●坂本誠志郎捕手(30)が11日、甲子園球場で自主トレを公開した。グラウンドでアップを行い、スタンドの階段ダッシュをこなして室内へ。キャッチボール、ティー打撃などを実施し約 4時間汗を流した。球団初の連覇がかかる、プロ 9年目の来季。今オフは、これまでの 8年間とはまた違うプレッシャーも感じていた。個人的な数字の目標は「全然ない」とし、「連覇したいっていう思いしかない」と話した。史上初の連覇に向けて力を込めた。不安を打ち消すため、自主トレや 2月の春季キャンプでは、沖縄で技術を磨く時間を割くためにも、キャンプインまでに体力面を仕上げる意気込みだ。進化の来季へ、まずは体を仕上げていく。
●阪神ドラフト1位の下村海翔投手(21=青山学院大學)が11日、坂本誠志郎捕手との初バッテリーを心待ちにした。 1月の鳴尾浜でいろんな投手の球を受けたいという坂本の考えを伝え聞き、目を輝かせた。オリックスとの日本シリーズも「ずっと見ていました」。リードの特徴についてもインプット済みだ。今度は直接受けてもらい、強気の攻めを吸収する。鳴尾浜での新人合同自主トレはこの日で第 1クールが終了。手応えを明かした。13日からの第 2クール以降、先輩たちとの接触も増えそうだ。
●支配下登録復帰を目指す髙橋遥人投手(28)が11日、鳴尾浜で年明け初めて捕手を座らせてブルペン投球を行った。昨年 6月に左肩にメスを入れ、11月にはブルペン投球を再開。すでに力の入れ具合にも制限はなく、直球のみで25球を投げた。球団の計測では最速で 143キロが出ていたという。春季キャンプ中での実戦形式登板を目指し、今後は球数を増やすなどの段階を踏んでいく予定。たび重なる手術から復活を目指す髙橋遥人投手が11日、新年初のブルペン投球で度肝を抜いた。自主トレが行われている鳴尾浜では新年のチーム一番乗りで捕手を座らせ、 143キロを計測。 2月中の実戦復帰が見込まれていることも判明した。「黄金の速球」を誇る左腕の復帰ロードは極めて順調。早期の支配下登録復帰はもちろん、強烈なジョーカーとして前半戦中からV2戦線に加わる期待も高まってきた。 9日に鳴尾浜を訪れた岡田彰布監督(66)もキャッチボールを一目見て、質の高さを確認していたという。 2月に登板できれば早期の支配下復帰はもちろん、前半戦中の 1軍先発ローテへの割り込みもイメージしたくなる。強力投手陣だけに、焦る必要は一切ないのも追い風。歴代監督がほれ抜いてきた「黄金の左」から目が離せなくなってきた。
●門別啓人投手(19)が11日、年明け初めて鳴尾浜球場で体を動かし、キャッチボールなどで汗を流した。昨年の秋季キャンプMVPに指名されるなど、岡田彰布監督から絶大の評価を受ける高卒 2年目左腕。ひと回り大きくなって、期待の左腕が帰ってきた。自信をまとってキャッチボールする姿が頼もしい。開幕ローテ入りを目指す門別が、鳴尾浜での今年初練習で先輩斬りをぶち上げた。春季キャンプで予定される紅白戦に早くも照準を合わせた。昨年10月 9日にクライマックスシリーズ(CS)を控える猛虎打線とシート打撃で対戦し、打者 7人に対してわずか被安打 1。佐藤輝明内野手(24)には高めの直球でバットを折らせて 2ゴロ、大山悠輔内野手(29)は中飛に抑えた。今度は前にも飛ばさせない。「(自信は)あります」と堂々と宣言した。高卒 1年目の昨季は未勝利。だが岡田監督は先発候補として高く評価をしており、開幕までセ・リーグ相手には徹底的に隠す意向。日本一をけん引した先輩たちを自慢の真っすぐで打ち取り、スタートを切りたいところだ。年末年始は地元北海道で「10センチくらい」積もっていたという雪の上でランニングなど体力強化に励んだ。祖母のみどりさん(60)がつくる好物のきな粉餅で英気も養った。連覇の戦力となるため、万全の状態で沖縄へ乗り込む。
●阪神の新助っ人、ハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)が、北海道日本ハム・新庄剛志監督(51)が愛用するD×M(ディーバイエム)社のグラブを今季から使用することが11日、分かった。阪神、日本ハム、米大リーグで活躍したスーパースターの再出発を支えた同社の〝新庄グラブ〟を相棒に決め、岡田阪神という新天地で輝きを放つ。虎が生んだスーパースターにあやかる。右投げの新助っ人の左手にすっぽりハマった〝新庄グラブ〟が、野球人生第 2章をサポートする。

