●榮枝裕貴捕手(25)は 4日、鳴尾浜でランニングなどを行い、今オフから専門のジムで反射的な動きを繰り返して身体能力を活性化させる「初動負荷トレーニング」に取り組み始めたことを明かした。打撃や守備のパフォーマンス向上のほか、けが予防の効果もあるという。今季は 2試合に出場し、3打数1安打、1犠打。日本一メンバーとして、ベンチ入りしていたが、出場機会は限られていた。今オフは、岩崎優投手(32)の自主トレに 2年連続参加予定。捕手としての課題に、コミュニケーションを高めたいと語る。
●原口文仁内野手(31)が 4日、出身地の埼玉・寄居町の教育委員会が主催する「道徳講演会」に講師としてオンラインで参加。同町の小学 5、 6年生と中学生約1200人の前で語った。終了後に取材に応じ、来季は自身が持つシーズン代打安打記録更新を目標に掲げた。代打の神様も、過去の自分も超えていく。将来の夢を喜々として語る地元の生徒たちに刺激を受けた原口は来季、代打としての記録に挑戦することを誓った。照準を定めたのは2008年に桧山進次郎氏(54)が、18年に自身がマークしたシーズン代打安打の球団記録(23本)の更新だ。代打の神様と呼ばれたOB超えを改めて誓い挽回を期す。今季は54試合に代打で出場し打率.192、2本塁打、8打点。プロワーストの打率に終わった悔しさをバネにする。
●森下翔太外野手(23)が 4日、鳴尾浜でチューブを使用した体幹のトレーニングなどを行った。来季プロ 2年目を迎える大器は、ともに2000年生まれで競泳女子の池江璃花子(23=横浜ゴム)との対面を熱望。日本シリーズなどここぞで活躍した一方〝モロさ〟も見せただけに、ブレない心身を手に入れる。世界での実績だけでなく病を乗り越えた経験も持つ同世代スイマーとの〝異業種交流〟を願った。同じアスリートとして、ずっと尊敬してきた同学年のトップランナーの名を真っ先に挙げた。森下が成長へのヒントを求めてグラウンドの外にも目を向け、競泳女子の池江との対面を渇望。野球以外のトップアスリートや、他ジャンルのプロとの交流が、来季以降の飛躍へつながっていく。いつか対面が実現すれば、どんなメダルよりも輝く〝金言〟だらけの時間になることは間違いない。〝異業種交流〟への思いを強くしたのは、動画投稿のTikTokで 180万人以上のフォロワー数を誇り「サッカー部あるある」などで人気を集めるウンパルンパと3日に食事をともにしたからだ。SNSを通じて意気投合して会食に至ったといい、この日も「焼き肉を食べました」と充実の表情で振り返った。 2年目のレベルアップへ向け、着手したのは腰椎と大腿(だいたい)骨を結ぶ腸腰筋のトレーニングだ。この日は白い息を吐きながら、チューブを用いたけん引走を行った。「土台をしっかりするために、 1つの筋肉として大切」と自主トレのテーマにしている。 3日目にして決意をにじませた。池江との対面が実現し、世界で戦うマインドを吸収できれば、 2年目のさらなる飛躍につながる。
●岩崎優投手が 4日、出身地である静岡市清水区の「静岡市立辻こども園」を訪れ、玩具の寄贈式、園児との交流会を行った。21年から続けている同活動。シーズン 1登板につき 2万円分の玩具を静岡市と本拠地甲子園のある兵庫・西宮市の児童福祉施設などに寄贈している。60試合に登板した今季は総額120万円分の「ソフトドッジボール」を、「辻こども園」を含む両市の各施設に届けた。寄贈品は自身のシルエットマークと、球団のチャンピオンロゴが入ったボールになっている。疲労や不振で何度も入れ替わりがあった今季のブルペン陣の中で、唯一抹消なくシーズンを駆け抜けた。プロ10年目にして初の達成で、60試合に登板してセーブ王のタイトルも初獲得。リーグ優勝、日本一を支えた。同じ救援左腕の桐敷拓馬投手(24)、及川雅貴投手(22)らが岩崎との自主トレでレベルアップを望む中、岩崎自身も譲るつもりはない。 2年続けてのフル回転で、チームの連覇を見据える。鉄人になった岩崎が、虎の白星も、子どもたちの笑顔も守り続ける。
●大竹耕太郎投手(28)は 4日、甲子園の施設内で自主トレを行った。 3日にゲスト出演した合唱コンサート「第41回サントリー1万人の第九」で総監督・指揮を務めた佐渡裕氏(62)の言葉に刺激を受けたことを明かした。枠組みや分野を超え、人の心を動かすものを生みだす-。日本が誇る指揮者の考えを、大竹も野球につなげていきたいと強く思ったという。コンサートではオーケストラと観客 1万人による六甲おろしの大合唱も堪能。感化されたようすだった。まずは目の前のことに集中。その姿が誰かの希望につながると信じる。この日も早速、甲子園に 5時間以上滞在しトレーニングに励んだ。今季12勝を挙げ18年ぶりのリーグ制覇、38年ぶりの日本一に貢献した左腕は来季、甲子園をオーケストラ会場のような一体感に包み勝利へと導く覚悟だ。これからも岡田彰布監督(66)のタクトに応え、聖地で勝利の六甲おろしを奏でさせる。
●坂本誠志郎捕手(30)が初の競馬場生観戦に大興奮した。兵庫・宝塚市の阪神競馬場で行われた「JRA チャンピオンズカップトークショー」に登壇。人生初の競馬場デビューだった。17年にテレビ越しでの予想がきっかけでそこからドハマり。藤浪晋太郎投手(29)や岩崎投手、加治屋蓮投手(32)らと競馬談議をしている。間近で見た競走馬に迫力に圧倒された。今季は84試合に出場し、初のゴールデン・グラブ賞を受賞。日本一にも貢献し、実りのある年になった。来季へ向け、自身初の開幕マスクへの意欲ものぞかせ決意をにじませていた。連覇へ向けてトレーニングを続ける。

