

 

 手締め役を務めたのは選手会長の中野拓夢内野手。再び実りの秋にすることを誓った。
 「今年のチームの目標はただ一つ、連覇です。シートノックにしても良い声がたくさん出ていて、良い雰囲気の中で野球ができたと思うので、試合に入っても、この良い雰囲気を続けられるようにやっていきたい」


 笑顔で打撃練習をする中野拓夢内野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム

 昨年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出されたため、キャンプ途中でチームを離れた。今年はチャンピオンフラッグがたなびく中でもナインに慢心はないと感じた。「チーム一丸となって、自分が先頭に立ってチームを引っ張っていきたい」と胸を張る。
 早出からジョギングで汗を流すことが中野の一日の始まりだった。鉄棒にぶら下がって体の準備を整えると、時間の許す限り虎党にサイン対応。声援も力に変えて、その手で連覇をもたらす。
 「自分が先頭に立ってチームを引っ張っていきたい。個人的には、2年連続でゴールデングラブ賞と、首位打者を目標に頑張っていきます」


 フリー打撃練習をする中野拓夢内野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 中野拓夢内野手も手応え十分に沖縄を離れた。投打の技術向上と体作りが大きなテーマだった。
 「特打、特守とも自分がやりたいタイミングでできたし、自分の時間をたくさん与えていただいた。ウエートトレも上半身中心にガンガンできた」。新選手会長としてチーム全体にも気を配り「いい雰囲気の中で野球ができていた。この雰囲気を続けたい」と満足感を漂わせた。

 


 ブルペンで投球練習を行う岡留英貴投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 阪神の春季キャンプの投手MVPに大卒3年目右腕の岡留英貴投手が選ばれた。実戦 4試合に登板し、 5回を投げて 2安打無失点と結果を残した。
 約 1カ月のキャンプを振り返り、「しっかりとやりたいことができて、それに取り組んでいく中で実戦もある程度、結果も出せたと思うので、そこはすごくよかったんじゃないかと思っています」と充実した表情を見せた。点数は「90点以上はある。疲れた中でもしっかりと自分のやりたいことを継続してできて、結果も伴ってきた」と手応えをつかんだ 2月だった。


 ブルペンで笑顔を見せる岡留英貴投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 キャンプMVPに選ばれたことには「うれしいですけど、これからなので。正直、そこはいったん自分の中でリセットして、また入っていくという感じですかね」と冷静。「去年よりは真っすぐで強さもしっかりと出せていると思いますし、投球でも感覚が良くて、去年よりもいい強い真っすぐもいって、力感とかもすごく力まずしっかりと体のバランスで、それで強いボールがいけている」と分析した。
 今後はオープン戦も続くが「任せられたイニングをしっかりと抑えて、 1試合 1試合、しっかりと結果を追い求めてやっていくということだけ」と再び結果を求めていくつもりだ。


 ブルペンで笑顔を見せる岡留英貴投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 あるぞ、勝ちパターン入り! 岡留英貴投手が27日、岡田監督から 1軍キャンプの投手MVPに選出された。実戦 4試合に登板し、計 5回を 2安打無失点。好投を重ね、存在感を日に日に高めた。
 「しっかりとやりたいことができて、それに取り組んでいく中で実戦もある程度、結果も出せた。すごく良かったと思います」
 昨春キャンプの実戦では制球難に陥り、わずか10球での降板も喫した。今春は一転、まだ四死球はゼロ。指揮官も「 1年前に比べると全然違う姿を見せてくれている。実戦でもブルペンでの球を投げて、本当にいい結果を出してくれている。また一枚、 1軍戦力としていける確信を持てた選手だと思いますね」と絶賛の嵐だ。


 宜野座春季キャンプを打ち上げ前川右京外野手(右)と笑顔で話す岡田彰布監督(中央)。左は岡留英貴投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 現状、24年のブルペンは右投手 4人、左投手 4人を配置する想定。右投手だけでもゲラや石井ら実力者が並ぶ。そんな競争の中でも、岡田監督は「岡留なんか完璧に入り込んでしまったよな」とすでに 1軍メンバーとして計算していると示唆。勝利の方程式入りも期待させる褒めっぷりだ。
 岡留自身のキャンプ自己採点は90点。充実のキャンプに胸を張りつつ、慢心はない。「 2月から勝負のイメージでやってきた。(岡田監督に)見てもらえたことはすごくありがたいけど、勝負はこれから。もう 1回リセットというか、ここからのオープン戦を死に物狂いでやっていけたら」。貪欲に無失点を積み重ね、まずは目標の開幕 1軍をつかみとる。