記事をまとめてみました。



 自主トレ公開でポール間を走る坂本誠志郎捕手=阪神甲子園球場
 坂本誠志郎捕手が11日、甲子園球場で自主トレを公開した。グラウンドでアップを行い、スタンドの階段ダッシュをこなして室内へ。キャッチボール、ティー打撃などを実施し約 4時間汗を流した。
 この時期のトレーニングとして「しっかり走ること。だんだん2月に向けて、やっぱり瞬発力とかアジリティとかをもっともっと上げていかないといけない」と掲げ「しっかり体力があればキャンプで技術をどんどん磨ける時間も増える。キャンプに入ってから体力頑張らないとって言っていると、もう遅いと思うので。まずしっかり、技術もですけど、体力をしっかり作って 2月に臨みたい」と語った。
 個人的な数字の目標は「全然ない」とし、「連覇したいっていう思いしかない」と話した。史上初の連覇に向けて「チームが勝つことを考えた上で自分に何ができるかやった時に、後から数字とか結果がついてくればいい。そこにたどり着くまでの内容とか過程を大事にして、今年も野球やりたいと思います」と力を込めた。


 自主トレ公開でポール間を走る坂本誠志郎捕手=阪神甲子園球場
 坂本誠志郎捕手が11日、甲子園での自主トレを公開した。ランニングや階段ダッシュ、キャッチボールなどで約 4時間。「もう野球モードというか。新しいチャレンジは始まっていると思うので。そこに向けて、しっかり準備したいと思います」と表情を引き締めた。
 球団初の連覇がかかる、プロ 9年目の来季。今オフは、これまでの 8年間とはまた違うプレッシャーも感じていた。「いつも不安は大きいんですけど、日に日に不安が大きくなっていく。結果が出てチームとしていい思いをしたんですけど、その分同じところを求められたり、同じように居続けないといけない」。


 阪神甲子園球場のアルプス席を駆け上がる坂本誠志郎捕手=阪神甲子園球場

 不安を打ち消すため、自主トレや 2月の春季キャンプでは「やるしかない」。沖縄で技術を磨く時間を割くためにも、キャンプインまでに体力面を仕上げる意気込みだ。
 「走れないとしんどいというのは毎年感じている。キャンプに入ってから『体力頑張らないと』と言っていると、もう遅い。技術もですけど、体力をしっかり作って2月に臨みたい」
 今年のテーマを問われると「チャレンジ」と答えた。「とにかく前に前に。もっと成長したいという欲ですかね」。
 進化の来季へ、まずは体を仕上げていく。


 阪神甲子園球場のアルプス席を駆け上がる坂本誠志郎捕手=阪神甲子園球場

 坂本誠志郎捕手が11日、甲子園で自主トレを公開した。今オフは他選手との合同ではなく、単独でトレーニング。若虎時代に 2軍監督を務めていた掛布雅之氏(68)の「野球選手は孤独だ」という教えを引き合いに自身の野球を見つめ直し、初の開幕スタメンマスクと球団初の連覇に挑む。
 慣れ親しんだ地で自らに深く潜り、引き出しを増やす。坂本は「bいろんな人の中でやるのも刺激にはなりますけれど」と前置きしつつ、個人トレーニングの意義を語った。
 「 1人でできないとプロ野球の世界はなかなかやっていけない。掛布さんが『 1人で強くなれ』というのは、僕が入ってきた頃、ファームの時にいろんな人に、横田とかにも言っていました」