記事をまとめてみました。

 

 榮枝は 4日、鳴尾浜でランニングなどを行い、今オフから専門のジムで反射的な動きを繰り返して身体能力を活性化させる「初動負荷トレーニング」に取り組み始めたことを明かした。「イチローさんたちがやったトレーニングで、体の可動域とか自分の持っている能力をもっと底上げしてくれる」と期待。打撃や守備のパフォーマンス向上のほか、けが予防の効果もあるという。今季の 1軍出場は 2試合。来季は「キャンプとオープン戦でアピールして試合に出たい」と力を込めた。

 榮枝裕貴捕手=阪神球団事務所

 榮枝裕貴捕手が4日、正捕手争いへ、今オフから初動負荷トレーニングを取り入れたことを明かした。兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で自主トレを実施。「体の柔軟性や可動域が広がれば、能力をもっと底上げできる」と大阪府内にあるジム「ワールドウィング」などに通い始めたという。「ケガもしにくくなるし、いいことだらけじゃないかなと」。

 キャッチボールをする榮枝裕貴捕手=阪神鳴尾浜球場(愛称=タイガース・デン)
 今季は 2試合に出場し、3打数1安打、1犠打。日本一メンバーとして、ベンチ入りしていたが、出場機会は限られていた。「優勝決定後に、 1試合しかスタメンでマスクをかぶらせてもらえなかった。オープン戦とキャンプで、( 1軍の)宜野座に行けるかわからないけど、アピールして、(もし)オープン戦で 1試合かぶらせてもらえたら、それがその年の命運を分けるぐらいの気持ちで」と心境を口にし、続けて「多分、本当に 1年終わるんじゃないかなと思うくらいの。気持ちをこめて、もっとアピールしないとあかん」とまっすぐな瞳で熱弁した。
 今オフは、岩崎の自主トレに 2年連続参加予定。捕手としての課題に、コミュニケーションを高めたいと語る。「いろいろな人と会話をして、『こいつに座ってもらったらいい』と思ってもらえる、そういう会話を大事に」と力を込めた。

