● 1軍復帰を目指し 7回から 4番手で登板した西純矢投手(22)は 3回を無安打無失点。西純矢投手が 3度目の実戦で真っすぐの手応えを深めた。 2軍練習試合・中日戦(読谷)に 7回から登板。 3イニングを無安打 1四球無失点で封じ込めた。直球を磨いてきた今春キャンプ。対打者の登板を重ねる度に、質の向上を実感している。手応え十分だ。
●西勇輝投手(32)が一日の投球数では今キャンプ虎投最多となる 133球のブルペン投球を行った。毎年、キャンプ終盤に 100球以上の投げ込みを何度かするのが恒例。右ふくらはぎの張りで、アップから別メニュー調整中だが、右肩は万全だ。早ければ23日の居残り練習で本隊に合流。チーム最年長の西勇輝投手が、今キャンプで投手陣最多の 133球を投げ込んだ。 1球ずつ丁寧に力強く投げ込んだ。右ふくらはぎの張りでアップなどは別メニューだが、ブルペン投球は問題なく続けてきた。今後はキャンプ中に打撃投手を務め、実戦に向かう可能性が高い。ベテランらしくマイペース調整で開幕ローテ入りを目指す。
●思わぬ形で巡ってきた大役をプラスに変える。23日の巨人戦に先発予定の伊藤将司投手(27)が力を込めた。登板前日はブルペンで23球を投げて調整した。本来、青柳晃洋投手(30)が先発予定だったが、右腕が臀部の張りを訴えたため〝開幕投手〟の座が回ってきた。正真正銘の開幕投手を狙う左腕にとって、この時期に一度対戦できることは大きい。シーズンと同じように結果を出してみせる。
●23日の巨人戦(那覇)に登板する湯浅京己投手(24)は、完全復活を目指して、投球時に左足を止めず、テイクバックを小さくする投球フォームに改良。
●20日に左手人さし指に血マメができ、投球練習を切り上げた大竹耕太郎投手(28)がブルペンで63球を投げた。沖縄では実戦に出場せず、 3月上旬の実戦登板を目途に調整を続ける。
●梅野隆太郎捕手(32)がシートノック中、右肩付近の痛みを訴え、沖縄県内の病院に直行した。23日にも再検査を受けるとみられるが、 1軍本隊から離脱する可能性が出てきた。岡田彰布監督(66)は「キャッチャーばっかりやぞ、けがすんの」と嘆き節。長坂拳弥(29)、中川勇斗(20)両捕手に続き、正妻にも暗雲が垂れ込めた。梅野はこの後、ゲラのフリー打撃登板で捕手役を務めたが、首脳陣からストップがかかり、沖縄県内の病院に向かった。球団は診断結果を公表しなかった。梅野の早期復帰を願うばかりだ。
●プロ野球のオープン戦が23日開幕し、阪神はレギュラーシーズン開幕戦( 3月29日、東京ドーム)の相手となる巨人と沖縄セルラースタジアム那覇で対戦する。相手の阿部慎之助新監督(44)が盗塁をどんどん仕掛ける〝暴走族宣言〟をする中、岡田彰布監督は22日、貫禄のお返し。今季初の伝統の一戦に勝ち、リーグ連覇への歩みを進めていく。巨人が〝暴走族〟と化しても動じない。どっしりと構えて、王道の野球を貫く。強烈な日差しに照らされながら、 3塁ベンチでナインの動きを見守った岡田監督は「3.29」開幕前哨戦について問われると、不敵な笑みを浮かべた。昨季のチーム盗塁数は79。28盗塁でタイトルに輝いた近本光司外野手(29)を筆頭に確実に好機を広げ、リーグ優勝&日本一につなげた。かたや巨人はリーグ 4位の48盗塁。練習のための練習を嫌い、常に本番を想定する岡田監督からすれば相手の奇襲に振り回されること自体が不毛に感じるのであろう。王者としての貫禄が漂う。メジャー通算178本塁打を誇る大砲ルーグネッド・オドーア内野手(30)を補強するなど、王座奪還を期す巨人。今年 1月には警戒していたが、必要以上に気負うつもりはない。ここまで積み上げてきた強さを自然体で見せるだけだ。
●森下翔太外野手(23)が昨年のモデルのバットで打撃練習に臨んだ。今オフからグリップが小さいピート・ローズ(82)型のバットを使用。最後まで回転して打つスイングを習得するために一貫して取り組んでいた。この日の打撃練習では 2本を併用して使用。87スイングのうち 5度持ち替え、試行錯誤する姿がみられた。84スイング目には新型のバットで柵越え。23日から始まるオープン戦に向けて調整している。最強の相棒探しはまだまだ続きそうだ。若虎の進化を期待した。23日のオープン戦・巨人戦(那覇)には3番右翼で先発予定。開幕投手に内定している戸郷との対戦に目をギラつかせた。勝負のプロ 2年目。試行錯誤を必ず結果に結びつける。
●近本光司外野手がキャンプ中の巨人戸郷翔征投手(23)「生視察」をプラスに捉えた。23日の宿敵とのオープン戦に「1番中堅」で出場予定。開幕戦の先発が内定している右腕と早くも対戦できることに目をギラつかせた。2024シーズンへ、早くも戦いが始まる。打つだけが勝負ではない。近本は午後 1時のプレーボールの瞬間から対戸郷に照準をしぼっていく。この日もフリー打撃で快音を残したように意識して練習を重ねてきた。どれだけ生きた情報を得ることができる。「3.29」の行方を左右する打席に近本がしてみせる。この日もフリー打撃で快音を残したように意識して練習を重ねてきた。どれだけ生きた情報を得ることができるか。「3.29」の行方を左右する打席に近本がしてみせる。
●佐藤輝明内野手(24)は巨人・戸郷翔征投手との対戦に意気込んだ。フリー打撃では88スイングで柵越え3本。23日の巨人とのオープン戦初戦に5番3塁で出場する見込みで、開幕投手に指名されている戸郷翔征投手と対戦予定。昨季は打率2割5分、本塁打1本。ここまで紅白戦 2試合を含めた実戦 5試合で打率6割3分6厘。好調をキープしており力を込めた。新調したバットケースを引き、充実の表情で帰路についた。