 自主トレを公開した坂本誠志郎捕手はキャッチボールをする=阪神甲子園球場
 掛布氏からはルーキーイヤーの2016年から 2年間、 2軍監督として指導を受けた。能動的に己を磨ける選手になってほしい、という思いを込めて「『野球選手は孤独だ』ってずっと言われてきた」という。昨年はヤクルトの中村や山田らと合同で自主トレを行ったが、今年は本拠地で自身と向き合った。プロでの経験の全てが坂本に染み込み、学びとして取り入れられていることをうかがわせた。

 この日は球場のスタンドで階段ダッシュをこなし、室内練習場ではキャッチボールや打撃練習など約 4時間の練習。昨年は自身最多の84試合に出場して日本一に貢献した扇の要は、自身初の開幕スタメンに向けて「(開幕戦が)どんなものか感じてみたい」と意欲的。個人の成績に関する目標は「全然ない」と掲げず「連覇したいっていう思いしかない」と誓った。

 キャッチボールをする坂本誠志郎捕手=阪神甲子園球場
 史上初の連覇を阻もうと、他球団が目の色を変えて向かってくるのは必至。それでも「いろいろ考えて想像する幅を広げて、何が起きても自分の想定内にしておけばその場であたふたすることもない」と脳内であらゆるケースを突き詰める。
 「いいチャンスだと思って、 1人で自分の野球を見つめ直しながら、しっかり準備したいと思います」
 シーズン最初の照準を「3.29」に合わせ、坂本が孤独にレベルアップを目指す。

◆…坂本はD1位・下村海翔投手(21=青山学院大學)について「鳴尾浜にも行こうと思っています。捕ってからですかね。性格とかもある。その辺を見て、できる限りのサポートをしてあげたい」とコメント。昨秋の明治神宮大会の映像をチェックし、制球力と試合を作る力、試合中の走力から身体能力の高さにも注目した。「バッティングもいいみたいなんで、しっかりつなぎたい」と下位打線での攻撃も思い描いた。

 


 新人合同自主トレに臨む下村海翔投手=阪神鳴尾浜球場
 阪神ドラフト1位の下村海翔投手が11日、坂本誠志郎捕手との初バッテリーを心待ちにした。
  1月の鳴尾浜でいろんな投手の球を受けたいという坂本の考えを伝え聞き、目を輝かせた。「試合で組ませていただく時はコミュニケーションが必要。自分の得意な球とかは最低限で、話す機会があればいいなと思います」。


 キャッチボールを行う下村海翔投手=阪神鳴尾浜球場
 オリックスとの日本シリーズも「ずっと見ていました」。リードの特徴についても「右打者の内角にどんどん投げている(要求している)イメージが強かった」とインプット済みだ。「内角を投げられたらすごい武器になる。その精度は投手の方も素晴らしいなと見ていたので、すごく勉強になっていました」。今度は直接受けてもらい、強気の攻めを吸収する。
 鳴尾浜での新人合同自主トレはこの日で第 1クールが終了。「充実した時間を過ごせていると思います」と手応えを明かした。


 新人合同自主トレで汗を流す下村海翔投手=阪神鳴尾浜球場
 ドラフト1位・下村海翔投手が、 1月中にファーム施設での練習予定を明かした坂本誠志郎捕手とコミュニケーションを図ることに意欲を示した。
 「試合で組ませていただくときはコミュニケーションが必要。自分の得意な球とかそういうところは最低限、時間があれば話す機会があればいいなと思います」


 新人合同自主トレでトレーニングする下村海翔投手=阪神鳴尾浜球場
 目を向けた昨年の日本シリーズでは、捕手の坂本が次々と右打者の内角に要求する姿が印象的に映った。これから息を合わせていく捕手陣と関係を構築することは、下村にとっても早いに越したことはない。
 「自分の思っていることとのギャップとかも、捕手からの目線ではあると思う。そういうところを教えていただけるなら(ありがたい)」。13日からの第 2クール以降、先輩たちとの接触も増えそうだ。

※コメントを下さった最初の方に、坂本誠志郎捕手のサイン色紙をプレゼント!

