「首位阪神」が先発髙橋遙人投手(25=亜細亜大學OB)の快投に導かれ、引き分けを挟んでの連敗を「2」で止めた。阪神髙橋、中日大野雄大投手(32)の両左腕先発が、ともに「3回1安打無失点」と好投。中日は 2回二死から高橋周平内野手(27)が 2塁打で好機も生かせず。阪神が 6回に先制点を挙げた。一死 2塁から糸原健斗内野手(28)が右翼線への「適時2塁打」を放った。中日は 6回まで阪神髙橋の前に「1安打無得点」。阪神は 8回岩崎優投手(30)、 9回ロベルト・スアレス投手(30)とつなぎ 1点を守り切った。スアレスは「32セーブ」目。髙橋は「今季初勝利」。連敗の中日は「自力CS進出」の可能性が消滅した。大野雄は「9敗」目

●「完全復活」だ!阪神は中日に 1- 0で「勝利」。右脇腹痛などで出遅れていた高橋遥人投手が「7回2安打無失点」で「今季初勝利」を挙げた。試合前には藤原崇起オーナー兼球団社長(69=阪神電鉄本社会長)が「3年契約最終年」の矢野燿大監督(52)に来季の続投を要請したことを明言。「16年ぶりの優勝」を近づける孝行息子が帰ってきた!阪神先発髙橋遥人投手が「7回2安打無失点」で降板した。 5度の 3者凡退で走者を 2人しか出さない完璧な投球だった。 6回まで毎回の10奪三振と中日打線を寄せ付けなかった。チームは 6回に糸原健斗内野手の「適時2塁打」で先制点を挙げた。 1- 0の7回二死 2塁で自身の打席にジェリー・サンズ外野手(33)が代打で送られ、「勝利投手の権利」を持っての交代となった。このままリードを守り切れば、20年10月24日の巨人戦(東京ドーム)以来「329日ぶりの勝ち星」。 4年目の今季は「先発の柱」として期待されながらも、キャンプ中に右脇腹を痛めて離脱。リハビリ中に心が折れかけたこともあった。恩師の言葉に救われた。シーズン序盤のある日、左腕を心配した亜細亜大學・生田勉監督(55)から一通のメールが届くと、電話をかけた。

阪神自慢の「勝利の方程式」が、髙橋の「復活勝利」へ一丸となった。まずは岩崎だ。同じ静岡県出身で自主トレをともに行う髙橋の後を受け、 8回に登板。先頭に安打を許すも後続を断ち後輩髙橋遥人投手の「復活勝利」を喜んだ。 7回無失点の髙橋からバトンを託され、 1点リードで迎えた 8回の 1イニングを無失点。「完封リレー」に決めた直後、後輩をねぎらった。今季、髙橋は打席時の登場曲に「崖の上のポニョ」を採用している。岩崎は青柳晃洋投手(27)の打席時の登場曲にも徳永英明の「レイニーブルー」をセレクトしている。矢野監督はうなずいた。今季 2度目の 1- 0「完封勝利」。残り30試合も腕を振り続ける。

好調の近本光司外野手(26)は貴重な1本から決勝のホームを踏んだ。両チーム無得点で迎えた 6回、先頭で大野雄のスライダーを右前へ。「4戦連続マルチ安打」とはならなかったが、この日も価値ある出塁で「勝利」を呼び込んだ。

阪神「2番」中野拓夢内野手(25=三菱自動車岡崎)が 4試合連続となる送りバントを決め、均衡を破る 1点を呼び込んだ。直後に糸原の適時打で 1点を先制し、「決勝点」となった。