記事をまとめてみました。

 

  2軍練習試合<中日 1ー 4阪神>◇22日、沖縄・オキハム読谷平和の森球場
  1軍復帰を目指し 7回から 4番手で登板した西純矢投手は 3回を無安打無失点。18日の社会人・エナジック戦(具志川)での 1回無失点に続く好投に「シュート回転の球は減っているし、徐々に良くなっている」と納得顔で振り返った。失策と四球で一死 1、 3塁を招いたが、 2者をフライに打ち取り「ゴロを打たせるのが理想だが、アウトには変わらないので、ポジティブにとらえていい」とうなずいた。


 好投した西純矢投手=オキハム読谷平和の森球場
 西純矢投手が 3度目の実戦で真っすぐの手応えを深めた。
  2軍練習試合・中日戦(読谷)に 7回から登板。 3イニングを無安打 1四球無失点で封じ込めた。直球を磨いてきた今春キャンプ。対打者の登板を重ねる度に、質の向上を実感している。「 1回目(の登板)に比べて 2回目の方が良かったし、この間の登板よりも今日のほうが良かった。徐々に良くなっているのはいいことかなと思う」と手応え十分だ。

 


 ブルペンで投球する西勇輝投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 阪神春季キャンプ(22日、沖縄・バイトするならエントリー宜野座スタジアム)
 西勇輝投手が一日の投球数では今キャンプ虎投最多となる 133球のブルペン投球を行った。「試合で 110球だとしたら 130、 140球をブルペンで投げれば、完投できるという感じですから」。毎年、キャンプ終盤に 100球以上の投げ込みを何度かするのが恒例。右ふくらはぎの張りで、アップから別メニュー調整中だが、右肩は万全だ。早ければ23日の居残り練習で本隊に合流。オープン戦登板については「チームの方針にしっかり従いながらやっていこうと思う」と明かした。