 

 原口文仁内野手が 4日、出身地の埼玉・寄居町の教育委員会が主催する「道徳講演会」に講師としてオンラインで参加。同町の小学 5、 6年生と中学生約1200人の前で語った。終了後に取材に応じ、来季は自身が持つシーズン代打安打記録更新を目標に掲げた。
 代打の神様も、過去の自分も超えていく。将来の夢を喜々として語る地元の生徒たちに刺激を受けた原口は来季、代打としての記録に挑戦することを誓った。
 「球団の記録も目標にしながら1本でも多く(打つ)。そういう(代打の)ポジションになったら狙っていかないと」


 埼玉県寄居町 教育委員会主催「道徳講演会」にオンライン参加した原口文仁内野手。最高の笑顔で「バモス」を見せた=阪神球団事務所
 照準を定めたのは2008年に桧山進次郎が、18年に自身がマークしたシーズン代打安打の球団記録(23本)の更新だ。代打の神様と呼ばれたOB超えを改めて誓い「今年は個人的には全然(ダメ)だったので、やり返したい」と挽回を期す。
 今季は54試合に代打で出場し打率.192、2本塁打、8打点。プロワーストの打率に終わった悔しさをバネにする。
「(選手として)先もそんなに長くはない。一年一年が勝負だし打席にはこだわっていきたい」
 背水の覚悟で臨む来季も、ひと振りにすべてを懸ける。


 「道徳講演会」で埼玉県寄居町の小・中学生とオンラインで交流する原口文仁内野手=阪神球団事務所
 原口文仁捕手が球団の代打安打新記録樹立へ決意を示した。地元の埼玉・大里郡寄居町の教育委員会主催の「道徳講演会」に甲子園からオンラインで参加。母校の鉢形小や城南中の後輩たちと質疑応答などで約 1時間交流した。中には「天体観測士」を将来の夢に掲げる子どももおり「そういう夢はすごいなって。それに向かって必死に頑張ってほしい」とエールを送った。


 「道徳講演会」で埼玉県寄居町の小・中学生とオンラインで交流する原口文仁内野手=阪神球団事務所
 夢を抱く子どもたちからパワーをもらった原口は、自身の来季の「夢」を明かした。「球団の記録も目標にしながら、与えられた場所で 1本でも多く」。自身が18年に記録した球団タイ記録となるシーズンでの代打安打「23」を上回る「24」を来季の目標に設定した。「そこ(代打)だけのつもりじゃないですし。本当は言いたくないですけど、そういうポジションになったら狙っていかないと」。

 「道徳講演会」で埼玉県寄居町の小・中学生とオンラインで交流する原口文仁内野手=阪神球団事務所
 「先もそんなに長くはない。 1年 1年が勝負だし、打席にはこだわっていきたい」。今季は出場した54試合すべてで代打で途中出場し、52打数10安打、打率1割9分2厘にとどまった。「今年は個人的には全然だったので、来年はやり返したい」と強い覚悟をにじませた。

 

 森下翔太外野手が 4日、鳴尾浜でチューブを使用した体幹のトレーニングなどを行った。来季プロ 2年目を迎える大器は、ともに2000年生まれで競泳女子の池江璃花子との対面を熱望。日本シリーズなどここぞで活躍した一方〝モロさ〟も見せただけに、ブレない心身を手に入れる。世界での実績だけでなく病を乗り越えた経験も持つ同世代スイマーとの〝異業種交流〟を願った。
 同じアスリートとして、ずっと尊敬してきた同学年のトップランナーの名を真っ先に挙げた。森下が成長へのヒントを求めてグラウンドの外にも目を向け、競泳女子の池江との対面を渇望。野球以外のトップアスリートや、他ジャンルのプロとの交流が、来季以降の飛躍へつながっていく。
 「ずっと自分が言ってるのは、池江璃花子選手は同学年なので話してみたいです。(会うことで)自然に学べるものもある」