 


 阪神春季キャンプ野手MVPに輝き笑顔を見せる前川右京外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 開幕スタメン奪取へ、アピール大成功! 阪神高卒 3年目の前川右京外野手が沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた27日、岡田彰布監督からキャンプ野手MVPに選出された。今春は実戦 8試合で打率4割3分7厘、1本塁打と大暴れ。右翼に加えて左翼の守備も猛特訓し、指揮官に「当然1軍戦力として見ている」と言わしめるほど存在感を高めた。激しい外野両翼争いが続く中、このまま一気にレギュラーを奪いにかかる。
            ◇   ◇   ◇
 岡田監督の言葉に迷いはなかった。沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた直後。投打のMVPを問われ「誰だろう…」と間を置いたのは一瞬だけだ。「まあ、打つ方では前川がね。すごく飛距離も伸びたし、下半身もドシッとして、いいものを見せてくれたんで、打つ方では前川が一番、期待値が上がった」。即答に近いスピード感がこの1カ月の証しだった。


 フリー打撃練習をする前川右京外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 キャンプ序盤から飛距離アップで首脳陣をうならせ続けた。オフの自主トレ中に下半身が浮き上がらない新フォームを固め、ラインドライブ気味だった飛球が弧を描くようになった。初実戦となった11日の紅白戦ではいきなり4打数4安打。最終的に実戦 8試合で打率4割3分7厘、1本塁打と好成績をキープすれば、キャンプ中盤はまだ辛口だった指揮官も最後は絶賛するしかない。
 17日楽天戦では状況に応じた打撃ができず、岡田監督から「野球勘とか勉強せなあかん」と厳しい指摘も受けた。それでも翌18日広島戦では 2安打で汚名返上。オープン戦 3試合で 3四球を選ぶなどチームバッティングも身についてきた。岡田監督はキャンプを走り抜いた20歳を「大したもんよ。当然1軍戦力として見てるけどね」と褒めたたえた。


 キャンプ最終日の練習に臨む前川右京外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 とはいえ、前川本人に浮かれた様子はない。指揮官直々のMVP選出を伝え聞くと「正直めちゃくちゃビックリしました。他にもっと活躍されている選手がいたので、僕じゃないかなと思っていた」と目を丸くした。一方で「バッティングを評価していただいたと思います」と想像し、飛距離アップの実感について「多少はあります」とニッコリ。このまま開幕スタメン奪取へ突っ走る覚悟だ。
 キャンプでは右翼だけでなく、新たに左翼守備も猛特訓。右翼森下どころか左翼ノイジーを脅かす存在として、評価を急上昇させている。昨季は 1軍33試合に出場したが、 8月に出場選手登録を抹消されて以降は 1軍出場がなかった。「シーズンは長いので、そこでどう戦うかが大事。シーズンが終わった時に結果が良かったと思えるように、必死に頑張りたい」。サクセスロードを一気に駆け上がる。


 春季キャンプを打ち上げ、インタビューで笑顔を見せる前川右京外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
◆前川の今春キャンプ
 実戦初戦の11日紅白戦で早くも4打数4安打。だが、17日楽天戦では盗塁のサインが出ていた中で初球を打ち上げ、岡田監督から厳しい指摘を受けた。それでも翌18日広島戦で2安打とすぐに汚名返上。19日のフリー打撃では新助っ人ゲラから柵越えも決めた。20日サムスン戦では決勝2ランを記録。26日には岩崎、西勇と対戦し、計21スイングで安打性7本。球種とコースを伝えられていたとはいえ、西勇からは右中間へ豪快な柵越えも放った。

 

 5冠王の5発締め! 佐藤輝明内野手はキャンプ最終日のフリー打撃でも柵越え5本。特守で足腰を鍛えまくった 1カ月に「充実したキャンプを過ごせた」と晴れやかな表情をみせた。 2月の実戦は打撃部門でチーム5冠と絶好調。確かな手応えを胸に帰ってきた。
 曇天に美しい放物線がかかる。セ・リーグ連覇のため、変化と覚悟を持って踏みしめた宜野座の地。虎の未来を明るく照らすように、プロ 4度目の春季キャンプを佐藤輝は晴れやかな一発で締めくくった。
 「充実したキャンプを過ごせたと思います。やりたいことは(これまでで))一番やれたかな。(シーズンに向けて)しっかりできるぞ、というのはあります」