 ブルペンで投球練習を行う西勇輝投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 チーム最年長の西勇輝投手が、今キャンプで投手陣最多の 133球を投げ込んだ。「毎年やってることを続けてきたかなって感じ」。 1球ずつ丁寧に力強く投げ込んだ。
 右ふくらはぎの張りでアップなどは別メニューだが、ブルペン投球は問題なく続けてきた。「順調っすね。球が変に落ちていない感じがするんで、その点はやってきたことが、表現できてるんかなと思います」と強調した。
 今後はキャンプ中に打撃投手を務め、実戦に向かう可能性が高い。「焦らないで、と言われたので。投げられるのはもう全然投げられるんで、あとはもう時間次第かな」。ベテランらしくマイペース調整で開幕ローテ入りを目指す。


 思わぬ形で巡ってきた大役をプラスに変える。23日の巨人戦に先発予定の伊藤将司投手が力を込めた。
 「ここからどんどんイニング数も増えてくると思うので、しっかりいい結果で投げられたらなと思います」


 サングラスをかける伊藤将司投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 登板前日はブルペンで23球を投げて調整した。本来、青柳が先発予定だったが、右腕が臀部の張りを訴えたため〝開幕投手〟の座が回ってきた。
 レギュラーシーズンの開幕戦の相手。正真正銘の開幕投手を狙う左腕にとって、この時期に一度対戦できることは大きい。「出る打者を見られたらいいなとは思います」。昨季は伝統の一戦で2勝1敗、防御率2.10。シーズンと同じように結果を出してみせる。

 


 巨人戦に向かう湯浅京己投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 23日の巨人戦(那覇)に登板する湯浅京己投手は「今、やっていることを試しながら、しっかり結果を出していきたい」と意気込んだ。完全復活を目指して、投球時に左足を止めず、テイクバックを小さくする投球フォームに改良。相手は巨人だが「それは気にせず、どう抑えていくかを考えていきたい」と力を込めた。

 


 ブルペンで投球する大竹耕太郎投手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 20日に左手人さし指に血マメができ、投球練習を切り上げた大竹耕太郎投手がブルペンで63球を投げた。「(血マメは)問題ないです」。沖縄では実戦に出場せず、 3月上旬の実戦登板を目途に調整を続ける。「どれだけ走っても、投げる体力は別物。このクールで一度は(ブルペンで) 100球ぐらい投げて、続けて投げる感じを体に覚えさせたい」と先を見据えた。

 


 球場に到着した梅野隆太郎捕手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 捕手がおらん!! 梅野隆太郎捕手がシートノック中、右肩付近の痛みを訴え、沖縄県内の病院に直行した。23日にも再検査を受けるとみられるが、 1軍本隊から離脱する可能性が出てきた。岡田彰布監督は「キャッチャーばっかりやぞ、けがすんの」と嘆き節。長坂拳弥、中川勇斗両捕手に続き、正妻にも暗雲が垂れ込めた。
 宜野座に衝撃が走った。午前中に行われたシートノックで、梅野が 2塁送球をやめた。


 キャッチボールする梅野隆太郎捕手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 岡田監督は「ちょっと、なんかおかしいんよ、あれなぁ。なんか、投げたときに言うとったわ。(右肩の後ろを触りながら)こっちかなぁ、このへんがなんか言っとった」と説明した。梅野はこの後、ゲラのフリー打撃登板で捕手役を務めたが、首脳陣からストップがかかり、沖縄県内の病院に向かった。
 球団は診断結果を公表しなかった。指揮官は「どうやろうなぁ。まだちょっと分からへん。明日はチームドクターが(宜野座に)来ると言うとったから。もう 1回見てもらうとか言ってたけどな」と首をひねった。


 ランダンプレーの練習をする梅野隆太郎捕手。後方は岡田彰布監督=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 梅野隆太郎捕手が22日、右肩痛を訴え、沖縄・宜野座キャンプの練習を途中で切り上げた。
 その後、沖縄県内の病院で検査を受けた。23日にチームドクターの診察も受け、今後の方針を決める。岡田監督は「この(右肩)後ろかな。なんか投げた時に言うとったわ。投内(連係)の投げてる時になあ」と渋い表情。シートノックの際には捕球だけを行い、送球はしなかった。昨季も一時期、右肩に痛みを抱えながらプレーしていた。今季も坂本とともに守りの要となる存在だけに、キャンプ終盤の不安要素は心配だ。