糸原健斗内野手が「値千金の先制打」を放った。両チーム無得点で迎えた 6回裏一死 2塁、中日大野雄大の内角直球を振り抜き、 1塁線を破る「適時2塁打」を決めた。この日自身 3安打目で均衡を破り、「今季初勝利」を目指す髙橋遥人投手をアシストした。糸原健斗内野手は「値千金の決勝打」で「大野雄キラー」を強く印象づけた。 0- 0で迎えた 6回裏一死 2塁、左腕の内角直球を振り抜いた。 1塁線を抜く「先制2塁打」で均衡を破り、19年途中から「デーゲーム6戦5勝0敗」だった大野雄を止めた。昨季まで 2年連続で主将を務め、今季は「名誉キャプテン」という立場。美酒を浴びるまで、先頭に立ってナインを引っ張り抜く。開幕こそ「2番」も、その後は「5、6、7番」とジョーカー的な存在となっている。矢野監督は苦肉の策だと明かすが、その期待に糸原が懸命に応えている。「チャンスメーカー」であり、「ポイントゲッター」にもなれる。さぁ、「伝統の一戦」。今、まさに、主役もはれる伏兵だ。

陽川尚将外野手(30)は約 2カ月ぶりのスタメン出場で無安打に終わった。中日先発の大野雄とは「昨季対戦打率3割3分3厘」。今季 3度目のスタメン出場を果たした。次回の出場機会で雪辱を期す。

阪神が矢野燿大監督に来季続投を正式に要請したことを18日、明らかにした。この日、甲子園での中日戦前に藤原崇起オーナー兼球団社長が代表取材に応じ、続投要請していたことを明かした。契約年数や条件などはシーズン後にあらためて詰めるが、球団側は手腕を高く評価。複数年契約も視野に、長期政権を託す方向だ。矢野監督は18年10月に「3年契約」で就任。 1年目の19年シーズンは貯金「1」で「3位」、 2年目の20年シーズンは貯金「7」で「2位」。そして、契約最終年の今季は18日の試合前時点で貯金「15」と「首位」を走っている。藤原オーナー兼球団社長は16年ぶりの「悲願のリーグ優勝」へ集中し、10月11日に行われる「ドラフト会議」も控えるこの時期に正式に伝えた理由を説明した。契約年数や条件などの細部はシーズン後に改めて詰める予定。矢野監督が続投すれば、来季 4年目となり、12~15年の和田豊監督以来となる。指揮官はシーズンに集中。まずは16年ぶりとなる「悲願のリーグ優勝」を実現する。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 1- 0中日>◇ 回戦◇阪神 勝 敗 分◇18日◇阪神甲子園球場

  阪神髙橋、中日大野雄の両左腕先発が、ともに「3回1安打無失点」と好投。中日は 2回二死から高橋周が 2塁打で好機も生かせず。

 阪神が 6回に先制点を挙げた。一死 2塁から糸原が右翼線への「適時2塁打」を放った。中日は 6回まで阪神髙橋の前に「1安打無得点」。

 阪神は 8回岩崎、 9回スアレスとつなぎ 1点を守り切った。スアレスは「32セーブ」目。髙橋は「今季初勝利」。連敗の中日は「自力CS進出」の可能性が消滅した。大野雄は「9敗」目。

 阪神先発の髙橋遙人投手=阪神甲子園球場

 「首位阪神」が先発髙橋遥人投手の快投に導かれ、引き分けを挟んでの連敗を「2」で止めた。

 髙橋は立ち上がりから抜群の安定感を披露し、 7回を「10奪三振2安打無四球」で無失点。 3塁を踏ませない内容で、昨年10月24日巨人戦以来 329日ぶりの「白星」となる「今季初勝利」を手にした。上肢のコンディション不良でリハビリを続け、「今季1軍初登板」となった 9月 9日ヤクルト戦は 4回 6失点。雪辱を期したマウンドで復活を印象づけた。

 打線は難敵大野雄に苦しめられながら、両チーム無得点で迎えた 6回一死 2塁、「3番」糸原健斗内野手の 1塁線を破る適時 2塁打で決勝点をもぎ取った。

 中日に勝利し、髙橋遙人投手(左から 2人目)らを迎える矢野燿大監督(左端)=阪神甲子園球場

 

