●中野拓夢内野手(27)が30日、守備向上を掲げた。カギは今季 9失策のうち 6度で喫した左打者の打球さばき。来年 2月に沖縄で行われる春季キャンプに来訪予定の球団OB・鳥谷敬氏(42=日刊スポーツ評論家)からも指南を仰ぎ、鉄壁の守備に磨きをかけていく。手応えがにじむ年の瀬に、ガッチリとつかめなかったモノを振り返った。金色のグラブがより一層ふさわしくなる名手へ-。中野が守備力を高めることを誓った。
遊撃手から 2塁手へとコンバートされて迎えた2023年。チーム唯一のフルイニング出場を達成し、新たな職場で確固たる地位を築いた。リーグ屈指の守備範囲で自身初のゴールデングラブ賞を獲得。広島・菊池の10年連続を抑えての戴冠は新時代の到来を告げた。しかし、守備の勲章をつかんだからこそ、現状に納得できない部分がある。 9失策はセの 2塁手として牧(横浜DeNA)と並んでワースト。そのうち  6度が左打者の打球を後逸やファンブルし、失策と課題は明白だった。今季甲子園で喫したエラーは 8度。黒土のグラウンドを誰よりも知るレジェンドを質問攻めにし、本拠地での守りに磨きをかけていく。 2塁手・中野として迎える〝2年目〟のシーズン。全てをつかみ取る鉄壁の守りを手に入れる。
●森下翔太外野手(23)が30日、来季の盗塁数のノルマを 2桁に設定した。今季 1盗塁からのアップで機動力でもチームの力になる。意外なことに、 9月24日の中日戦(バンテリンドーム)で 0- 0の延長10回に 2盗を決めたのが、今季レギュラーシーズンで唯一の盗塁。走塁面の成長も目指し、来季は出塁すればどんどん走る。走りの〝お手本〟は、来年 1月 2、 3日の箱根駅伝に出場する母校・中央大學の後輩たちだ。「走る専門の森下翔太」にも負けずに走り込む。実家の近くには箱根駅伝の戸塚中継所があり、小さいころから身近な存在だった。祖母の家で毎年テレビ観戦をするのが恒例。偶然にも、明大に森下翔太という同姓同名のランナーが所属しており、大学時代から知っていたという。「走る森下」は23年箱根駅伝で 3区を走り、SNSでも「阪神の森下と同姓同名」と話題となっていた。面識はないがエールを送った。ルーキーイヤーで頂点をとった森下は「走るのがそもそも苦手です」と苦笑い。明治大學森下に負けじと走力アップへ力を込める。箱根ランナーのように、24年も懸命にグラウンドを駆け回る。

記事をまとめてみました。

 

 ストップ・ザ・ファンブル! 中野拓夢内野手が30日、守備向上を掲げた。カギは今季 9失策のうち 6度で喫した左打者の打球さばき。来年 2月に沖縄で行われる春季キャンプに来訪予定の球団OB・鳥谷敬氏らも指南を仰ぎ、鉄壁の守備に磨きをかけていく。
 手応えがにじむ年の瀬に、ガッチリとつかめなかったモノを振り返った。金色のグラブがより一層ふさわしくなる名手へ-。中野が守備力を高めることを誓った。
 「左打者のトップスピンがかかったゴロというところで、自分自身エラーが多かったなと感じている。そういう打球に対してどうするかを考えていかないといけない」


 打球をファンブルする中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
 遊撃手から 2塁手へとコンバートされて迎えた2023年。チーム唯一のフルイニング出場を達成し、新たな職場で確固たる地位を築いた。リーグ屈指の守備範囲で自身初のゴールデングラブ賞を獲得。広島・菊池の10年連続を抑えての戴冠は新時代の到来を告げた。
 しかし、守備の勲章をつかんだからこそ、現状に納得できない部分がある。 9失策はセの 2塁手として牧(横浜DeNA)と並んでワースト。そのうち 6度が左打者の打球を後逸やファンブルし、失策と課題は明白だった。
 「巨人の吉川(尚)さんとか、こねて打ってくる左打者の 1、 2塁間の打球。トップスピンで、さされてしまう」
  7月26日の巨人戦(甲子園)では吉川の打球をファンブル。そして、オリックスと戦った日本シリーズ第 5戦(11月 2日、甲子園)では同じく左打者の森の打球を後逸し、右翼手・森下とのダブルエラーで点差を広げられた。