 器具を付けトレーニングに臨む森下翔太外野手。心身を鍛えるべく、どん欲だ!=阪神鳴尾浜球場

 池江と森下はともに2000年生まれの23歳。森下は生活のほとんどを野球にささげ、バットを振りまくり、白球を追いかけてきた。プロ入りに向けてひたむきに努力を重ねるなか、ジャンルは違えど、白血病を乗り越えて東京五輪に出場し、不屈の精神で前へと進み続ける池江の姿にあこがれを抱き、刺激を受け続けてきた。「自分が学生のときから世界のトップレベルで戦っている。つらい経験もしていると思うので、そういうところも尊敬できるのが一番。尊敬しているので会ってみたいです」。いつか対面が実現すれば、どんなメダルよりも輝く〝金言〟だらけの時間になることは間違いない。
 「五輪に出ている人とか、そういう人に会って交流を深めたい」
 そう語るほど〝異業種交流〟への思いを強くしたのは、動画投稿のTikTokで 180万人以上のフォロワー数を誇り「サッカー部あるある」などで人気を集めるウンパルンパと3日に食事をともにしたからだ。SNSを通じて意気投合して会食に至ったといい、この日も「焼き肉を食べました」と充実の表情で振り返った。


 トレーニングで苦しそうな表情を見せる森下翔太外野手=阪神鳴尾浜球場

 異競技交流でレベルアップだ! 森下翔太外野手が、同じ00年生まれのミレニアム世代の競泳・池江璃花子に「ラブコール」を送った。 4日、兵庫・西宮市の鳴尾浜で自主トレを敢行。「会ってみたい有名人」について、中学生時代から世界を舞台に戦う「池江」の名を挙げ、対面を熱望した。同世代を代表するアスリートのエキスを吸収し、 2年目のさらなる進化につなげる。
 森下は同じミレニアム世代のアスリートに、かねてから“いちずな思い”を寄せていた。鳴尾浜での自主トレを終え、取材に対応。報道陣から「会ってみたい有名人は?」と問われ、「オリンピックに出てる人とか、いろんな競技のスポーツ選手と会って交流を深めたいです」と即答。「ずっと言ってるんですけど、池江璃花子選手と会って、話してみたいです」と熱望した。


 トレーニングする森下翔太外野手=阪神鳴尾浜球場
 中学生時代から世界を舞台に活躍する池江に魅了されていた。「自分が学生の時から世界のトップレベルで戦っていて、人生の経験も濃いものを過ごしていると思う。仲良くなってご飯にいける仲だったら、自然に学べるものもあるかな」と思いを明かした。21年の東京五輪で白血病から復活を遂げた姿にも「つらい経験もしていると思う。そういうところも尊敬しています」とリスペクトしてやまない。

 森下は 1年目からクリーンアップを任され、後半戦でレギュラーに定着。勝負強い打撃でチームの18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に大きく貢献した。11月に行われたアジアチャンピオンシップで若手中心の侍ジャパンのメンバーに選出され、中軸として2連覇に導いた。来年11月にはフル代表で臨む「プレミア12」が開催される。「野球をやっているからには、トップを目指してやっていきたい」と意欲十分だ。

 走り込む森下翔太外野手=阪神鳴尾浜球場
  2年目のレベルアップへ向け、着手したのは腰椎と大腿(だいたい)骨を結ぶ腸腰筋のトレーニングだ。この日は白い息を吐きながら、チューブを用いたけん引走を行った。「土台をしっかりするために、 1つの筋肉として大切」と自主トレのテーマにしている。 3日目にして「強くなってる感覚はあるので、これを続けていけばもっと成長できるかな」と効果を実感。「走攻守どれをとってもできるような選手になろうと思っている」と決意をにじませた。
 池江との対面が実現し、世界で戦うマインドを吸収できれば、 2年目のさらなる飛躍につながる。

 