 阪神先発髙橋遥人投手が「7回2安打無失点」で降板した。 5度の 3者凡退で走者を 2人しか出さない完璧な投球だった。 6回まで毎回の10奪三振と中日打線を寄せ付けなかった。「今日は何とか『0点』で抑えるという気持ちでマウンドに上がりました。『0点』で帰ってくることができて良かったです」。

 唯一招いたピンチは 2回。二死から中日高橋周平内野手(27)に右中間へ 塁打を浴び、二死 2塁となった。しかし続く堂上直倫内野手を遊ゴロに打ち取りピンチを脱した。

 お立ち台でガッツポーズする糸原健斗内野手(左)と髙橋遥人投手=阪神甲子園球場

 チームは 6回に糸原健斗内野手の「適時2塁打」で先制点を挙げた。

  1- 0の7回二死 2塁で自身の打席にジェリー・サンズ外野手が代打で送られ、「勝利投手の権利」を持っての交代となった。このままリードを守り切れば、20年10月24日の巨人戦(東京ドーム)以来「329日ぶりの勝ち星」がつく。

 阪神先発の髙橋遙人投手=阪神甲子園球場

 「完全復活」だ! 阪神は中日に 1- 0で「勝利」。右脇腹痛などで出遅れていた高橋遥人投手が「7回2安打無失点」で「今季初勝利」を挙げた。試合前には藤原崇起オーナー兼球団社長が「3年契約最終年」の矢野燿大監督に来季の続投を要請したことを明言。「16年ぶりの優勝」を近づける孝行息子が帰ってきた!

 復活を祝福するかのように、甲子園の夕日がヒーローの顔を赤く照らした。約 5カ月に及ぶ長く、苦しいリハビリを乗り越えて「白星」をつかんだ。高橋は今季初のお立ち台に上がって、ようやく相好を崩した。

 「(ここまで)うまくいかないことがたくさんあった。チームに迷惑かけたので、こうして勝つことができて、少しほっとしました」

 阪神先発の髙橋遙人投手=阪神甲子園球場

 試合前に藤原オーナーが矢野監督に続投要請したことを発表。「今季初登板」だった 9日のヤクルト戦(甲子園)で「4回6失点(自責5)」だった左腕が大変身で花を添えた。

  1回から2者連続で空振り三振を奪う。力強い直球と鋭く落ちるツーシームを織り交ぜて、「10K」。被安打は 2本という内容に「できすぎかな」と珍しく自画自賛した。

 下半身の粘りを生かしたフォームで、「今季初勝利」を挙げた髙橋遙人投手。頼もしい左腕が戻ってきた=阪神甲子園球場

  7回零封で昨季10月24日の巨人戦(東京ドーム)以来となる「329日ぶりの白星」。指揮官は「持ち味を存分に出してくれた」と称賛し「俺らが『優勝』するところ(の道のり)の中で遥人が帰ってくるのは大きな要素の一つ。そういうピースになりうる投手だと思っている」とうなった。

  4年目の今季は「先発の柱」として期待されながらも、キャンプ中に右脇腹を痛めて離脱。「今まで何回もけがをしている中で今回が一番、苦しい期間が長かった」とリハビリ中に心が折れかけたこともあった。

 恩師の言葉に救われた。シーズン序盤のある日、左腕を心配した亜大・生田勉監督から一通のメールが届くと、電話をかけた。

 

  7回を10奪三振の無失点に抑えた阪神先発の髙橋遙人投手=阪神甲子園球場

 またも「ザキさんセレクト」だった!? 岩崎優投手が静岡出身の後輩でもある髙橋遥人投手の「復活勝利」を喜んだ。

  7回無失点の髙橋からバトンを託され、 1点リードで迎えた 8回の 1イニングを無失点。「完封リレー」に決めた直後、「よく頑張ったんじゃないかなと思います。またやってくれるでしょう」と後輩をねぎらった。