 打撃投手での登板を終えたゲラ投手(左)と言葉を交わす梅野隆太郎捕手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 昨春のキャンプでは一時別メニュー調整し、 2月26日に右肘に違和感を覚えた。この時は幸いにも軽傷で、 3月5日のオリックスとのオープン戦で実戦に復帰。開幕戦でも先発マスクをかぶった。指揮官は当時を思い出しながら「いつもキャンプで1回やるよなあ。去年もやったんよな」と話した。負傷の程度については「どうやろうなあ。まだちょっと分からへん」と話すにとどめた。
 阪神の捕手では 3年目の中川が 8日に右下肢を痛め、 2軍に合流。「キャッチャーばかりやぞ、ケガすんの」と岡田監督もぼやいた。梅野の早期復帰を願うばかりだ。

 


 練習を見守る岡田彰布監督=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 奇策も受けて立つ! プロ野球のオープン戦が23日開幕し、阪神はレギュラーシーズン開幕戦( 3月29日、東京ドーム)の相手となる巨人と沖縄セルラースタジアム那覇で対戦する。相手の阿部慎之助新監督が盗塁をどんどん仕掛ける〝暴走族宣言〟をする中、岡田彰布監督は22日、「走ったらええ」と貫禄のお返し。今季初の伝統の一戦に勝ち、リーグ連覇への歩みを進めていく。
 巨人が〝暴走族〟と化しても動じない。どっしりと構えて、王道の野球を貫く。強烈な日差しに照らされながら、 3塁ベンチでナインの動きを見守った岡田監督は「きょうあっついわ」とポツリ。「3.29」開幕前哨戦について問われると、不敵な笑みを浮かべた。


 練習中、笑顔を見せる岡田彰布監督=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 「なんにもないよ。走って(投球を)外すわけないやん。走るんやったら走ったらええし」
 今季初の伝統の一戦を前に、宿敵の阿部監督はこの日「暴走族をつくりたい」と機動力野球を繰り出すことを宣言。虎将は報道陣から伝え聞く前に戦法を見破っていたようで、白い歯を見せながら受けて立つ構えを示した。相手の動向を知る情報収集能力はさすがだ。
 昨季のチーム盗塁数は79。28盗塁でタイトルに輝いた近本を筆頭に確実に好機を広げ、リーグ優勝&日本一につなげた。かたや巨人はリーグ 4位の48盗塁。練習のための練習を嫌い、常に本番を想定する岡田監督からすれば相手の奇襲に振り回されること自体が不毛に感じるのであろう。王者としての貫禄が漂う。


 宜野座に訪れた掛布雅之氏(中央)と言葉を交わし笑顔を見せる岡田彰布監督。左は平田勝男ヘッドコーチ=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 王者はどっしりよ-。岡田彰布監督が、今春のオープン戦初戦となる23日巨人戦(那覇)へ余裕の笑みを見せた。「暴走族をつくりたい」と超積極的な走塁を宣言した巨人阿部慎之助監督に対し、「走るんやったら走ったらええし」とどこ吹く風だ。 3月29日開幕戦(東京ドーム)の前哨戦。昨季の「日本一オーダー」を軸に自然体で強さを見せつける。
            ◇  ◇  ◇
 新人監督の勢いある発言にも、岡田監督は全く動じなかった。「なんにもないよ。走って外すわけないやん。走るんやったら走ったらええし」。余裕の笑みは最後まで途切れなかった。


 掛布雅之氏(中央)のトークに爆笑する岡田彰布監督(左)と平田勝男ヘッドコーチ=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 オープン戦初戦の「伝統の一戦」を前に、巨人阿部監督は「信号無視をしない暴走族をつくりたい」と超積極的な走塁を宣言した。虎の指揮官は熱い言葉を伝え聞き、日本一監督として真正面からどっしりと迎え撃つつもりだ。
 連覇を目指すシーズンの開幕前哨戦。先発メンバーも動かさない。「おーん。別に、変える必要ないから。そんな俺、この時期いろいろ考えやせんよ」。1番近本、4番大山、5番佐藤輝…。対外試合初戦の17日楽天戦(宜野座)と同様に、昨季の「日本一オーダー」をズラリと並べる。