 中野拓夢内野手 (2023年 1月撮影)
 「ボールに早くいきたいがために、真っすぐ、入ってしまう。それで距離感がとれなくなる」
  2月の沖縄春季キャンプには 2年連続で球団OB・鳥谷氏が臨時コーチとして訪れることも決まった。「遊撃と 2塁で違うところはあるけど、もっと楽にボールが捕れる捕り方とか。その辺もいろいろ教えてもらいながら守備できればと思っています」。今季甲子園で喫したエラーは8度。黒土のグラウンドを誰よりも知るレジェンドを質問攻めにし、本拠地での守りに磨きをかけていく。
 「見つかった課題をキャンプでつぶしていけるように、みっちり練習したい」
  2塁手・中野として迎える〝2年目〟のシーズン。全てをつかみ取る鉄壁の守りを手に入れる。


  3月10日、韓国戦の 6回、右翼へ 3塁打を放った中野拓夢内野手
 中野拓夢内野手が今オフも「WBC調整」を参考に来季に向かう。 3月のWBCに照準を合わせた昨オフ。今回も方法を大きく変えることなく、ペースを見極めて調整する意気込みだ。「(昨オフは自分のペースで1人で始めていたので、そこは変わらず。そういう作り方をして、うまく 1シーズン行った。(今オフも)するかは分からないけど、自分のペースを見つけてゆっくり作れたら」。世界一をつかみ、チームでも不動の「2番2塁」として日本一に貢献。プロ 3年目の「成功例」をもとに仕上げていく。
 今季からコンバートされたセカンドの守備位置では、いきなりのゴールデングラブ賞獲得となった。さらなる高みへ、課題に挙げたのは左打者の「トップスピン」のかかるゴロ処理。とりわけ印象に残るのは巨人吉川尚の打球だという。「吉川さんとか、『こねて』打ってくる打者のトップスピンで、さされてしまうことが多かった」。


  3月10日、韓国戦の 6回、 3塁打を放ちペッパーミルポーズを見せた中野拓夢内野手
 WBCで遊撃も任される予定だった今年に比べ、来年 2月の春季沖縄キャンプではより 2塁の守備に集中できる。昨年に続き鳥谷敬氏も臨時コーチとして来訪予定。掲げた課題も含め、プロ野球史上 5位となる 667試合連続フルイニング出場を果たした鉄人へ質問の準備も万全だ。「 1年間戦うためにはなるべく抜いて投げることとか、体をうまく抜く使い方をいろいろ教えていただいた。そのあたりも、もう 1度教わりたい」。チームで唯一フルイニング出場を果たした今季。オフの学びを肥やしに、狙うは2年連続のフル出場だ。
◆阪神中野の今季
▼侍ジャパン選出: 1月26日にWBCに臨む日本代表に選出された。チームでは岡田新監督の方針で遊撃から 2塁へコンバートされた。代表では栗山監督から遊撃と 2塁の両ポジションでのプレーを求められた。阪神のキャンプでは 2塁守備の練習を徹底。 2月半ばから合流した代表合宿では遊撃、 2塁守備に入れ替わりで入るなどで対応した。


 球宴初安打を放った中野拓夢内野手 (2023年 7月19日撮影)
▼世界一メンバー: 3月のWBCでは 5試合に出場。遊撃源田(埼玉西武)の負傷で遊撃に入るなど幅広い役割をこなし、 3回目のWBC優勝に貢献した。
▼公式戦でもけん引:オープン戦は 1試合しかこなせなかったが、開幕戦から「2番2塁」で出場。そのまま最終戦まで全 143試合フルイニング出場した。CS、日本シリーズでもフル出場で、日本一になったチームを引っ張った。
▼球宴で初H: 7月のオールスターにも、新人の21年から 3年連続で出場。第 1戦で球宴初安打を記録した。
▼菊池の牙城崩す: 2塁手としてゴールデングラブ賞を初受賞。10年連続で受賞していた広島の名手・菊池に競り勝った。
▼ 1億円選手: 2月の契約更改で8000万円増の 1億5000万円(金額は推定)でサイン。「ここまでいい経験をしていいのかな、というぐらい濃い 1年でした」と振り返った。