 

 支配下登録復帰を目指す髙橋遥人投手が11日、鳴尾浜で年明け初めて捕手を座らせてブルペン投球を行った。
 「寒かったので体も動いていなかったですけど、ずっと強く投げている。レベルが上がってきている感覚があった」
 昨年 6月に左肩にメスを入れ、11月にはブルペン投球を再開。すでに力の入れ具合にも制限はなく、直球のみで25球を投げた。球団の計測では最速で 143キロが出ていたという。


 鳴尾浜で自主トレを行う髙橋遥人投手=阪神鳴尾浜球場
 春季キャンプ中での実戦形式登板を目指し、今後は球数を増やすなどの段階を踏んでいく予定。「 1日単位だと分からないけど、 2~ 3週間単位でみたらよくなっている感覚はある。まだまだですけど、もっとよくなるという感じはある」。復活に向けての視界は良好だ。
◆髙橋のブルペン投球を見守った阪神・江草仁貴 2軍投手コーチ 「めちゃくちゃいい球を投げていた。いたって順調ですね」


 キャッチボールする髙橋遥人投手=阪神鳴尾浜球場
 鬼に金棒! たび重なる手術から復活を目指す髙橋遥人投手が11日、新年初のブルペン投球で度肝を抜いた。自主トレが行われている鳴尾浜では新年のチーム一番乗りで捕手を座らせ、 143キロを計測。 2月中の実戦復帰が見込まれていることも判明した。「黄金の速球」を誇る左腕の復帰ロードは極めて順調。早期の支配下登録復帰はもちろん、強烈なジョーカーとして前半戦中からV2戦線に加わる期待も高まってきた。
            ◇  ◇  ◇
 「バチーン!」。静かな球場に突如として響いた“爆音”に、何人もの関係者が振り向いた。 3塁側ブルペンには、力強く左腕を振る高橋の姿があった。


 ブルペンで投球する髙橋遥人投手=阪神鳴尾浜球場
 新年初投げは速球ばかり25球。球団関係者の計測で最速 143キロをマークしたという。「結構、思いっきり投げました」。年明けの鳴尾浜自主トレで捕手を座らせて投げたのは、手術明けの高橋が第1号だった。
 投球は昨年末から再開していた。「年末より良くなっている実感もあって良かったです。ずっと強く投げているので体がなじんでくるというか、レベルが上がってきている感覚がありました」と晴れやか。「前向きになれてきたのでは」との質問には「本当にその通り。しっかり投げられるようになってきて、停滞している感じもないです」。素直に好感触を口にした。
 今度こそ…だ。22年 4月に左肘の腱(けん)を移植するトミー・ジョン手術。復帰を目指した昨年 6月には「左尺骨短縮術」と「左肩関節鏡視下クリーニング術」を受けた。肘、肩、前腕と 3カ所にメスが入り、 7年目の今季はついに育成契約に切り替わった。復帰はまだ先か-。そんなイメージが確かにあった。


 ブルペンで投球する髙橋遥人投手=阪神鳴尾浜球場
 だが、チームは 2月のキャンプ中の実戦登板を描いている。見守った江草 2軍投手コーチは「めちゃくちゃいい」と目を丸くし、キャンプ中の実戦の可能性について「この感じならいけるんじゃないかな。でも焦らしてもダメだから」と興奮を抑えるように話した。 9日に鳴尾浜を訪れた岡田監督もキャッチボールを一目見て、質の高さを確認していたという。
 長年、故障と付き合ってきた高橋は冷静だ。「( 2月に)投げられればいいけど、流れに身を任せて。あんまり目標とかは決めていない」とはいえ、 2月に登板できれば早期の支配下復帰はもちろん、前半戦中の 1軍先発ローテへの割り込みもイメージしたくなる。強力投手陣だけに、焦る必要は一切ないのも追い風。歴代監督がほれ抜いてきた「黄金の左」から目が離せなくなってきた。