 ミエセス外野手のバットを振る佐藤輝明内野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 最終日も宜野座の空を支配した。今キャンプラストのフリー打撃。 9スイング目を右中間スタンドに運ぶと、28、29スイング目で連発。最終31スイング目も右中間席にぶち込んで締めた。31スイングで柵越えは5本。その表情からは確かな手応えがにじみ出る。
 「キャンプの中でも調子が悪いときがあったので、そこでどう修正するかというのは何個かポイントを見つめられた」
 調子を安定させるため、昨年12月に渡米し、動作解析を受けた。導き出された新フォームの定着がテーマの一つ。日々の振り込みから課題克服へのヒントを得た。


 佐藤輝明内野手(中央)はナインと笑顔を見せる=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 佐藤輝明内野手は自他ともに認める花丸キャンプとなった。「充実したキャンプを過ごせたと思います。打撃より守備の方に時間を割いたのが初めてだったので。しっかり考えながら、いっぱい(ノックを)受けて上達したんじゃないか。打撃も守備も、やりたいことは一番やれたかな」と晴れやかな表情だった。
 鳥谷臨時コーチの教えを実践し、課題のスローイングにも改善の兆しがある。打撃面では新フォームが身につき、確実性も長打力も上向き。細かい修正にも手応えがあったという。
 ノック漬けを予告していた岡田監督は「守備、うまなったよな。特守が良かったと思うよ。下半身で打てるようになるし。思ったよりも安定したな」と攻守両面で成果を認めた。佐藤輝は「シーズンで結果が残ったら、いいキャンプが過ごせてたってことじゃないですかね」と順調な様子をうかがわせた。

 

 大山悠輔内野手はシーズンへの心持ちを「プレッシャー10割、期待感10割、不安10割」と表現した。球団初のセ・リーグ連覇を目指すチームの中で今年も4番を務めることが濃厚。ここまでオープン戦では 3試合で無安打も、シーズンに照準を合わせて状態を上げていく。「やるからには中途半端ではいけない。何事にも自分は10割だと思ってやっている」と力を込めた。

 岡田彰布監督(右)は大山悠輔内野手の打撃練習を見る=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 大山悠輔内野手はキャンプ最終日にかぶとの緒を締めた。個人、チームとも大きな問題はなく、 2月を終えたが、連覇への重圧と期待の割合を聞かれると「どちらも10割」と言った。
 「もちろん、去年の結果は自信として持つ必要はあると思うけど、去年は去年で終わっている。今年もうまくいく保証はないので、危機感は持たないといけない」と気を引き締めた。

 


 フリー打撃練習をする木浪聖也内野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 木浪聖也内野手は 3月のオープン戦で結果を求めていく。キャンプ終盤の23日巨人戦で今春初安打を含むマルチ安打と快音が出た。
 今後に向けて「しっかり準備して、実戦に入ることをまず第一に考えて。自分のできることを精いっぱいやって、しっかり結果を残せるような準備をしていきたい」と力を込めた。遊撃レギュラーの座を固めていく。

 


 笑顔で打撃練習する森下翔太外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
  2年目で初めて 1軍の春季キャンプを完走した森下翔太外野手は「実戦も含めて、充実したかなと思います」と笑顔を見せた。グリップエンドが小さい新しいピート・ローズ型のバットを使用するなど試行錯誤。25日の中日戦(北谷)では 2塁打を放つなど徐々に調子を上げた。「理想としているところはまだまだ上。アピールしないと外野手争いもあるので結果を残していく」と 3月の戦いに向けて意気込んだ。


 旧型モデルでフリー打撃練習をする森下翔太外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 森下翔太外野手が「バット問題」を打撃改良のプロセスの 1つととらえた。湾曲が少ないピート・ローズ型バットに変更。岡田彰布監督が「あれだけ打球が上がらない」と指摘していたが、最終クールに昨年のバットと併用する決断をした。今後、新たなバットも加えて開幕まで模索する。
 周囲の注目にも「シーズンで使うバットはどうなるか分からないけど、たかがバット。それでいいかなと」と冷静。「課題としていることを主に置いて、アプローチを変えただけ。打球を上げようとか、違う角度でアプローチをしているだけ。理想としているところはまだまだ上。 4月に照準を合わせていたので、特にキャンプ中にこうなっていたいというのはもともとなかった」と落ち着いた様子で説明した。