 今季、髙橋は打席時の登場曲に「崖の上のポニョ」を採用している。昨季に続いて岩崎セレクトかと問われると、「違わないけど、違います(笑い)」と冗談めかして微妙な言い回し。「この前流れた時は、雰囲気的に(ビハインドの展開で)失敗だったので。今日はホッとしています、こちら側としては」と含みを持たせた。

 岩崎は青柳晃洋投手の打席時の登場曲にも徳永英明の「レイニーブルー」をセレクトしている。

 「2番手」岩崎優投手は 8回を無失点に抑えガッツポーズする=阪神甲子園球場

 阪神自慢の「勝利の方程式」が、髙橋の「復活勝利」へ一丸となった。まずは岩崎だ。同じ静岡県出身で自主トレをともに行う髙橋の後を受け、 8回に登板。先頭に安打を許すも後続を断ち「変わらずいつも通りですね。(髙橋に)勝ちをつけることができて良かったです」と後輩の「勝利」を喜んだ。

 「守護神」スアレスは 9回のピンチにも冷静だ。先頭京田に 7月 1日ヤクルト戦以来、約 2カ月半ぶりの四球を出した。その後無死 1、 2塁で、大島の送りバントを素早く処理し 3塁封殺。「4番」ビシエドを 1飛、「5番」福留を空振り三振に仕留め、リーグ断トツの「32セーブ」目を挙げた。「遥人に『1勝』がかかってたんで、なんとか勝ちで締めくくれてよかったよ」。試合後には記念球を左腕に手渡した。

 矢野監督は「優(岩崎)とスアちゃんを出した時点で任せる、何が起こっても受け止めるという気持ちで出せる投手。自信を持って行かせています」とうなずいた。今季 2度目の 1- 0「完封勝利」。残り30試合も腕を振り続ける。

 

 6回裏阪神無死、近本光司外野手は右前打を放った=阪神甲子園球場

 好調の近本光司外野手は「貴重な1本から決勝のホームを踏んだ。

 両チーム無得点で迎えた 6回、先頭で大野雄のスライダーを右前へ。犠打で 2塁進塁後、糸原の「適時2塁打」で本塁生還した。「4戦連続マルチ安打」とはならなかったが、この日も価値ある出塁で「勝利」を呼び込んだ。

 

 阪神「2番」中野拓夢内野手が 4試合連続となる送りバントを決め、均衡を破る 1点を呼び込んだ。

  6回無死 1塁。大野雄の 137キロを 3塁前に転がし、犠打成功で一死 2塁。直後に糸原の適時打で 1点を先制し、「決勝点」となった。

  6回裏阪神無死 1塁、 3塁へ犠打を決める中野拓夢内野手=阪神甲子園球場

  2回にはビシエドの 3塁へのゴロを大山がはじくも、遊撃中野が素早くカバーし一塁送球でアウト。小技あり好守備ありで、価値ある仕事を果たした。

 

 糸原健斗内野手が「値千金の先制打」を放った。

 両チーム無得点で迎えた 6回裏一死 2塁、中日大野雄大の内角直球を振り抜き、 1塁線を破る「適時2塁打」を決めた。

 この日自身 3安打目で均衡を破り、「今季初勝利」を目指す髙橋遥人投手をアシストした。

 糸原健斗内野手は「値千金の決勝打」で「大野雄キラー」を強く印象づけた。 0- 0で迎えた 6回裏一死 2塁、左腕の内角直球を振り抜いた。「遥人が頑張っていた。なんとか先に 1点を、という気持ちで」。 1塁線を抜く「先制2塁打」で均衡を破り、19年途中から「デーゲーム6戦5勝0敗」だった大野雄を止めた。

 6回、糸原健斗内野手は大野雄大投手から適時二塁打を放った。ここぞの一本が、ついに出たぁ!=阪神甲子園球場

  3戦連続の「3番」起用に「全4打席出塁」で応えた。 1回は右前、 4回は左前に運び、これで今季、大野雄に対して「9打数5安打」。「自分のやることをしっかりやった結果が今日は良かったかな」と謙虚に振り返ったが、難敵相手の好相性は頼もしい限りだ。