 ブルペンで投げ込む髙橋遥人投手=阪神鳴尾浜球場
<阪神高橋のこれまで>
▼初勝利:17年ドラフト2位で亜細亜大學(虎ちゃんの後輩筋に当たります)から入団し、18年 4月11日の広島戦で初登板初先発。 7回無失点で初登板初勝利を挙げた。その後、左肩の不調で 6月半ばから 2軍調整が続き、 1年目は 6試合で2勝3敗、防御率3.63。
▼100回超:19年は 5月に 1軍昇格して19試合に先発。 109回 2/3を投げ3勝9敗、防御率3.78。
▼出遅れ 20年は左肩のコンディション不良で 2軍スタート。 8月 6日巨人戦で 1軍復帰し、 7回無失点11奪三振。同年は12試合登板ながら自己最多5勝(4敗)で防御率2.49。
▼筋挫傷:21年は 2月に右脇腹の筋挫傷で離脱。復帰は 9月だったが、 7試合で4勝2敗、防御率1.65と快投を連発した。
▼左肘手術:21年11月に左肘のクリーニング手術。その後も状態が上がらず、22年 4月にトミー・ジョン手術を受けた。23年 6月には「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」を受けた。 2年連続で実戦登板はなかった。
▼結婚:23年11月に一般女性との結婚を発表した。


 飛躍の2024年、いきなり豪語!! 門別啓人投手が11日、年明け初めて鳴尾浜球場で体を動かし、キャッチボールなどで汗を流した。昨年の秋季キャンプMVPに指名されるなど、岡田彰布監督から絶大の評価を受ける高卒 2年目左腕。 2月の春季キャンプで予定されている紅白戦に向け、対戦する可能性がある大山や佐藤輝を「前に飛ばさせない」と宣言した。虎が誇る両主砲をねじ伏せ、開幕ローテ入りへ猛アピールだ!
 ひと回り大きくなって、期待の左腕が帰ってきた。自信をまとってキャッチボールする姿が頼もしい。開幕ローテ入りを目指す門別が、鳴尾浜での今年初練習で先輩斬りをぶち上げた。
 「(昨年の)シートバッティングの時も何回かいい当たりを打たれていたので、次は前に飛ばさせないような勢いで投げたい。空振りがいっぱい取れればいいなと思っています。(佐藤)輝さん、大山さんが一番、対戦してみて雰囲気を感じたので、そこはしっかり空振りで抑えたいなと思います」


 キャッチボールする門別啓人投手=阪神鳴尾浜球場
 春季キャンプで予定される紅白戦に早くも照準を合わせた。昨年10月 9日にクライマックスシリーズ(CS)を控える猛虎打線とシート打撃で対戦し、打者 7人に対してわずか被安打 1。佐藤輝には高めの直球でバットを折らせて 2ゴロ、大山は中飛に抑えた。今度は前にも飛ばさせない。「(自信は)あります」と堂々と宣言した。
 岡田監督が今季最も期待を寄せる秘蔵っ子だ。高卒 1年目の昨季は 9月15日の広島戦(マツダ)で初登板を果たすと、高知・安芸での秋季キャンプで豪快なブルペン投球を披露。岡田監督からMVPに指名され、「開幕ローテを狙える力あるわな。(他球団から)隠したいわ」「そら(同時期の)井川より、全然いいよ」「 3桁は勝てへんから、 2桁(勝利)やなあ」などと言わしめた。
 門別も評価を正面から受け止め、「シーズン中じゃなくても名前が出てくるのは、すごくうれしいことですし、逆にもっと頑張らないといけない」と、飛躍のシーズンにすることを誓う。