 


 キャッチボールを行う青柳晃洋投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 開幕投手をかけたバトルの最終章が幕を開ける。青柳晃洋投手が 3月 8日のヤクルトとのオープン戦(甲子園)に先発する見込みとなった。そのまま中 6日で回れば、開幕戦の同29日巨人戦(東京ドーム)に当たる。同 5日の東北楽天戦(甲子園)に先発する見込みの村上頌樹投手が昨季リーグMVPの実力で最有力候補に挙がる中、昨季開幕投手を務めた青柳のプランも浮上した。


 ブルペンで投球練習を行う村上頌樹投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 岡田監督は開幕投手について「だいたいな、考えはあるけどね」とした一方、「別に絶対こいつや、いうのもないし」と確定していないことを明かした。「まあ甲子園で投げてからやろな」と次回登板後の判断を示唆。本命村上と経験者青柳の一騎打ちか。 3月上旬の甲子園でガチンコバトルが繰り広げられる。


 ブルペンで投球練習を行う村上頌樹投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 青柳は臀部(でんぶ)の張りを訴えていたが、すでに回復してブルペン投球も再開済み。実戦は17日の楽天との練習試合で 1イニングを投げたのみで、ここからイニングを伸ばしていく。 2年連続の開幕投手に向けて「もちろん狙います、誰かが言われるまでは」ときっぱり。「最初の目標はそこなので。そこはずっと変わりなく、どこで投げてもどんな結果でもそこにもっていけるように。しっかり投げられるようにしたいですね」と力を込めた。


 ファンにサインをする青柳晃洋投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 一方の村上は「開幕投手になるかどうか分からないですけど、もしなった場合は負けられない試合」と重みを再認識。「もしそこにいけるなら投げたい」と当然、初の大役への意欲十分だ。24日の東京ヤクルト戦では先発で 3回 1失点と試合を作り、仕上がりは順調だ。
 指揮官は「誰でもええ言うたら不平が起きるけど、そのくらい力が均衡しとる。だから(決定は)もうちょっと後やな」とハイレベルな争いを歓迎する。昨季10勝の伊藤将も含めた争いの決着はそう遠くない。

 


 石井大智投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 石井大智投手のブルペン投球は計 951球。「球数は1000球を投げられたらいいなというのはあった。フォークの精度で、少しずつ感覚的にいいものをつかめそうな感じはある」とうなずいた。ハイレベルな中継ぎ争いへ「試合で結果を出さないと、やっぱり開幕( 1軍)も見えてこない。このオープン戦は結果を出していきたい」と力を込めた。

 


 ハビー・ゲラ投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 阪神のハビー・ゲラ投手は「沖縄で初めて過ごして、非常にいい環境でしっかりとした練習ができたよ」と笑顔を見せた。 2日からブルペン入りし、実戦デビューした25日の中日戦(北谷)では巧みなけん制で 1走を刺した。開幕 1軍が内定している中で「いい天気、暖かいところで本当に充実した 1カ月を過ごせた」と笑顔だった。

 


 打撃練習の打球が当たった榮枝裕貴捕手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 岡田彰布監督がキャンプ総括会見に臨んでいるとき、メイン球場で悲鳴が上がった。走塁練習をしていた榮枝裕貴捕手がフリー打撃の打球を避けきれず首付近に直撃。トレーナーに付き添われ、ベンチ裏へと下がった。今キャンプでは梅野、長坂、中川が故障と捕手陣にアクシデントが続いた。ただ、大事には至らなかったようで「首なんで大丈夫です。鍛えていて、よかった。全然大丈夫です」と無事を強調した。

 打球が当たり右肩を押さえる榮枝裕貴捕手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム

 最後にヒヤリとした場面があった。フリー打撃中、 1塁付近で走塁練習していた榮枝裕貴捕手の右肩付近に打球が直撃。
 メイングラウンドがざわつき、ちょうど総括インタビューに応じていた岡田監督もコメントを中断して「当たった? 誰や」と心配そうに見つめた。榮枝は「首なので、大丈夫です。鍛えていてよかった」と苦笑い。すぐに練習復帰していた。

 

 