 後半戦はすでに「2番、3番、5番、6番」と 4つの打順に適応している。矢野監督は「健斗が『5番、6番』にいてくれたら、すごく嫌なところだけど…。それがなかなか現状(チーム事情で)できにくい」とした上で「本当にチームを引っ張ってくれて助かっています」と感謝、感謝だ。

 昨季まで 2年連続で主将を務め、今季は「名誉キャプテン」という立場。「残りはめちゃくちゃ大事な試合なので、勝つことだけを頭に入れてやっていきます。落とせる試合はない。ここまで来たら、あとは気持ち。しっかり勝って『優勝』したい」。美酒を浴びるまで、先頭に立ってナインを引っ張り抜く。

 6回裏阪神一死 2塁、右前に先制適時打を放った糸原健斗内野手=阪神甲子園球場

  2塁ベース上に到達すると、糸原は右手を大きく突き上げた。今季「6度目の猛打賞」となる 3安打は、チーム唯一の得点となる「決勝2塁打」だった。

 「(髙橋)遥人が頑張っていたので、何としても先制するという気持ちで打席に入りました。自分の仕事ができて良かった」

 相手先発は虎戦で「15勝」を挙げている大野雄。 4回一死 1、 3塁の先制機で大山が 1邪飛に倒れるなど、得点圏でチームとして「16打席無安打」と、あと一本が出なかった。 6回、先頭の近本が右前に運び、中野が送る。糸原は内角高めの 140キロ直球をたたくと、打球は 1塁線を破った。

 「チカ(近本)や中野が必死につないでくれた。最近、(チームは)苦しい状態が続いていたので打ててよかった」

 6回裏阪神一死 2塁、右前に先制適時打を放ちガッツポーズする糸原健斗内野手=阪神甲子園球場

  1回に右前打、 4回も左前打を放っていた。大野雄に今季は「打率0.556(9打数5安打)」、左腕が沢村賞を受賞した昨季も「打率0.400(10打数4安打)」と抜群の相性を誇っている。19日に今季初対戦する菅野に対しても、昨季は「打率0.400(10打数4安打)」だ。

 開幕こそ「2番」も、その後は「5、6、7番」とジョーカー的な存在となっている。矢野監督は「健斗(糸原)も『5番、6番』でもいてくれたら(相手投手は)すごく嫌なんだけど。調子のあまり上がってきていない選手が(『5番』以降に)何人かいるんでね」と苦肉の策だと明かすが、その期待に糸原が懸命に応えている。

 糸原は「もう落とせる試合がないと思う。どこを任されても、チームが勝てるようにやっていくだけ」と頼もしい。「チャンスメーカー」であり、「ポイントゲッター」にもなれる。さぁ、「伝統の一戦」。今、まさに、主役もはれる伏兵だ。

 

  7回裏阪神無死 1塁、三振に倒れた陽川尚将内野手=阪神甲子園球場

 陽川尚将内野手は約 2カ月ぶりのスタメン出場で無安打に終わった。

 中日先発の大野雄とは「昨季対戦打率3割3分3厘」。好相性を買われ、「7番右翼」で 7月14日中日戦以来、今季 3度目のスタメン出場を果たした。後半戦初の「1軍昇格即出場」となったが、結果は「3打数無安打」。次回の出場機会で雪辱を期す。

 

 阪神矢野燿大監督=MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 (2021年 9月11日撮影)

 阪神が矢野燿大監督に来季続投を正式に要請したことを18日、明らかにした。この日の甲子園球場での阪神-中日17回戦の試合前に藤原崇起オーナー兼球団社長が、報道陣の代表取材に応じた。「おととい(16日)、球団事務所で来季もお願いしたいという話をさせていただきました」と矢野監督へ直接伝えたことを明かした。矢野監督は前向きに受け取ったかという質問には「そう願っております」と話した。