 

 森下翔太外野手が30日、来季の盗塁数のノルマを 2桁に設定した。今季 1盗塁からのアップで機動力でもチームの力になる。
 「 1個じゃ全然足りないと思うので、 2桁は目指してやっていきたい」
 意外なことに、 9月24日の中日戦(バンテリンドーム)で 0- 0の延長10回に 2盗を決めたのが、今季レギュラーシーズンで唯一の盗塁。今オフはランメニューも精力的にこなし「一番は野球につなげること。盗塁とか」という。走塁面の成長も目指し、来季は出塁すればどんどん走る。


 森下翔太外野手
 走りの〝お手本〟は、来年 1月 2、 3日の箱根駅伝に出場する母校・中大の後輩たちだ。「大学だったら駅伝が一番有名なスポーツだと思う。そういうところで大学の名前を言ってくれれば、興味を持ってくれる。スポーツの発展にもなる。期待しています」とエールを送った。神奈川・川崎市内の祖母の家で毎年テレビ観戦した大会に脚力アップのヒントがある!?
 「(年始は)もう練習漬けです。 1月は野球をずっとやっていますね」
 2024年シーズンは走力で連覇を支える。


 21日、阪神鳴尾浜球場でダッシュする森下翔太外野手
 森下翔太外野手が、正月も野球漬けで来季の飛躍を目指す。年末年始は神奈川の実家に帰省予定。日本一に貢献後、テレビ出演などハードスケジュールをこなし休む暇はなかったというが、来季は 1年を通し 1軍の戦力になるため、時間を見つけてはがむしゃらに練習に励むつもりだ。「 1月は練習漬けですね。夜ご飯を食べに行くとかはあるかもしれないけど、野球をずっとします」。
 「走る専門の森下翔太」にも負けずに走り込む。実家の近くには箱根駅伝の戸塚中継所があり、小さいころから身近な存在だった。祖母の家で毎年テレビ観戦をするのが恒例。偶然にも、明大に森下翔太という同姓同名のランナーが所属しており、大学時代から知っていたという。


  1月 2日、箱根駅伝往路 平塚中継所でたすきをつないだ明治大學 3区森下翔太選手
 「走る森下」は23年箱根駅伝で 3区を走り、SNSでも「阪神の森下と同姓同名」と話題となっていた。面識はないが「頑張ってくれたら。スポーツの発展にもなるので、どのスポーツからも影響を与えてくれたらいいな。(母校中大も)期待しています」とエールを送った。
 ルーキーイヤーで頂点をとった森下は「走るのがそもそも苦手です」と苦笑い。「 1年間継続的にやっていきたい」と明大森下に負けじと走力アップへ力を込める。「一番は野球につなげること。 2桁盗塁は目指してやっていきたい」。箱根ランナーのように、24年も懸命にグラウンドを駆け回る。

 

 2023年シーズンのチームスローガン『A.R.E.(えーあーるいー)』  チームの最終目標にある『アレ』を目指していく強い想いをビジュアライズに表現いたしました。

 このスローガンには “個人・チームとして明確な目標(Aim!)に向かって、野球というスポーツや諸先輩方に対して敬いの気持ち(Respect)を持って取り組み、個々がさらにパワーアップ(Empower!)することで最高の結果を残していく”という想いが込められています。

※このスローガン・デザインは2023年のシーズンロゴとしても展開してまいります。

 

 

 2023年 オープン戦 最終順位表

 

 2023年 交流戦最終順位表

 

 2023年 公式戦最終順位表

 

2024年 日程表と結果(02月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 

 

 

 

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