 玩具の寄贈式であいさつする阪神岩崎優投手=静岡市清水区の「静岡市立辻こども園」
 岩崎優投手が 4日、出身地である静岡市清水区の「静岡市立辻こども園」を訪れ、玩具の寄贈式、園児との交流会を行った。「今年もこうして子どもたちの前に立つことができてホッとしています。この日をモチベーションの 1つとして 1年間頑張ってきましたので、うれしく思います」。
 21年から続けている同活動。シーズン 1登板につき 2万円分の玩具を静岡市と本拠地甲子園のある兵庫・西宮市の児童福祉施設などに寄贈している。60試合に登板した今季は総額120万円分の「ソフトドッジボール」を、「辻こども園」を含む両市の各施設に届けた。寄贈品は自身のシルエットマークと、球団のチャンピオンロゴが入ったボールになっている。


 岩崎優投手が寄贈したロゴ入りのソフトドッジボール
 今季は自身初タイトルとなるセーブ王も獲得。日本一チームの守護神として9回を守った。子どもらからは「手作り金メダル」をサプライズで送られ、交流会では送ったボールでドッジボール大会も開催。
 「野球を知っているという子どもたちもたくさんいたので、それはすごくうれしかった。来年以降もまた引き続き頑張りたいと思います」。園児らとの交流を来季への励みにした。


 園児らとドッジボールで交流する阪神岩崎優投手=静岡市清水区の「静岡市立辻こども園」
 岩崎優投手が  4日、出身地である静岡市清水区の辻こども園を訪れ、寄贈する玩具の贈呈式が行われた。
 「今年もこうして子どもたちの前に立つことができてほっとしています。この日をモチベーションのひとつとして 1年間頑張ってきたので、本当にうれしく思います」


 寄贈したボールでドッジボールに臨んだ岩崎優投手。園児たちと笑顔で交流した=静岡市清水区の「静岡市立辻こども園」

 岩崎は2021年から、出身地の静岡市と西宮市の幼稚園などに登板試合数に応じた金額分の玩具を寄贈している。今季は60試合に登板し、チームのリーグ優勝と日本一に貢献。「ボールを使って外で遊ぶことで体を動かしてほしい」という思いから、両市に合計 120万円分のボールを寄贈した。辻こども園では日本一を祝う手作りのメダルが手渡され、贈ったボールを使ってドッジボールで交流した。
 「来年以降もこれに満足せず、 1年でも長くこの活動を続けられるように頑張っていきたい」と継続した活躍を誓った。


 ポーカーフェースが崩れた~! 園児とニッコニコで交流する岩崎優投手=静岡市清水区の「静岡市立辻こども園」
 来季も完走宣言! 岩崎優投手が 4日、出身地である静岡市清水区の「静岡市立辻こども園」を訪れ、玩具の寄贈式や園児との交流会を実施した。今季は自身初めて出場選手登録を抹消されることなくシーズンを駆け抜け、リーグ優勝と日本一に大きく貢献。寄贈活動の継続も見据え、 2年連続でシーズンを完走して〝鉄人〟になると誓った。

 チビっ子たちの無邪気な笑顔に触れ、岩崎の顔が何度もほころんだ。フル回転で虎を頂点に導いた守護神は、来季の目標に 2年連続のシーズン完走を掲げた。
 「一番(のこだわり)は離脱なく投げること。そうしたら数字もある程度ついてくると思いますし、計算もされている立場だと思う」


 玩具の寄贈式で園児らから手作りの金メダルを送られた岩崎優投手=静岡市清水区の「静岡市立辻こども園」
 疲労や不振で何度も入れ替わりがあった今季のブルペン陣の中で、唯一抹消なくシーズンを駆け抜けた。プロ10年目にして初の達成で、60試合に登板してセーブ王のタイトルも初獲得。リーグ優勝、日本一を支えた。
 同じ救援左腕の桐敷、及川らが岩崎との自主トレでレベルアップを望む中、岩崎自身も「競争していったらレベルは上がる。まだまだ伸びてくる選手がいるので、負けないように頑張りたい」と譲るつもりはない。 2年続けてのフル回転で、チームの連覇を見据える。