 右肩の肉離れで別メニュー調整を行っていた梅野隆太郎捕手が 3月29日の巨人との開幕戦に間に合う可能性が出てきた。岡田監督が近日中にキャッチボールを再開することを明かし、梅野も前向きな姿勢を示した。
 「3.29」の開幕へ、黄信号がともった。もちろん、それが青にはなっていない。ただし、岡田監督は「いやいや、全然、大丈夫ちゃう?」と暗い表情ではなかった。
 「(関西に)帰ってもうキャッチボールを始めるんとちゃう? なんか全然、アレみたいやで。(ウオーミング)アップも入っているもんな。誰や?と思って見たら(背番号)2番やった。全然、心配してないよ」


 笑顔の梅野隆太郎捕手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 最終クール初日の22日。梅野はシートノックの途中で 2塁送球をやめ、沖縄県内の病院へ。その後、右肩の肉離れと診断された。症状が分かってからチーム本隊から離れ、宜野座ドームでマシンを相手にした捕球練習など行った。開幕ピンチとみられていたが…。
 キャンプを打ち上げ、帰りのバスに乗り込む梅野は「再発だけは避けたいから、そういう意味では早く治して早くチームに合流して、開幕を迎えたいなと思います」とコメントした。昨年 8月に死球で左尺骨を骨折しただけに慎重にならざるを得ないが、梅野の口から「開幕」を意識するフレーズが出たのは救いだ。
 坂本はいるが、梅野との〝二刀流〟で初めてお互いのよさが出る。梅野は「3.29」を目標に、リハビリに励んでいく。


 春季キャンプを終えた梅野隆太郎捕手は荷物を引いてバスに向かう=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 右肩痛で最終クール完全別メニューだった梅野隆太郎捕手は、軽症の希望が出てきた。
 岡田監督が「帰って、もうキャッチボール始めるんとちゃう? 全然大丈夫ちゃう」と語った。肉離れと診断されており、一時は監督も重症を示唆。開幕ピンチの状況だったが、予想より早い戦列復帰になるかもしれない。梅野は「自分だけの判断じゃないけど、感覚はもちろん大事にしたい。トレーナーとコミュニケーションを取りながら。再発だけは避けたいから、早く治して早くチームに合流して開幕を迎えたい」と慎重ながらも、早期復帰へ前向きだった。

 

 阪神 2軍春季キャンプ(27日、沖縄・うるま市具志川野球場)
 阪神 2軍が春季キャンプを打ち上げた。和田豊 2軍監督は練習前に 6分30秒におよぶ訓示を行い、 1軍を目指す選手たちに熱いメッセージでハッパをかけた。またMVPとして髙寺望夢内野手の名前を挙げた。
 最終日だからこそ、手綱を締めた。打ち上げを目前にした具志川の選手たちに、和田 2軍監督が熱く語りかけた。
 「待っているだけじゃダメだよ。ファームの試合とはいえ圧倒的な数字を残して、引っ張っていくくらいの意気込みでやらないと。 1軍に行ったらなんとかなります、そんな甘い考えじゃこの世界、飯食っていけない」
 練習前に行われたおよそ 6分半の訓示の中で、必死に汗を流して 1軍を目指してきた選手たちにカツを入れた。就任 2年目を迎えた指揮官の言葉が響く。高いポテンシャルを知り尽くしているからこそ、 2軍で圧倒的な成績を残し、殻を突き破ってほしいと呼びかけた。


 練習前、選手に訓示を行う和田豊 2軍監督=うるま市具志川野球場
  1軍が日本一を達成した昨季は 2軍で過去 2年好成績を残していた村上が覚醒。最優秀防御率にMVPのタイトルまで獲得した。桐敷のようにシーズン途中から 1軍の欠かせない戦力になる選手も現れた。最終日の具志川は新人や、キャンプ中に 2軍行きとなった湯浅や西純、茨木に加え、再起を期すベテランの秋山らの姿があった。「トータルすると非常に順調にきた 1カ月だった」と振り返った和田 2軍監督は〝ファーム慣れ〟しないようにと警告した。
 「 1軍は日本一になったけど、その輪に入れなかった。やっぱり悔しい。楽しくなかったとは言わないけど、やっぱり、本当に喜べるかといったら、そうじゃないよな。その気持ちを一年間持ち続けて。その(日本一の)瞬間に、今年こそ、その輪の中にいられるように頑張ってほしい」
  3月 2日の広島戦(由宇)から教育リーグが始まる。 2軍の選手は「悔しさ」をもたないといけない。沖縄の〝土産〟を若虎たちに手渡した。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 

 

 

 

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