 阪神鳴尾浜球場で自主トレする門別啓人投手
 今オフは投球フォームを安定させるため、課題に掲げる体幹と下半身を重点的にトレーニング。帰省した北海道では雪上を走り込み、足腰を鍛えてきた。「足元が不安定な分、慎重に走りますし、普通に走るより疲れる」。雪が10センチほど積もった約30分のランニングコースを毎日欠かさず走った。ウエートトレにも取り組み、スクワットは 100キロから 120キロへ重量を増やし、「立ち投げレベルですけど、軽く投げても球はいっている感覚はある」と成果を実感している。

 10日に帰寮し、この日から練習を再開。50メートルほどで行ったキャッチボールでは体を大きく使い、丁寧に軸足のバランスを確かめながら行った。「北海道でもちゃんと自主トレできたので、体が重いとか感じない。今年の本当にスタートだなと思った」と笑顔で汗をぬぐった。
 「持ち味は真っすぐというのは変わらないので、もっと真っすぐの質を求めていくことは、このキャンプで一番大事にしてやっていきたいと思います」


 戸井零士内野手(右)と笑顔で話す門別啓人投手=阪神鳴尾浜球場
 先輩、覚悟! 開幕ローテーション入りを目指す門別啓人投手が11日、春季キャンプで「日本一打線斬り」から駆け上がる意欲を示した。前日10日に地元北海道から兵庫・西宮市内の選手寮「虎風荘」に帰還。この日今年初の鳴尾浜練習を終えると、 2月11、12日に沖縄・宜野座で予定されている 1、 2軍合同紅白戦へ視線を向けた。

 「シートバッティングでも何回かいい当たりを打たれた。次は前に飛ばさせないような勢いで投げたい」
 昨年10月、ポストシーズン前に甲子園で実施されたシート打撃に登板。佐藤輝を 2ゴロ、大山を中飛に仕留めるなど主力 7人を 1安打に封じた。再度挑みたい相手には「テルさん(佐藤輝)、大山さんが対戦して一番雰囲気を感じた」と主砲 2人を挙げ「空振りで抑えたい」と言い切る。


 門別啓人投手(右)と笑顔で話す戸井零士内野手=阪神鳴尾浜球場
 高卒 1年目の昨季は未勝利。だが岡田監督は先発候補として高く評価をしており、開幕までセ・リーグ相手には徹底的に隠す意向。大器は虎の主力との勝負への自信を問われ「あります」ときっぱり。日本一をけん引した先輩たちを自慢の真っすぐで打ち取り、スタートを切りたいところだ。
 年末年始は地元北海道で「10センチくらい」積もっていたという雪の上でランニングなど体力強化に励んだ。祖母のみどりさんがつくる好物のきな粉餅で英気も養った。連覇の戦力となるため、万全の状態で沖縄へ乗り込む。

 

 阪神の新助っ人、ハビー・ゲラ投手が、北海道日本ハム・新庄剛志監督(51)が愛用するD×M(ディーバイエム)社のグラブを今季から使用することが11日、分かった。阪神、日本ハム、米大リーグで活躍したスーパースターの再出発を支えた同社の〝新庄グラブ〟を相棒に決め、岡田阪神という新天地で輝きを放つ。


 ハビー・ゲラ投手のグラブのイメージ
 虎が生んだスーパースターにあやかる。右投げの新助っ人の左手にすっぽりハマった〝新庄グラブ〟が、野球人生第 2章をサポートする。ゲラが来日 1年目の今季に向け、D×M社が製作する牛革で黒地のグラブを相棒に選んだことが判明した。
 同社は、2019年11月に日本ハム・新庄監督が現役復帰を目指すためにトライアウト受験を公表した際に、グラブ製作の依頼を受けた。日本中のプロ野球ファンを驚かせた挑戦を人知れず支え、その後、チームを率いることになった〝BIGBOSS〟が使用している。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

※コメントを下さった最初の方に、坂本誠志郎捕手のサイン色紙をプレゼント!

 

 

 

 

 

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