 園児らからの手作り金メダルを手に、記念撮影する岩崎優投手(後列中央)=静岡市清水区の「静岡市立辻こども園」
 登板数× 2万円分の玩具を、出身の静岡市と阪神が本拠地を置く西宮市の保育園などに寄贈するこの活動は、今年で 3年目。今年は60試合に登板し3勝3敗、防御率1.77で、「ボールを使って外で遊ぶことで体を動かしてほしい」という思いから、両市に合計 120万円分のソフトドッジボールを寄贈した。
 この日訪れた辻こども園では、日本一を手作りのメダルでお祝いされ、ドッジボールで交流。この先もずっと喜んでもらうためにも、シーズン完走の継続を目指して腕を振る覚悟だ。
 「この日をモチベーションの一つとして 1年間頑張ってきたので、本当にうれしく思います。1年でも長くこの活動を続けられるように頑張っていきたい」
 鉄人になった岩崎が、虎の白星も、子どもたちの笑顔も守り続ける。

 

 大竹耕太郎投手は 4日、甲子園の施設内で自主トレを行った。 3日にゲスト出演した合唱コンサート「第41回サントリー1万人の第九」で総監督・指揮を務めた佐渡裕氏の言葉に刺激を受けたことを明かした。
 「佐渡さんが舞台上で『More than music』(音楽以上の)と言っていた。僕は『More than BASEBALL』で」
 枠組みや分野を超え、人の心を動かすものを生みだす-。日本が誇る指揮者の考えを、大竹も野球につなげていきたいと強く思ったという。
 コンサートではオーケストラと観客 1万人による六甲おろしの大合唱も堪能。「鳥肌がすごかった。人の心動かすというか、そういった点は(野球と)同じだと思うので自分もプレーで作っていけたら」と感化されたようすだった。


 大竹耕太郎投手=阪神甲子園球場
 オーケストラ投法で連覇! 大竹耕太郎投手が、音楽の世界からさらなる飛躍へのヒントを得た。前日 3日に大阪城ホールで行われた毎年恒例「サントリー 1万人の第九」にサプライズ参加。熱烈な阪神ファンで指揮を務める佐渡裕氏が舞台上で語った「More than music」という言葉が、心に響いたという。
 「音楽だけど、音楽以上の(ことを感じさせる)というか。魅了しようと思ってやるもんじゃないけど、自分が目の前のことに集中してやったら、(周囲は)勝手に盛り上がっている、そういうイメージです」

 まずは目の前のことに集中。その姿が誰かの希望につながると信じる。この日も早速、甲子園に 5時間以上滞在しトレーニングに励んだ。今季12勝を挙げ18年ぶりのリーグ制覇、38年ぶりの日本一に貢献した左腕は来季、甲子園をオーケストラ会場のような一体感に包み勝利へと導く覚悟だ。

 「1万人の第九」にサプライズ登場した阪神の大竹耕太郎投手(中央)。右は指揮の佐渡裕氏、左はメインパーソナリティーの田中圭氏(C)MBS/サントリー1万人の第九
 「観客も含めた一体感がすごい。鳥肌がすごかったし、人の心動かすという点では同じ。自分もプレーでつくっていけたら」
 大阪城ホールの観客席最前列で鑑賞。佐渡氏の指揮者としての動きにも注目していた。「指揮者と演奏者の呼吸の合わせ方が、モーションや息遣いで、すごくうまくやっている」。一方、自身に置き換えると「僕はバッターと息を合わせないようにする仕事」と認識。「タイミングの合わせ方は野球視点で見て楽しかった」と刺激を受けた。

 普段は就寝前などリラックスしたいタイミングで、久石譲氏の作品などでクラシック音楽を楽しむ。「1万人の第九」は知らなかったというが、「六甲おろし」も演奏され「うれしかったです」と満喫した様子だ。これからも岡田監督のタクトに応え、聖地で勝利の六甲おろしを奏でさせる。