 打撃練習に向かう森下翔太外野手(左)に声を掛ける岡田彰布監督=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 「6番左翼」には右肘痛で別メニュー調整のノイジーに代わり、高卒 3年目の前川を起用する。20日の練習試合サムスン戦(宜野座)で“1軍初アーチ”をかけるなど、外野陣で猛アピールを続ける期待の星。「(先発で開幕投手に内定している)戸郷は 1イニングやから前川まで回ってけえへんかも分からんけど、別にかまへんよ」。言葉の端々から王者の風格が漂う。
 まだ開幕まで 1カ月以上を残す。チェックポイントを問われると、各チームの現状を冷静に分析した。「新外国人とかな、絶対 1軍の戦力になるヤツいうのも大体分かるやん、スコアラーも(他球団キャンプ地を)回っとるからな」。
 メジャー通算178本塁打を誇る大砲オドーアを補強するなど、王座奪還を期す巨人。今年 1月には「相当、今年は覚悟を持ってくると思う」と警戒していたが、必要以上に気負うつもりはない。ここまで積み上げてきた強さを自然体で見せるだけだ。

 


 フリー打撃を行う森下翔太外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 森下翔太外野手が昨年のモデルのバットで打撃練習に臨んだ。今オフからグリップが小さいピート・ローズ型のバットを使用。最後まで回転して打つスイングを習得するために一貫して取り組んでいたが、第 4クール最終日に昨年使った型のバットを球場に持ち込み、「バットはシーズン中に 1つに絞れればいい。(昨季のバットも)その時次第で試すかも」と話していた。
 この日の打撃練習では 2本を併用して使用。87スイングのうち 5度持ち替え、試行錯誤する姿がみられた。84スイング目には新型のバットで柵越え。23日から始まるオープン戦に向けて調整している。


 阪神対サムスン 打席に立つ森下翔太外野手 (2024年 2月20日撮影)
 森下翔太外野手が沖縄・宜野座春季キャンプ第 5クール初日の22日、昨季使用したモデルのバットで打撃練習を行った。
 昨年12月に「こん棒型」の新バットを作成し、今キャンプで試していた。メジャー最多4256安打のピート・ローズが使っていた、極小グリップエンドで湾曲の少ないモデル。腕力に頼らず、体を回旋しきって打つ理想の打撃に近づけ、コンタクト率アップを目指す狙いだ。
 フリー打撃では新旧 2本のバットを持ち込み、合計 5度、持ち替えた。昨季のバットで49スイング、新バットで38スイングし、柵越え 1本だった。


 新型のバットでティー打撃を行う森下翔太外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム

 ここまで実戦 5試合で16打数5安打、打率3割1分3厘と状態を上げているが、本塁打はなかった。18日、森下の新バットについて岡田監督は「(打球が)上がらんやろ? あのバットじゃ。まあ、いつか上がるバットに変えるやろ」と話していた。
 最強の相棒探しはまだまだ続きそうだ。森下翔太外野手が22日、今キャンプで初めて昨季使用したモデルのバットで打撃練習を行った。
 20日の第4クールまでは昨年12月に作成した「こん棒型」の新バットを使用。メジャー最多安打のピート・ローズが使っていた極小グリップエンド型で、湾曲が少なくコンタクト率をアップさせる狙いがあった。だが、今春はここまで実戦5試合で本塁打なし。岡田監督からは「打球が上がらない」と指摘された上で「いつか(バット)変えるやろ」と予想されていた。


  2種類のバットを手にする森下翔太外野手(手前)を見つめる岡田彰布監督=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 この日のフリー打撃では新旧2本のバットを併用。合計87スイングで5度も持ち替えた。84スイング目には新型バットで左翼へ柵越え。一方、旧バットで臨んだロングティーでは次々と外野へ運んだ。「感覚としては変わらない。そこ(シーズン)に向けて、試せる期間のうちにしっかり試したい」と感触を確認した。