 矢野監督は18年10月に「3年契約」で就任。 1年目の19年シーズンは貯金「1」で「3位」、 2年目の20年シーズンは貯金「7」で「2位」。そして、契約最終年の今季は18日の試合前時点で貯金「15」と「首位」を走っている。藤原オーナー兼球団社長は「今年はドラフトも早く、シーズンの佳境に入って、こういう話はできないので、この時期に話しておこうと」と説明。16年ぶりの「悲願のリーグ優勝」へ集中し、10月11日に行われる「ドラフト会議」も控えるこの時期に正式に伝えた理由を説明した。

 今季の矢野監督は「4球団競合」の「ドラフト1位」佐藤輝が「23本塁打」、「同2位」の左腕・伊藤将が「7勝」、「同6位」の中野が遊撃手のレギュラーを奪うなど、新人を積極的に使いチームは厚みを増した。「8人態勢」の外国人選手も「球団史上初の助っ人3人」でのクリーンアップを組むケースがあるなど、やりくりをしながら力を引き出した。 8回岩崎、 9回スアレスの「必勝パターン」を確立。近本、中野だけでなく代走も積極的に走る機動力野球も定着してきた。「非常にすばらしい。後半戦についてもいろんな選手の状況があるが、いろんな手を打って頑張ってくれている。(就任して 3年で)進化している」と高い評価をしている。

 契約年数や条件などの細部はシーズン後に改めて詰める予定。矢野監督が続投すれば、来季 4年目となり、12~15年の和田豊監督以来となる。

 中日に勝利しファンにあいさつする矢野燿大監督=阪神甲子園球場

 矢野燿大監督の来季続投が18日、決定的となった。この日、甲子園での中日戦前に藤原崇起オーナー兼球団社長が代表取材に応じ「おととい(16日)、球団事務所で来季もお願いしたいという話をさせていただきました」と、続投要請していたことを明かした。契約年数や条件などはシーズン後にあらためて詰めるが、球団側は手腕を高く評価。複数年契約も視野に、長期政権を託す方向だ。

 試合後に矢野監督は「返事はシーズンが終わってから」としながらも、「この時期に言ってもらえるのは、 3年間やってきて、評価してもらえたのはありがたく思っています」とこの時期の要請に感謝の気持ちとともに前向きな姿勢を示した。

 矢野監督は18年オフに 3年契約で就任し、「最下位」に沈んだチームの再建を任された。 1年目の19年は「貯金1」で「3位」、 2年目は「貯金7」で「2位」と順位を上げた。契約最終年の今季は「首位」をキープ。「オレだけでできることじゃない。コーチが手助けしてくれて、スタッフが後押しして、選手がついてきてくれた」。矢野イズムが浸透しての快進撃だ。藤原オーナー兼球団社長も「進化している」と評価する。

 失敗を恐れない積極的な野球に若手がマッチした。この日は「3番」糸原が決勝打を含む「3安打猛打賞」と起用が的中。 8回にも連続で代走を送るなど、最後まで機動力で相手にプレッシャーをかけた。 8回岩崎、 9回スアレスにつなぐ「必勝リレー」で、中日との投手戦を制し、用兵面でもさえを見せた。続投が正式に決まれば、来季は就任 4年目。12~15年の和田豊監督以来となる。「今を目いっぱいやっていって考えます」と指揮官はシーズンに集中。まずは16年ぶりとなる「悲願のリーグ優勝」を実現する。

 

※ 9月19日の予告先発は、阪神・ジョー・ガンケル投手(29)― 巨人・菅野智之投手(31)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!待っているのは、「三文字」だけだ!今年は行けるぞ!ファイトだ!タイガース!  

 

今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。

試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」

そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。

最後に「頂へ」。

これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。

チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。

やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。

このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。

 

 

 

 2021年 オープン戦 最終順位表

 

 2021年 公式戦 順位表

 

 2021年 交流戦 順位表

 

 2021年 公式戦日程表と結果(09月)

 

 2021年 公式戦日程表と結果(10月)

 

 

 

 

 

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