 コロナ禍が明け、 4年ぶりに1万人の合唱団がそろった (提供:MBS)
◆サントリー1万人の第九:今年で41回目。ベートーベン作曲の交響曲「第九」を、プロのソリストのほか、ほぼ大多数を一般公募の参加者が占める約 1万人の合唱団で歌う企画。1983年に「大阪21世紀協会」が呼びかけ、故山本直純さん指揮のもと、同年12月に第 1回開催。 1万人は毎年夏前に募集。リーグ優勝した03年には阪神から八木、矢野両選手がゲスト参加した。今年はコロナが明けて 4年ぶりに合唱団が一堂に会し、 6歳から96歳までで「1万人」が構成された。
◆佐渡裕(さど・ゆたか):1961年(昭36) 5月13日生まれ、京都市出身。堀川高(現京都堀川音楽高)を経て京都市立芸術大音楽学部卒。故レナード・バーンスタイン、小澤征爾らに師事。89年ブザンソン指揮者コンクール優勝。パリ管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団などに多数客演。99年から年末恒例の「サントリー1万人の第九」で総監督・指揮。

 

 坂本が初の競馬場生観戦に大興奮した。
 兵庫・宝塚市の阪神競馬場で行われた「JRA チャンピオンズカップトークショー」に登壇。人生初の競馬場デビューだった。
 17年にテレビ越しでの予想がきっかけでそこからドハマり。藤浪や岩崎、加治屋らと競馬談議をしている。間近で見た競走馬に「大きくてカッコいい。今までは糸井さんが馬だと思っていたけれど、全然違いましたね(笑い)。糸井さんもまだまだ人間だなと」と迫力に圧倒された。


 12R終了後、パドックでトークショーを行う坂本誠志郎捕手(中央)=阪神競馬場

 今季は84試合に出場し、初のゴールデン・グラブ賞を受賞。日本一にも貢献し、実りのある年になった。来季へ向け、自身初の開幕マスクへの意欲ものぞかせ「それだけの準備は絶対にしたい」と決意をにじませていた。
 多忙なスケジュールだが、休んでいる暇はないと言う。「 1月から、さあ、やろうじゃ遅いと思う。成長しないといけない立場。高い位置で勝負できるだけの準備をして入りたい」。連覇へ向けてトレーニングを続ける。


 ギャラクシーステークスのプレゼンターを務め田口貫太騎手にトロフィーを手渡す坂本誠志郎捕手=阪神競馬場
 12月3日、阪神競馬場で行われた11R・ギャラクシーステークス( 3歳上オープン・ハンデ・ダ1400m)は、田口貫太騎乗の 8番人気、マルモリスペシャル(牡 4・栗東・大橋勇樹)が勝利した。クビ差の 2着に 2番人気のカセノダンサー(牝 4・栗東・中尾秀正))、 3着に 1番人気のエーティーマクフィ(牡 4・栗東・武英智)が入った。勝ちタイムは1:23.7(良)。
 ルーキー田口貫太騎乗の 8番人気、マルモリスペシャルが勝利して、同騎手はオープン競走初勝利を決めた。レース前半から先行集団で流れに乗り、直線では外に持ち出して抜け出しを図った。ゴール前ではさらに外から来たカセノダンサーとの追い比べに競り勝ち、クビ差凌いでゴールした。

 

 2023年シーズンのチームスローガン『A.R.E.(えーあーるいー)』  チームの最終目標にある『アレ』を目指していく強い想いをビジュアライズに表現いたしました。

 このスローガンには “個人・チームとして明確な目標(Aim!)に向かって、野球というスポーツや諸先輩方に対して敬いの気持ち(Respect)を持って取り組み、個々がさらにパワーアップ(Empower!)することで最高の結果を残していく”という想いが込められています。

※このスローガン・デザインは2023年のシーズンロゴとしても展開してまいります。

 

 

 2023年 オープン戦 最終順位表

 

 2023年 交流戦最終順位表

 

 2023年 公式戦最終順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 

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