 フリー打撃練習を終えベンチに引き揚げる森下翔太外野手。右は岡田彰布監督=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
  2本だけではない。練習後はさらに複数の新バットを注文していることを明かした。「今の太い(新型)バットから少し削った形と、前の型から少し太くして重くしたバージョン。シーズン中にバットを 2つ、違う型で持ったりというのもあると思います」。腕力に頼らず、体を回旋しきる-。理想のスイングに近づけるため、妥協はしない。
 岡田監督は「やっとピート・ローズから逃れたんやな。なんか注文した言うとったわ。遅いっちゅうねん」と苦笑いしながら、若虎の進化を期待した。23日のオープン戦・巨人戦(那覇)には3番右翼で先発予定。開幕投手に内定している戸郷との対戦に「ちょっと嫌な印象も与えられたら」と目をギラつかせた。勝負のプロ 2年目。試行錯誤を必ず結果に結びつける。

 


 近本光司外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 近本光司外野手がキャンプ中の巨人戸郷翔征投手「生視察」をプラスに捉えた。
 23日の宿敵とのオープン戦に「1番中堅」で出場予定。開幕戦の先発が内定している右腕と早くも対戦できることに「特にオープン戦の最初はこのオフ、キャンプでやってきたことを出そうとする。それをすごく肌で感じられる」と目をギラつかせ、「打ちたいですけど、しっかりボールを見ながらでもいいのかな」と話した。


 トレーニングに臨む近本光司外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 近本光司外野手は23日の巨人戦に「1番・中堅」で先発出場する見通し。戸郷翔征投手に対しては三振OKの姿勢でボールを見ることを宣言。昨季は打率.429を残したお得意様。プレーボールの瞬間からシーズンへの準備を始める!
 2024シーズンへ、早くも戦いが始まる。打つだけが勝負ではない。近本は午後 1時のプレーボールの瞬間から対戸郷に照準をしぼっていく。
 「オープン戦の最初って、やってきたことを出そうとする。それをすごい肌で感じると思う。だから、こっちも打ちたいですけど、しっかりボールを見ながらになるのかなと思いますね。別に三振でもいいと思うので」


 福島圭音外野手(手前)のバント練習を見つめる近本光司外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 相手を分析するための 1打席に使う。初球打ちではもったいない。プレシーズンということもあり、巨人のエースも手の内をすべて明かさないだろう。それでも1番として真っ先に感じることができることを最大限生かす。
 昨季、戸郷との対戦成績は21打数9安打、打率.429。 8月10日の東京ドームでは決勝2ランをお見舞いし「(本塁打を)狙っていましたね。戸郷に対してどういう風に入っていった方がいいかと考えたときにそっちだった」と明かしたこともあった。昨季の5本塁打のうち、2本が戸郷から。不動のリードオフマンが目を光らせている。


 近本光司外野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 ここまで対外試合はわずか 2打席のみ。「オープン戦もある程度数字は残る。数字も意識しながらじゃないとシーズンにはつながらないし、同じ状況、環境ではないのかなと思います」と話したが、対戸郷だけは違う。
 この日もフリー打撃で快音を残したように「打ちたい打球をしっかり打てるように」と意識して練習を重ねてきた。どれだけ生きた情報を得ることができるか。「3.29」の行方を左右する打席に近本がしてみせる。

 


 守備練習に臨む佐藤輝明内野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 佐藤輝明内野手は巨人・戸郷翔征投手との対戦に「いい投手の球をもっと見ていきたいなと思っているので、いいんじゃないですか。いい当たりを打てればいいかなと思います」と意気込んだ。フリー打撃では88スイングで柵越え3本。「これよくないっすか? このバットケース。タイヤ付き」と新調したバットケースを引き、充実の表情で帰路についた。

 フリー打撃練習をする佐藤輝明内野手=バイトするならエントリー宜野座スタジアム
 佐藤輝明内野手が開幕前哨戦へ腕ぶした。
 23日の巨人とのオープン戦初戦に5番3塁で出場する見込みで、開幕投手に指名されている戸郷翔征投手と対戦予定。昨季は打率2割5分、本塁打1本。「いいんじゃないですかね、ピッチャーの球を見られるのは」と実戦モードに入る。ここまで紅白戦 2試合を含めた実戦 5試合で打率6割3分6厘。好調をキープしており「いい当たりを打てれば」と力を込めた。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 

 

 

 

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